心に苦い、観るべき良薬
100年前の関東大震災直後、集団心理が暴走して“朝鮮人狩り”が行われ、間違われた中国人や日本人も多数虐殺された。日本人にとっての歴史的汚点、不都合な史実はなかなかドラマ作品の題材にならない邦画界(興行上の理由もあるだろう)において、森達也監督初の劇映画「福田村事件」は貴重で、快挙でもある。
脚本に名を連ねる3人のうち荒井晴彦と井上淳一は若松プロダクション出身で、彼らもまた福田村事件の企画を... 続きを見る
びっくりするほど良作、ネタバレ無しで鑑賞を
予告から、小学生のおとぎ話かと思っていたら、評価が高いので、今週末はこの作品から鑑賞です。
途中、ウルウルしながら見ていて、あるところで嗚咽レベルの急な波がありました。ネタバレ厳禁かと。
前情報はほぼ無しで鑑賞がオススメです。
感想書くとネタバレしそうですが、思っていたおとぎ話のようでもありますが、中身はもっと深刻な問題を扱っています。
正直、途中でストーリーのキー部分に気が付きましたが、... 続きを見る
作品の内容+制作者の心意気に
ついに日本でもこういう政権批判を厭わないような社会派作品が出て来たことにビックリ。
しかも松坂桃李をはじめとする日本の人気俳優達がたくさん参加していてこれもまたビックリ。
しかも変にプロパガンダ映画的な内容ではなく、エンタメとしてきちんと成立している。
ある意味日本映画界に画期的な作品。こういう作品を作った制作陣には素直に敬意を表するし、応援したいと思う。 続きを見る
鑑賞後久しぶりに旦那と手を繋いで帰った
結婚して⚫︎年、付き合い当初のトキメキや、お互い良いところしか見えなかったあの頃はとっくに終わった。そんな夫婦に特にオススメしたい。刺さると思うし自分ごとのように思って見れると思う。
私は正直恋愛映画が得意ではなく、キュンよりも照れくさいが先にきてしまい、基本ゆるい涙腺も、恋愛シーンになると固く絞まってしまう。
なので『花束みたい〜』はあまり刺さらなかった。
けれど今作は違った。純粋な自分... 続きを見る
【”最後の侍。”今作は作品設定が絶妙に上手い時代劇愛溢れる現代劇とのミクスチャー劇であり、観客席からの笑い声と客電点灯後に拍手が沸き起こった作品。どこまで上映館が拡大されるか楽しみな作品でもある。】
ー 私は時代劇映画が好きである。故に、近作では藤枝梅安シリーズ2作や、鬼平犯科帳は面白かったモノである。只、若者は殆どおらず、オジサンである私が一番若い事が多かった事も事実である。故に、今作が掛かったミニシアターの多くの観客が、お若い方であった事が嬉しかったのである。
勿論、作品の素晴らしさは言うに及ばずである。ー
・確かに時代劇映画の公開本数は、私が生まれる前と比較すれば少なくなった... 続きを見る
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