恐ろしく自意識過剰なセルフパロディ
1作目は完璧な作品
2作目はお話が行方不明なもののアクション的見せ場が圧倒的強化された歪な作品
3作目は....何がしたかった?
この作品をレビューする前提として必須であろう、レボリューションズまでの感想はこんな感じ。
で今作。ぶっちゃけそこまで大きな期待はしてなかったです。
でもその低いハードルの下を軽々潜ってきました。
オリジナルキャストは出せよ。とりあえず。
印象的な裏切り者も、今... 続きを見る
なんで「優子」が、(みぃみぃ泣くから」みぃたん) な訳?それでも手紙のくだりまでは良かったが、石原さとみの役を最後に美化し過ぎてドン引き!
おいおい、親が子供の名前、短縮して呼ぶことはあっても、あだ名は使わないだろよ!
なんかギミックなのかも知れないが、あだ名で、同一人物の結び付けを切り離すのは、文学的にも、映画的にも邪道。
原作は読んでいないけども、人生はバトンリレーで済むほど軽くは無い。世の中甘く見過ぎ。
それでも途中までは快調だった。「良き父親」田中圭演ずる森宮さんと、主人公の関係。恋の挫折。仕事での挫折。
まあギリギ... 続きを見る
倍賞美津子の女優魂に引き込まれた
震災パートは、何度も何度も涙をぬぐった。遺体安置所で妻を確認する笘篠の表情を見ていられなかった。もし自分がその立場だったらと想像するだけで嗚咽しそうになる。
避難所でけいさんが、身寄りのないカンちゃんと利根を気遣い、いつしか3人は家族のような絆で結ばれていく。倍賞美津子の円熟なんて言葉では足りないくらいの女優魂で遠島けいを演じている。
そのけいと身を寄せ合うカンちゃんを演じる石井心咲が... 続きを見る
演劇要素や多言語に没入できないもどかしさ
かつて愛読した村上春樹の短編を、国際映画祭常連の濱口竜介監督が映画化、ということで期待値は高かった。チェーホフやベケットといった現代演劇に通じている観客のほうがより深く味わえるのだろうと想像する。正直に告白すると、中盤以降かなりの尺を占める家福と俳優たちによる「ワーニャ伯父さん」の稽古場面を心から楽しめず、多言語が行き交うこともあってか、作品世界に没入しきれない自分をもどかしく思った。
村... 続きを見る
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