マーク・フォースター監督の「ボンド22」ロケ地はスイス・アルプス?
2007年6月29日 12:00
[映画.com ニュース] 先週末、007シリーズの監督に決まったマーク・フォースター(「主人公は僕だった」)が、スイスのゾンタークスブリック紙の取材に対し、ロケ地やボンドガールについて語った気になる話の内容を、英ボンド映画ファンサイトCommanderBond.netが伝えた。
同サイトによると、フォースター監督は「アルプス以上に最良なロケ地はない。ロマンティックなシーンも、ハードなアクションを撮っても何も問題がない。アルプス山脈はボンド映画にとって完璧なバックグラウンドになる」と語っている。スイスで生まれ育った彼だけに、リップサービスが込められているのかもしれない。ちなみに、スイス・アルプスは、既に69年の「女王陛下の007」(2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビー主演作)でロケされ、回転展望台レストラン「ピッツグロリア」等が使われている。
ボンドガールに関してはまだ正式に発表されていないが、有力な候補としてアビー・コーニッシュ(「プロヴァンスの贈り物」)やシエナ・ミラー(「レイヤー・ケーキ」)など20代女優の名前が噂されている。しかしながら、フォースターはキャスティングをまだ始めてもいないことを明かし、「ボンド映画に女性たちをキャスティングすることは大きな喜びさ」と、これからの“楽しい仕事”に含みを持たせた。
「007」プロデューサー陣から監督オファーの電話をもらった時は、「番号を間違えてるんじゃないかと思ったよ(笑)」とのこと。「彼らは“アクション監督”を求めていなかった。独自のビジョンを持った、若くて使い古されていない“ドラマ監督”が必要だということをきちんと理解していたよ」語っている。「チョコレート」や「ネバーランド」のフォースター監督はどうやら、007シリーズの前作「カジノ・ロワイヤル」のムードやドラマ性をより強調する“ドラマ監督”として雇われたようだ。