ロング・エンゲージメント

劇場公開日:

解説

「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督が、同作で人気女優となったオドレイ・トトゥを再び主演に迎えた最新作。第1次世界大戦下のフランス。脚が不自由なマチルドの元に、出征した恋人マネクの死亡通知が届くが、彼の死を信じられないマチルドは、私立探偵を雇い、マネクの戦地での足取りを探っていく。ジョディ・フォスターがフランス語で出演、音楽はデビッド・リンチ監督作で知られるアンジェロ・バダラメンティが担当。

2004年製作/134分/R15+/フランス
原題:Un long dimanche de fiancailles
配給:ワーナー・ブラザース映画

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第62回 ゴールデングローブ賞(2005年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画評論

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  • 画像1

Bruno Calvo/(C)2003 Productions-Warner Bros. France 2004

映画レビュー

5.0奇跡はおきるのよ。

2022年10月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.0信じること

2022年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第一次世界大戦中、主人公(オドレイ・トトゥ)の婚約者は前線で戦っていた。
戦後、死亡したと報せが届くが、主人公は信じることが出来ず、独自に探偵を雇い調べ始める。
これだけの時間にまとめ上げたのは大したものだと思う。
ゲストのジョディ・フォスターは表情が見事だった。

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いやよセブン

3.5ジャプリゾ原作だからミステリ方向なんだろうなと思って観たのだが

2022年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作未読。劇場公開時鑑賞。
うーん、…ああそれが目的というか真相を突き止める話なのか、と気がつくまで時間がかかってしまった。ちょっと変わってるけど確かにミステリか。

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なお

4.5【”MMM:Manech aime Mathide"を過酷な第一次世界大戦中に彫り続けた男”自らを愛した夫、婚約者、”ヒモ”のために立ち上がる女性達の尊崇な姿を苛烈な戦闘シーンと併せて描いた作品。】

2022年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

ー 私は、ジャン=ピエール・ジュネの作品を愛する者である。
  だが、年代的に劇場で初めて観たのは「ミック・マック」である。そして、その奇想天外な世界観及び、凝りに凝った美術に魅入られた。
  その後、レンタルビデオで「アメリ」を鑑賞し、その後配信で「デリカテッセン」を鑑賞し、劇場で「天才スピヴェッド」を鑑賞した。だが、今作は未鑑賞であった。(ついでに言えば、「エイリアン4」は観る予定はない・・。)-

■第一次世界大戦に出征した婚約者マネク(ギャスパー・ウリエル)の帰りを待つマチルド(オドレイ・トトゥ)のもとに、彼が戦死したとの報せが届く。
 どうしても彼が生きているとしか思えないマチルドは、探偵ピールに調査を依頼すると共に自分でも捜索を始める。
 やがて、マネクの辿った波乱の軌跡が明らかになって行く。

◆感想<Caution! 内容に触れています。>

・故意に負傷したという理由で、塹壕戦の中間地域に放置されたマネク達5人の男。だが、彼らは無実であった。
ー このシーンは、沖縄戦で起きた事実を容易に想起させる。何故に、自軍の兵を処罰するのか・・。-

・そして、自分の”ヒモ”であった男の復讐と、真実を知るティナ(マリオン・コティアール)が、愚かしき将校に復讐するシーンの鮮やかさ。
ー だが、彼女は断頭台に引き立てられる。何故!。正しき事を行っただけではないか!-

・更に、見せしめのために犠牲になったビスコットの妻のゴルド(ジョディ・フォスター)の諦観した姿。
ー オカシイでしょう。何故にビスコットは犠牲になったのか!-

■第一次世界大戦は、兵器の開発も遅れ、ほぼ塹壕に入った白兵戦であった。故に、今作で描かれているように、戦死者の確認過ちが頻繁に起きていた事は事実である。

<今作が心に響くのは、自らが愛した男達の名誉を証明するために、行動を起こした女性達の姿がキチンと描かれている所であると思う。
 今作は、戦争及びそれに盲従した軍部の男達の姿を強烈に批判した、ジャン=ピエール・ジュネ監督の畢生の作品である。>

■ジャン=ピエール・ジュネ監督は「ミック・マック」でも、兵器製造会社への強烈な皮肉と怒りを表していた。
 彼の作品の常連、ドミニク・ピノンもしっかりと登場していて、嬉しき限りである。

 戦争はイケナイ。
 どの様な理由があるとしても、赦されない行為である。
 現況下、ロシア及び中国を統べる男は、戦争の悲惨さをどこまで理解しているのか。
 夏になると、戦争映画が上映される意義は大きいと思うのである。>

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NOBU
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