首のレビュー・感想・評価
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足りないのは、森さんなのかもしれない。
名古屋弁でまくしたてる信長
タケシ・キタノはリドリー・スコットを超えた⁈
誰も真実を見た人なんて居ないんだから。
「中村獅童いい」
熱狂!
おっちゃん達の男色は正直気持ち悪い
この映画の重要なモチーフに男色がある。
だから、「首」を地上波で見ることは無いだろう。
ま、北野作品のほとんどはその過激な暴力性て無理だけどね。
で、男色だが
ここでは、当時当たり前だった男色により、あらゆる事件が起こされるかのように描かれている。
本能寺の変は、明智光秀と織田信長、荒木村重の三角関係が原因の一つとして面白い。
それにしても、おっちゃん達がひとつの布団に寝たり、唇を貪ったり、蘭丸のケツを掘ったりする描写は、過去に邦画でここまであからさまな表現を見たことがない。
それにしても、従来の桶狭間以降の織田信長の神がかった戦いや施政については描かれず、本作の信長はサディスティックな狂人にしか見えない。いいのかこれは?
一方、ハゲネズミあるいはキンカン頭こと明智光秀は、さわやか西島秀俊が演じているので、より善良かつ誠実に見える。なんで、あの人が不細工な(失礼)エンケンさん(荒木村重)と恋仲なのかわからん(笑)
北野監督自ら演じる秀吉はいくらなんでも歳をとりすぎている。史実からエンタメを取り出した視点は秀逸だが、49歳の信長、45歳の秀吉、39歳の家康に対し明智光秀はもう少し年上とされている(55とも、60以上とも)
人生50年時代の戦国であったとしても、76歳のビートたけし、72歳の小林薫家康も老けすぎやん。
その辺はええんか?
この映画では、首が重要なアイテムだ。写真もない時代、見知っている者の首検分が大切になるのはわかるが、光秀の首を「きったねーなあ」と言いながらバコーンと蹴りとばすシーンで終演。なかなかのブラックジョークだけど、カンヌの人達はどう思っただろうかと思いを馳せた。
中村獅童演じる茂助は農民から秀吉のように侍大将を目指すが、結局光秀の首を得た後その辺の農民に殺されてしまう。実に軽い命だったが、いい演技だった。
コント映画
映画ではなく、長いコントを見てるようでした。
笑えました!
加瀬亮さんの信長最高です。BLとか正直苦手ですが、楽しく見れました。
話が一定と云うか、山がないと云う表現が正しいのかわかりませんが、単調だなぁって思いました。誰にも感情移入させない映画、あえてそうしてるんだと思うんですが、面白い部分を切り取って繋げましたって感じです。
首を蹴飛ばす最後がなんとも虚しい、いい映画でした。
戦国絵巻を真っ正面に捉えつつも斜に構えて観ると楽しめる「アウトレイジ」戦国版ですかねw
話題の作品を鑑賞しました。
で、感想はと言うと…他の方も言われてますが、…まあ、「アウトレイジ」戦国版w
キャストはとにかく豪華。
これでもかと実力派が連ねていて、端役に近い役でも名の知れた役者が参加しているのは流石世界の北野監督。
西島秀俊さん演じる明智光秀と遠藤憲一演じる荒木村重が衆道だったのに、西島秀俊さんが出演している「きのう何食べた?」と少し照らし合わせてしまったw
とにかく出世や下剋上に取り憑かれた戦国武将達のあの手この手の策略と化かし合い、騙し合いが生々し過ぎる。
戦国武将と言うのはいろんなジャンルでも取り扱われているので些か美化された感があるだけに、本当なら多分こんなもんだろうと言う生々しさが賛否分かれるところ。
加瀬亮さん演じる織田信長が取り扱いの難しい人物と言うのは分かるけど、ヒステリーかつカリスマ性が皆無に見えるように描かれているのはちょっとビックリ。
たけしさん演じる豊臣秀吉も結構恰幅が良いので、史実ではそうなのかもだけど、秀吉は小柄なと言うイメージが強いのでそういった点でも北野節で描かれてますね。
誰も良い奴が居ないのが北野監督らしいし、戦国時代の出世争いなんてこんなもんかと思うとリアルっちゃあリアル。
でも、誰も憧れるような存在が居ないと言うのもなんだかな~って感じw
唯一まとも(そう)に見えるのは西島秀俊さん演じる明智光秀ぐらい。ただこの時代、正直者が馬鹿を見るではないがまともに受け取ると寝首をかかれることは日常茶飯事なのでより狂っている方が上に上がっていけると言う狂気の沙汰がまかり通っているだけに誰もが一癖も二癖も持っている。今の政治の世界の探り合いどころではないだけに、確かに北野監督の本領発揮のジャンルかと思いますね。
所々にアドリブの掛け合いがあり、アウトレイジほど重々しくないからこそ、小ネタを挟み込めるバランスが良い。北野武では重く描くところにビートたけしで出演している妙があるのかと思います。
冒頭初っぱなから首の無い死体が川に横たわっていると言うオープニングからぶちかましてくるのが如何にも北野作品っぽい。
信長が本能寺で死を迎え、明智光秀が討ち取られるまでの流れは有名なのでここにブレは無いのは安心して観ていられるが逆に実は信長はこうして生きていたなんて、描いても北野節が利いて面白いかもw
いろんなエピソードが伏線と小ネタ的に盛り込まれているけどハードな描写が多いので観る側にも緊張を突きつけられるのでちょっと疲れる。
政治の世界にヤクザ社会を盛り込んだような戦国絵巻は正直、華々しさは皆無。
面白いかと言えば面白いけど、笑える要素はかなりのブラックジョークで下品と言えば下品だし、下世話と下世話。
でも常に緊張感の中に身をおきながら、良い意味でも悪い意味でも「明日は我が身」であれば開き直りもするし、何気ない仕草や初動がいとおかしに感じるところもあるかと。
夜中に気の置けない仲間とダラダラと他愛もない話をしながら酒を飲んでる時に、なんか妙にツボにハマる時の笑いに近いのかなとw
確実に観る人を選ぶし、多分子供の時には観ても全く刺さらない、ある意味大人の作品。
北野作品が好きな人と戦国合戦を斜に構えて観れる人には合っているのではないかと思いますw
何度も観返したい
エグイ描写とシンプルな構成
シニカルな笑い
やめとけ
何かを失ったタケシ映画
今までの特に初期のタケシ映画に期待できた映像表現が今回の作品では見ることができなかった。
良くも悪くも撮影的な物語表現が普通だったような気がする。
物語の展開やキャラクター設定は、タケシらしいとは思うがタケシ映画としての映像的なヒリヒリ感を感じなかった。
写っているのは確かにヒリヒリしているのだが映画表現としてはヒリヒリしない。
今回から撮影スタッフが変わったからか。
物語はタケシ映画だが、映像での語り方が普通になってしまった。
これはこれで凄いとは思うけど。
ただ、タケシ映画は、初期のような荒さがあるが魅力的な映像表現がタケシ映画には合うと個人的には思う。
役者も素晴らしいが・・・ちょっと物語的に乗れなかった。
宣教師達は怖かったろうな…
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