ジェット・リー、「マトリックス2」はパス!
2000年12月26日 12:00
「マトリックス2」「3」への出演が確実視されていたジェット・リーだが、出演料に関する交渉が決裂、ついに出演しないことが決定した。
「マトリックス」シリーズの製作側は本格的なワイヤー・アクションの使い手であるリーの出演を熱望しており、続編の製作決定当初から出演をオファー。だが、彼らの製作費の多くはすでにキアヌ・リーブス、ウォシャウスキー兄弟、ジョエル・シルバーらのギャラに消えており、リーに対して提示されたギャラは「2」「3」合わせて300万ドル(3億1500万円)程度だったという。一方、「リーサル・ウエポン4」「ロミオ・マスト・ダイ」と着実にハリウッド・スターの座を上っているリーが希望したのは1300万ドル (約13億6500万円)。両者のギャップはあまりにも大きく、結局出演そのものが泡と消えた。ちなみにリーは、次回作「The One」で950万ドル(約10億円)を受け取ることになっている。
なお、ジェット・リーが演じるはずだったタイのキック・ボクシングの使い手をオファーされているのは、香港出身の女優ミシェル・ヨー。「マトリックス」「グリーン・デスティニー」のアクション監督であるユアン・ウーピンが監督した作品の主演を務めたこともある彼女なら、ジェット・リーの抜けた大きな穴を埋められるかもしれない。