歴史ミステリー「ヒストリアン」の脚本家は、元子役俳優!
2007年6月18日 12:00
[映画.com ニュース] 「ダ・ヴィンチ・コード」がブームになった2年前、この本とともに世界中の書店に平積みされて話題になったエリザベス・コストバ著の歴史ミステリー「ヒストリアン」(NHK出版刊)。この映画化企画が現在進行中だが、同企画を手掛ける「グラディエーター」「SAYURI」で知られる製作会社“レッド・ワゴン”のプロデューサー、ダグラス・ウィックとルーシー・フィッシャーが脚本家を発表。長編劇映画の脚本執筆は初めてのブラッド・ケイレブ・ケインがその歴史書を脚色することになった、と米バラエティ紙が6月14日伝えた。
原作小説は、16歳の少女が1冊の古書と父が残した手紙を頼りに、東欧にあるとある墓を探して行方不明になった父の後を追って欧州各地を探訪するうち、歴史の謎に巻き込まれていくというミステリー。その墓とは、ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の吸血鬼のモデルで、15世紀の東欧ワラキアの領主ブラド公爵の墓だ。
脚色するブラッド・ケイレブ・ケインは71年生まれ。映画脚本家としてのキャリアはゼロに等しいが、今秋始まるロサンゼルス市警の新米警官たちを描くTVシリーズ「Gravity」(07)パイロット版の製作総指揮・脚本を担当。「スターシップ・トゥルーパーズ」(97)「フラミンゴ・キッド」(84)にも出演した元子役俳優。92年のディズニーアニメ「アラジン」ではアリ王子の歌声を担当し、名曲「ホール・ニュー・ワールド」も歌っている。