赤と白とロイヤルブルー

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解説

ケイシー・マクイストンの同名ベストセラー小説を映画化し、アメリカ大統領の息子とイギリスの王子の恋の行方を描いたロマンティックコメディ。

アメリカ初の女性大統領の息子アレックスとイギリスのヘンリー王子は、ともに端正なルックスとカリスマ性を兼ね備え国際的な人気を集めていたが、互いのことを軽蔑しあっていた。ある日、王室行事での2人の口論がタブロイド紙で大きく報じられ、米英関係に亀裂が入りそうになってしまう。事態の修復を図る関係者たちは2人を強制的に仲直りさせ、やがて両者の間には思わぬ友情が芽生えはじめる。

「シンデレラ」のニコラス・ガリツィンがヘンリー王子、「キスから始まるものがたり」シリーズのテイラー・ザハール・ペレスがアレックスを演じた。劇作家マシュー・ロペスが長編映画初監督・脚本を手がけた。Amazon Prime Videoで2023年8月11日から配信。

2023年製作/121分/アメリカ
原題または英題:Red, White & Royal Blue
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2023年8月11日

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映画レビュー

4.02人の王子の恋が爽やかな気分にさせる理由

2023年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

以前のように「これは話題だから早く観なくては!」という思いに駆られ、急いで配信サービスのトップ画面をクリックするような生活は終わったが、それでも時々気になる作品がしれーっと公開されていたりする。アマゾン・プライムで見つけた本作もそう。英国王室のプリンスのアメリカ大統領の息子が恋に落ちるという、まあまあ展開は予測できる話だが、意外にも、隅々にまで神経が行き届いていてとても爽やかな気分になった。

元々、お互いに対して誤解があったアメリカ大統領の息子、アレックスと、英国国王の次男、ヘンリーが、国王の長男の結婚式でとんでもない失態を演じてしまったことで、2人は国益を優先する親たちのために表面上のみ仲直り。でも、至近距離で見たら相手は超絶魅力的で、セクシュアリティの部分でもほぼマッチしていたこともあり、お付きの人々も困惑するような大胆で奔放で純粋で一途な交際がスタートする。このあたり、描写に不自然さといやらしさがまるでないのは、これが監督デビューで脚本も担当しているブロードウェーのヒットメーカー、マシュー・ロペスがこの分野に精通しているから。ロペスは自身もゲイであることをカミングアウトしていて、舞台『The Inheritance』('18~)ではニューヨークのゲイコミュニティを愛と皮肉を込めて描いてトニー賞に輝いている。

ベストセラーになったケイシー・マクイストンの原作が登場人物をステレオタイプから解放していることも大きい。それは、アメリカ大統領を女性に、イギリスの首相を黒人女性に設定していることでも分かる。しがらみや置かれた立場からなんとか脱却し、本当の自分を手に入れようとする2人のプリンスの周りには、時代の一歩先を行く女性たちがキラキラと輝いている。爽やかさの発信源はそんなところにもあるような気がする。

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清藤秀人

4.0こういうのでいい

2024年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

アメリカ大統領の息子とイギリス王子って発想すげー。でもそれでいて実写BLあるあるの俳優同士のお遊戯会みたいなそうはならんやろ描写もないし、重すぎずときめける。続編楽しみ

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女子高生

3.0絶対BLになる世界

2024年6月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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ケサ

3.5なかなかこんな発想は思いつかない

2024年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ベストセラー小説の映画化だそうですね。
日本では考えられない題材のストーリーです。
イギリスの王子とアメリカ合衆国大統領の息子のBLとは。
なかなかこんな発想は思いつきません。
今でこそ笑って観られる時代ですが
少し前だとそうもいかないような気もする。
大統領役のユマ・サーマン。
久しぶりに観たけどやっぱりカッコいいですね。

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tom

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