ハピネス

劇場公開日:

解説

小説「下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん」などで知られる作家・嶽本野ばらの同名小説を、「少女は卒業しない」の窪塚愛流と「朝が来る」の蒔田彩珠の共演で映画化したラブストーリー。

高校の美術室で出会い恋に落ちた雪夫と由茉。幸せな日々を過ごしていたある日、雪夫は由茉から突然、彼女の余命があと1週間しかないことを告げられる。心臓に病気を抱える由茉はすでに自分の運命を受け止めており、残された人生を精いっぱい生きようと決めていた。憧れていたファッションに挑戦し、大好きなカレーを食べに行き、そして何よりも残り少ない日々を雪夫と一緒に過ごしたいと話す由茉に、雪夫は動揺しながらも寄り添うことを決意する。

由茉の両親を吉田羊とシンガーソングライターの山崎まさよし、雪夫の姉を橋本愛が演じる。「花戦さ」「犬部!」の篠原哲雄監督がメガホンをとり、「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」の川崎いづみが脚本を担当。

2024年製作/118分/G/日本
配給:バンダイナムコフィルムワークス
劇場公開日:2024年5月17日

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(C)嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

映画レビュー

3.0その先に、待っているもの

2024年5月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 全身ロリータでにこやかに、自分はもうすぐ死ぬ、と告げるユウ。告げられたユキオは、あわてふためきながらも告白を受け入れ、余命一週間を共に過ごすことに同意する。こんな、地上3、4センチ浮き上がったような冒頭の設定が、すんなり受け入れられるか。そこが、この映画にノレるかどうかの分かれ目だと思う。個人的には、余裕綽綽のヒロイン(蒔田彩珠)の佇まいからくる説得力で十分、ユキオのモノローグは少し煩わしく思えた。けれども、中盤にきて完全無欠のロリータ、ユキオの姉・月子(橋本愛)が登場したとき、ピースは完璧にハマり、物語が動き出した気がした。  ロリータファッションは、清楚で可憐な女の子の証。泣いたり怒ったりは似合わない。残された時間を満喫しようとする、ユウの思いにぴったりだ。私はロリータファッションにもファッションそのものにも疎いけれど、ファッションの持つ能弁さを、本作で改めて知った。ロリータファッションを優雅に着こなす月子が、公園で感情の片鱗を見せたとき、彼女の笑顔の奥にある、寂しさや悲しい記憶がにじむ。だからこそ、今現在の彼女には揺るぎなさがある。それは、死期を迎えたユウが、ロリータさんデビューする思いにもつながっていくのだ。  さらには、無茶ぶりな娘を最後まで笑顔で支えようとする、母(吉田羊)のロリータファッションも愛おしい。もっさりとした父(山崎まさよし)がこだわった、赤とピンクのバラだらけのお葬式も、悲しいはずなのに微笑みを誘う。こうしてみると、本作は、主人公ふたりの物語ではなく、ゆるやかに繋がった人々が、大きなうねりを乗り越えていくさまを描いているのかもしれない。ふたりが旅先で、たまたま遭遇した旅行者と笑顔を交わし、高揚しながら皆で写真におさまる。あのシーンが、キラキラした夜景と相まって忘れ難く、好きだ。  死は、時間を止めるもの。…と思われがちだけれど、本当は、残された人の時間の流れをゆるやかに、なめらかにしてくれるのかもしれない。彼らのその後を、今を、ふと考えたくなる。ふたりが出会った学校の友人や先生がほぼ絡まない(彼らを見守る存在があったら、より広がりが生まれたと思う)ところなど、物足りなさやぎこちなさも多少あるけれど、思い起こすたびに顔がほころぶ、タイトルどおりの作品だ。

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cma

3.5女性陣のお芝居が上手すぎる!!とにかく蒔田彩珠ちゃんが上手すぎて、...

2024年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

女性陣のお芝居が上手すぎる!!とにかく蒔田彩珠ちゃんが上手すぎて、相対的に比較されざるを得ない愛流君が可哀想まである。 ・完成披露試写会

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hannnamovie

1.5ペドフェリア撲滅運動

2024年6月21日
iPhoneアプリから投稿

そろそろした方がいい気がする。おじさん(おじいちゃん?)がこの手の未成年を使って、恋だの愛だの語らせることに皆んなどうして違和感感じないのかな?ペドフェリアだと思うよ。わたしは

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ビビ

2.0非現実的なおとぎ話でさすがに無理

2024年5月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

萌える

前提条件が非現実的過ぎて、少女マンガっぽい無理のある設定。そんなわけないだろう、、、と思っているうちに終わってしまった。長かったけど。 私はこの話の親世代なので、本来は親目線で泣けそうなものですが、山崎まさよしさんの演技ですぐに正気になります。 山崎まさよしさんの歌は好きだしライブDVDとか持っているのですが、こんなシリアスな役はさすがに無理。吉田羊と演技の差がありすぎる。 男目線だと、その状態で「できる」なんてすごいな。高校生の自分でも無理そう。 全体的に、理想的すぎるというかまさにおとぎ話のようです。 ストーリーなのか、演出なのか、、入り込めないかな。 蒔田さんは可愛らしく良かった。初主演ですかね?今後も期待しています。 カレーが食べたくなった、、、カツカレーにゆで卵だな。

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だるまん