ある閉ざされた雪の山荘でのレビュー・感想・評価
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構成は面白いが設定は不明瞭
雪山の密室殺人ミステリー…を逆手にとった劇中劇の劇中劇の劇中劇の…っていう感じの多重構造の物語。
まず舞台のオーディションとして雪に閉ざされた(設定の)山荘に集められるが、その時点でかなり無理がある。なんでオーディションで山荘で暮らす必要があるのかよく分からない。
謎解きというほどのものもなく、謎だった部分も「(今の技術で簡単にできて)怖い時代です」で片づけられてしまう。未来の話?
全部フィクションだったのか、事実があってそれを隠すための構成だったのか判断が分かれるところだけど、素直に観れば後者。だがそれだと動機が弱いというか、説得力に欠けるところが多い。
設定は気にせず構成だけ観るなら楽しめる。
結末から色々な解釈を想像できる
小説と、映画でのラストで違いを明確にわけ、かつ映画としてこのラストを持ってきたのが、最大のトリックというか、違いを出して正解だったと思う
小説をそのままに映画化するのだとしたら、もう少し細やかな説明や描写がなければならない、だから映画であえてこのラストは、凄く腑におちたし、余韻を残せたと思う
殺人事件なのか演技なのかずっと考えてた。
東野圭吾が原作なので結構楽しめそうと思いながら着席。
ん、バスに乗ってる奴らが目隠し?そのまま下車。何だそれ?何のためのルールなのか不明。
バスを降りた6人は同じ劇団の役者で主役のオーディションの為に貸別荘にやって来た。そこで出会った重岡大毅演じるフリーの役者久我和幸。初対面じゃないのね。待って、何で同じ劇団の奴じゃないのよ?脇役じゃなくて主役のオーディションだよ。モヤッ!
そのオーディション、4日も泊まり込みで?しかも先生はそこに居ない。主役は探偵なのでこれから起きる事件にどう対応するかで決まるんだって。まるで脚本家のオーディションじゃねえかよ!モヤッ!7人で会話してんだけど演技の練習は一切無し。眠くなった、と思っていたら1人が行方不明に。やっと事件がスタートして眠気が消えた。居なくなっただけなのか殺されたのか、モヤモヤしながらあと2人居なくなる。自分的には最初から怪しいと思っていたのは間宮翔太郎演じる本多雄一だったんだけど、他の皆んなもずっと怪しかった。ある意味楽しめたのかもね。何だか分からないままラストへ。ストーリーとしてオチは良かったんだけど、全体的にモヤモヤ退屈で残念でした。
ここでシェークスピアかよ
ミステリーでもサスペンスでもない…伏線も見当たらないし、謎解きもない…ハラハラもドキドキもない…わぁーこらー閉ざされてわ。そっか板の上なんやね。ならまだ…イヤイヤかなりの無駄遣いやー
④F-8
しっかりサスペンスストーリーに。
予告編を観る限りあまり期待していなかったが、しっかりとサスペンスストーリーになっていた。
さすが原作者東野圭吾。舞台論と演技論も考えさせてくれる話になっている。
出演俳優では岡山天音の存在感が際立つ。彼の助演は文句なし上手い。彼がいてこそ作品が
しっかり成立していた。
重岡大毅が演じた久我の役割が分かりづらかったのは物足りない。
未読視聴→原作読む→再視聴が100倍面白い!
友達に誘われたので、原作読んでから見に行った方がいいのか迷ってレビューを確認したら高評価と微妙な人の温度差がすごい。
原作読まずに行った方がいいという意見多数なので未読で見に行った所まぁそこそこ面白いんだけどそこまで高評価か?と思う程で辛口東野氏が褒めてたという記事を思い出し、ちょっと本読んでみようと思った。
映画見たばっかりなので、まぁ本がスルスル頭に入ってくる。原作と多少の設定の変化はあるものの大筋は変わらないので映画で端折られた心理描写を知るとストンと腹に落ちて2度目見に行こうか迷った。今まで映画館で同じ映画を2度見たいって思った事なんてない深堀りしない人生を歩んで来たので、チケット代の高くなったこの時代に結末の解ったミステリー映画を二度も見るなんて…と葛藤のあげく欲望に負けて一人で二度目の視聴。
そうすると、ゾクゾクする程面白い。元々演技を深く見るタイプではないのだが、それぞれの役者さんの表情、セリフ、行動全てに目を光らせて見ていたら30秒巻き戻させてくれと思う事度々。一度目視聴の時の結末もそれなりに「あぁ、そういうことね」と思ったが、二度目の時は5分に一回は「あああああぁぁぁ…そういうことかぁ…そういうことだったのねぇ…」と微妙に感じた事が役者さんの演技だと知る。例えるなら、数学のテストの大問で(1)(2)は解けたのに(3)はなんとか解けたつもりが違ってて、テスト返って来たときに先生の説明聞いて「あぁ…そういうことかぁ…」のやられた感と納得感。行く前に見たレビューのイマイチ的な感想も凄く理解出来たし、ベタ褒めのレビューも凄く理解出来た。最初に原作読んでたら一度目と二度目の感想の落差に出会う事はないので、未読で視聴→原作→再視聴が本当におすすめ。こんなに映画見て誰かに感想伝えたい事ってなかったので初めてレビューを投稿してしまうくらい面白い映画でした。
主演の重岡さんについて。これは経費で落ちませんってドラマが大好きだったんだけど、初め重岡さんだけはキャスティングミスかなと思ってたのに、終わってみたら最初はミスキャストって思ってごめんねって思うくらい彼で良かったのを思い出した。たまに出会う私の大好きな作品に出演してるのに今回気づいたので過去作品追ってみようと思います。
監督さん、俳優の皆様、伏線探しの楽しさを教えてくれてありがとう。
面白い!先が読めないだけでなく、見る人に判断を委ねる部分も。
まず、原作を読む前に見てよかった。
初見では先の展開が読めず、「どういうこと?」「誰?」「果たして殺人は起きてる?」とと考えているうちにストーリーが進み、最後にどんでん返し。
まずお話が面白い。推理小説の映画の大正解。
そんなわけないだろ、という部分すら緻密ない計算や伏線にも思える仕組みや演出に見えるのもすごい。
登場する全てに意味があるのだと思う、きっと何回見返しても楽しめる映画だ。
見る側に判断を委ねる部分もあって、それを楽しいギミックと思えるか、興醒めするかは見る人次第だと思う。
私は、すべてを楽しめたし、またもう一度見返したいし、原作を読んでまた見たい。
個人的には、今年初めて見た映画だけど今年イチの映画をもう見てしまったとすら思えた。
「わからない」≠「おもしろくない」
あー、二回泣いた。
サスペンスを期待して見るのなら違うかもしれませんが、「サスペンスエンターテイメント」としてなら文句なしの傑作です。
解釈を受け手に投げかけてくる映画なので、その手のものが嫌いな方は苦手かもしれません。
が、舞台演劇好きで『半沢直樹』や『鎌倉殿の13人』みたく、主役がひたすら受けの演技に徹するドラマの好きな私には大好物でした。
原作を読んでから、もう一度見に行こうと思います。
細かいところにひっかかる点はあるが
まぁ流石にこれをネタバレとは言うまいから言ってしまうが、当然起こる(?)殺人の手法が『いや、そうはならんやろ』と思う所が多々ある。まぁある意味それも伏線なのかもしれないが。そして、結果起こったことに関して、当然あるべきものを最後までどうやって目に触れないようにしていたのかという点も気になる。原作ではそういう細かい点に言及があるのかもしれないけれど、ここにおいてはちょっと見当たらなかったかもしれない。
とはいえ、個人的に単純にこの手のジャンルの作品が好きで、ああでもないこうでもない考えながら楽しんで見られたので★は4で。
青春
原作が東野圭吾さん、そして豪華なキャストに惹かれて観ました。
主演の重岡さん含め8人の演技力が凄かった。
ラストの展開にも心を奪われました。
サスペンス・ミステリー要素もありますがどちらかと言えば青春映画なのかなと思いました。
3回鑑賞しましたが、観るたびに面白さが増します。
一度観てあれ?どういう事?と思う方は是非2回は観てほしい。絶対後悔させません。
主題歌のFICTIONも考察するのがとても楽しかったです。
素晴らしい作品に出会えました!
ラストに大どんでん返しですごく面白かったし感動した。さすが東野圭吾...
ラストに大どんでん返しですごく面白かったし感動した。さすが東野圭吾だった。
なにより出演者7人全員の演技が上手すぎて見応えありまくりだし、迫力すごくて終始鳥肌たった。実力派俳優さん達流石だったし主演の重岡さんの目線の動かし方とかが繊細ですごく引き込まれた。
「2か月前から行きたかったです」
今年7本目。
コンビニなどにあるホットペッパーが昨年12月に終わって11月発行号が中条あやみさんのインタビュー。前から今作の事は知っていましたが、その号で彼女と堀田真由さん、西野七瀬さんが出演される事が分かって絶対行きたいと2か月待っていました。
中盤の中条あやみさんのセリフ、そして森川葵さんのセリフ響きました。ミステリーで感動作でした。
原作読もうかな
原作から端折られてる部分が多いのかな?と感じる。必要な描写が削られてる雰囲気といらない設定が目立つ感じ。推理小説原作の映画にありがちな違和感があるけど、後味は悪くない。
ストーリーの大筋は楽しめたので、小説はもっと面白いんだろうなと思う。
謎解き
東野圭吾さんの作品だから、謎解きを中心としたものかと思ったら、どちらかと言うと、若い俳優達の複雑な人間関係のほつれを解いて行くストーリーでした。でも、俳優さん達は好きな人ばかりなので、楽しんで観ました。
見方による
個人的には面白かった。
だが、見方による。
ミステリを観に行った客にはただのつまらない映画であり、睡眠時間だろう。この映画はミステリではない。その点を踏まえて、宣伝の仕方を間違えたように思う。ミステリ風の設定や二重三重のトリックは舞台装置に過ぎず、この映画で描きたいのは登場人物の感情に他ならない。
そしてもう一つ問題がある。
前述した通りミステリではない映画であるため、推理をしようと躍起になっていると単純過ぎて肩透かしを喰らう。逆に考察をしないでぼんやりと見た方が楽しめる映画だ。その癖して、結末は自由にお考えくださいという締め方をしている。
この映画を楽しもうと思ったら、上映中はただぼんやりと出来事を受け止め、エンドロール後に全てを受け止めて考察せねばならない。重岡大毅、あるいは俳優・女優に釣られた観客、あるいはミステリだと聞いて観に来た客には酷だろうと思った。ターゲット層がよくわからない。
演者は良くやっている。若干印象に残らない者もいたが。主題歌も悪くない。歌詞が映画に合わせてきた感じがして良い。
全体的に、演者頼りで誰をターゲットに何を描きたかったのかがぼんやりしていた。これが良くなかったように思う。
が、個人的には楽しめた。ミステリ部分に期待をしていなかったからだと思う。
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