心がえぐられる「すばらしき世界」
西川美和監督が、実在の男を描いた昭和の原作(身分帳)に惚れ込み、時代を「今」に置き換えた本作の主人公(三上)は、役所広司。西川美和監督が描きたかった「生きづらくて、優しい」社会を生き抜く三上という人となりがストレートに伝わり、彼の「優しさ、時々狂気さ」が見え隠れする言動は見る側の心に突き刺さる。
三上は、困っている人を放っておけず、「これはいけないことだ」と思うと、つい当事者のために罵声や暴... 続きを見る
"現代"のヤクザ映画
ありそうでなかったヤクザ映画。
半グレ少年期からヤクザの最前線として生きた2000年代前半。時代がガラリと変遷した2010年代後半までの20年間を綾野剛が演じる。
義理人情を第一に考えて、まさしく家族である組のために身を粉にして働く。その姿はなんともかっこ良く、苦く、苦しい。誰かにとって生きやすい世界は、誰かにとって生きにくい世界なんだと心深くに思い知らされる映画だった。
俳優陣の演技は素... 続きを見る
新しいチキンタッタのような甘酸っぱさ
ちょっと昔「結婚って結局如何に妥協出来るか⁈なんだよね…」って言ったら若いお姉ちゃんに「そんな恋愛絶対にしたくありません(キッパリ)」言われたのを思い出した。
見本のような出逢いー恋愛ー別れ。美しすぎてニヤけてしまうけどそこが良い。
多かれ少なかれ誰も?が通過する道だと思う。
故にこの作品の美しさに感動すら覚えると。
キャストも良い。ジョーくんの胡散臭さもう少し見たい気も有ったのに…
ラス... 続きを見る
予告動画でネタバレって
原作読んでいません。アニメも勧められるも、実写映画が決まっていたので観ていません。実写映画を楽しむために。
しかし、他の映画の前の予告動画で真実を知ります。
「えっ、鬼の餌?」
「え?、醤油の魔人にはナンバー?」
かなりのネタバレ。
そこって、、、けっこう楽しみにしていたのに。
実写映画を楽しむための最大のポイントは、原作を知らないことだと思います。実写映画の残念は、「原作をと違う」なので... 続きを見る
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