故ヒース・レジャーは「ダークナイト」冒頭6分間しか見ていなかった!
2009年1月22日 12:00

[映画.com ニュース] 今週は「ダークナイト」にとって、記念すべき1週間になるかも知れない。1月22日(米時間早朝)にはいよいよアカデミー賞ノミネートが発表。また23日から全米興収5億ドルを突破した同作が、北米全域のスタンダードな映画館およびIMAXシアター250カ所でリバイバル公開される。
はたして、アカデミー賞でアメコミ映画としては異例の作品賞&監督賞ノミネートはあるのか、ジョーカーを演じた故ヒース・レジャーは助演男優賞を獲得できるのか。リバイバル公開によって全米興収6億ドル強という「タイタニック」を破り、映画史上歴代第1位のヒット作になるのか、大いに注目されるところだ。
ヒース・レジャーが亡くなったのは昨年1月22日で、今日は彼の命日。「ダークナイト」完成前に亡くなったため、生前の彼が自らの演技を見たかどうか不明だったが、このほど同作プロデューサーのチャールズ・ローブンが米エンターテインメント・ウィークリー誌に答え、ロンドンのIMAXシアターで彼に見せていたことを告白した。
レジャーが見たのは、映画史上に類を見ないほどスリリングな、ジョーカーたちがピエロの面をかぶって銀行強盗をする冒頭の6分間。「私が『見るべきだ』と薦めて彼は見たんだが、かなり衝撃を受けたようだ。彼は興奮して笑いながら『もう1度見たい』と言ったので、彼のためにもう1度上映した。それが、私が彼を見た最後になった」とローブン。レジャーは完成版を見ることなくこの世を去った。
「ダークナイト」は日本でも24日より丸の内ピカデリーほかで全国リバイバル公開される。今回がまさに、レジャー本人をも驚嘆させた映画史上最も愛すべき悪役ジョーカーを巨大スクリーンで見る最後のチャンス。未見の方は、是非映画館へ。
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