哀れなるものたちのレビュー・感想・評価
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最高!
洒脱で不気味で深い。ランティモス節が炸裂した作品。
大人の女の身体を持って誕生したベラは、ジュディス・バトラーの表現を借りれば「ジェンダーと欲望を概念化している異性愛のマトリクス」に、そして支配と欲望を概念化している資本主義のマトリクスにも取り込まれず、それら幻想の世界を支配する主体である哀れなるものたちをぶち壊し、女・男の二元論とは異次元の成熟した人間として成長する。現実に絶望し、ベラに哲学なんか役に立たないと語るハリーに、あなたは壊れた少年、世界の痛みに耐えられなかったんだねと微笑み、自ら絶望の先の道を迷わず進むベラ。この世界の痛みに耐えられるか、その問いは私たちに向けられている。
胎児は女性だったのか?
退治を取り上げたところで女性と分かったんだろうけど、男性だったらストーリー成立しないし、最後の将軍のところも、女性が男性の上にくれば良いのか?という気もした。ジェンダーの問題は難しい。
説得力はないが
プリミティブな欲望が発露するため
観ているコチラは下品な行為に当惑顔するが
主人公はそれを劇的な成長の中で受け入れる
逆に周りはすでに取り込んだ社会的通念をもって
対すると悩み苦しむのか?
男たちが彼女に瞬時に惹きつけられる理由が
あまり納得できないが
純粋に愛のみをもって彼女を受け入れたものが幸せ?
に暮らすラスト
この手の作品は途中で睡魔に襲われることが多いが
今回は最後まで惹きつけられ鑑賞を終えるとが出来た。
主演女優の力量 だと思います。
人造女性の地獄巡りロードムービー
設定や舞台となるシュールなSFがまず魅力的
・脳の移植
・キメラを作るマッドサイエンティスト
・スチームパンクで幻想的な配色の街並み
人造人間として蘇った女性が、胎児の段階から一気に精神的に成長していく話
親元を離れて世界を周り戻ってくるというロードムービーであり、各地でダメな男や社会制度に触れていく地獄巡りになっている
父親からの支配を飛び出して世界へ出ていく
同時に結婚制度も気にせず飛び出す
性に関しても自由
一旦全ての家や親のしがらみから自由になって世界へ飛び出す
さらには思想を得ることで、社会を知る
女・酒・ギャンブルという快楽主義な典型的男性をそのタイミングで見限る
船の上で出会った現実主義な男が対比となっている
貧しい子供達を見て悲しむ(蛙をぶちゅっと潰してたのもそれほど前でないのに、急速に成長している。利他の心の芽生え)
ただ金の感覚は未だめちゃくちゃ。
なので今度は自分で金を稼ぐ。それも体を売って稼ぐ。
性風俗を通して社会や男を知る。
(千と千尋みたい。湯婆婆みたいなオーナーに耳を噛まれる)
社会主義女性の同僚と仲良くなる
最終的に死にゆく父親の元へ戻ってくる。
そして元夫が登場。実は支配欲マシマシの最低男性だった。
なんとそいつの頭をヤギに変えてハッピーエンド風に終了
(一瞬父親の脳を入れるのかと思ったら違った)
果たしてそのエンディングはもうどういうつもりなんやと思いながら、そう言えばこの監督には倫理観が欠如していたなあと
あと総じてエマストーン流石に体張りすぎでは
熱烈なジャンプ映画!
全然そんな映画だと思ってなかったので、エマ・ストーンの体当たり過ぎる演技に呆気にとられてしまった。
シュールでファンタジーで悪夢みたいな映画。
面白くないとか、分からないの一言でお終いにするには余りある。
コレ系の映画は全然観たことがないので、良かった点を羅列。
・ベラ・バクスター(エマ・ストーン)の成長過程が、台詞だけでなく歩き方や振舞いで表現されている。この映画の見所。パリで、ラファロを舌戦で負かすのは痛快。
・衣装が凝りに凝っている。ベラの衣装は勿論、男性陣の衣装も魅力的。
・併せて、どの場面の内装も美しい。バクスター邸、リスボンのホテル、将軍の家、、、etc。
・バクスター博士(デフォー)力よ!彼の顔がフランケンみたいになってるだけで、映画が一気にファンタジーになる。
R-18号
(下ネタ文章が多いので、苦手な人は、決して読まないで下さい。)
(出来れば通報しないで下さい。)
本編前の予告上映中に、前方の席で、特大サイズのポップコーンをぶちまけた歳の差カップルがいたョ
哀れなる…
削除しないで
馬鹿にしないで
明日は我が身
見ているコッチも恐縮です
梨元 勝じゃありません
僕の地元では、まだローカルCMに出てます
亡くなったのに…
田舎だからユルいのか?
親族にギャラが出てるのか?
知らんけど
冒頭から脱線しないで
恐縮です…涙
上映してすぐに、駄作かな…? と思ったが、10分もしない内に、18禁の妖しい魅力に取り憑かれる
いやしいの
18禁なので、やはり エロ・ストーンに期待してまう
いやらしいの
哀れナリ…
低予算を誤魔化す為の白黒かと思ったが、そうでもなかった…?
死体男性のHKCをプラプラ持って、チョン切ろうとする サド・ストーン
皮だけ切ろうとしたのか?
サドの中にもホトケあり
ホーホケキョ
映倫は おかんむり?
ゴールデンカムリ
削除しないで
そういえば? 18禁になると珍子解禁でしたっけ…?
イースタン・プロミスでも、ヴィゴ・モーテンセンが、炭色のなすびをプラプラさせて大暴れしてましたね
炭色なので、天然ボカシ作用があったり無かったり…
隅々まで?
サウナシーンなので、ホッコリほぐれていた印象…
削除しないで
エブエブのディルドの方が下品でしたね
見えすぎちゃって困るの
近年の合成映像って、ジュラシックパークの頃より、逆にチープになってる作品が多い気がします
アイコラのような合成映像多し
予算の問題なのか?
知らんけど
アイコラを生成AI で作ったら凄そう
やってる奴、絶対いるよね…
知らんけど
来年あたりには、生成AI アイコラ動画をPHでキボンヌ
訴えないで
まだやってまてん
脱線しすぎて帰れまテン…
序盤はチープな感じだが、徐々に慣れてくる
慣れた頃には、エロ・ストーンにハマっている
クルクル回るのは、鳥インフルに感染したの?
クルエラが凄く良かった記憶があるが、内容は忘却している
クルクルミラクル 狂ッテル
インテル 入ッテナイ
頭の中の巨大な消しゴム…
脱線しないで
忘れないで…涙
端正な顔立ちなのに、アンバランスなゲジゲジ眉毛が妄想を掻き立てる
チョイブ酢セクシー女優と同じコンセプト?
アンバランスさから産まれるエロスは無限大…
アンバランスなKissをして by 高橋ひろ
好きな曲です
脱線しすぎて恐縮です
曲だけに♪
狙撃しないで
乱数歩行は出来ません
やはりPHでパクリ動画が出そう
インスタの北川景子も同じ眉毛でしたね…
しつこい広角・魚眼レンズとズーム映像に、ややストレス
白黒なので、なおさら眼がショボショボ…?
「ちー」はジョボジョボでしたね
削除しないで
覗き穴映像に意味はあるんか?
そこにeyeはあるんか?
知らんけど
レトロ風な映像演出だが、白黒と相まって少しあざとい印象…
徐々に大人の女になっていくのかと思ったら、徐々にエマ・ストーンになっていく
人造人間?
大人の頭蓋に胎児の脳ミソって…髄液の中でクラゲのように漂いそう
海月姫?
国が違う
ドラマより映画よりアニメ版が好き
でもドラマ版の芳根京子は完コピでしたね
尼〜ずメンバーも再現度が高かった
映画版の尼〜ずは、池脇千鶴と太田莉菜が特に好き
あの頃の2人が1番好き
誰も聞いてない
脱線しすぎて バグってハニー
誰も知らない
言いたいだけ
脱線したいだけ?
八ヶ岳
ドコモダケ
僕はau
君に for you
死刑でいいです
やっぱり哀れ…
あっぱれ!浦安鉄筋家族
「浦安鉄筋家族」4シリーズが、単行本の累計100巻を達成しましたね
まだ買ってる人いるんだろうか…?
削除しないで&脱線しないで&訴えないで…
そして、本編前半、思ったより早い段階で エロ・ストーン18禁を解禁
サルと化すストーン
これが観たかった
新鮮なキュウリは危険
キウイは無理
ナスはヘタを取ってから
プチトマトはプチ神隠し
千と千尋は泡の国
食ベ物ヲ粗末ニスルナ
開いた口が塞がらない?
バチが当たるョ
バッチこい!
もう食べれない…
性病かと思ったら、入れ墨でした
ソフトな所にsoftと入れる…
ハードやんけ
首を絞める時は、手をクロスさせて
増し締め厳禁
こわれちゃう
by 激愛戦士KEN!!
激レア戦士なり
知らんがな
みこすり半の どぶろっく江口 (ロン毛ガリガリ外人ver)
こんな頭の恐竜、居ましたね
「パキケファロサウルス」
検索したら、こんな名前でした
なんかショック…
もっと可愛げのある名前だと信じてたのに
可愛毛…
進撃の巨人にも出てきそう
世界的規模で、みこすり三兄弟はいるらしい
三秒代?
人類みな兄弟
ちょっと安心?
日々精進
笑ってはいけない
ケツバットの刑
非常にセンシティブ
先端がセンシティブ?
紫式部
紫色なら猛者でしょう
夜の猛者より亡者が怖い
夜の安全呼称を始めます
「膿・おできを目視で確認!」
「異臭・異種には個性あり!」
「準備運動 指差し確認 忘れずに!」
「ウロコ状のおできは感染率高し!」
「後悔先に立たず!気付いた時には役立たず!」
「夜もご安全に!」
壁に貼り紙ありました
夜の舟唄 歌います
面舵一杯 夢いっぱい
安全確認 ヨーソロー
全速前進 ハン ソロー
事前に1回 ソロ活動
全身全霊 超ソッコー
後悔一杯 我 ソーロー
ヨーホー アホイ ヨーソロー …
夜の自我唄?
削除しないで
ワケワカラン
ケセランパサラン
ワケワカメ
そして、お腹が痛くなりそうな熱烈ジャンプ
熱烈ジャンプより、80年代の月刊ジャンプ
やるっきゃナイト、僕のフィアンセ…
熱烈ジャンプ中毒の人造人間って…
漢(おとこ)の理想郷…?
攻殻機動隊のセクサロイド的な?
サルの惑星 キングダム?
理想郷だけに帰って来れない…
酔っ払って寝た時に、たまに似たような夢を見る…
窮鼠は恥部の夢を見る
ヌマニメーション
沼にハマって帰れまテン
あっぱれ哀れ
死刑でいいデス
脱線しないで
クリリンみたいな役どころの ラミー・ユセフ
ライアン・レイノルズの遠い親戚でしょうか?
ヒゲもじゃノルズ…
混ぜるな危険
珍しい汚れ役 マーク・ラファロ
個人的には、汚れ役は初めて観た気がする
ラファエロハルク
本作ではイケメンと言われてたけど……そうだったの?
新発見 新世界 無知との遭遇
世界・ふしぎ発見!
目からウロコ
ウロボロス?
削除しないで
スカーフェイスな ウィレム・デフォー
デフォルメしすぎて フォンドボー
いい出汁でてます
シモ・ヘイヘ?
ヘイヘイホー
与作は〜顔を〜斬る〜♪
顔が傷だらけなのに、痙れんや発音障害は無し
口から不思議な泡を吐く…
臭そう
"実際に試した訳ではありませんが"(ここ大事です) 某薬液をハンカチに含ませて、目標の口と鼻にあてても、すぐに気絶する事はないらしい…
よく解らないけど、気絶する事自体ありえないらしい…?
あまり興味ないけど、犯ざい抑止の情報ソウサなのかな?
あまり詳しくないけど、某薬液絡みの事件は多々ありますね
パソコン通信のない時代に、色々調べ上げるのは大変だったらしい
誰が?
通報しないで
たぶん時効
ポリープって、この時代からあった医学用語なの?
どの時代?
知らんがな
2000年代から役を選ばなくなった印象…
もうプラトーンの面影は無い
アーメン
船上のマーサおばあちゃん(ハンナ・シグラ)が、ベリーキュート
キュウリ?
キウイは無理
20年間 聖女…聖女って言うの?
でも、たまに手は使うのね
骨粗しょう症による、指の骨折に気をつけてね
知らんけど
この映画の象徴のようなマーサおばあちゃんが、全部持ってく…
妖怪のような、パリの娼館の女主人 キャスリン・ハンター
原型がない…
おカマかと思った
年寄りだけど ニューカマー
フランスなのにイギリスを連呼するので、少し混乱
どこの国なの?
床(とこ)の国
永久(とこしえ)に床上手な トコ・ストーンを利用する
コストコは会員制
会員制風俗は、夜のステイタス シンボル
J・ステイサムも好きそう
元スイマーなので、睡魔に負けずに 欲望の大海原を…
とっとこハム太郎
とことん羽目太郎
泡の国は夢の国
ドリーム アワ フューチャー
泡 吹いた?
とっとと死刑
ヒョウ柄の服だと思ったら、入れ墨でした
ヒョウと間違えて ハンティングして下さい
ハンティングパーティ
not パンティ I'm ブリーフ
ドント ブリーフ
ハンティングして仕留めたら、化けて出そう…
18禁人物でした
人の事 言えない…
PTSD? 銃頼みの卑怯すぎる暴君軍人の元夫 クリストファー・アボット
ジョシュ・ハートネットの遠い親戚でしょうか?
足を撃っても貫通しないピースメーカー
軍用ブーツの靴底は、鉛玉より硬いのか?
タンブリングせずに、綺麗な形のままで弾丸摘出
ありのままで♪ 穴に指の女王サマ
ピストル弾あるある演出…
傲慢な元夫より、ヤギが大事
ヤギの脳より、おSiriが大事
長靴履かせて楽しみましょう
こんな私はブタ野郎
ブタよりヤギ派ですが
「青春ブタ野郎は おるすばん妹の夢を見ない」
妹系の企画モノは鉄板
鉄板で焼ブタに
青春ブタ野郎伝説
デカメロン伝説 …メロンは拒否
電鉄?
轢かれて眠れ…
脱線しすぎ
脱がなかった人造人間2号器
ちゃんと美人を捕獲してる…
美人造人間 セカンドロット
ゲスの極み
鬼畜の所業
諸行無常の響きあり by ハマカーン?
所業無情? ハマーン様?
人の事 言えない…
徐々に飽きてくるけど、タイミングよくハプニング連発
ハプミング?
I'm 神ング
混ぜるな危険
特にマーク・ラファロが面白い
ファニー・ラファロ
意外にハマる、キチガイ・ラファロ
男の黒い欲望が裏テーマなのかな?
底なしに哀れだけれど、気持ちは解らなくもない…
僕の心のヤバい奴?
ラストシーンは、女性に対する応援歌みたいで少し意外だった
エマ・ストーンの解放的な笑顔にスカッと爽快
スキャンダル(2019)みたいに、あざとくないのが好印象
本編鑑賞前から、ありがちなシュールにモヤッと終わるものだと思っていたが、いい意味で裏切られた
エマ・ストーンが関わった演出かな?
シェイプ・オブ・ウォーターより、断然面白いダークエロファンタジー
こんなに面白いエロ系18禁映画は、個人的に、ラマン(1992)、娼年(2018) 以来かもしれない
頭が犬で、体がニワトリの生き物だけが違和感あったけど、人の事 言えない
人面犬 キボンヌ
過激だというレビューが多いけど、個人的にはそうでもなかった
慣れすぎた自分が1番哀れなのさ
レビューが脱線しすぎて、超長文がちゃんとデータ保存されるのか不安…
「本文は5000文字以内で入力してください」だって
悩む
どうせ誰も読まないのさ
寝落ちレビュー?
超長文失礼しました
自動検索には引っかからないようにしてるけど、下ネタ文章多すぎて、高確率で通報されそう
通報しないで…って書くと通報されがち
誰モ信ジラレナイ
スクショは撮ったけど、削除されない事を祈るばかり
ナンマンダ
災難ダ
観テ良カッタ
幸せの指標 (あなたはラストに納得した?)
純粋で尽きることのない好奇心で人間と世界を探求した果てがあのラストだと言うなら、納得出来なかった私は幸せ者なんだろう。対照的にゴッドが今際の際に至って、独りよがりとはいえ人間的情愛を知る事となったのが救いに見えた。
【追記】
劇中にあって唯一と言っていいほど理性的な人物として描かれていた黒人青年が、物語を結末へと加速させるトリガーを引いてしまっているのが興味深い。絶望という感情と向き合うために重要なのは知性より人生の深みであることを誰ひとり語らない。「アルジャーノンに花束を」を思い出した。そういうことか。
【再追記】
憐れみの3章に先立ち再度論考してみたので。ジェンダーとインテリリベラルという二つの積年の社会問題をひとつの視点で総括しているのかなと。執拗な性描写はグロテスクで、これジェンダーで貞操観念を規定されなかったのをいいことにセクシャリティを遠慮なく発露する男性がやってる事を反転してみせてるんだね。それからインテリジェンスの獲得がリベラル的思考への傾倒に繋がる様を描いてるわけだが、残酷な現実を前にしては為す術なく、免罪符に人の金を払って逃げ出す始末。結末は結局小さな世界を暴力革命で支配して満足してしまった。いずれにおいても「情操」が成熟していないと正しく振る舞えないということなんじゃないかと思う。情愛や憐憫や怒りという感情ときちんと向き合うにはそれなりの人生を歩まねばならない。
映画としては面白いが
映像は美術的だし、エマストーンはすごいし、上映時間の長さを感じさせない。
けど、これを女性の自立と解放なのだー、と男性の原作家や監督に言われちゃうと、違うくね?と思う人も多いだろうな、と思いました。
そういうのも含めて「Poor Things」なのだー、ってことなのかな。
コメディと言われても笑えるシーン一個もないし、不協和音と無秩序なリズム満載のSEはかなり苦痛。
「曇りなき眼」で世界を見つめよ
自分自身の眼で世の中を見ろ、と言われた気分。それは、ただ単に公平な視点で物事を見るということだけではなく、常に自分の目で見て疑問を持ち考えよ、ということ。
一人の女性が自立するまでの過程も描いている。ベラの内面の成長と、危なげな歩き方が、段々と地を踏み締める歩き方に変わっていく様子がリンクする。子ども→大人への人間としての成長と、内(家)→外(世界)への女性としての自立だ。実験のための、ものとして扱われていたベラが、一人の女性になっていく様は、女性に対する所有欲へのアンチテーゼだ。
好きな相手が他人と性行為をしたら嫌なのは当たり前だ。だが、行為者が男性である場合より、女性である場合の方が世の中の目線は辛く鋭い。娼婦が卑しいという考えも、女性に対して清廉さを過剰に求める意識の表れだ。また、女性の体が、男性の「もの」であるという歪んだ前提も、ベラの奔放さによって逆説的に垣間見える。自分の体は誰のものでもなく、自分のものだ。
ベラが性欲だけでなく、知的欲求を満たすことにも快感を覚えてるのが良かった。知的な人やものに触れることは、自分の内面を成長させ、言葉遣い、考えを形成させる。人間的成長に不可欠だ。
どこかファンタジー味のある街並みやセットが、ベラの経験する冒険らしさを強調していて面白かった。画としてもユニーク。
突然現れた生前の夫について行っちゃう展開はちょっとびっくりしたけど、好奇心旺盛なベラなら、まあ有り得るのかな。彼女がなぜ自殺したかが分かったのも良かった。でもやっぱり、自殺の理由はほんのり匂わせるぐらいで丁度良かったのでは、と思ってしまう。
綺麗!美術がすごいです!映画館で観るべき映画
観終わってじわじわと良かったーが続きました。ベラが旅行に出かけた先々の空の色がとてもきれいだった。娼館で娼婦側から客を選ぶ方が客もうれしい、という意見が好きでした。実際はどうかと思うけどね。
勉強して賢くなっていくと少し左に傾くんだなとボヤーと感じました。学ばない右寄りだと自分の方が立場が上だから何しても許される気分になるのかなって。
なんだかじっくりと観てしまった
エマストーンのセックスシーンが見られる映画と言うことで、ゾンビランドからファンのエマストーンを見るつもりで観に行きましたが、数シーンだけなのかと思いきやガッツリ長くセックスシーンが有り、とにかく脱ぎっぷりが良すぎてエロさを一切感じなくなるセックスシーンでした、毛と男性器を映ってましたね時代が時代なら上映禁止レベル。 内容としては天才脳外科医が水死した新鮮な妊娠した母親の死体に胎児の脳を移植し、その経過を観察していく映画なんですが、ヘンテコと言えばヘンテコな設定、興味が湧くと言えば興味が湧く設定で、幼子の脳を持つ成人女性が急速に言葉を覚え、見る物全てに興味を持ち手にし言葉に表す、まさに赤ちゃんの状態から、狭い空間での成長に飽き広い世界へ羽ばたき売春婦とし働き成長していく話し、監督がこの成長過程を見せ何を言いたいのか結局理解不能でしたが、2時間を越える長い映画でしたが、眠くならずに観ることが出来ました。最後のシーンでてっきり将軍にゴッドの脳を移植するのかと思いきや、ベラにゴッドの脳を移植していることに気付きましたが、え!なんでそこに入れちゃうの?って、今考えてもなぜなのか?不明です、何から何まで不明すぎる映画ですが、音楽やセットなのか?背景はCGなのか綺麗で、音楽がまた独特ですが心地よく、評価を4としました一見の価値は有る映画だと思います。
人と見るのはオススメできないけど
人と連れ立って見に行くのはオススメ出来ないけれど過去作見た後だとダントツで間口が広いし分かりやすくて見やすくなってる気がする。誰が見たってR-18のエロありグロありなのに!笑(麻痺してるだけかも)
テーマへの切り込みの潔さとか、あまりにストレートな言葉で人の情を切ってくるのに全体にカラッとしていて湿度低いのにじっとりしたもの投げつけてきて、なんだか金カムを読んでる時の爽快感に通じるものちょっと感じました。これがギリシャよろしくの監督の哲学なら思考を選分け方が解剖学の様に思えてきて解剖シーン多いの何か納得しちゃったり。
世間様が信奉してる様式化した価値観を挟まなけれりゃこんなに自由に生きれるのによー!っと言わんばかりの恋愛論家庭論マウントへのうっせぇわが聞こえだしてくるし。愛情を欲求として捉えていて信じていない様に見えるのに、根底に人への愛しさを感じるのは人を哀れだと思うからなのか。みっともない所がない人なんて愛せないもんなぁと勝手に共感。
衣装や世界観も近代感は排除して未来と過去のごった煮で見ていて目が楽しく満足。極力生々しさを削って関係性の意味に目を向けさせる作りに感じたけど、少し和らげないとエグすぎて笑えないのもあるかも。
エマのベッドシーンは成長や関係性で色合いがどんどん変わるのでベッドシーンの演技ってこんなに心境の変化を見せたり物語を進める力があるんだと驚きました。
でも監督の過去作見ないでいきなりぶち当たったらポカーンとなりそうなんで予備知識入れといて良かった。
ひたすら合わなかった
試みとしては分からなくもない、言いたいこと、考えさせたいことも分からなくもない。ただ私はこれを傑作や名作とは呼びたくない。確かに彼女の中に成長はあったが、人の尊厳を考える上で最後の行動は自分勝手そのもので、あれを痛快なものとして描いている作品に疑問を抱いた。
ある意味、Bildungsroman
それとも幻想的「女性解放」映画というべきか。「好きなように生きさせてよ」というベラの主張は至極真っ当で、そんな女性には自分を拘束する社会道徳も男も不要である。実際のところ男の観点から言っても、船にベラを閉じ込めようとする弁護士ダンカンも、家にベラを閉じ込めようとする将軍アルフィーも、同情にまったく値しない。洋の東西を問わず、女性を囲う「昭和のおっさん」には、ラストがヤギ男のこの映画がホラー映画であることは否定しない。他方で、草食男子と肉食系女子が増えている21世紀の現代においてこのテーマが時宜に適うかと言われれば、そうでもない。
テーマが今更ながらの「ウーマン・リブ」ではあるが、観客を飽きさせないのは監督のランティモスの悪趣味のせいであろう。『女王陛下のお気に入り』はドン引きするほどの精神的悪趣味が満載だったが、『哀れなるものたち』では露骨なまでの映像的悪趣味が満載である。もちろんエマ・ストーンの体を張った演技が悪趣味という訳ではない(本作は間違いなく彼女の代表作となる)。豚鶏だの鶏犬だのゴッドの創造物は映像的にじわじわ来る。
アカデミーの結果に関係なく、よくも悪くも本作は「怪作」である。一方で、評論家の評価が高いのはよく分かる。他方で、人に勧めることができるかと聞かれると、だいぶ考える。妻には「すごいものを見せられた」と言っておいた。多分、これがこの作品の本質である。
色鮮やかな世界観と衣装に釘付け!
映画館でだいぶ前にポスターを見てから
エマ•ストーンが出演するのねと
気になっていた作品。
グロが苦手な私…
時折グロい手術シーンに目を押さえながらも
ベラが好奇心で色々な事を経験し、
賢くなっていく様は小気味良かった。
ベラの見る世界は初めは白黒だったが
旅をする事で色鮮やかに…
特に最初の旅先のリスボンの
淡い空の色と賑やかな街の
どこか近未来的な光景が印象的だった。
そしてベラの衣装がとても可愛い!
パフスリーブ!
鑑賞後はなぜか
『君たちはどう生きるか』を観終わった後に
感じた爽快感と同じものを味わった。
その終わり方でいいの?
最後どうやって終わるのかなーと思ったら、自分の人生を阻害する男は全員排除して幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし!みたいになってて、やだなーと思った。
旅の最初の頃に、泣く赤ちゃんがうるさいから殴る!みたいなくだりがあるけど、彼女の考え方はその頃と大差ないのでは?
確かにダンカンも元夫もクソ男だけど、元夫はクソどころじゃないけど、ひどい男は人格破壊されてもしょうがないよねーあーすっきり😊みたいな結論じゃ、実際の世界では何も解決しないと思うけどなぁ。
映画全体としては面白かったし観てよかった。
やっぱり…
結構期待してはいたのだけれど、案の定寝た。
しかも前半ガッツリ…。
だから、この作品の真価がわかってはいない。
ただ…そんな感じでありながらも、ああなるほどと思うとこはある。
主人公は赤ん坊のようで、この世界に好奇心と疑問が尽きない。そんな事から、この世の不条理や定義に向き合っていくのだと思われる。
その過程で、気付き、傷つき、成長し、諦め、折り合いをつけていくのであろう。
とても有意義な作品なわけだ。
でも、寝た。
色使いが印象的だった。
空の色も。
たぶん、しっかり見れたら色々と書きたい事もありそうな予感…またの機会が訪れる事を待とう。
自由への歩みと挑戦と成長
映画「哀れなるものたち」は、主演女優エマ・ストーンの圧倒的な全力の演技が素晴らしい作品でした。
物語は、子供の脳みそを持ちながら大人の身体を持つ女性が、自らの意志で外の世界へ解放されていく過程を描いている。
最初は不安定なヨチヨチ歩きだった彼女が、さまざまな経験を通して成長していく姿が逞しくうつった。
タイトルの「哀れなものたち」とは、権力や女性にしがみつく男性たちや、愚かな科学者たちを指すのではないかと感じた。
この映画は、登場人物たちの内面を深く描きながら、社会的な問題や人間の成長について考えさせられる作品であった。
エンドクレジット読み辛かったからスタッフ確認したくてパンフも買いま...
エンドクレジット読み辛かったからスタッフ確認したくてパンフも買いましたが倍以上の値段でもいいからいいヴィジュアルブック的なものもだしてほしいな
最後ヤギの方がどうなったのかが気になるな
サイズ的に人間のは収まらんだろうからとられてそのままなら可哀想だけど
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