四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
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人生にほんの少し後悔があるのなら、それを拾いにゆこうよ
フィルム、カメラ、写真、光、陰……
何だか街の匂いや景色の温度
そういったものが、少し漂ってくる気がするような美しい映像が多かった。
それぞれの人生で後悔を抱えている三人が、それを補ったり、取り戻そうとしたり、向き合ったりしようとするお話だと思う。
エンドロールで歌声と共に想いを馳せると、じんわりと泣けてきた。
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ペンタックスはイイやつだなぁ
茶化すようにはしても、藤代が思い出に浸るのは邪魔しないで居てくれる。
鑑賞前に少しレビューを見て、藤代が淡々とし過ぎているという指摘もあったけど
彼は十分(こういう言い方が適切かは分からないけど)困惑しているし、傷付いていると思う。
切れた部屋の電球を替えられない程には
弥生がなぜ幸せに罪悪感を覚えるのか?
彼女も家庭環境が複雑なのかな、と思った。
終盤で藤代に抱きすくめられた時の叱られる前の様な、許しを乞うような表情が印象的やった。
幼い頃に厳しく躾けられたのか、シングルの家庭で我慢することを余儀なくされたのかな、と妄想した。
佐藤健がイケメン過ぎ
マリッジブルーの彼女が死期間近の相手の元カノの所へ行き『ドーヨ?』って言ってすったもんだしたら彼がやってきて抱き合って終わる話。。。
佐藤健の自分の事がわかってない感も、森七菜の出せてない大人っぽさも(大学生ですら…)話とズレてて、長澤まさみのオーラのみが存在するような映画でした。
話の冒頭の行動やシチュエーションが終盤に伏線回収のように進むんだけどどうにも分かりにくい。そして話の振り幅が大きい。
佐藤健を見に来た人は満足だと思う。森七菜を見に来た人も可愛かったと思える。ただ長澤まさみの演技・映画を見に来た人は『長澤まさみが勿体ない』っと思うんじゃないかなぁ。
中々面白かったですよ。
共感できる人にはハマる物語なのでは賛否両論
恋すること、愛することに臆病になっている3人の物語。
愛の始まりは終わりの始まり、この幸せがいつ終わるんだろうと目の前の人に素直に向き合えない。
共感できる人、出来ない人で全く評価が分かれる映画。
自分は後者で、始まりは終わりの始まりと感じることは全く理解できなかったなぁ。始まりはBIRTHDAY、幸せでしかない、終わりを恐れて恋愛が始まるメンタリティは理解できなかった。共感できる人にはハマる物語なのでは賛否両論
愛に悩みながら、愛に生きる。
恋や愛について人間の繊細な気持ちが
美しい風景と共に繊細に丁寧に紡がれていた
『どうして僕たちは一緒にいるんだっけ?』
パートナーに対する心の現在位置が
分からなくなってしまっている方におすすめしたい
きっと抱きしめたくなるはず…
藤井風の歌で再度感涙…
四月生まれの不器用な弥生さん
精神科医の藤代のところに元彼女の春から手紙が届く。
ボリビアの塩湖から、その後も世界各地から手紙が届く。
それを見た現彼女の弥生は結婚目前にして姿をくらます。
とても不器用な3人が描く、恋愛ストーリー。
精神科医なのに、自分の彼女のことは理解できない藤代。
父のことが心配で彼との旅行を断り、別れてしまう春。
幸せを手に入れることを怖がっていた弥生。
4月1日生まれだけど弥生という名前、そして、4月1日を嫌う弥生。
愛を終わらせない方法とは「手に入れないこと」と。。。
あんまり共感できない登場人物たちでした笑
でも演じた俳優さんたち、さすがでした。
春を演じた森七菜さん、可愛かったです。
でも藤代の佐藤健さんと年齢が近い設定は無理がある笑
森七菜と美しいロケーション。
この映画のロケ地は、どこもとても美しい。冒頭のウユニの水面。あまりの美しさでナレーション聞きそびれてしまった。その後プラハ、アイスランドへ。日本も決して負けてはいない。2人乗りバイクで行く朝日デート?ラストの海岸シーン。カメラが趣味の春(森七菜)によるスナップの数々。
映画での春や弥生(長澤まさみ)の行動は、人によって恋愛観や人生観が違うので、どうしても納得がいかない所があるかもしれない。その為評価が微妙になってしまうのも仕方がない。でも理解出来ない行動を、自分なりに考えてみるのも映画を見る楽しみ。別に正解でなくてもいい。 正解なんてないかもしれない。
ただ二人が行こうとした海外旅行の、その地を選んだ理由が欲しかった。どんなくだらない理由でもいいので。二人の関係性をより深く知ることができるのにと思った。あとひとりで旅行に行く動機が強くあれば、その理由が限りある命だったと合点がいくと思った。
評価の多くは森七菜に対するもの。出演者が森のみの21日間に及ぶ長期過酷海外ロケ。(でも写真集も出来ました) 出番の長さや重要性。一番手でもいいと思う。
…………
4月1日生まれのなのになぜか名前は「弥生」。旧暦3月。新暦では確かに4月であるが、やはり3月の印象が強い。(名前は当然親がつけたのだろうが、)嫌いな4月1日のせめてもの抵抗。四月になれば彼女は…。にげ…る…しか…。
やっぱ、ちがう、わかんない。
健くん、推し活プロジェクト!
内容は、本の方がいいかも
まとめきれず、中途半端になってる感じ
全然共感出来なかったし、感動の場面もない
せっかく素敵な風景なのに、勿体ない感じでした
最後の2人のやり取りに??がいっぱい
私の恋愛感情とは、違うものでした
でも、健くんはやっぱり素敵でした
これで恋愛映画っぽいでしょ?だけ映画。
年ワースト暫定。
朝日、海外絶景、フィルム写真、闘病を並べて
台詞と手紙で全部説明する。
何か思うと直ぐ音楽を鳴らす。
これで恋愛映画っぽいでしょ?だけ映画。
元カノ今カノがこの二人じゃそりゃ揺れるか。
岩井俊二ぽさ、セカチュウぽさも。
お客を馬鹿にしてないか?
生きていくことの苦しさ
率直な感想としては登場人物がみな不器用で、こじらせている。
あまり出番が少ない登場人物でも、この人こういうところ良くないなと感じる点が浮き彫りになっていて、どの人物にもあまり共感は出来ない。
ただ、完全な“良い人”がいない点がこの物語の良さだと思う。
この世の全ての人はみな、短所があり、あらゆる選択に迷っていて、他人に迷惑をかける。そしてみな、苦しさを感じながら生きている。
この映画が描きたかったのは、多くの人が一度は感じたことがあるであろう、人生の辛さと生命の重さなのだと思う。
観終わった後に、言葉にならない悲しさがこみ上げてきて、何故かは分からないが涙が流れた。
人生は苦しい。それに変わりはない。
ただこの映画は、そんな人生を自分が大切だと思える人と歩んでいこうと思えるパワーを少しだけくれる。
佐藤健はおそれている
・今カノ・元カノという二人のサイコパスに苦しめられる精神科医
・元カノは元カレの結婚直前のタイミングで「二人で行くはずだった海外旅行の写真」を送りつけ、「あなたが好きだったころの私が好き」と未練たらたらで「私もうすぐ死にます」という予告までする
・元カノの親も部屋中に娘の写真を張り、娘を束縛するサイコパス
・元カノからの手紙を見て失踪する今カノ
・今カノの失踪で精神を病んだ精神科医は同僚医師や行きつけのバーのマスター、今カノの妹など関係者全員から「お前が悪い!」と責められる妄想に苦しめられる
・元カノの死を知らされた精神科医は元カノが息を引き取ったホスピスに行き、彼女の形見であるフィルムカメラを受け取る
・フィルムカメラの写真を現像してみると、そこには失踪したはずの今カノが満面の笑みで撮影されている!!!!!
・なんと今カノの失踪先は元カノの入院しているホスピスで、今カノは元カノの生殺与奪の権を握っていて……
いやあ、序盤・中盤の演出のトーンを変えて、ラストの展開をもう少し工夫すれば、最近のJホラーの停滞気味な雰囲気を払しょくさせるような日本ホラー史に残る名作の完成でしたよ。
和製アリ・アスターの誕生、というか、アリ・アスターがコッソリ来日して撮影してるんじゃないかと思ったくらいです。
P.S.河合優実のシーンで気になるセリフがいくつもあったのですが、その伏線ぽいものが回収されていなかった気がします。やはりホラー的な話なんですかね?
サイコパス
ツッコミどころはいっぱいあるけど、まあいいや・・・まあいいや・・・と流して観てたらどーしても流せない今彼女のホスピタル潜入というありえない気持ち悪い気持ち悪い行動。
これを許容して普通に観れるって感覚が本当に理解できません。
大人の愛だのなんだの言ってお勧めしちゃってる人もいてるので自分はハッキリこれは観ないで!時間の無駄!と言っておきます。
良い音楽も綺麗な映像も全部白々しく感じました。
この映画のジャンルはホラーです。ホラーがみたいならお勧めします。
長澤まさみの嫉妬疾走劇
ストーリーは単純で藤代(佐藤健)に嫉妬(その他のネガティブ感情)した弥生(長澤まさみ)が疾走しまい、それを藤代が追いかけるという簡単な話だ。
この単純なストーリーをどのような構成で飽きさせずに見せるかというのがポイントになってくる。
今作においてはそれが失敗したと言わざるおえない。
この映画は2部構成である。春(森七菜)のパートが前半で後半が弥生のパートである。
前半は素晴らしい。綺麗な画、印象的なセリフなど飽きずに見れた。
しかし後半は酷かった。病院と動物園を行ったり来たりして、画がつまらないし、セリフは回りくどく、イライラする。(特に仲野太賀とのくだり)
せめて前後半のパート順を入れ替え、弥生のパートに大幅にカットをして、竹野内豊レベルの画が引き締まるような俳優が出ていればなんとか見れたのではないか。
ストーリー、音楽、ロケーション、上映時間が良かっただけにもったいないと思った。
愛を終わらせない方法とは
なかなか共感できる部分がなかった。
長澤まさみと佐藤健が好きで観に行ったけど
どちらかというと
森七菜の魅力が大全開って感じ。
佐藤健もぴかぴかの森七菜の隣に並ぶとやっぱりおじさんに感じる…。笑
もうちょっと年齢が近いキャスティングをお願いしたかったところ。
「愛を終わらせない方法」というテーマなのかな?
ある程度歳とってくると「現実そんな甘くない」と言いたくなる。ただ、カップルから夫婦になって、やがて家族になるに連れて、愛情表現こそ少なくはなるけど、愛がなくなるわけではないのでは。
冒頭で長澤まさみが「結婚2年目から愛ではなく情になるらしい。」といった類の発言をするけど“愛情”という言葉の通り、情だって立派な愛なのでは?と思った。
長澤まさみがいい大人なのに割と不安定というか、悪く言えばメンヘラ、良く言えば繊細すぎて感情移入できなかった。
森七菜のくだりはいるのかな?佐藤健がその経験を糧にして成長した部分ってあった?繋がりがあんまり感じられなかった。
原作読んだ方がいいのだろうか。
監督はあいみょんとか米津玄師のMVを撮った映像監督初の長編映画らしい。そのおかげか映像は綺麗。海外に行ってみたくなる。
何より藤井風の主題歌が最高。
感じかた?
原作を読んでないので読みたくなりました。
私は、人の気持ちや想いを伝えるのは難しいことだと痛感しました。
すごく観たかった作品だったこともあり、その事を考えると思ってたのと違いましたが、
佐藤健さんが演じた男性が、世の中にいるかもなーと思う演技で良かったと思いました
3人の思い
3人とも相手を愛しているのに、タイミングや怖さで踏み込めないまま、何かのキッカケで離れてしまう。お互いに状況や感情があるからある意味仕方ない面もありますよね。ただ、最後に1人の行動と思いが、残る2人を結びつける事になったのは、3人にとって良かったのでは。
俳優陣の演技が光ります
公開初日、舞台挨拶の全国同時中継付きで鑑賞して来ました。この形の舞台挨拶は初めての体験。すごく良いと思います!地元の映画館はほぼ満員でしたよ。このタイプの舞台挨拶が普通に行われるようになることを切に希望します!
作品については、主人公の藤代俊(佐藤健さん)、その婚約者の坂本弥生(長澤まさみさん)、藤代の学生時代の恋人の伊予田春(森七菜さん)等々、どの役も演じる俳優さんたちの演技がみずみずしく、とても光るものがありました。
ストーリーについては、自分が女性でどうしても女性目線で見てしまうからなのか(とはいえ、自分が全ての女性を代表できる訳もないのですが)、一瞬、弥生の行動も春の行動も「自分ならそこまでの行動は取れないかな、、」と感じてしまいました(特に弥生については)。
でも、そこに引っかからずにストーリーの進行に心を委ねて鑑賞したら、3人の気持ちの流れを理解出来る気がしました。
なんとなく、、ではありますが、藤代と2人の女性、特に藤代と弥生の心の結びつきやその深さが、どちらかというとサラッと描かれている感じがして、それに比べて弥生や春の取る行動がすごく深刻で重大なので、自分には「一体どんな関係性だと、そこまで行動するのかな、、」と少し突飛に感じられてしまったのかな、と思いました(でも、その衝動的で突飛にさえ思える行動は、若さゆえと言えるかもしれませんが。このあたり、今20代の人たちに感想を訊いてみたいかな)
弥生の行動が突飛だと感じないためには、藤代と弥生が患者と医師の関係から離れて、ぐっと心が近づいていく過程が、もう少し濃く描かれても良かったかな(観る側としては、もっと濃い感じで2人の魂の結びつきを観たかったかな)、と思いました。2人は最後、お互いをかけがえのない存在だと気付くわけですし。
女性2人に深く共感し切れなかったからなのか、何故か私の心は藤代くんに共鳴?同情?してしまいました(これって変でしょうか、、、?でも、今カノと、恋の初めの頃のような刺激はないけれど穏やかに未来を築いて行こうとしていたのに、彼女は出奔してしまうし、決定的に破局した元カノからは急に手紙が次々と送られて来るし、周りの人達からは「弥生の気持ちが全然分かってない!何で結婚しようと思ったのか分からない」と追い詰められるし、、。私も藤代くんみたいに動揺しそう。
ストーリーについてはそんな感じでしたが、俳優さん達の演技は皆さん素晴らしく、長澤さんが最後に海辺で泣くシーンは、苦しい気持ちから自らを解き放って前進しようとする力強さに満ちていたし、森さんは、難しい家庭環境の中で生き方を模索する、感受性の豊かな10代〜20代の女性を演じていて、素晴らしいと思いました。佐藤さんも、普段は穏やかな医者でありながら、自分を突き動かす情熱を確かめようとする藤代の役を熱演していたと思います。
また、ペンタックス(中島 歩さん)は、「こういうノリの(寝坊してばかりの笑)学生っている!いかにも写真部長!」と感じましたし、10年後の大学職員?研究者?の姿もすごくなじんでいました。ともさかさんは優しく話を聴いてくれるお姉さん的なお医者さん役がピッタリで、タスク(仲野太賀さん)も、時にイライラしながらも藤代を見守り、内省を促す重要な役割を果たしていました。弥生の妹(河合優実さん)は、弥生とはタイプが全然違うけれども、一番の理解者なのだと伝わりました。そして、ワンシーンだけの出演でしたがすごい存在感だったのは、春の父親(竹野内豊さん)で、その心の闇の深さを感じました。藤代と春が海外旅行に行かせて欲しいと父親に頼み込むシーンで、父親は下を向いたり身体を揺らしたりしながら2人と会話をしているんですが、その姿が、出口のない暗く沈んだ世界を、うつろな思考がさまっているような感じで、、、うすら寒く感じ、一瞬自分の体温が下がりました笑。
藤代は、この出口のない世界から春を救い出してあげたかったんでしょうね。藤代が父親と会話しながら「これは、思ったより根が深くて春を救い出すのは無理かもしれない」とひるんだ瞬間もよく描かれていたように思います。
そういえば、関係ない話ですが、春が亡くなった後、ペンタックスから藤代にかかってきた電話の声、春の父親だと思ってしまいました。父親から電話が掛かってくるかも、と想定していたからそう聞こえた?それとも俳優さん2人の声質が似てる?
この作品のテーマでもある、「それでも人は恋をする」について舞台挨拶では、「最近は、恋愛に対して消極的になりがちな時代では?」ということが話題になっていましたが、、、どうなのでしょうか。最近、個人的にYOASOBI の「ラブレター」にハマって繰り返し聴いてるんですが(いきなり話が飛んで、失礼します)、この歌自体は「音楽」に対する愛をラブレターにしたものなんですが、あれだけの熱量の愛を、やはり今の20代の人たちは好きな人に対してもまっすぐ向けているのではないかな - たとえ心の中に秘めているのであっても - と感じました。これも20代から30代にかけての方たちに是非尋ねてみたい!)
結果的にこの映画は、映画に触発されて、自分の「人を好きになる気持ち」が、みずみずしく生き返った気がしたし、「人はまっすぐ愛したいな!」と感じさせられた、、そんな映画でした!(制作者が意図した効果かどうかはわかりませんが、飲んだら不思議な効果があった薬みたいな感じ笑)
最後に。
春になれば、、のタイトルに相応しく、映画の中に満開の桜の木が出てきてすごく嬉しかったです。映画の中でも美しい桜を見られて感動できる、、日本人に生まれて良かった!笑 自分も、しばらくぶりに大好きな場所にお花見に行こうと思います。特に朝の桜は空気も澄んでキレイで素晴らしい。どうか今年の桜が雨や風に打たれてしまいませんように、、、桜、LOVE!
ピュアな気持ち
結構遠回しなやり方で
みんな生きてるな〜って感じがしました。
自分よりも大切な人
とってもいいフレーズですよね。
でも、一生添い遂げる中で
そう思える時間って、そんなに長くはないんじゃないかな?
推し活だって、
推し変とか言って心変わりしちゃうんだから
一緒に生活したりなんかした日には…!
ただ、長澤まさみさん、森七菜さん
佐藤健さん、仲野太賀さん
皆さんいい演技されてたのでホロり泣いてしまいました。
このキャスティング上手いなー。
幕開けからエンドロールまで気分良く観続けさせる。 これってなかなかないかも。
それぞれの俳優の落ち着いた表情が心地良い。
オープニングの景色から期待が膨らみ飽きさせずにストーリーが進む。 楽しかったな。
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