映画レビュー一覧(共感順)

映画レビューRSS

4.0心に苦い、観るべき良薬

100年前の関東大震災直後、集団心理が暴走して“朝鮮人狩り”が行われ、間違われた中国人や日本人も多数虐殺された。日本人にとっての歴史的汚点、不都合な史実はなかなかドラマ作品の題材にならない邦画界(興行上の理由もあるだろう)において、森達也監督初の劇映画「福田村事件」は貴重で、快挙でもある。

脚本に名を連ねる3人のうち荒井晴彦と井上淳一は若松プロダクション出身で、彼らもまた福田村事件の企画を... 続きを見る

2023年8月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

知的

コメント数 1 件
共感した人 129 件

5.0びっくりするほど良作、ネタバレ無しで鑑賞を

予告から、小学生のおとぎ話かと思っていたら、評価が高いので、今週末はこの作品から鑑賞です。
途中、ウルウルしながら見ていて、あるところで嗚咽レベルの急な波がありました。ネタバレ厳禁かと。
前情報はほぼ無しで鑑賞がオススメです。

感想書くとネタバレしそうですが、思っていたおとぎ話のようでもありますが、中身はもっと深刻な問題を扱っています。
正直、途中でストーリーのキー部分に気が付きましたが、... 続きを見る

2022年12月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

コメント数 7 件
共感した人 129 件

5.0背景と化すな!自由心忘れずに!

ネタバレ! 続きを見る
2021年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

コメント数 0 件
共感した人 129 件

4.5二羽の白鳥

元々演技には定評のある草彅が、トランスジェンダーの凪沙をどのように表現するのか、といった関心は冒頭から打ち砕かれる。
その存在感は圧倒的で、もはや演技という枠を飛び越えて、都会の片隅でささやかに生きる凪沙、その人そのものでしかなかったからだ。

そして、その草彅に一歩も引けを取らずに観客の視線を奪うのが、この作品の核でもあるバレエシーンの見事さと終始無表情で暗さを宿した強い瞳が印象的な一果役... 続きを見る

2020年8月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会
コメント数 0 件
共感した人 129 件

5.0作品の内容+制作者の心意気に

ついに日本でもこういう政権批判を厭わないような社会派作品が出て来たことにビックリ。
しかも松坂桃李をはじめとする日本の人気俳優達がたくさん参加していてこれもまたビックリ。
しかも変にプロパガンダ映画的な内容ではなく、エンタメとしてきちんと成立している。

ある意味日本映画界に画期的な作品。こういう作品を作った制作陣には素直に敬意を表するし、応援したいと思う。 続きを見る

2019年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

知的

コメント数 0 件
共感した人 129 件

4.5歌舞伎役者の業、親子の業

ネタバレ! 続きを見る
2025年6月23日
スマートフォンから投稿
コメント数 31 件
共感した人 128 件

4.5鑑賞後久しぶりに旦那と手を繋いで帰った

結婚して⚫︎年、付き合い当初のトキメキや、お互い良いところしか見えなかったあの頃はとっくに終わった。そんな夫婦に特にオススメしたい。刺さると思うし自分ごとのように思って見れると思う。

私は正直恋愛映画が得意ではなく、キュンよりも照れくさいが先にきてしまい、基本ゆるい涙腺も、恋愛シーンになると固く絞まってしまう。
なので『花束みたい〜』はあまり刺さらなかった。
けれど今作は違った。純粋な自分... 続きを見る

2025年2月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

コメント数 1 件
共感した人 128 件

4.5【”最後の侍。”今作は作品設定が絶妙に上手い時代劇愛溢れる現代劇とのミクスチャー劇であり、観客席からの笑い声と客電点灯後に拍手が沸き起こった作品。どこまで上映館が拡大されるか楽しみな作品でもある。】

ー 私は時代劇映画が好きである。故に、近作では藤枝梅安シリーズ2作や、鬼平犯科帳は面白かったモノである。只、若者は殆どおらず、オジサンである私が一番若い事が多かった事も事実である。故に、今作が掛かったミニシアターの多くの観客が、お若い方であった事が嬉しかったのである。
  勿論、作品の素晴らしさは言うに及ばずである。ー

・確かに時代劇映画の公開本数は、私が生まれる前と比較すれば少なくなった... 続きを見る

2024年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

コメント数 8 件
共感した人 128 件