田中麗奈、犬の“時間”を実感!「犬と私の10の約束」初日
2008年3月17日 12:00
[映画.com ニュース] インターネットで広く知られるようになった作者不詳の短編詩“犬の10戒”から生まれた「犬と私の10の約束」が初日を迎え、3月15日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーにて、主演の田中麗奈、豊川悦司、加瀬亮、福田麻由子、高島礼子、池脇千鶴、本木克英監督らが舞台挨拶に登壇した。
本作は、母親から犬を飼うにあたって守らなければならない「10の約束」があると教えられたあかり(田中麗奈/福田麻由子)とその愛犬であるゴールデンレトリバーのソックスとの出会いから10年にわたる日々を描いた感動作。
本作で初めて「犬の10戒」を知り、犬の寿命について訴えた10戒の1つに触れて「私も7歳と5歳の犬を飼っています。初めて、10年という月日(寿命)を意識するようになりました」と語った田中をはじめ、出演者の多くは本作から多くの影響を受けた様子で、口々に「参加できて良かった」と声を揃えた。
しかし、動物相手の撮影では苦労も多かったようで、「1カットに40テイクもかかったこともあって、逆に私が間違えちゃいけないと思った」(福田)、「犬が自然とこちらを向くように、口の中にエサをくわえたりして、興味を惹く努力を重ねた」(池脇)といった撮影秘話も披露された。
最後には、感動して涙ぐむ観客に向けて、「大きな事件もなく、ありふれた日常を描いた作品ではあるけれど、ピュアなものが詰まっていると思う。純粋な気持ちを忘れたくない、人を思うことはすごくキレイなものなんだと、再確認させられた」(田中)、「今日感じたことを忘れずに毎日いてほしい」(福田)、「涙ぐむ皆さんの表情を見られて嬉しい。説得力のある作品になったのではと思っている」(本木監督)とメッセージが送られ、和やかな舞台挨拶となった。「犬と私の10の約束」は全国公開中。