四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
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愛を静かに語る映画です
正直に言うと、派手な演出はありません。派手な出来事もありません。それ故に共感出来ることが多いはずと思える映画です。 原作を先に読んで、見に行ってきました。限られた時間の中で完結させているため、原作の内容とは多少違ってきています。ですが、キャストさんの繊細で優しい演技、映像・音楽もマッチして、なんとも言えない感覚がありました。主題歌の「満ちてゆく」エンディングで流れた時、自分の想いと重なって涙が溢れました。 映画を見ながら、恋人のこと、家族のこと、そして、自分のことを振り返ってほしいなと思います。この映画は、見る度に感動が増す映画。できれば、2度目3度目と見に行ってほしい映画です。 あと、付け加えるとしたら、優しくなれる映画かなと思います。
「語らない美学」
まず役者さんの演技について触れたいと思います。
登場人物が少なかった分、違和感のある演技をすると目立ちやすい映画だったと思いますが、全員が全員役に嵌っていて素晴らしかったと感じました。
次にストーリーですが、原作が川村元気さんということで、「百花」を観た身としては小説を読んでから映画を観たかったのですが、結局読む機会を逃し映画を観る日を迎えてしまいました。
肝心な話の内容ですが、僕自身大好きなタイプの話でした。まだ高校生という我が身にとって結婚観というのはあまり共感できるものではなかったのですが、関係性が変わるということについては交際などで自分自身これまで何度も考えてきたことがあったので、この映画を観て視野が広がった感じがしています。
タイトルにも記載しましたが、本当に語らない美学という言葉が当てはまる映画だなと感じました。その分登場人物の行動と内面が、僕の頭の中ですぐ結び付かないシーンも少々あり、評価が低くされている理由もここにあるのかなということを考えて観ていました。
ただ僕自身はそういった映画が好きです。
幸せとは何か、そういった人間の心情を描いてくれる映画や小説は、これからもたくさん観て読んでいこうと思います。
そしてエンディングの藤井風さん。最高でした。曲は最近ずっと聴いていましたが、エンドロールで流れる曲はやはり格別でした。映画を観て曲への理解も深まり、これからもしばらくリピートすることになると思います。
自分でも総評をなぜ4.5にしたのかは分かりません。ただ、なにかが欠けている気がしたので0.5マイナスさせていただきました。
ただ、本当に良い映画だったので、是非もう一度観に行きたいと思います。加えて、小説も読もうと思います。
レビューを読んでいただきありがとうございました。
変化に寄り添うこと
人間の恋愛という複雑で難しいテーマを扱っているからこそ、弥生の行動など難しいところが多いのかも。 物語全体に対する春のアンサーが全てだと感じる。、 『愛の一瞬を共有した2人ならば、変わっていくこと に寄り添うことができると思う。』
つまらん、主題歌が勿体無い
なんかつまらんくて7割は寝たと思う。
難しいって言ってる人いるけど、別に難しくはない
てか春さん彼女がいる元カレに手紙かくとかキモいし、弥生も元カノがいる所で働くってキモすぎる:(´◦ω◦`):
原作とはかなり違う
良くも悪くも原作とはかなり違う。森七菜が長澤まさみに、わかっていた、来てくれてありがとう、と言ったところで涙腺崩壊。厳しいコメント多いけど、いい映画だと思います。森七菜さんが可愛かった。
色々と考える機会を与えてくれた
男脳で感じる愛と、女脳で感じる愛はこんな風に違うんだろうなと、今までそう思ってきた事を映像にしてくれたような感じでした。弥生が「私達は努力を怠った。」と言った所は自分に凄く刺さり、そのせいで実生活ではもう愛は終わっているんだなと思いました。でも同じ監督の作品の藤井風さんのMVと曲を聞き直して、私も「満ちてゆく」人生にしたい、その為には?と考えさせられました。答えはこれから探さなくては。
ふわっと、ぼんやりしたような感じ。
正直に言うと、内容は少し理解しにくかった。 でも恋愛ってこうなんだろうなという感じは伝わってきたかな。 「愛を終わらせない方法は、手に入れないことだよ」という台詞がずっと頭の中に残っています。 そして、風景の映像がすごく綺麗。映画館の大きなスクリーンいっぱいに広がる絶景に思わず吸い込まれそうになりました。
ふわふわしてる映画。 弥生が緩和ケア施設で働き始めるのが理解できな...
ふわふわしてる映画。
弥生が緩和ケア施設で働き始めるのが理解できない。普通にコワすぎる。あと急に出てきたお父さんがそれっきり。景色はとても綺麗です。
愛を終わらせない方法はない
冒頭、式場見学のシーンより。
同棲している彼女がピアノを習っている事さえも知らない彼、別々の寝室。
「愛を終わらせない方法ってなんだと思う?」という過去された質問さえも忘れてしまっていた。
愛を終わらせない方法は手に入れない事だと。
手に入れる事ができなかった彼の元恋人からの手紙、
そこから読み取れる痛いほどの愛に彼女は心を乱されたに違いない。
愛が本当に終わってしまう前に彼女はその熱に触れようとする。
ただ実際に元恋人に会ってその熱は過去のものだと、その熱を元恋人自身も追っている事を知る。
愛を終わらせない方法など無かった。
途中、先輩の医師が放つセリフ。
「今の時代、皆んなどこかしら病んでいる。」
登場人物みな、どこかしらに問題をかかえていて、極端に言えば心なのか、身体なのか、どこかしら病んでいた気がする。
そんな病をお互いに分かり合って、補い合っていく必要があるのかもしれない。
皆さんは愛が終わらないように、愛する事をサボらないで欲しい。
これまでの恋を思い出し、これからの恋を思わせてくれる映画
いい意味で淡く不完全燃焼になるような映画。なので、ものすごく原作を読みたくなる。(読もう!) 愛を終わらせない方法とは…とひたすら考えさせられる。愛の終わりについては「恋人同士の気持ちのすれ違い」とかそういう単純な言葉では表せられないほどぼんやり曖昧なものなのかもね。 一度でも恋をしたことがある人はその恋を思い出すなと思ったし、これからの恋についてもきっと想いを馳せるだろう。 好きな気持ちだけではどうにもならないこともある。けれどもその好きな気持ちをもし未来の私から見たらどう思うのだろう。未来から見た時、希望ある愛の形になっているだろうか。 ふわふわと色んな考えを巡らせながら見られる映画。脇役キャストの方々は、出演時間こそ短いものの、とてもいい味を出しているし、主役三人が上手い具合に引き立っている。 タイトルに立ち戻り考察できるほど深く入り込めなかったので、やはり原作を読んでみようと思う。
真剣に永遠の愛を求める人たちのお話
当初想像してたストーリーとは違っていて、意外性があった。純文学の忠実な映画化なのかなと見た。真剣に永遠の愛を求め、失う事に怯える人達。そういう話は過去にもあったけど、現代にほんとにこういうテーマに共感出来る人達がいるのかな…と思ってしまった自分は下世話な人間なのかも。 主役御三方の演技は、鮮度が高く純粋な主題に合った表現をされていたと思う。マッチングアプリとか使ってる人達にどう映るのか…。
森七菜、良い女優さんですねー!
佐藤健と長澤まさみは流石 役者さんの表情だけでなく景色の描写も素晴らしい 目に映らないものも個人的にはとても良い映画だと思いました
期待するもラストレターの様なこじつけた作品
3人は同世代の設定? やはりどうしても最近まで女子高生専門役だった森だけ若くみえるのが不自然 物語も過去と現在とその中間が同時進行していくので分かりにくい 手紙には今の勤務先が書かれていたのか?今の時代手紙と言ったって電話やメールで良いだろうし婚約者が元彼に会いに行くかな?
色んな愛のカタチ
色んな愛のカタチを美しくも厳しい風景が彩るキレイなラブストーリー 佐藤健と中島歩の大学の後輩が森七菜という設定に度肝を抜かれるが、不思議と後半は違和感がなくなっている 仲野太賀と竹野内豊と河合優実がピリリと辛くも切ない演技で存在感を出してきていた 中々共感しにくいストーリーだが、少しでも投影できる人にはささるのでは?
映画ってだから嫌い
ネタバレありです。
そもそも原作読んでないとあかんのですかね?
何を言いたいのかさっぱりわからんし、
設定も雑過ぎる。雰囲気映画?
最後の藤井風で泣かすためだけの映画?
河合優奈出す意味あった?
メンヘラ女である弥生は、またちょっと寂しいことがあればまた行方不明になりますね。私がそうだからわかります。
映像は綺麗。主要登場人物の演技も文句ない。特に森菜々ちゃんは良かった。
でも年齢設定おかしくない?
PENTAXと高校生に見える森菜々と長澤まさみが現在同年代って無理あるよね。佐藤健はまあ大学生役違和感なかったけど。
エスカレーターの降りたところでしゃがみ込んで泣いてたら
後ろから来た人がなだれ込んで大惨事起こるのでやめてー。
弥生、どうやって春の居場所突き止めた?
そしてあの海岸での藤代との抱擁の後、勝手に仕事放り投げて元の生活に戻ってるのなに?
春の父親はどうしたん?
想像にお任せしますって映画、嫌い。
2人の女性によるダメ男修正物語
観る気がなかったのですが、俳優陣いいし・・・
ってことで鑑賞しましたが・・・あぁ、やっぱり。
豪華なキャストにビッグネームの主題歌には気をつけろ!
って何度も自分に言い聞かせてたのに・・・。
いや、商業的に大成功して日本映画界を元気にして
頂ければよいです。そのための作品ではないでしょうか?
どうしてこの手の邦画って、不自然な設定がベースに
なってるんでしょうねぇ?自然な流れで感動を作れない
のでしょうか?洋画の恋愛映画ってこんな入り組んだ
設定無いと思うんだよなぁ。もう信じられないくらいの
予定調和な偶然が頻発しちゃって・・。
心療内科系の医師が患者に・・・ってもう引くし。
おいおいおい・・・って。
さらにその医者がほぼヤブ級の診察能力がゆえに話が
回っていく・・。それを医者の不養生とかの言葉で
説明すんなよな、失礼にもほどがある。
フジの人間性がようわからんし、過去の引きずり度合いも
ようわからん。ダメダメなことはなんとなくわかる。
弥生はなかなか微妙な心の持ち主ではあるものの、
探偵並みの調査能力で元カノの潜伏先を見つけるし
さらには潜入捜査も。就職も退職も自由自在。忍者か。
ハルは・・・一番わかりやすいキャラだったかな。
てかさー、旅行行けなくなっただけで終わるかい?
恋愛。旅行いけなくなっただけだろがい。君たちの
恋愛どんだけ薄いんだ。
でもって、とどのつまり・・・元カノと今カノが
「あいつダメだよねー、けどこんな時もあってさ、
わるいやつじゃないんだ、よろしくね!」って
分かり合って、彼氏の引継ぎをしつつ
「お前さ、しっかり向きあえよな!自分にもあたしにも!」
って、ダメ男を修正する物語でした・・・としか見えない。
こーいう状況だから、こうなるよね・・っていうような
心情描写皆無で状況だけで泣かせにかかる物語って
ほんとつまらない。
ラスト「やよいー!」って叫んで走っていくシーンなんて
ゾゾゾってしました。
あーぁ。
「私、ハナさんに会いに来たんです」
嘘っ!?
何?探偵かなんか使ったの??
PENTAXからの「ハナが死んだ」にも飛び上がる程驚いたのだけど、更にぶったまげた台詞だった。
どうにもよく分からない。
作品がってんじゃなくて、なぜ川村元気氏がこんなにも重宝されるのか。彼は財閥の1人息子か何かなのだろうか?川村元気氏が関わる作品を何本か見てきたのだけれど、どれもこれも刺さってはくれず…きっと感性が違うのだろうと思う。それとも監督が原作を活かしきれてないのだろうか?だが脚本には原作者の名前もある。ずっと不可解なのだ。
今作も予告での期待感はあったものの、何となくの気配は感じていて…やっぱりって感じだった。
ロマンチストな中学生の発想の域を超えないように思えて仕方がないのだ。
俳優陣は熱演だった。
なのだが、その重い背景を原作が持て余してる感じが半端なく…想像にお任せしますと丸投げされてるような感覚になる。
文法的にはこんな感じだ。
ハナが旅に出る=父は死んだ
擁護施設にハナが入る=死んだ父の遺産を活用
PENTAXがハナの居場所を知ってる=????
弥生がハナの居場所を知ってる=探偵以外なくない?
ハナが弥生をフジの彼女と気付く=女の勘。だとしても、就職して看護師にまでなると思わんだろが。めっちゃサイコパス!
どれもこれもダイレクトではなく、察するにってスタンスで勿論、俺の想像だ。
じゃあ、コレらが明かされたとてどうなるんだって事だ。本筋には関係ないが、少なくとも俺は物語を追ってる途中に躓かない。
俺は知りたいんだ。登場人物達の苦悩を。何に打たれ、何を乗り越え、どんな葛藤があってその選択に至ったのかを。
確信に至る材料もない。だから、感性が合わない。
綺麗なものだけ、儚いものだけを並べられてるようで、表層だけなぞられてもなぁ、なんて事を思う。
そもそもの事の発端が「愛する努力を怠った」って事なのだ。それを確信したのが2人で買ったワイングラスを躊躇なく捨てたってのが決定打っぽい。
で、次の日には失踪だ。
その失踪の理由が「失なってものを取り戻す」とかなんとか。その想いがハナに向かう。
…こういう女性像とか状況に、女性は共感できるのかしら?「あー、あるある。佐藤やっちまったなぁ」とか思うのかしら?
居場所を事前に調べてたの?
こんな事が起こった時の為?それとも彼の過去を知りたかった?思わせぶりな手紙の内容に不快感でもあった?ならその不快感は彼と一緒に解消すべきなんじゃなかろうか?むしろその不快感こそが愛情の裏返しでもあんじゃないのかしら?
その失踪もどれぐらいの時間かは描かれない。
衣装の差異をそう感じなかったから1〜3ヶ月とかなのだろうか?
その期間の間、弥生はずっとハナと対峙し何を想ってたの?何が変わると信じていたの?
ハナの想いは吐露されるけれど、2人はソレをどう咀嚼したんだ?
ラストカットは動物の習性に詳しくなるフジと弥生の会話で終わる。彼女の仕事に詳しくなるって事は、彼女を理解する努力をし始めたって事なんだろうけど、ソレはハナが居なくても出来る事だったんじゃないの?
それに失踪という大惨事を克服した割には平坦過ぎやしないかい?
まるで何も無かったかのようだ。
何があってそこに至ったのかまるで掴めないよ。
バーのマスターが中盤くらいで言うよ。
「まだ出てった理由が分からないの?」
分からないよ!
あんだけのシーンじゃ理解しようもないよ。
フジは愛情を伝えるのが下手だったのかもしれないのは、妹とのやり取りで予想はできたけど、2人で居る時は違うかもしれないし、弥生に優しく接してたようにも見えてたよ。
そこそこコアな部分を丸投げされても困るんだよ。人物に感情移入し辛いから。
川村原作はずっとそんな印象だ。
そもそも…
四月になれば彼女は…どうやねん!?
年取るんかい?
鬱になって奇行を繰り返すんかい?
死ぬんか?
あ?
いったいどうなんねん?
それらを補完できる観客には、きっとまるで違う感想なのであろう。
だから、俺の感性とは合わない。
弥生がメンヘラにしか見えん。
それで合ってんのか?
弥生が言う「愛を終わらせない方法。それは手に入れない事」身も蓋もない言い分だけど、それは覆ったんだろうか?覆ったように思えず、かと言って違う価値観を手に入れたようにも思えない。
そういうとこだよ…。
思い出をなぞってツラくなる
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