90年に1度の無茶振り祝祭設定と長いタラタラ話
家族を亡くし、精神的にも追い詰められている女性が彼氏&その男友達と一緒に、民族学勉強も兼ねてスウェーデンの村へ伝統祝祭を観に行く話。
「ここはスウェーデンだよ」とか「白夜だよ」とか言われても映像的にはイマイチピンと来ないが、見知らぬ土地で地方のお祭り、儀式観るならこんな感じだろうな感は味わえる。
90年に1度という祝祭の長いサイクル設定も、長々と何日も祝祭をしている映画内容を観る側に納得... 続きを見る
単純
寝られる
伊賀忍者たちが繰り出す異色忍術が効果てきめん!
物量で圧倒する織田勢を迎え撃つ伊賀忍者たちの秘策は、ちょっとした表情や絶妙な間を使って繰り出すユニークな忍術の数々。それにかかった敵兵士たちが、まるで骨抜きにされたようにふにゃふにゃと崩れ去る様子は、いわゆる戦国合戦ものとはひと味違う。独特の緩さが笑いを誘うのだ。それは、達観主義者で恐妻家の忍者、無門に扮する大野智の役作りにも言えること。だからこそ、そんな彼が本気を出す後半が一気に盛り上がる... 続きを見る
狂気から生まれる笑い
狂気の魔王信長、とことんまで人間くさい秀吉。2人ともビートたけしの分身であることは、長年、ビートたけしのファンである自分にはよくわかる。
狂気を秘めているからこそ、笑いに凄みが出るし、笑いの中にも狂気がある。
登場人物は思いっきりカリカチュアされている。戦国時代が大好きで、武将の性格や背景を知っている自分にとっては、まあ面白い。
『天下布武』を掲げる冷徹な戦略家としての信長を切り捨... 続きを見る
「空母いぶき」に共通する邦画の挑戦と限界
忖度と同調圧力が増すこの国で、現政権に異議を唱えること(フィクションではあるが、定例会見における菅官房長官との“対決”で注目を集めた東京新聞記者・望月衣塑子の著書が原案)に重点を置く劇映画を製作すること自体が、とてつもなくハードルの高いチャレンジだっただろう。主演の一人である松坂桃李をはじめ名の通った俳優を集め、公開までこぎつけたことに心より敬意を表する。
ただ、肝心の女性記者役に日本人女... 続きを見る
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