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「アメリ」のオドレイ・トトゥ、ココ・シャネル役に挑戦か!?

2007年5月22日 12:00

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アメリ」「ロング・エンゲージメント」で世界的に注目を浴び、ハリウッド大作「ダ・ヴィンチ・コード」のヒロインにも抜擢されたオドレイ・トトゥの次回作が、ファッションブランド“シャネル”の創始者、ココ・シャネルの幼少時代と若き日を描く伝記映画になる、と米業界紙バラエティが伝えた。

同映画は、「オーギュスタン/恋々風塵」「恍惚」のアンヌ・フォンテーヌ監督による長編で、「シャネルの生涯とその時代」などで知られる作家エドモンド・シャルル・ルーによる、ココ・シャネルの伝記を映画化したもの。「黄金の肉体 ゴーギャンの夢」で画家ゴーギャンを、「太陽と月に背いて」で詩人ランボーの生涯を、「愛の落日」 (グレアム・グリーン原作)を脚色したクリストファー・ハンプトンが脚本を執筆する。

ココ・シャネルの本名は、ガブリエル・シャネル。1883年に貧しい行商人の私生児として生まれた彼女は、12歳になる前に母に先立たれ、父に捨てられ、カソリック系孤児院や修道院で7年間暮らし、そこで裁縫を習う。歌手になることを夢見た彼女は、鳥のようなさえずり声で有名なキャバレーのシンガーになり、以降「誰かトロカデロ広場でココ(カッコウの鳴き声)を見なかった?」という歌にちなんで“ココ”と名乗る。やがて、ステージ衣装を自らデザインして人気を博すと、その美貌から裕福なバルサン氏に庇護され、彼の屋敷をアトリエにして、ファッションデザイナーとして頭角を表し、有名な“シャネル・スーツ”を発表するなどして30年代後半には仏モード界の中心人物になる。

ココの遺志を継いだカール・ラガーフェルドが現在手掛ける“シャネル”ブランドの華やかなイメージとは正反対に、貧しい人生を送ったココ・シャネルの若き日をトトゥがどう演じるか見ものだ。

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