メル・ギブソン久々の主演スリラーに、ロバート・デ・ニーロ参戦
2008年8月4日 12:00
[映画.com ニュース] 監督として「パッション」 (04)や「アポカリプト」(06)を手がけ、02年の「サイン」「ワンス・アンド・フォーエバー」以来、俳優としての活動から遠ざかっていたメル・ギブソンの主演復帰作「エッジ・オブ・ダークネス(Edge of Darkness)」に、ロバート・デ・ニーロが参加することになった。
同作は、「007/カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督が85年に手がけた、6話(全5時間17分間)から成る英BBCのTVミニシリーズ「刑事ロニー・クレイブン」(原題Edge of Darkness)を再映画化するもので、エリック・クラプトンが演奏した主題曲が大ヒットするなど英国で大ブームとなり、英国アカデミー賞TV部門で6部門を制覇(11部門ノミネート)。キャンベル監督の出世作となり、007シリーズに抜擢されることになった英TV史上の傑作とされる作品だ。
監督はオリジナル版同様にキャンベル監督が務め、「ディパーテッド」(マーティン・スコセッシ監督)でオスカーを受けた脚本家ウィリアム・モナハンが脚本、製作者グラハム・キングがプロデュースする。舞台はマサチューセッツ州ボストンに移され、今月にも同地にて撮影スタート予定。
ギブソンが今回演じるのは、24歳の娘を自宅前で殺され、捜査を進めるボストン市警の刑事トーマス・クレイブン。その殺人が自分を狙った犯行だと悟ったクレイブンが捜査を進めていくうちに、政治活動家だった娘の人生の秘密が浮かび上がり、ある大企業や政府との共謀が明らかになる、というストーリー。デ・ニーロは、証拠隠滅のために派遣された政府工作員を演じ、ギブソンと対決するという。
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