「踊る大捜査線」のスタッフが挑む、「レオン」風社会派ドラマ
2007年11月27日 12:00

[映画.com ニュース] 実写の日本映画では歴代1位の興収記録(174億円)を持つ「踊る大捜査線 THE MOVIE 2/レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03)の脚本家・君塚良一が、監督として佐藤浩市と14歳の志田未来(日本テレビ系ドラマ「14才の母」「女王の教室」)主演の社会派サスペンス映画「誰も守ってくれない」に挑むことになった。このほど配給する東宝から発表された。
同作は、殺人事件を捜査する勝浦刑事(佐藤)と、被疑者の家族として言われのない社会的制裁を受ける被疑者の幼い妹の沙織(志田)の逃避行を描く。「踊る」シリーズに約10年間関わってきた君塚監督が、地道な警察取材の中で浮かんできた社会に対する疑問や矛盾をドラマ化するもので、“被疑者家族の保護”というテーマを掲げ、「現代社会の病にメスを入れる社会派映画を目指す」と意気込む。その台本は実に10回ほど書き直されたそうだ。
君塚監督は「未成年が犯す犯罪、家族という絆の崩壊、誰彼なしに糾弾するマスコミ、暴走するネット社会。その現実をドキュメンタリータッチでリアルに描いていく」とコメント。佐藤については「我慢する男を演じられる唯一無二の宝。彼をイメージして書いた」と、志田についても「“14歳の母”から今度は“殺人犯の妹”に。鋭い感性でどう演じてくれるか楽しみ」と期待を寄せる。
製作するフジテレビの亀山千広プロデューサーは「刑事のメインの仕事ではない部分、新聞記事にならない真実を真っ正面から描きたい」と腕を鳴らす。刑事と犯人の妹の関係は、殺し屋と少女の交流を描くリュック・ベッソン監督の「レオン」(94)をもイメージしているという。
他に、柳葉敏郎、石田ゆり子、佐々木蔵之助といった豪華共演者が脇を固める。08年1月から3月にかけ、ドキュメンタリー的な臨場感を醸し出すため、全編オールロケで撮影される。来秋公開予定。
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