現代アメリカのリアルとフィクションの混在、たくましさを滑稽に描く。娘の毅然さ純粋さと奮闘するダメ父デカプリオがいい味。高低差カーチェイスが新鮮。
革命に生きた、男女と娘の昔と今の物語。
予告編で印象的府だった「機関銃をぶっぱらす妊婦」と「機関銃をぶっぱらす若い女性」が親子だっとは。
デカプリオのカッコよくはないが、じたばたする様子がいい。
翻弄される純粋な娘をチェイス・インフィニティが好演。
ショーン・ペンの強烈で独特な役柄も印象的。
そして、描かれる、移民問題のカオスと現実。
たくましく生きる移民たち。
デル・トロ演じる先生のひょ... 続きを見る
どこまでが幻覚なのか?
日本映画史の中でも、これほど特異な作品はほとんど存在しないと思います。
衣笠貞之助監督による日本初のアヴァンギャルド映画であり、脚本は若き川端康成。さらに特撮に円谷英一が関わっており、1926年という時代にすでに多重露光などの実験的技法を駆使した、日本の映画表現の原点とも言える作品です。
物語は精神病院を舞台に、養務員として働く男と、その病院に入院している妻、そして結婚を控えた娘をめぐる幻... 続きを見る
原作に思い入れがありすぎるので
やや蛇足感があるなー、と感じてしまった。
でも原作映画の評価として、単なるセンチメンタリズムと捉えられたり、何がいいたいのかわからんみたいな感想も見かけるので、この解釈と肉付けはアリといえばアリかな。
わざわざ構成を変えた意図はよくわかりませんが・・・
でもこの映画で貴樹も少しは救われたんじゃないでしょうか。
ラストの展開に納得いかない人は『君の名は。』を観ましょうw 続きを見る
根っこの部分で拒否感
まず、この映画のいいところを列挙します。
絵がきれいで、キャラクターがとても生き生きと動き回る。アニメならではのダイナミックなアクションは実写でも不可能なくらい迫力満点。愛らしいヒナの成長や森の動物たちの関係をていねいに描いている。小さな子供が見たらきっと宝物のように大事に思ってくれるんじゃないだろうか。見ても絶対損はないと思います。
ですが、
(以下は悪いことしか書いてないので読みたく... 続きを見る
初恋は実らないってやつ(?)
“この人と出逢う為に生まれてきた”って言葉があるけど
そんな感じの作品だった
ただ出逢うのが早すぎたんだ
電話もなく文通で繋がっていた時期
約束の時間より大幅に過ぎ
不安と少しの期待が入り交じり
でもそれが運命的な1日へと変えて
未来に希望を持った者と
過去のキラキラした日々が拠り所だった者と
“好きだ”と思った時に
“好きです”って直接言うのは案外難しくて
片思いしてた彼女のあの... 続きを見る
藤本タツキの初期衝動に溢れる短編集、その2
やはり目玉はルックバックの原型と言える「妹の姉」だが、他も光る
■「人魚ラプソディ」★2
美少年に海底のピアノを弾かせる絵の美しさ、人肉を食べる美少女人魚との交流に漂うゆるやかな緊迫感、など個々の要素は強いものの着地点とその絵面のどうしようもなさがすごい。アニメになって尺が伸びた分、内容の薄さが一層強調されてしまった気がする
■「目が覚めたら女の子になっていた病」★3.5
シンプルなTS... 続きを見る
やっと日本でもこういった作品が
戦後から本土復帰前までの期間の沖縄を舞台に、精一杯生きる若者たちのそれぞれ道を当時の社会情勢と絡めて描き出す。
韓国映画ではこういった作品が多いけれど日本ではなかなか無かった気がする。
本土のものが忘れがちな沖縄の歴史を、真正面からちゃんと知らねばならない。そう思わせるものだった。
子供達が殺され、女たちは凌辱され、聖地は踏み荒らされて、それでも訴える先もない。耐えに耐えてついに臨界点を超... 続きを見る
熱血スポ根アニメかと思ったら哲学アニメだった
原作未読。
100M走というわずか10秒で勝負がつく競技に、全てを賭ける者たちの物語・・・というシンプルな内容を想像していたが、登場人物どいつもこいつもなんか達観してて小難しいことを語る、哲学を感じるアニメで(いい意味で)面食らった。
映像的には基本リアルタッチのロトスコープだが、随所にそれを崩す描画演出が施されて良いアクセントになって面白かった。
主人公の中学時代がすっ飛ばされて、どん... 続きを見る
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