キリエのうたのレビュー・感想・評価
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震えるほどかっこいいシーン
私は記憶力がないのでストーリーを追うのが苦手で考察もしない。ストーリーや登場人物に感情移入して涙することができない。映画は作り物で、現実ではないと言う考えが常に頭の片隅にあった。現実は物語より奇なりだと思う。
だから、刹那的な映像・音響のかっこよさや美しさを軸に映画を見る。
ライブのシーンは特にかっこよくて震えた。
警察が警告する拡声器の音と、バンドの演奏とキリエの歌声が合わさると、あんなにカッコ良いのか。その場面でイッコが歩く姿の映像が、美しく神秘的だった
最初の鑑賞では、ハチャメチャなストーリーと思ったけど…
★2回目の感想(原作既読)
原作を読んでから、もう一度鑑賞してみると、それぞれ切り取られたパートが繋がって、きちんとストーリーが理解できるので、キリエを取り巻く悲しい物語にずっと涙をこらえて観てました😢
この映画は、時間と場所が行ったり来たりするのと、人間関係が複雑なので、一度の鑑賞で理解するのは難しいと思いますね(-_-;)
それに原作を忠実に映画化されてない=大事なところがカットされているので、わからないことが出てきて、ストーリーがハチャメチャに思えてしまうんじゃないかと思います(^^;
最初の評価が🌟二つ半で、2回目の評価が🌟四つ半と高評価になったんですが、こんなことは今まで記憶にないです😅
何はともあれ、主演のアイナ・ジ・エンドという役者さん、演技も歌も、最高に良かったです🈵
2回目の鑑賞では、3時間はアッという間に過ぎました😋
★最初の感想(原作未読)
キリエの独特の歌声は、何とも言えず心に響いて心地よかったし、劇中で歌われる曲も、好きな曲ばかりで、とても良かった(^^)
現在と過去が交錯するストーリー展開も、複雑な人間関係が徐々に解明されていくことを期待しながら観ていたんですが、散りばめられた伏線が回収されないまま、だらだらとしていつの間にか終わってしまった感じです😓
せっかく、いい歌といいキャストといい題材を使っているのに、何とも理解できない脚本で、しまりのない意味不明な映画になってしまった感が強い😥
岩井俊二監督は、この映画で何を伝えたかったのだろう、映画の落としどころはどんな風に考えていたんだろう、私にはさっぱりわかりませんでした😨
私の評価基準の中には、ストーリー、テンポ、落としどころというのがあるんですが、ストーリーはハチャメチャ、テンポは一部だらだらと辛気くさくて、落としどころはさっぱりわからないので、これらを評価すると、🌟ひとつ(10点~20点)の低評価しかつけられないですね (-_-;)
ただ、音楽とキャストが良かったのでこの評価になったということですかね (^^;
いずれにせよ、無駄な描写が多すぎて、肝心な伏線の回収がないのに、3時間は長すぎるでしょ‼️
悲惨すぎるが惹きつけられる
タイトルなし
3時間は長かったけど、震災の長い地震のシーンなど、エピソードも多かった。
歌の力が中心。
松村君は本当に難しい役を演じたと思う。顔を見せて欲しいといい、謝り泣き崩れる最後の方のシーン。男の方がダメになる、弱い存在だということをDV男に変身する男の描写も含め、よく描いている。
岩井さんの映画は、いつも男と女は幸せにはなれなくて、女の友情が描かれる映画なのか。
黒木さんも珍しく骨太で強い。
キリエの家が漁師でキリスト教というのは、リアリティがあるのかどうか。
キリエの女の子はちょっと賢くない感じがあり、松村君への性的な迫り方とか、2人の関係はいまいち見えない。
警察や福祉の描き方は、ケンローチのよう。リアリティがある。
ホームレスで、路上コンサートの旅をする女の子の設定が力強い。
すずさんは、たいてい、彼女がドラマの枠をはみ出てしまうのだけど。この映画は扮装も含めよかった。松村君のことを好きな複雑な感情の表現もいい。雪の中のオフコース、さよならのシーンもいい。全部歌った。
村上くんは、背景わからなくても存在感だけでいい。
素直に面白いです
正直、予告を見る限り、あまり期待しないで─なんて思っていたのですが、単純に表現しきれない濃密な面白さ満載でした。なにせ3時間近いですからねー。でも、尺の分の意味合いも面白さも展開も、ありました。率直に、すごいお話を考えるものだなぁと思ってしまいます。
絵も、手持ちでテキトーに撮って上手く繋いでいるんだろうと思って油断していると、見事なフォトジェニックがバンバン映し出されて、めっちゃ見入ってしまいました。しかも今回は音楽がいいし。
でも、最初の方は音楽の使い方があまりに劇的過ぎていやらしいのでは─と危惧したんですけど、とことんドラマチックに音楽を魅せていくという終始一貫した演出に嵌まった気がします。
時間軸がかなり複雑に行き来して、混乱を招きかねない構成だったと思うんですが、その複雑な感じもまた深みみたいなものになっているような─
また一つの世界観に魅せられたという思いです。
お家芸の「一人二役」が裏目に出てしまったとしか思えない
泣いているような、絞り出しているようなアイナ・ジ・エンドの歌は、確かに心に響いてくる。彼女の歌唱シーンこそ、この映画の目玉であると言えるだろう。
その一方で、ストーリーはといえば、同時並行で描かれる異なる時代と場所での物語には引き込まれるものの、結局、3時間もかけて何を描きたかったのだろうか?という疑問が残る。
そもそも、主要な登場人物達のキャラクターが、最後まで把握できない。
アイナ演じる路花は、震災で自分だけが生き残ったことに後ろめたさを感じ、贖罪の気持ちから姉の名であるキリエ(希)と名乗っているのだろうが、それにしては、ただ歌手としてデビューしたがっている女性にしか見えない。
村松北斗演じる夏彦にしても、本当に希を愛していたのか、それとも「できちゃった婚」から逃げ出そうとしていたのかが分からなかった。
黒木華演じる風美については、路花を救い、寄り添う姿に菩薩のような慈愛が感じられるのだが、その背景が描かれないため、単なる「善い人」で終わってしまっている。それどころか、ストーリー上、この大阪のパートは、丸々なくてもよかったのではないかと思ってしまった。
広瀬すず演じるイッコ(真緒里)に至っては、スナックを継ぐことを嫌がっていたのに、それ以上に「女」を武器にする結婚詐欺を働くというのは、いくら大学進学に挫折したからといっても、一貫性が無さ過ぎるのではないか?それ以前に、帯広で知り合いだった真緒里と路花が東京で出逢うという偶然は、通常ではあり得ないし、その一方で、夏彦が東京に出てきても、イッコ(真緒里)と再会することはない。
こうしたご都合主義や不自然さを排するためにも、真緒里とイッコは別々の人物にして、違う女優が演じた方がよかったのではないかと思う。
似たような思いは、アイナが一人二役て演じた希と路花という姉妹についても抱いてしまう。
アイナのキャラクターは、心に傷を負って声を失い、歌でしか自分を表現できない路花のイメージにこそピタリとはまっているのだが、普通の高校生である希のイメージからは乖離しているように感じるのである。それどころか、粘着質の希に迫られる夏彦が、なんだか気の毒にさえ思えてしまう。ここは、やはり、姉妹のそれぞれを違う女優が演じた方がよかったのではないだろうか?
「一人二役」は岩井俊二監督のお家芸だが、残念ながら、本作では裏目に出てしまったとしか思えない。
岩井俊二が撮る令和版『すかんぴんウォーク』
上映3時間だけど頑張って観てほしい
アイナの魅力を上手く引き出しており、想像力が試される映画になっている
震災に運命を翻弄された13年間の魂の記憶の闇と曙光と
アイナ・ジ・エンドがキリエ役で映画初主演を果たし、主題歌「キリエ・...
アイナ・ジ・エンドがキリエ役で映画初主演を果たし、主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」を歌唱するほか劇中曲として6曲を制作。「SixTONES」の松村北斗が夏彦、「リップヴァンウィンクルの花嫁」の黒木華がフミ、「ラストレター」の広瀬すずがイッコを演じる。
女優「アイナ・ジ・エンド」は終わらない
女優「アイナ・ジ・エンド」を鑑賞する映画。
その前にシンガー「アイナ・ジ・エンド」についていけるか?このクセの強いカリスマシンガーについていけなければ、映画のストーリーは良くても辛いことになる。
3時間という長尺ではあるが、(トイレ問題以外)全く気にならなかった。むしろ短かったら登場人物への作り込みが不足するのではないかと思う。序盤の「広瀬すず」のコスプレファッションショー。キリエの喫茶店での突然の歌唱シーンは特に素晴らしかった。
中盤から主要キャストの残り2人の登場になるが、4つの時間・場所を行ったり来たり。子供時代やら姉やらでややこしくなる。震災の地震描写はあるが津波はない。
子供の路花は児童相談所に拉致?されるが、本当に心配している2人は親権がないからどうする事もできない もどかしさ。でも正規の里親を路花は逃げ出している。勿論連れ去りなど複雑な問題もあるので法による線引きは理解できるが…。
クライマックスは路上ルーフトップコンサート?
普段は心の深い傷で声がうまく出せない。しかしだんだん仲間に支えられて変わってきた。イッコに見てもらいたい。でもそういえば中盤以降広瀬すずちゃん出番が無い。どうなるの?
この映画に少しでも興味を持ったなら時間を気にするな。通路側を取って観よう。
女優「アイナ・ジ・エンド」を鑑賞しよう。
キリエとKyrie。
歌う事でしか言葉を発っさないシンガーソングライターKyrieの話。
震災で家族を失ってしまった路花(Kyrie)、小学生の頃、男性路上ミュージシャンへ出会った事がきっかけでシンガーソングライターの道へ…過去の震災や家族を失ってしまった事で言葉を話さなくなってしまった路花、姉キリエの名前を使い歌で想いを届けるKyrieのストーリー。
シンガーソングライターKyrieが路上から始まりプロへみたいな話かな何て軽く思ってたんだけど本作観たら以外と話のストーリーは重めな感じ。
「キリエのうた」ってタイトルだけあって路花、キリエがやはりメイン、個人的には広瀬すずさんが目当てだったんで彼女をもう少し観てたかった(笑)
姉キリエの彼氏(夏彦)役、松村北斗さんも何か優しさと寂しさ悲しげを纏った感じの役だったんだけどよかったね。
Kyrie役のアイナ・ジ・エンドさんの歌の上手さは本物!歌ってくれる度彼女の歌声で涙。
震災絡みで悲しい過去、路花のい何処は転々としてて何か可哀想だったけど作品として面白かったです。
キリエ、魂の歌
人生最速の3時間。
エンドロールが流れはじめると、もっと見たい!終わらないで!と切実に思いました。
フィアンセを失った夏彦と自分の居場所を見つけられないイッコ、そして家族を亡くした路花。
それぞれの喪失と再生の物語、なんて陳腐な言葉では到底言い表せられないほど、
圧倒的。
路花がキリエとなって祈るように慈しむように歌う姿を見る度に、切なさで胸が苦しくなるような感覚で、泣いてしまう。魂の叫びを感じる。心が震える。
彼女の歌には、彼女自身が家族を亡くした苦しみだけでなく、夏彦の後悔と哀しみ、母や祖母らと同じように女性性を売りにする生き方からの脱却を目指したのに結婚詐欺師に身を落としたイッコの喪失感などいろんな人の想いをすべて汲んだ歌に聴こえる。
それも、それぞれが抱える想い丁寧に描かれているからこそ、キリエの歌に力が宿っていると感じる。物語性が最大限に音楽性の持つ力を引き出しているし、その逆もまた然り。
映画と音楽が補完し高め合い、唯一無二の次元に到達している。これは岩井俊二監督だからこそ成し得た作品。
キリエが新たに出会った仲間たちと野外でテスト演奏を幸せそうにしている時に、北村有起哉演じるプロデューサーが「永遠には続かないよ、そんな時間は」と言っていたけれども、この映画ではそれぞれが暗い過去から明るい未来へ歩きはじめる物語を切り取って描いていると思う。少年少女が大人になって輝き出す瞬間を。
その脆くてすぐに壊れそうな彼ら彼女たちが何かを乗り越えて羽ばたく姿を描くのが抜群にうまい。
「止まない雨はない」の言葉通り辛く苦しい時もいつかは終わるように、楽しい時間がずっと続くこともない。
私たちはみんなそれを知っている。分かっている。だからこそ共感する。
ラストで、イッコが「夢から醒めてしまったんだよ」というシーンは明るい未来へ進み出したキリエや夏彦とは対照的で、目の前の広大な海も相まって死を連想する。
そんな彼女に対しても、キリエの歌は同じように優しかった。
多くは語りません 良いです
岩井監督らしさ
岩井監督らしさ、はわからないけど、
学校の雰囲気や小学生の描き方、
黒木華ちゃんの先生、
すごい良かった。
アイナジエンドが好きで見た。
期待を裏切らない歌声で何度も(なぜか)
泣けた。
もっといろんな曲が聴きたかったな〜。
ずーっと聴いていたい歌声。
虹郎くんもすごい光ってた。
地震のシーンと、レイプ未遂のシーンは
結構抉られた。
内容は、『なぜ?』『どうなったの?』
ばかり。
小学生の子供が1人で大阪まで行くことある?
その間ご飯とかどうしてたの?
たくさん家族や親戚いたけど
どうなったの?そもそもなんで生き残った??
野宿してるにしては綺麗すぎな?などなど、、。
YouTubeやってるなら黒木華先生にも
再会して欲しかったな〜
あと、1番は
江口さんとかキャンベルさんとか粗品
起用するなら!
キリエちゃん(姉)を
きちんとキャスティングして欲しかった!!!
原作知らんけど、実は娘でした。とかならまだ納得できたけども。あれじゃ双子やん。
せめて、せめて髪型変えてほしかった、、
それと、広瀬すずちゃん、
イッコさんってキャラ?年齢?にしては
幼く見えてしまうというか、、
詐欺師にしては色気がないというか、、
ミステリアスさや陰がないというか、、、
厚みがない。(芝居ではなく人間的に)
人生で辛かった過去や負ってる物、無いでしょ?って思ってしまう、、、
(水は海に向かって〜を最近みたので、
榊さんにしかみえない同じ芝居、
プロデューサーはお盆投げられた人だし混乱)
彼女は岩井監督らしさは感じなかった。
全250件中、221~240件目を表示