解剖されたのは、家族関係
あの切り札証言で勝負あった。って感じだけど、自分の心証を覗いてみるとどうも釈然としない。
疑念を抱かせる微妙な表情をするザンドラ・ヒュラーの演技力と、英語とフランス語を巧みに切り替えるシナリオに惑わされてしまう。
真実を解き明かすことがメインテーマではなく、夫婦間や親子間の心の揺れ、ひいては家族のあり方を解剖することが主題に感じる。
とは言っても、裁判シーンは見応えがある。法服を着... 続きを見る
実に興味深い作品でした!
タイトルの「哀れなるものたち」の意味についての解釈は、観る人によって全く違うものが出てくると思われます。なぜなら私たち一人一人が小宇宙を持っているからです。その一人一人の小宇宙の中で、かなり抽象的なこの映画の展開が、それぞれの心のヒダを打つと思います。ですからこの映画を観たということで、「哀れなるものたち」は誰?の正解となる論評は存在しない気がします。私はただただ興味深くヒロインの成長と、不... 続きを見る
ああ‼️❓映像だけは素晴らしい‼️❓
なんだろう、監督は偏見を押し付けるのだろうか。
あまりに、平凡で、ヘタレな、ナポレオン、押し出しだけが強くて、大衆へのプレゼン能力だけで生きて、戦死者を量産したとさ、最後に戦死者の数をわざわざ数える。
いくら彼女との史料が少ないとはいえ、ステレオタイプの愛情表現、それで長々と。
ただ、戦争シーンはCGを意識させない重厚さ、凄い。
歴史に含蓄のない人が撮るとありがちな映画、ヒトラーなんかであり... 続きを見る
大人向け仮面ライダー。過去の仮面ライダーの整合性を最新に再構築したという点からは評価に値する作品。
本作は冒頭の映像などからPG12と指定されている「大人向け仮面ライダー」となっています。
子供向けな作品であった1971年放送開始の特撮テレビドラマ「仮面ライダー」は、予算や技術の面などからも、いわゆる「子供向けテレビクオリティー」にならざるを得ない面がありました。
それを今回、「シンシリーズ」としてリブート版を作る意義として、キチンと整合性を再構築し、あらゆる事象を論理的に作り上げたという... 続きを見る
1本の鉛筆、1枚の紙きれさえあれば
映画の制作には、多くのコストと人材が必要だ。アイデア次第で予算をかけずに面白いものを作ることは出来るが、「本当に作りたいもの」を心おきなく作るためにはどうしたって多額の費用と優れた製作陣が必要になる。
ところが「漫画」という手法は、鉛筆と紙さえあれば、どんな壮大な物語をも表現出来るのだ。言わば手のひらの中に世界を掴むに等しい。
OPにて、湘北スタメン5名が白紙の上に鉛筆描きから生まれ、生き... 続きを見る
ラストシーンまで引き込まれます
血と戸籍の話です。
3人の演技はさすがというか、かなり良い。
窪田正孝は、優しい表情と狂気。
安藤サクラは、優しいお母さんと涙ですね。
妻夫木聡は、冷静なエリートとコンプレックス。
他にも子役とかそれぞれ素晴らしいですね。
河合優実がまた出てたね。
ド派手なアクションシーンとかはありませんが、とてもよいストーリーで、何より映像とか間とか演出がとても好き。お気に入りの監督がまた増えてしまっ... 続きを見る
こんなブラックスワンは嫌だ(笑)
キングスマンシリーズは良かれ悪しかれポップコーンムービーだろ、と思って鑑賞しに行ったのが、見事にやられました。徹頭徹尾シリアスです。
古代〜中世〜近代文学は好物なので、初っ端からアーサー王の話題が始まるのはとてもワクワクしますが、「いつまでこの格調が維持されるかな?」と思いつつ見ていたら、ずーっとそのまんま。クスッと笑えるユーモアや、1〜2作目に繋がるトピックに膝を打ちたくなるシーンは時折あ... 続きを見る
結局のところ、予備知識なしの方が、一番楽しめそうな映画。
本作については、展開に無理を感じる箇所が割と多いと思います。
ただ、それの多くの部分については、「そうならざるを得ない理由」があります。
この「そうならざるを得ない理由」というのは、まさにネタバレにつながる箇所なので、結局のところ、あまり深読みをせずに、素直に見るのが一番楽しめそうです。
最初に、みぃたん、優子、梨花の紹介から始まります。
そして、全体として様々な伏線がはられていて、終盤につ... 続きを見る
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