首のレビュー・感想・評価
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役者はよかったけど、、
最初から最後までよくわからないストーリーだった。
ストーリー微妙、アクション微妙、テンポもよくない。
内容が薄いからか、BL要素だけ無駄に脳裏に残る仕上がり。
役者は良かったと思う、北野武以外。
ちょっと、SEデカすぎじゃない?
まず、最初に思ったこと。「音バン」で迫力出すのはなあ、、、画面で出さないと!迫力は!
信長と光秀は好演だったね。他にも光る演技はあった!
そして、信長の前で披露された能がまあ、素晴らしくって。もちろん、ほんの数場面なんだけどね。所作のせいなんだろうけど、所々「無重力感」が感じられて、すごいな、と思った。
全体的に「笑いどころ」を散りばめすぎかなあ。特にセリフぽくない、素のやり取りのところが結構「楽屋ネタ」風でさ、「大作」の風格が損なわれちゃったよね。
タイトルの「首」に関わるエピソードが後半なもんだから、ちょっとぞんざいになったかなあ。大事に大ごとにしておいてのあのラストならまあ、落ちるけど、そもそもこの映画で「落ち」は必要か、ってことだよね。
初期の「キタノ映画」にあった殺伐さやノワール感が最近作ではなりを潜めてて、「お茶目さ」を随所に出していく路線、うまく行ってないような気がする。確かにそういう「おふざけ感」は「ソナチネ」とかにもあったけど、あれはそう言う場面だからこそで、いわゆる「リアリティ」なんだよね。
それと必要以上に「男色感」を出しすぎなんじゃないかなあとも。そうだったのかもしれないけどさ、それを全面に出すリアリティ感はこの映画のテイストのメインなのかな?という疑問。
俳優たけしは結構頑張ってて、いい味出してだけど、実際の人間関係における年齢バランスはどうなの?ちょっと秀吉やるには老齢過ぎたんじゃないかなあ。
武士のカッコよくないところにフューチャーして、新たな一面をだそうとしたのかもだけどねえ。
あと、引きのアングルがあまりなくて「壮大さ」が感じられなかったのも物足りなかったかも。
原作、脚本、監督、編集とギャラが集中してるよねえ、、、、
次回作、あるのだろうか?ネタ的、年齢的に、、、
視点は興味深い…が…ある意味未完成か…?
男だらけの戦国武士の間には、当然ホモセクシャルもあったはず…確かにそうだ!
しかし…その発想を「軸」にするのは…さすがに無理があった😰ムダに思えるシーンが散見し、物語そのものに入っていけない。正直、気持ち悪い。役者も乗ってないのが、伝わってきます。
次々と続く合戦シーン…そこまで…必要か?ブレる「軸」…無理に登場する「軸」
北野監督としては珍しい…「あがく」感じ…を感じました。
我々が学習してきた歴史…着飾った歴史の裏には、生々しい…教科書には書けない…その当時の当たり前の「実情」があり、その「実情」を描くことが…歴史を冷静に見つめ直す基点になる…。そんな気概を感じながら観ていました。しかし…。
監督の意図するもの…それが何なのか?…どんどんぼやけてくる。どんどん観ている者が冷静になっていく。入ってこないストーリー。必要とは思えない「笑い」。
北野監督の良さがあまり出なかったのでは…。カンヌでのスタンディングオベーションが…なんか「儀式的」で、しっくりこなかったように感じた理由がわかった気がします。
編集の技術を超える…聴衆のニーズの多さ…監督の意思…。結局…まとめきれなかった!…という印象が強い。
北野映画ファンとしては不完全燃焼という…感想を拭えない。
ただ…各武将が着ている衣装が美しい。それと能「敦盛」を演じているシーンは、芸術そのものだったのは…さすが北野映画だなと感激しました✨
こんな映画撮る監督クビだよ!
退屈な2時間やったなぁ。
みんなが命を削って首を取れ!首を斬れ!と叫んでいる戦国武将たち。そんな必死な彼らを嘲笑うかのようなラスト。
それは分かるけれど、同性愛の要素も要らなかったし織田信長以外のキャラが微妙。秀吉役の北野武がお付きの人との掛け合いで笑いを生み出そうとした台詞回しも、ひとっつも笑われへんし、キツいなぁと観ながら思った。
毎年見てる大河ドラマの方がよっぽどおもしろい。
何もこころに残るものがなかった。
狂気の世界観!クセが強過ぎて力尽きました^^;
北野監督作品、初視聴。
さすが役者さん達が豪華!
武将から百姓に兎に角人が多過ぎて目が回るほどに騒がしい!
ギャクとバイオレンスと男色と…ふんだんに練り込まれていて混沌とした狂気のブラックコメディ映画。
あまりにもクセが強く、観終わった後はゲッソリ…
作品の持つ凄まじいパワーに完全に精気を吸われました(^^;;
これを構想した北野監督の頭の中はどうなっているんだ?!
これのよさがわからなかった
R15で悩んだけど、、笑えるとかもあったし、キャストとも気になったから見てみました。
、、うーん😓
これ、いいのか?
私には良さがわからんかった💦
首はめっちゃ飛びます、グロいしえげつない。
それはまあ想定内。確かに狂気ですね。
笑い、、?まったく笑えなかった。
なんかふざけたことはたまにしてるけど、、違和感あって白けるし興醒めした。
座頭市はよかったのにな
まー、監督は自分を監督できないんだから、出演しない方がいいと思う。演技も浮いてみえた。
寺島さん、浅野さん、桐谷さんはかっこよかった!
信長は怖すぎた。加瀬さんやばい、、
刀でまんじゅう突き刺して、それを荒木に食べさせるシーンは目を覆います。方言はよかったけど、あそこまで残酷?あれで人ついてくる?
光秀もなんかなぁ、、何したいの?って思った。
秀吉が本能寺の変を知って、中国地方から姫路城に向かい、山﨑の合戦に参加したのは有名な話だけど、知ってるからわかるけど、知らない人から見たらなんでそんなに必死になってるのかと思いそう。ゲロ吐くとかいる?
あと、おっさんずラブ、まじいらねー😱
圭くんや鋼太郎さんみたいな可愛さとかなんもないし💦
信長と蘭丸は有名だけど、あの信長はなんかやだー。
光秀と荒木もやだー。あのシーンいらんでしょ。
こういうのは美しく作ってほしい。きもいだけ。
こういう時代劇ってなんでいつもえらい年上がやるんだろうね?
もっとリアリティのある年代でやってほしい、、
足りないのは、森さんなのかもしれない。
男色、北野監督も大名と家臣の関係を恋人の関係程にならないと、命を捧げて戦うことはない。様なことを言っていた。
それは、たけし軍団へのまた、戦場のメリークリスマスや御法度の大島渚監督へのオマージュであったのかもしれない。と感じました。
加瀬亮演じる信長の狂気が前評判の一つであったが、何せそもそも血で血を洗う戦国時代、アウトレイジシリーズの加瀬亮の方が言い知れぬ狂気を感じた。
寺島さんのあのシーン言わなければよかったのに。
すげー良かった。
名古屋弁でまくしたてる信長
北野作品は得意ではないが、レビューが賛否両論なので観てみた。なるほど挑発的な映像が数々あったが、やっぱり醒めて観ているのか感動するものではなかったね。
あんなに名古屋弁でまくしたてる加瀬亮扮する信長は初めて観たし、信長があんな正統派名古屋弁ならどうして北野武扮する秀吉が標準語なのかね。ちょっとね。
でも新左衛門役の木村祐一と茂助役の中村獅童は目立っていたと思ったな。特に中村獅童の汚れ具合は大したものだったよ。
タケシ・キタノはリドリー・スコットを超えた⁈
何度もいろんな人に映像化されて来た「本能寺の変」を完璧に北野武風に捉えた、彼の代表作にもなりうる作品だった。
同じ週に観たナポレオンと比較しても、合戦シーンも引けを取らない迫力があり、世界のキタノを十分に感じられた。
役者も北野組に参加することを楽しんでいる雰囲気がよく出ていて、アドリブも含めた台詞回しも小気味よく、映画館でも笑いが起きていた。
おそらく本能寺の変にまつわる文献を読み漁って、タケシさん的解釈をして、笑いや踊りのエッセンスを加えて、本能寺の変を語り切った「首」、あっぱれでした。
誰も真実を見た人なんて居ないんだから。
こういう事を「映画」として皆に知らしめて話題にする事こそ「映画」の役割なんだと思うんですよね♪
実際、織田信長って「もしかして!こんなクズ野郎だったのでは!?」って考える余地出来ますよね?
この作品を観たら(笑)
なんだかんだ理屈じゃぁないんです!
観終わって、自分が「好き」か「嫌い」か? で判断すれば♪
あまりにベタ褒めでも、あまりに貶しても...『う~~ん?どっちなんだ!?一体この映画は!?』ってなった時点で もう成功してると思うんですよね♪
私の感想ですか?
「超良かった」です!!
「中村獅童いい」
今年235本目。
「怪物の木こり」と今作中村獅童の映画だったと言うとちょっと言い過ぎですかね。この2作とにかく彼が凄い。突き抜けている。こう言う演技見ると「凄かったあ」とレビュー書いていて余韻が残ります。作品最後がかなりいい。ここでスパッと終わるのビートたけし尊敬します。彼の哲学のようなラスト。お笑いはボケてツッコんでスパッと終わるそこに通ずるものを感じました。
熱狂!
カウンター狂乱の滅多斬り。容赦なく描写される最期。人間味滲み出る本能の闘いは鮮烈。それでいて苦く、熱く、泥臭く。美化されない生々しい生き様がリアルで親近感沸かせる。ここから不意に魅せる北野節で笑える戦国スペクタクル。重厚感溢れる予告から一気に惹き込まれる新たな時代の幕開け。
おっちゃん達の男色は正直気持ち悪い
この映画の重要なモチーフに男色がある。
だから、「首」を地上波で見ることは無いだろう。
ま、北野作品のほとんどはその過激な暴力性て無理だけどね。
で、男色だが
ここでは、当時当たり前だった男色により、あらゆる事件が起こされるかのように描かれている。
本能寺の変は、明智光秀と織田信長、荒木村重の三角関係が原因の一つとして面白い。
それにしても、おっちゃん達がひとつの布団に寝たり、唇を貪ったり、蘭丸のケツを掘ったりする描写は、過去に邦画でここまであからさまな表現を見たことがない。
それにしても、従来の桶狭間以降の織田信長の神がかった戦いや施政については描かれず、本作の信長はサディスティックな狂人にしか見えない。いいのかこれは?
一方、ハゲネズミあるいはキンカン頭こと明智光秀は、さわやか西島秀俊が演じているので、より善良かつ誠実に見える。なんで、あの人が不細工な(失礼)エンケンさん(荒木村重)と恋仲なのかわからん(笑)
北野監督自ら演じる秀吉はいくらなんでも歳をとりすぎている。史実からエンタメを取り出した視点は秀逸だが、49歳の信長、45歳の秀吉、39歳の家康に対し明智光秀はもう少し年上とされている(55とも、60以上とも)
人生50年時代の戦国であったとしても、76歳のビートたけし、72歳の小林薫家康も老けすぎやん。
その辺はええんか?
この映画では、首が重要なアイテムだ。写真もない時代、見知っている者の首検分が大切になるのはわかるが、光秀の首を「きったねーなあ」と言いながらバコーンと蹴りとばすシーンで終演。なかなかのブラックジョークだけど、カンヌの人達はどう思っただろうかと思いを馳せた。
中村獅童演じる茂助は農民から秀吉のように侍大将を目指すが、結局光秀の首を得た後その辺の農民に殺されてしまう。実に軽い命だったが、いい演技だった。
コント映画
映画ではなく、長いコントを見てるようでした。
笑えました!
加瀬亮さんの信長最高です。BLとか正直苦手ですが、楽しく見れました。
話が一定と云うか、山がないと云う表現が正しいのかわかりませんが、単調だなぁって思いました。誰にも感情移入させない映画、あえてそうしてるんだと思うんですが、面白い部分を切り取って繋げましたって感じです。
首を蹴飛ばす最後がなんとも虚しい、いい映画でした。
戦国絵巻を真っ正面に捉えつつも斜に構えて観ると楽しめる「アウトレイジ」戦国版ですかねw
話題の作品を鑑賞しました。
で、感想はと言うと…他の方も言われてますが、…まあ、「アウトレイジ」戦国版w
キャストはとにかく豪華。
これでもかと実力派が連ねていて、端役に近い役でも名の知れた役者が参加しているのは流石世界の北野監督。
西島秀俊さん演じる明智光秀と遠藤憲一演じる荒木村重が衆道だったのに、西島秀俊さんが出演している「きのう何食べた?」と少し照らし合わせてしまったw
とにかく出世や下剋上に取り憑かれた戦国武将達のあの手この手の策略と化かし合い、騙し合いが生々し過ぎる。
戦国武将と言うのはいろんなジャンルでも取り扱われているので些か美化された感があるだけに、本当なら多分こんなもんだろうと言う生々しさが賛否分かれるところ。
加瀬亮さん演じる織田信長が取り扱いの難しい人物と言うのは分かるけど、ヒステリーかつカリスマ性が皆無に見えるように描かれているのはちょっとビックリ。
たけしさん演じる豊臣秀吉も結構恰幅が良いので、史実ではそうなのかもだけど、秀吉は小柄なと言うイメージが強いのでそういった点でも北野節で描かれてますね。
誰も良い奴が居ないのが北野監督らしいし、戦国時代の出世争いなんてこんなもんかと思うとリアルっちゃあリアル。
でも、誰も憧れるような存在が居ないと言うのもなんだかな~って感じw
唯一まとも(そう)に見えるのは西島秀俊さん演じる明智光秀ぐらい。ただこの時代、正直者が馬鹿を見るではないがまともに受け取ると寝首をかかれることは日常茶飯事なのでより狂っている方が上に上がっていけると言う狂気の沙汰がまかり通っているだけに誰もが一癖も二癖も持っている。今の政治の世界の探り合いどころではないだけに、確かに北野監督の本領発揮のジャンルかと思いますね。
所々にアドリブの掛け合いがあり、アウトレイジほど重々しくないからこそ、小ネタを挟み込めるバランスが良い。北野武では重く描くところにビートたけしで出演している妙があるのかと思います。
冒頭初っぱなから首の無い死体が川に横たわっていると言うオープニングからぶちかましてくるのが如何にも北野作品っぽい。
信長が本能寺で死を迎え、明智光秀が討ち取られるまでの流れは有名なのでここにブレは無いのは安心して観ていられるが逆に実は信長はこうして生きていたなんて、描いても北野節が利いて面白いかもw
いろんなエピソードが伏線と小ネタ的に盛り込まれているけどハードな描写が多いので観る側にも緊張を突きつけられるのでちょっと疲れる。
政治の世界にヤクザ社会を盛り込んだような戦国絵巻は正直、華々しさは皆無。
面白いかと言えば面白いけど、笑える要素はかなりのブラックジョークで下品と言えば下品だし、下世話と下世話。
でも常に緊張感の中に身をおきながら、良い意味でも悪い意味でも「明日は我が身」であれば開き直りもするし、何気ない仕草や初動がいとおかしに感じるところもあるかと。
夜中に気の置けない仲間とダラダラと他愛もない話をしながら酒を飲んでる時に、なんか妙にツボにハマる時の笑いに近いのかなとw
確実に観る人を選ぶし、多分子供の時には観ても全く刺さらない、ある意味大人の作品。
北野作品が好きな人と戦国合戦を斜に構えて観れる人には合っているのではないかと思いますw
何度も観返したい
豪華俳優陣の演技が素晴らしい。
なかでも、加瀬亮さんの狂気の演技と浅野忠信の冷静な演技。
初めから終わりまで終始ドキドキ・ハラハラ。
最後のシーンは「えっ?終わったの?」という感じで、観終わってから咀嚼するのに時間がかかり、「嗚呼そういうことだったのか」と分かる。
それも北野映画らしい。
時折見せるユーモアも。
エグイ描写とシンプルな構成
構成とプロットは非常にシンプル
ありもしない美徳、出来もしない出世、成就しえない恋を首に見立てて固執したやつが
どんどん不幸せになっていくストーリーでわかりやすい。ハナからそんなもの気にしてない猿とわかったうえで我慢できる狸だけが生き残る
描写は北野らしい描写はグロ、間はシニカルに展開していく。
こんなもんだろと思ってみたらほんとにこんなもん、そんな映画
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