小出恵介、林遣都ら若手俳優が集結!「風が強く吹いている」現場公開
2009年1月21日 12:00
[映画.com ニュース] 直木賞作家・三浦しをんのベストセラー小説を、「僕の彼女はサイボーグ」の小出恵介と「バッテリー」の林遣都主演で映画化する「風が強く吹いている」(大森寿美男監督)。昨年12月にクランクインした同作の撮影現場が、1月20日、マスコミ向けに公開された。
本作は、箱根駅伝を目指す寛政大学の弱小陸上部の奮闘を描く青春ストーリー。足の故障で走れなくなった元天才ランナーでチームのリーダー的存在・ハイジを小出、ある事件をきっかけに競技の世界から遠ざかった天才ランナー・カケルを林が演じるほか、個性豊かな陸上部員として中村優一、川村陽介、ダンテ・カーバー、橋本淳、森廉、内野謙太、斉藤慶太、斉藤祥太ら注目の若手俳優が顔を揃える。
この日撮影されたシーンは、グラウンドでのハードな練習風景。キャスト陣は同年代ということもあってか、撮影の合間にサッカーボールを蹴って遊んだり、ストレッチをしながらじゃれあったりと和気あいあい。撮影を通してすっかり親交を深めた様子だ。
撮影後に行われた会見には、陸上部のメンバーのほか、陸上部のマドンナ的存在を演じる水沢エレナも参加。キャスト陣は本作への意気込みについて「ドキュメンタリー的な要素があるので、みんなで一緒に過ごしたり走ったりする時間を大事にしながらやりたい」(小出)、「天才ランナーに近づけるように撮影中も日々練習しています」(林)、「唯一の女の子なので戸惑うことが多いけど、精一杯やりたい」(水沢)、「(日本語で)良いチームワークです」(カーバー)とそれぞれコメント。また大森監督は、「箱根駅伝には“人間の孤独と絆”という普遍的なテーマが内包されていると思う。そういったことを踏まえた上質な人間讃歌にしたい」と作品への想いを語った。
「風が強く吹いている」は2月にクランクアップ予定、秋に全国公開。