スコセッシ監督、遠藤周作の「沈黙」の映画化へ着手
2005年11月15日 12:00
モロッコのマラケシュ映画祭に参加したマーティン・スコセッシ監督が、ついに遠藤周作の「沈黙」(新潮文庫)の映画化に取りかかると発表した。スコセッシ監督は、「沈黙」を「ギャング・オブ・ニューヨーク」の次の企画として準備していたが、「アビエイター」と「ザ・ディパーテッド」を優先することになったと説明。「今度こそ、なんとか実現させたいね。なにしろ10年越しの企画だから」。「沈黙」は、日本の鎖国時代にキリスト教を布教しようとするポルトガル人宣教師の苦悩を描く長編小説。