作品は、祖父の遺言で田舎の高校に通うことになった大金持ちの息子ジェギョンが、重い病を抱える少女ウナンと出会い、徐々に惹かれ合っていく純愛ストーリー。「
火山高」で
クォン・サンウを、「
オオカミの誘惑」で
カン・ドンウォンを見出したヒットメイカー、
キム・テギュン監督がメガホンを取った。タイトルにもある“初恋”について聞かれたヒョンビンは、「僕の“初恋”は、恋だと気づかずに通りすぎた。今なら自分がいかに彼女を好きだったか分かるのに、当時は分からないまま離れ離れになってしまった。“初恋”と聞くと今でも胸が痛む」と淡い思い出を話してくれた。
「映画のタイトルからして、初めは高級車を乗り回すような役のイメージがあったのだが、実際は運動場を何週も走らされた。韓国映画で『
マラソン』という作品があるけど、その撮影かと思ったぐらい(笑)。また、蛙が僕の顔に飛んでくるシーンでは、監督に何度も大きなガマ蛙を投げつけられ、あのときばかりは監督が憎たらしかった……」と苦労話も披露。最後に、「この映画を見に来た恋人同士が、見終わったときに自分の横にいる人をより好きになり、相手をいたわろうという気持ちになってもらえれば」とメッセージを残した。「
百万長者の初恋」は12月23日公開。