DASHCAM ダッシュカム

劇場公開日:2023年7月14日

DASHCAM ダッシュカム

解説・あらすじ

コロナパンデミックのさなかにZoomを介して広がる恐怖を描いた「ズーム 見えない参加者」のロブ・サベッジ監督が、再びコロナ禍の世界を背景に、迷惑系動画配信者の主人公が陥る恐怖を、画面越しの視聴者目線で描いた新感覚ホラー。

女性ラッパーで迷惑系ライブ配信者として人気を得ているアニーは、ロサンゼルスのコロナ規制に辟易し、イギリスに住んでいる昔の音楽仲間であるストレッチのもとを訪ねる。しかし、今は配達員として普通に暮らしているストレッチにとってアニーの来訪は迷惑でしかなく、追い返されてしまう。頭にきたアニーは、ストレッチの車とスマホを盗み、ライブ配信をしながら彼のフードデリバリーの仕事を勝手にやりはじめる。そして、あるレストランのオーナーから大金を積まれ、ひとりの女性を運ぶという奇妙な配達依頼を受ける。悪態をつきながらも女性を目的の場所へ運ぶため出発したアニーだったが、その先には想像を絶する恐怖が待ち受けていた。

主人公アニーを演じるのは、実際にシンガーソングライター兼俳優として活動しているアニー・ハーディ。

2021年製作/80分/PG12/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Dashcam
配給:アクセスエー
劇場公開日:2023年7月14日

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映画レビュー

3.5 ただのホラーではない今を映す鏡のような作品

2025年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

知的

ロブ・サベッジ監督の作品は初見。
たまたまtwitterでこの作品のアニーのシーンが流れてきて、その衝撃にこの作品へ興味を持ち、上映時期に観るタイミングは逃したもののようやく観れた。

「ザ・ベイ」や「クロニクル」からも影響を受けていそうな今までとは一味違う準POVの撮影手法や今までにない恐怖シーンを作ろうというチャレンジング精神は単純にホラーとして新鮮味があって面白く、”ホラーのわんこそば”を食わされてるんじゃないかとも思えるような多種多様な忌避表現、恐怖の畳みかけは個人的に結構好みだった。

上映時間79分とは思えないほどのそんな恐怖の詰め込みっぷりは、クールなライムを紡いでいると思ってるアニーに対する皮肉にも感じられるストーリーで、それでいても尚最後まで変わらないアニーみたいな人間もいることを作品を観ることで感じる”共感出来ないからこそ”面白い作品だった。
コロナ禍に”全人類協力して乗り切ろう”って最中、各地に迷惑を掛け世の中に唾を吐きかけるようなアニーが特徴的な"赤いキャップ"を被って分断を煽るような活動をしているのがコロナ禍から現在にも繋がる問題としても考えられる問題の根深さも感じるし、そんな"アニー・ハーディ"を演じて請負うアニー・ハーディさんに尊敬の念を抱いた。

更に全編観賞出来ている観客とは違い、都度都度接続が切れてツギハギの映像しか見れない視聴者が誰もアニーの安否を心配せず真偽だけを気にしている姿が、道を踏み外していたり踏み外そうとしている人に手を貸さない冷笑している者達への批判にも見えて、個人的には色々考えてしまったし、自戒の為にも覚えておくべき作品にも感じた。

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神社エール

2.0 よく分からない

2025年7月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

驚く

ドキドキ

SNSで話題になってたので観たけど、途中から話が分からなかったです。死んだかと思ったら生きてるみたいなのが何回もありました。流し見くらいでいいと思います。キモさは良かったです。

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アルぱか

3.0 "Annie Hardy" in POVホラー

2025年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

驚く

配達員が配達先で老婆のライドシェアを頼まれた結果、滅茶苦茶怖い目に遭う映画。
最大の特徴は何と言っても主人公アニーのキャラクターでしょうね。
ぶっ飛んでいる、というよりは「お下劣ラップでしか感情表現ができない、世間に逆らう私TUEEE、いいねヨロ☆」な迷惑系配信者です。
よくあるB級ホラーなら真っ先にスプラッターされるタイプなんですが、これがすっごいしぶといw
その図太さが個人的には一周回って「頑張ったね…」と思える程度には許容できましたが、好みが大きく分かれるポイントだと思います

ちなみにこのアニーは実在の音楽家で、どういう事情か本人名義のAnnie Hardyとして主演されています。
キャラを盛っての出演らしいですが、彼女のwikiを読む限り本人も中々波乱万丈なタイプのようで…。
あのユニークなエンドクレジットも彼女が作ったんですかねw

一転、ホラー描写は中々真面目で、怖いシーンやスピード感はむしろ高評価(☆+3)。
背景から無音(SEゼロ)で近寄ってくる演出は、SEのデカさだけで驚かせようとする監督たちにぜひ見習ってほしい位です。
なのでホラー好きの方にも一度は見てほしいところなんですが、「終始POV形式できつめな画面揺れ(☆-3)」、「うんこのドアップ」、「Annie Hardy(☆-1)」など各種不快要素には耐性が必須なのでご注意下さい。
シナリオは「結局アレは何だったんだ」系ですが、ぶっちゃけ観終わって印象に残るのはやはりAnnie Hardy…なので問題アリマセンネ(☆-1)

もしかして主人公を普通のキャラにしたらそこそこ良作のPOVホラーになったのでは…?
いや、Annie Hardyが記憶に残ったのなら監督的には満足だったのでしょうか…?
そんな映画です

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Lyman

3.0 感想メモ

2025年6月18日
iPhoneアプリから投稿
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ヒラめ