チュートリアル徳井義実、エロを封印。「天国はまだ遠く」を語る
2008年11月7日 12:00

[映画.com ニュース] お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が本格的演技デビュー。瀬尾まいこの同名小説を、「ココニイルコト」「夜のピクニック」など繊細な演出に定評のある長澤雅彦監督が映画化した「天国はまだ遠く」(11月8日公開)で、“エロ”や“変態”のキャラで知られる徳井が、素朴な田舎の青年を好演している。
同作は、加藤ローサ扮するOLの千鶴が、人生に疲れ、思い詰めてやってきた田舎町で、徳井が演じる民宿の青年・田村と出会い、豊かな自然や田村の静かな優しさに触れ、生きる気力を再び取り戻していくという物語。
「普段ネタは自分で考えてやっているので、人の書いた台本で、人の演出で何か芝居するというのもすごく面白い」と感想を語る徳井は、俳優業について「お話をいただければちょくちょく続けてみたい。今度はメッチャ悪いヤツとかやってみたいですね」と意欲的。
徳井が演じる田村は、亡くなった両親から継いだ民宿を細々と営み、畑を耕し、漁業を営んで自給自足の生活を送っている物静かな青年。徳井自身も「実家にいる時とか、本当の素の自分はあんな感じなんです」と話し、それゆえに比較的演じやすかったという。しかし、田村は婚約者に自殺されたというつらい過去を抱え、人と深く接することなく暮らしていた。そこへ千鶴がやって来て、彼女と心を通わす中で田村自身も救われていくことになる。
「いくら自然の中にいても、人間がひとりでいるというのは、それは自然じゃない。人間って誰かと一緒にいて、関係を持ちながら暮らしているのが自然だと思う」と語った徳井も、過去に身近な人が自殺しそうになった体験があり、劇中の田村がとる行動は、自らの経験を生かせたそうだ。
「確かに思い出すのはつらい、忘れられない出来事です。でも、こういう仕事しているわけですから、プロとして過去の自分の経験も生かせないといけないと思う。それに、今回に関しては悪い生かし方でもないと思うので」
ちなみに映画にはワンシーンだけ、相方の福田充徳も出演。「『映画って大変やな』って言われましたが、正直(撮影を)見られるのは、ちょっと恥ずかしかったですね(笑)」
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