「シカゴ7裁判」の監督は、スピルバーグからグリーングラスへ?
2008年8月13日 12:00
[映画.com ニュース] 「ミュンヘン」のスティーブン・スピルバーグ監督が、サシャ・バロン・コーエン、ウィル・スミス、ケビン・スペイシー、フィリップ・シーモア・ホフマンという豪華キャストで映画化するはずだった政治映画「シカゴ7裁判(The Trial of the Chicago 7)」から、どうやらスピルバーグが降りたようだ。
彼の長年の右腕であるドリームワークス社プロデューサー、ウォルター・パークスが米映画サイトMovieWebに対して明かしたもので、素晴らしい脚本(「ザ・ホワイトハウス」のアーロン・ソーキン)を得たものの、この先、全米俳優組合(SAG)がストライキに突入する懸念があるため、同作の製作を無期限に見送ると語った。しかし最大の理由は、スピルバーグが20年来夢を見てきたというコミックの3D実写化企画「タンタン」や、もう1つの念願だったリンカーン大統領の伝記映画「リンカーン」に専念したいためだという。
「シカゴ7裁判」とは、1968年8月にシカゴで行われた米民主党全国大会でベトナム反戦デモを行い、逮捕・起訴された7人を描く政治ドラマだが、この企画自体がボツになったわけではないらしい。米映画ニュースサイトFilm School Rejectsは、「ユナイテッド93」「ボーン・アルティメイタム」のポール・グリーングラス監督が監督の座を引き継ぎ、米バラエティなど業界誌から来週にも発表があるだろうと大胆予測した。
グリーングラス監督は、マット・デイモン主演のスパイスリラー「グリーン・ゾーン」(脚本ブライアン・ヘルゲランド、09年公開)をつい最近クランクアップさせたばかりで、来年には「ボーン」シリーズ第4作をユニバーサルにおいて映画化するのみであり、スケジュール的には何ら問題ないというのだ。手ぶれカメラによるスリリングな撮影術に定評があるドキュメンタリー映画出身の監督だけに、もし実現したら映画史的な事件になる。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)