阿部寛らが壇上のお茶の間で舞台挨拶。「歩いても 歩いても」
2008年6月25日 12:00

[映画.com ニュース] 「誰も知らない」「花よりもなほ」で知られる是枝裕和監督の新作「歩いても 歩いても」の公開を今週末に控え、6月24日、渋谷C.C.Lemonホール(東京・渋谷)にてプレミア試写会が開催。是枝監督以下、出演者の阿部寛、夏川結衣、YOU、樹木希林が舞台挨拶を行った。
本作は、成人して家を離れた子供たちと年老いた両親との一日の団らんを丁寧に描く温かくも哀しいホームドラマ。壇上には本作の舞台である横山家の居間を再現したセットが組まれ、登壇者たちが食卓に並んだ西瓜を食べながら挨拶する風変わりな舞台挨拶となった。
お茶の間の中での舞台挨拶について主演の阿部が「いつもとは違って、現場の横山家の雰囲気に似ていますね」と話すと、阿部の姉を演じたYOUは「男性が小さくなっている映画だったので、女子は結構のびのびしていた現場だったんじゃないでしょうか」と昨年8月に行われた撮影を振り返った。
続けて、2人の母親を演じた樹木が「この映画は『小さい男の人と怖い女の人の映画』と是枝監督がよく言ってますが、私は怖い女じゃないですよ(笑)」と冗談を交えつつ「黒澤明監督が『1に動物、2が子供、3、4がなくて、5が素人』って言ったらしいけど、監督が素晴らしいとそれで映画ができる。是枝監督の映画に出ると、すごくいい役者に見えるから、私たちも気をつけないといけない。この場を反省の機会にしないと(笑)」と是枝監督を持ち上げると、当の監督は「樹木さんにそんな風に褒めていただくと、言葉に重みを感じます。映画の中でも結構笑える悪口が出てきますが、現場でも楽しい悪口を皆でいっぱい言っていたから、逆に褒められると居心地が悪い。悪口を言われているほうが気が楽ですね」と語っていた。
「歩いても 歩いても」は、6月28日より全国順次公開。
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