「千と千尋」アメリカで不発。ディズニーにブーイングの嵐!
2002年10月29日 12:00

「千と千尋の神隠し」(英題:Spirited Away)が、アメリカで苦戦している。9月20日の公開以降、10月20日まで1カ月の累計興収はわずか342万4000ドル(約4億円)で、このまま全米の劇場から姿を消してしまいそうな感じだが、評論家の評価はそろって高いことから、限定公開しかしなかった配給会社を批判する声が高まっている(封切り時のスクリーン数は26。現在でも151しかない)。ニューヨーク・デイリーニュース紙の映画評論家ジャック・マシューは、「どうして他のディズニー映画と同じように、拡大公開をしなかったのか」と、同作を配給したディズニー・スタジオのチェアマン、ディック・クックを痛烈に批判。その抗議文を紙上掲載した。
「『千と千尋の神隠し』のアニメーション技術は第一級であり、『不思議の国のアリス』的ストーリーは、まさに子供向け映画の手本といえるものだ。そしてこの映画の想像力は、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』などを含め、近年ディズニーが配給したどのアニメーションよりも豊かである。まあ『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』でさえ、外部が製作した作品ではあるが。『千と千尋の神隠し』が映画館から消えつつあるいま、わたしの疑問はひとつだ。この映画をプロモートする気がないのなら、そもそもどうしてわざわざ吹き替え版などを作ったのか」
マシュー氏はこう締めくくる。
「あなたは、ディズニー・ファンを増やす絶好の機会を逃している。ドリームワークスやその他の勢力に押されつつあるいま、“日本のウォルト・ディズニー”と呼ばれるハヤオ・ミヤザキをチームに迎え入れるという手は、最高の名案だったのに」
日本人の皆さん、どう思いますか?
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