藤井美菜の初主演作は一般公募から生まれた「雨の翼」
2007年10月31日 12:00

[映画.com ニュース] 朝日新聞の広告や映画「シムソンズ」「未来予想図/ア・イ・シ・テ・ルのサイン」に出演する若手女優・藤井美菜の初主演作「雨の翼」の製作が、10月30日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた「シネマプロットコンペティション2007」の授賞式で発表された。
「シネマプロットコンペティション」は、ユナイテッド・シネマが“生活者の視点で映画をプロデュースする”との趣旨で行っている「みんなの映画プロジェクト」の一環で、一般から映画のプロットを公募する企画。「雨の翼」は昨年の第1回「シネマプロットコンペティション2006」の入賞作品の映画化で、雨の日につらい思い出を抱えている主人公の少女(藤井)が、心の傷を乗り越えていく過程を描いた青春物語。監督は「ニライカナイからの手紙」「虹の女神 Rainbow Song」の熊澤尚人が務める。
登壇した藤井は「繊細で影のある役で、映画には雨のシーンが多いけれど、私も雨には美しくて幻想的なイメージを抱いているので、どんな映画になるか楽しみ。初主演作なので緊張しますが、頑張ります」と抱負を述べた。
本作はまた、新たな試みのひとつとして、撮影前にサントラと主題歌を製作し、その音楽のイメージにあわせて撮影を進めていくという。音楽を担当するのは、今回の主題歌でメジャーデビューを飾る新人アーティストのKUMAMI。映画公開時には、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)、およびユナイテッド・シネマキャナルシティ13(福岡)にて、KUMAMI本人の生演奏でサントラと主題歌を演奏するという上映形態も予定しているそうだ。
会場ではその後、第2回となる「シネマプロットコンペティション2007」の入賞作品が、審査委員長のマイケル・アリアス監督(「鉄コン筋クリート」)らから発表されたが、この中から、また新たな映画化作品が生まれるかもしれない。
「雨の翼」は08年2月上旬、ユナイテッド・シネマにて公開。
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