劇場公開日 2023年8月25日

  • 予告編を見る

「よくできた王朝フェミニスト映画」エリザベート 1878 Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0よくできた王朝フェミニスト映画

2023年8月25日
iPhoneアプリから投稿

よくできた王朝フェミニスト映画である。皇后として与えられた役割に拘束され、空虚と退屈に対する自我の闘いが気まぐれと受け取られる苦しみに加え、美貌に翳りが出てくる中年女性としての普遍的な苦しみもある時期の主人公を演じる女優が力演している。エリザベートの肖像を知る人が映画のポスターを見たときの違和感は映画を見ると解消される。脇役の、あのバイエルンのルートヴィヒ2世もいい感じで筋に絡んでくる。

Boncompagno da Tacaoca