劇場公開日 2023年10月27日

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SISU シス 不死身の男のレビュー・感想・評価

全175件中、121~140件目を表示

4.0不死身のツルハシじいさん

2023年10月31日
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鑑賞方法:映画館

興奮

1944年、ソ連に侵攻され、ナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランドにて、老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を持ち、馬に乗り街に向かっていた。やがて、撤退中だったナチスの戦車隊に遭遇し、たまたま金塊を持っている事を知られ、命を狙われた。しかし、精鋭部隊の一員で1人で300人以上のソ連兵を殺した伝説の兵士・アアタミは、ツルハシと不死身の対応力で、次々と敵を血祭りにあげていき・・・という話。

実際にはありえない不死身の強さで、次々とナチスドイツの残党を殺していくのが痛快だった。
川の中で殺した相手の肺に残った空気を吸って潜水を続ける、とか、ツルハシを爆撃機の下腹に突き立てて飛行機の中に入るなんて、出来るわけないと思った。
ま、そんな事を考えず、ツルハシじいさんを応援したくなるストーリーは良かった。
捕えられてた女性で車の運転をした、ミモサ・ビッラモがカッコ良かった。
戦争中に金塊を高額紙幣に替えるなんて、ありえないと思うが。敗戦国の紙幣なんて紙切れになるだろうし、運良く紙切れにならなくても、インフレで紙幣の価値なんて二束三文になるのに。一部必要なだけ現金化して、金塊はそのまま持っておく方が良いと思うけど。

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りあの

3.5死を拒絶する意思の強さがあれば、決して死ぬことはない!?

2023年10月31日
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主人公の不死身ぶりは、もう笑うしかない。
銃で撃たれても、地雷やダイナマイトで吹き飛ばされても、水の中でも、首吊りにされても、飛行機ごと地面に激突しても、死なないのである。
ただ、そんな主人公でも、決して超能力を持ったスーパーヒーローではなく、全身傷だらけで、苦痛に顔を歪める生身の人間として描いているところが、この映画のポイントだろう。
実際、主人公は、飛び抜けて戦闘能力が高い訳ではなく(ラストの機内の戦いでは明らかに負けていた)、頭脳が明晰な訳でもなく(どんな時でも真っ向勝負)、何が優れているのかと言えば、只々「死なない」ということなのである。
しかも、その不死身さは、肉体の強靭性よりも、「死のうとしない」という精神の強靱性によってもたらされているのであり、そうしたあり得ない精神主義や根性論を堂々と映像化してしまっているところが、この映画の最大の魅力と言っていいだろう。
主人公の不死身ぶりは、ラストで爆弾とともに地面に落下したのがナチスの隊長ではなく、主人公だったとしても、それでも死ななかったに違いないと思えるほどである。
ただ、主人公が死を拒絶してまで執着したのが、自分が掘り当てた金塊だったというところには、欲得のためという動機の不純さと俗っぽさを感じてしまった。
まあ、それはそれで、マカロニ・ウエスタンのような作風にマッチしているのだが、どうせなら、金のためにナチスを壊滅させた今回の話よりも、殺された家族の復讐のためにロシア兵を皆殺しにしたという前日譚の方を観てみたかったと思えるのである。
あと、主人公は、最後まで台詞を喋らない方が良かったのではないだろうか?

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tomato

5.0フィンランドの荒涼とした風景が美しい

2023年10月31日
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いゃあー面白かったー。観てよかったあー。
本当に面白かったぁ。

武骨で荒削りで、WILDで、でも、緻密。無駄がない。目が離せなかった。ワクワクもした。
殺傷シーンがリアルで容赦がないことが、映画を雄弁にして、世界観の説得力をMAXにした。
戦車の砲撃はビックリした。本当に椅子から飛び上がった。
男性の低音(アルト?)と女性のスキャットみたいな劇伴が、また、良かった。侍映画みたいだった。

「ストリート・オブ・ファイヤー」や「マッドマックス」を最初に観たときのような衝撃、既視感を覚えました。

映画のタイトルの「SISU」は翻訳できない独自のニュアンスを持ったフィンランド語とのこと。「フィンランド魂」とか、「あきらめない心」とか…?
その「SISU」を映画の題名にしたのが、とてもいいと思う。
自分はSUSIは、主人公ヨルマ・トンミラや他の人たちのギラギラ光る眼かな、と感じた。
泥の中でも、夜でも、水の中でも、どこでも光を失わない眼、言葉はほとんど発しないけど、意思と圧と…すごい。

映画の中では、確か…「「SISU」は、希望がなくなったときに現れる」って言っていた。………それって、ダークサイドに落ちた人の前に現れるマスターのこと……!?(笑)

これからは【シス】って言われたら、「どっちの?」って聞くかもしれない…(笑)

2時間足らずの作品だけど、あらゆる要素が詰まってた。ランボーもダイ・ハードもトム・クルーズも!陸海(川)空でのバトル、男子も女子もバトル。
敵もふてぶてしくて憎ったらしかったし、ひとりひとり人間臭かったし。すごく汚れてくたびれいてリアル!

そしてそして、
主人公の老兵が絶体絶命の窮地に幾度も陥っても、その状況を、予測できないような方法でひとつひとつクリアしていくストーリーの連続は、まるで、「隠し砦の三悪人」みたいだった。
ストーリーも俳優さん達も荒涼とした大地も、まるで黒澤映画を観ているようだった。
あの眼は、黒澤映画に出てくる人たちの目と同じだと感じた(三船敏郎?、仲代達矢?いや、志村喬さんの眼?)。
つるはしを持ったヨルマ・トンミラはぶっ飛んでいたけれど……。

この映画を見たタランティーノたちは、きっとワクワクしてると思う。

パンフレットの表紙も、かつての日活や大映映画のようだった。→ あの可愛い犬は、主人公ヨルマ・トンミラの実際の愛犬で、戦車の青年操縦士は、本当の息子さんだったんですね♪

(あと、今、どうしても感想として付け加えなければならないことは…、戦争のシーンはスクリーンの中だけでたくさんだ。ということですが…)

それでも、ほんとに面白い映画でした。
もう一回観に行きます。

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night runner

3.5大魔神かランボーか

2023年10月30日
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俳優も監督もまったく知りませんでしたが、とにかくすごそうだと思い、観に行きました。
…結果すんごかったです。
北欧版タランティーノというか、タランティーノからオタク的冗長会話を省いたようなシンプルな血まみれ痛快アクションでした。

最強主人公の存在感がハンパないです。
「オールドマン」に始まり、終わる頃には「神」になっています。
やられたからやり返すという大義があるとはいえ、このむちゃくちゃぶりはランボーのようだし、後半の女性たちの台詞からは、虐げられた村民の前に現れるという大魔神を思い出しました。お、怒らせたらアカンのに…。

最近は何かと条件が不自由で理屈っぽい映画が多いので、何も考えず「腹立つから暴れる」を楽しめる作品は貴重です。あー面白かった。
でもきっと、暴力描写が云々と怒る人いるんだろうなぁ。

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かつのじょう

4.080点 最強おじいです。戦闘能力1000000

2023年10月30日
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笑える

興奮

基準点 20点満点
面白いか凄いか?
凄い映画

1.派手な絵だったか?(俳優の顔、絵)
20点
言葉なんて要らない。その俳優の顔だけ表情だけで怒りを表しているのが凄い。ツルハシやあらゆるものでしつこく相手を殺すおじいちゃんは最強。ちょっと笑ってしまったのは飛行機にツルハシ1本でしがみつくおじいにはニヤニヤしてしまった。

2.ドラマ性はあるか?(主人公の成長、過去、悲しみなど)
8点
なぜそこまでしつこく相手を殺すのかがよく分からない。過去をもう少し描いてくれるとより面白いと思う。

3.アトラクションの連続だったか?(見ててドキドキしたか?)
16点
章ごとに構成されていて見やすい(ある意味リセットしながら観れる)後半になるにどんどんおじいちゃんがしつこく強くなる。

4.芸術性はあったか?(ドラマとは違う)
20点
あれだけ主人公が喋らないのは面白い。これこそ芸術なのか?女性軍が銃を持って並ぶところは何かのオマージュなのか?

5.どれだけ期待を裏切ったか?予想と違ったか?
16点
皆がすごいすごいと言ってたので期待して見たが予想通り面白い。ここまでしつこく相手を逃さないおじいちゃんは最強です。今までのキャラで1番最強かもしれん。。

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あっぷる

5.0トナカイ・ウエスタン

2023年10月30日
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マカロニ、タランティーノ、ひとり「戦略大作戦」。いやいや、楽屋オチ満載の最高傑作。
ラスト、女性達の、戦車いちもつ縛り付けシーン、最高!

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ホモサピエンス

4.0フィンランド産だけどマカロニ戦争ウェスタン

2023年10月30日
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こう言う単純豪快な戦争アクションは久しぶりで、主人公の不死身ぶりと情け容赦なさに大笑いしながら楽しめました。ナチス軍が砂金掘りのじいさん、実はナチとソ連軍両方から恐れられる伝説の戦士にコテンパンにやっつけられるお話しです。戦闘シーンは、残酷描写がたっぷりでバタバタ敵がやられていくのは、戦争映画と言うよりマカロニウェスタンのノリで、音楽もなんかそれっぽいのがいい感じです。役者は,全く知らない方々だけど、最後までキャラがブレずに楽しませてくれました。これなら、スタローンのランボーはまだまだいけるかも。

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シネマディクト

4.0タラへのリスペクト!愛は深い!だろうね。

2023年10月30日
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 フィンランドにもタランティーノ命!な映画制作者がいるのだな。これほどにまでインスパアされたオマージュに溢れた作品に、感服する。
 チャプターの文字が段々と破壊されていく小技。エンドクレジットのグラインドハウス感が満点なうえ、思いっきりマカロニ・ウエスタン調のエンドテーマ曲。
 今年はスイス映画で「マッド・ハイジ」のタランティーノリスペクト傑作に出合った。本作もそうだが、青年時代にタランティーノに打ちのめされ、影響をうけ、洗脳されたヨーロッパ映画界の連中が、ここにきて第一線で作品を創り始めたのだろうか。

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t2law

4.5ヒットポイント多め

2023年10月30日
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2023年劇場鑑賞257本目。
つるはし一本でナチスどもを皆殺し的な予告でしたが、まぁそんなこともないですね。
最初はもう主人公の圧倒的な戦闘力で楽しかったのですが、後半はダメージめっちゃ受けてるけどヒットポイントが高いから死なないという感じで爽快感が減ってしまいました。

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ガゾーサ

4.5バトル!バイオレンス!

2023年10月30日
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怖い

単純

興奮

要するにそれだけなのである。
近接戦闘と少しの爆発。だがそれが良い。それだけを求めていた。

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龍之新

4.0タイトルに偽りあり(^O^)

2023年10月30日
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なんか、面白かった・・・と言うより、すげえもん観ちゃった感じかなあ(つ´∀`)つ。内容もシンプル。音楽も、男の唸り声みたいなので、雰囲気最高(≧∇≦)/。で、タイトルにあるけど、不死身の男ではないね(^m^ )。言い替えるなら

『死んでなんかやるもんか男』

もしくは

『おまえらなんかにゃ殺されてやらねえぞ男』

かなあ(*´∇`*)。死んでもおかしくないくらいボロボロになりつつも絶対に諦めない・・・実際にありそうで無さそなプチスプラッタ作品でした( ̄▽ ̄;)。なんか大ヒットしてほしいな(つ´∀`)つ。

あっ・・・パンフの表紙が、昔の邦画のポスターみたいに遊んでるので、ぜひ購入してね(*゚∀゚*)

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精神年齢13歳 伊良子のくま

5.0「2日連続最高傑作」

2023年10月30日
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興奮

今年203本目。

昨日「ドミノ」見て良かったなあと今作2日連続最高傑作でした。怪我をしてずっと動いているとどこかで少しでも寝たい描写が好き。どんなに体力ある人でも1日30分、1時間寝ないと生きていけませんからね。実体験です。この映画のように生きたい。戦時中では自分の尊厳、誇りを持って強く生きれるかが問われていると思います。

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ヨッシー

4.0不死身なのは犬。しかも微妙にバカ犬。 段々とぶっ殺し方が雑になって...

2023年10月29日
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笑える

楽しい

興奮

不死身なのは犬。しかも微妙にバカ犬。
段々とぶっ殺し方が雑になっていく、ある意味リアルな展開。
ラスト、もはや生き延びられた理由が、無茶苦茶な上、オチがブルース・ブラザーズを思い出させる。
次はジェイソン・ステイサムと戦ってほしい。多分勝てる。

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高城剣

4.5爽快、面白い

2023年10月29日
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なんか昔初めてマカロニウエスタン見た時の衝撃。
主人公はほぼ喋らんが、表情しぐさで全てを語る。
ハリウッドのスマートなアクションバイオレンスなんぞ蹴散らしてしまう面白さ。
ゾンビ的兵士、なんと言ってもいいかわからんがフィンランド映画おもしろ〜い。

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gottama

3.5じいちゃんは不死身

2023年10月29日
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楽しい

単純

予告編から想像されるほどハチャメチャではなく、どちらかというと静かなトーンで映画は進む。日本人はあまり知らないけど、フィンランドもナチにはひどい目に合わされたんだなと、再認識。ナチスは当然ゲスいわけですが、ナチに限らず戦争になったら皆、こんなふうになっちまうんだろうな、とも思いました。そしてジジィは不死身です。

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satsuん

4.0続編が観たい。

2023年10月29日
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台詞は少なめで、伝説の男の生き様を背中で見せてくれます。かっこ良過ぎです。

前知識ゼロで鑑賞した為、なかなかのバイオレンスシーンに思わず口が開いたままになってしまいました。

そんな中、愛犬が可愛すぎて感情が忙しかった笑

内容はとてもシンプルですがフィンランド史上最大級の費用をかけて製作されたそうです。
フィンランド映画の新たな面を発見した気分です。

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Yum

4.5痛快痛快痛快!

2023年10月29日
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笑える

楽しい

興奮

まるでタランティーノの映画みたく章立てになってて、そういえば、ザ・クリエイターも章立てになってたな。最近の映画界で流行ってんのかな。
とにかく悪の権化であるナチスを一人でやっつけて痛快でした。
ロシア兵300人をやっつける場面も見たかったな。
最後に銀行に金塊持って行った場面は爽快すぎてなんか気持ちよかった。
捕虜になってた女性達もめっちゃかっこ良かった。女性を怒らせたら怖いぞー(>_<)

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yosci56

3.0人間の極限は底しれない

2023年10月29日
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ランボーを映画館で最初に観たときも凄い衝撃を感じた。誠に人間の極限は底しれない。ただランボーは心に何か蟠りを抱えて闇の部分が見えていたが、本作にはそれがない。ストーリーに深みがたりないなと思ったのはそのせいだろう。

ただ痛快であることは紛れもない事実

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ちゆう

4.0大切なのは諦めない心なのです

2023年10月29日
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面白かったです!
予告を観て想像してたよりすごいおじさんでした
ランボーやターミネーター以上かもです
でもひたすら強いんですけどそれなりにボロボロになるんですよね
敵のナチス軍、というよりボスとその子分がホントむかつく嫌なやつだから、ナチス軍のかなりグログロなやられっぷりに「おじさん、大変よくできました」でした
悪いヤツらをやっつけてめでたしめでたしなんだけど、やっつける理由が勧善懲悪のためじゃないのが私的にはちょっと残念かなと思います
3コのセリフしか言わない主人公の作品って初めてでした
あのワンちゃんがぬいぐるみみたいですっごく可愛くてほしくなりました

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小町

5.0リアルな不死身ぶり

2023年10月29日
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鑑賞方法:映画館

不死身というとだいたい

弾に当たらないとか
敵があっさりやられる

などの

無双状態になるのですが

この作品は

ギリギリ不死身なんです

弾にも当たるし
敵も強いし

ただ、劇中でも
言ってましたが

不死身じゃなくて
あきらめないだけみたいです

シンプルで
全てのシーンが繋がってて
期待して見た訳ではないので

それも込めて星5つです

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れいん 【観る前にレビューは見ない派】
PR U-NEXTで本編を観る