エリザベート 1878のレビュー・感想・評価
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1800 年代後半のヨーロッパ王妃の風景を堪能。メッセージ性は・・
ワシ、前述のとおり、日本史は詳しいが世界史無知、
教養の意味は知識ではないと思われる。
オーストリア🟰ハンガリー帝国は全然知らない。ただ第一次大戦への雰囲気は知ってるよ。それで良し。
時代がゆえの、皇室の王妃の息苦しさ、コルセットの締め付け
ただ、当時は「描写中 エジソンならぬ ルイ・ル・フランスという人の映像の発明は出てくる」
映像なんてないから
意外と、素顔は隠せた可能性大、イギリスのダイアナさんと時代が違う。
ということで、上映中は予備知識なく
1800年代後半の風景、王妃の行動 堪能した。
史実に基づくフィクション 盛り とも言う
当時の庶民は、農作業に追われ、化粧や美容どころでは無いはずだが
主人公は 閉ざされた皇室しか知らないから
行き詰まるような閉塞感を 裏で発散。
ここはフィクションも入るのだけど、実際も性に奔放だったり、あちこち気晴らしは事実だと思う
いゃぁ今のデジタルネイティブ世代は知らんだろけど
昔は、公式行事以外は、全部秘密にできた。写真ですら、撮りにくいモノクロ時代だから
有料パンフで事後的に確認。イヤイヤ 目次のあるパンフ初めて見た。
知識としての歴史ではなく、映画内容に沿った補足で面白いパンフだった。
勿論メッセージ性は明白、敢えて言わない
政治問題に敢えて口を出して、皇帝が激怒。
イングランド🏴バイエルン漫遊、性の奔放、麻薬、乗馬、タバコ🚬、刺青
負傷兵病院慰問での スミレの砂糖漬けは 食ってみたい
ただ、今のイギリスの ハイ・ティー🫖みたいな皇帝の食卓除けば
料理はあんまり美味くなさそうなのは、奇妙にリアル
昔はスポーツジムもジョギングの概念もなかったから、体重維持は大変❗️
なんで着衣のまま浴槽入るか不思議❓
でも本作は、映像に身を委ね、1877の風景に感じ入る作品。不便だけど優雅、優雅だけど窮屈でクーラーないから暑苦しい
本人物は、ミュージカルや映画で取り上げ済みの人物であるが、新解釈で斬新。
当時の 時代の香りを感じて、疲れない 好作品でした。まあまあです。
ベンガル虎
オーストリア皇后エリザベートの40歳の頃の話。
歴史に疎くこの方が有名な方なのかは存じ上げませんが、オーストリア=ハンガリー皇帝の妻で母親でありつつも奔放な様子をみせる主人公。
鑑賞後Wikiで調べたけれど、なんだか映画の様子とはだいぶイメージが違うような…どちらが実際に近いのか、どちらも全然違うのかわかりませんが。
奔放が故に窮屈さを感じる生活に疲れ発奮しつつも、慰問の際等にみせる顔やそれを経て口にする国への思いとか、ある意味意外な一面もみられて面白くはあったけれど、特段功績がある訳でもないし映画の題材の人物としてはありがちな感じもして、ふ〜ん…という感じ。
Wiki情報ではあるけれど、没し方にインパクトがありそうなのに何でそれはみせなかったんだろう…。
加齢で存在意義と生き方に悩む女性の姿
エリザベートと言えばミュージカルや映画でお馴染みな、オーストリア=ハンガリー帝国皇妃をこんな描き方で!とおどろきました。
宝塚などでは結婚初期の姑との確執だったり、しきたりの多い宮殿を嫌って自由に(外遊を口実の)海外旅行をしたり、(愛人との)恋多き女像だったりを描くことが多く。
また、ドラマでは、晩年に息子(皇太子)の死を経て鬱になり、旅行中にテロで刺されて死ぬまでを描くことが多いのですが……
本作では、40歳!
『Corsage』の原題通り、美貌で人気を得てきた「飾り物」、皇室の「象徴」「宣伝素材」のような女性が、老いと共に美しさを失いつつあり、すべての視線を息苦しく感じるようになる。
締め付けたコルセットや様々な飾りのように、美醜へのこだわりを続けるのか、外すのか?
存在意義と生き方に悩む姿を描いていました。
ルッキズムにとらわれている人や、妙齢に達した女性に観てほしい作品でしたね。
美しいという公務があるのね。
これはフライヤーの王妃が中指立ててるポーズが気に入って、観に行こうと思って楽しみにしていた作品。
先日観に行ったエルツおもちゃ博物館のミニチュア展でも、ドールハウスの壁にかかっていたエリザベートの肖像。
美しさと憧れの象徴のような女性だったんだろなと思ってみたのだけど。
映画の中の彼女は美しさをはじめとする自分の公的な役割と、自分らしく生きられないことの生きづらさで、とてもとても美しいのにとてもとてもしんどそうだった。
目に映るどこまでも美しい世界観とは反対に、我慢と忍耐の日々に耐えかねて息抜きしようとすると、それも裏目裏目に出てしまう。なんとも言えない閉塞感の中、ただただ美しい彼女。
これを観て、私は美女に一生なれんと心から思った。(まず美女に産まれるかどうかは別としてよ!)
食欲を捨てるという選択肢を死んでももてないから。
死ぬほど相手が好きかお金と権力が好きなら楽しい世界なんかもしれん。。
楽しいと美味しいを自由に楽しめない世界で生きていけないので、観てるだけでしんどかったわ!
昔話にでてくる美しいお姫様も表向きは幸せに暮らしました、だろうけど、裏側まで取材したらこういう我慢があった、かもしれない。
ラストシーンは幸せになったのか不幸になったのか私には分からなかった。
面白かったので、是非ご覧になってください。
よくできた王朝フェミニスト映画
シシィを自由にしてあげた映画!
声は再現されないとカメラマンから聞いたから、(多分)罵り言葉を叫んでジャンプして沢山動いている自分を撮影させたモノクロ動画の中のシシィが愛しい。シシィという愛称にも彼女はうんざりしていたかもしれない。お土産物で映画でミュージカルで博物館で、そして今もストリーミングで消費し尽くされ続けているエリザベート。ハイネを尊敬し詩を書き文学を愛し運動神経に恵まれ外国語習得能力が高く、いとこであるルートヴィヒⅡ世は心の友、そもそもが野生児でお転婆でワイルドでエネルギッシュで知的なエリザベート。その天分が生かされず飼い殺しの見世物状態、何のための人生かと誰が思っても不思議でない。
当時の平民女性の平均寿命は40才だとシシィの主治医は言った。拒食で過度な運動をしてひたすらウィーンから離れる旅を続け、スイスのレマン湖畔で本来のターゲットでなかったにも関わらずエリザベートは暗殺された。60才で。この映画を彼女が見たら笑って喜んだと思う。思う存分泳ぎ馬に乗り、大好きなケーキを食べ、人前でお構いなく煙草を吸い、失神する演技をするお茶目、そんな笑顔の彼女は自由で心から幸せそうだ。
シシィを演じた女優を見て思ったが、ヨーロッパの俳優には色んな側面があって普段の顔もあることを自然に示すから面白い。ハリウッドの女優は皆が24時間「ザ・女優」業をしてます!に見える。
この映画は「バービー」同様、監督は女性で主演女性が製作に入っている。軽やかで自由で音楽がいいし、楽しんで映画を作ったんだろうなと思った。
外は白鳥、内は虎
40才という設定が絶妙!
「同じでいること」に相当努力が必要となってくるお年頃です。
たとえば暴飲暴食をして体重が増えても、1〜2日節制すれば元に戻っていた筈が…
暴飲暴食をしなくても体重が増えていくのが40才。
確実に代謝が悪くなっているので、今までと同じカロリーを摂っていてはダメ。
つまり“同じ”を保つ為には、これまでと同じことをしていてはダメになってくるお年頃なのです。
見られることが商売ではない私なんかは、抗わずに老いを受け入れておりますが。暴飲暴食最高!笑
エリザベートのように、国の広告塔として美しさを外交に利用している立場としては、美しくなくなる=存在価値が無くなるという恐ろしいことに…
は、なりません!
我らがエリザベート1878は、ムカついてます。
中指立ててファッキューです。
“美しさよ永遠なれ”なんじゃそりゃ?
美しさを褒めるしか能のない奴らとは話す価値ナシ!
でも、老いたと思われるのも癪にさわるし、政治の話しができないと思われているのにも腹が立つ。
みんなおべっか使いの嘘つきばかりで、自分の美しさがまだ保てているのかどうかすらわからなくなるから、本心しか言えない相手を探すしかない。
物語のキーとなる挿入歌が、いちいちかっこ良いです!
言葉にしないエリザベートの苛立ちや憤りが伝わるうえに、伏線にもなっています。
伏線と言えば…試写会に参加された方のなかには、舞台ミュージカルのエリザベートのファンも多いようでしたが、私にとってのエリザベートはビスコンティ監督の『ルードウィヒ 神々の黄昏』なのです!
騎乗の姿も麗しい。
あの映画の中では、ルードウィヒの一番の理解者であり同類。唯一彼が渇望した存在として描かれていましたが、本作はそのイメージをエリザベート側から更に強く裏づけてくれました。
少ないセリフのやり取りですが、濃厚で痺れます。
ビッキー・クリープスが流石の演技で、国王との心のすれ違いが本当に辛い。
双方の気持ちが理解できる丁寧な心理描写に心が痛かったです。
レモンティーとウィンナコーヒー(?)も対照的。
お衣装に調度類に建物にうっとりして、見どころ満載。
でも一番の見どころは、全てを自分でコントロールして完全なる自由を手に入れた瞬間の清々しさ!!
外では白鳥。内では虎。
女性に外見しか求めない奴らへの復讐。
見事に欺いた後には、誰にも手の届かないところで得意げに語る彼女がいる。
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