メイ・ディセンバー ゆれる真実

劇場公開日:

メイ・ディセンバー ゆれる真実

解説

「キャロル」「エデンより彼方に」のトッド・ヘインズ監督がメガホンをとり、アメリカで実際にあったスキャンダルを題材に、ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアという実力派俳優が豪華共演を果たしたサスペンスドラマ。

20年前、当時36歳の女性グレイシーは、23歳年下の13歳の少年ジョーと運命的な恋に落ちるが、2人の関係は大きなスキャンダルとなり、連日タブロイド紙を賑わせる。グレイシーは未成年と関係をもったことで罪に問われて服役し、獄中でジョーとの間にできた子どもを出産。出所後に晴れて2人は結婚する。それから20年以上の月日が流れ、いまだ嫌がらせを受けることがあっても、なにごともなかったかのように幸せに過ごすグレイシーとジョー。そんな2人を題材にした映画が製作されることになり、グレイシー役を演じるハリウッド女優のエリザベスが、役作りのリサーチのために彼らの近くにやってくる。エリザベスの執拗な観察と質問により、夫婦は自らの過去とあらためて向き合うことになり、同時に役になり切ろうとするエリザベスも夫婦の深い沼へと落ちていく。

ナタリー・ポートマンがエリザベス、ジュリアン・ムーアがグレイシーをそれぞれ演じ、ジョー役は「バッドボーイズ フォー・ライフ」やテレビシリーズ「リバーデイル」で活躍するチャールズ・メルトンが務めた。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。第81回ゴールデングローブ賞では作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞に、第96回アカデミー賞では脚本賞にノミネートされた。

2023年製作/117分/R15+/アメリカ
原題または英題:May December
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2024年7月12日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第81回 ゴールデングローブ賞(2024年)

ノミネート

最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ)  
最優秀主演女優賞(ミュージカル/コメディ) ナタリー・ポートマン
最優秀助演女優賞 ジュリアン・ムーア
最優秀助演男優賞 チャールズ・メルトン

第76回 カンヌ国際映画祭(2023年)

出品

コンペティション部門
出品作品 トッド・ヘインズ
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映画レビュー

3.0モデルにされた男性への配慮に欠け、後味も苦い

2024年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 8件)
高森 郁哉

2.5よくわからない

2024年10月12日
iPhoneアプリから投稿

ナタリーの演技力は認める🕶

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マルキド花菱

2.5うーん

2024年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

メイ・ディセンバーという名称は知らなかったが、この事件は聞いた事があった。 36歳成人女性が中学1年生と関係を持つとは、センセーショナルな内容だし、普通ではない…とは思っていた。 真実や心理を探るコンセプトはまあわかるのだが…役作りのためにインタビューして掘り下げたところで、グレイシーという人物の理解は進むんだろうけど劇的に覆るような事があるわけでもなく(実際はこの後離婚したとのことだが)、うーん、あんまり面白くなかった。 音楽の入れ方も私はダメだった。 ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアは素敵だったんですがね。

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共感した! 5件)
ふわり

3.0当事者の気持ちは理解しようがないと思う

2024年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

題材となっている事件はワイドショーが好みそうな低俗で醜悪な切り取られ方もできるものではあったろうが、性的に健康で魅力的な男性と魅力的な女性が出会い情熱的な関係を持った話とすれば純文学にでも昇華できるものでもあろう。その時、そこでどのような心の動きがあったのか、何がきっかけで気持ちが動いたのか、なんてそれはきっと生物としての感覚が二人をそうさせた結果だろうから、実は当事者すら本当のことを記憶できてないのではないか。 だからそれを物語として虚構の中で再現することなんてどのような努力を以ってしてもできないように思う。 だから、監督さんには事件について相応の解釈はあったのだろうけど、その解釈に沿ってこの作品を追ったり、理解しようとしても、どうしても歪みが出てしまうのだろうと思った。ましてやそれを理解するために追体験して再現しようとするのが一つのテーマとして描かれている訳で、そうなると歪みから捻れになってしまった。  それが鑑賞後のモヤモヤの理由かもと思った。 二人の女優さんの力量のためか、作品としては緊張感も最後まで途切れず見応えがあったと感じた。でも理解できないシーンや設定は少なくなかった。 それはそれでいいんだろうと思った。

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Toshiya

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