首のレビュー・感想・評価
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ゴア描写★
信長のねっとりとしたパワハラ芸から秀吉のバカ殿みたいなコントのノリのところに至るまでどんなところにでも命が軽かった。
とりあえずワンシーンに1回くらい足軽だったり忍びだったり農民だったりが死ぬ。
命の価値がない時代。悲しい。
まあどの身分の人間もクズに描いてるからバランスとれてるんだけど。
光秀とか死ぬときにコイツ何大物ぶっとんねんと思った小心者の癖に。
信長がガッツリパワハラ野郎だったのもなんかもう痛快だった。
あれ多分光秀殴ってるときも本気で愛で殴ってたんだろうな。
部下の事も愛してただろうけどそれはそれで癇癪起こして暴力を振るう。誰も信長を止められないし倫理感もないから愛し方は歪むのは必然だった。
そしたら中に落ちてる死体損壊描写リアルだし合戦の迫力あって時代劇としてはすごく満足だった。
アウトレイジ何番煎じみたいなノリだったけどあの年で新しジャンルに手をだした北野監督には尊敬以外言葉が浮かんでこない傑作
2023年で一番面白かった映画かも
※エンタメ性というよりアート性が高く勧めにくさでの星評価です。
北野武監督、座頭市でバトルロワイヤルしてた。
◾️総論
自分には知識も教養もないのと、似たような背格好の男性が出てきて「この人は誰……?」となって、ワケわかんなかったなあというのが最初の印象でした。
たけしギャグの笑い処が分からなくって「なんで今変な行動したの?」となっているのも、また混乱に拍車をかけました。
エンタメというより、アートでした。
「座頭市」を思い出す箇所が多くありましたが、座頭市のようにエンタメにふっていません。自伝なのか…?と思うような作品こそ、価値の高いアートだと私は思っています。
北野武監督の色彩感覚が素晴らしいんですけど、生首からカニ🦀が出てくるところとか黄色の使い方とかすごいな〜と見て。あまりにも内容とキャラの関係性がわからず考察などを見て「あ、ああ〜」と気づくことが多く、それがたまらなく面白かったです。
◾️北野武監督としての作品
ホモショーシャルとして台頭していた昭和の芸能界。の、トップにいた北野武監督。代々歌舞伎一家だの、血のつながりなども重要視されていたでしょう。
そんな彼が、「百姓出身」の秀吉として、天下をとるまで…という役を演じていたことに気づいた時に、とても興奮しました。
時代や「北野武」という男を知れば知るほど、意味が深くなる作品だと思います。
もう一度見たいな
◾️首とは何か
身分の高い人らは仰々しく。百姓も友人を殺してまで手に入れて。それを後生大事に抱える。…しかし「首なんかどうでもいい。生死がどうなったかが重要だ」という言葉。最後にこの言葉を据え、蹴飛ばすシーンが素晴らしかったです。
酷評が多いが悪くなかった
戦国時代にLGBTが有ったことは、分かるが、それが歴史に関係したとは思えない。
また、映画で、しつこく取り上げるのも違和感。
戦国武将の思惑が入り乱れたのは、その通りだと思う。
信長の狂気は有ったとは思うが、あれでは、軍団はまとめられない。
でも、戦国時代の雰囲気は、感じられたので良かった。
気軽に見れるものではない。
鑑賞より前持って、戦国時代のリアルな人間像を描いていて、今日の倫理観とはかけ離れたキャラクターが描かれているのは分かっていた。
だが、グロテスク面に振っているのかと思っていたが、男色の方にリアルに描いていて中々エグくて新鮮だった。
戦や戦闘シーンは迫力があり、この規模の実写のシーンが撮れる監督は今は多くないだろうなと思った。
俳優陣が豪華で、特に光秀役の西島秀俊氏と荒木村重役の遠藤憲一氏、茂助役の中村獅童氏は、より光っていた。芸人も多く出ていたけど、そこまで違和感が無かったし、曽呂利役の木村裕一氏はその中でもメインのキャラだったが、キャラが立っていて良かった。
冒頭のタイトル「首」がデカデカと黒く映し出されて、赤になって血生臭くなるのはとてもかっこいい。
ストーリーは基本的に歴史に則っているので、そこまで大きなインパクトは無く、秀吉が裏で暗躍しているのも特に目新しさは感じなかった。
そして、じゃあその裏で手を引いている秀吉がかなり頭のキレる人物として描かれているのかといえば、微妙である。
一応、官兵衛や秀長に指示は出すものの官兵衛や秀長の策に仕方なく応じて後から悪態をつくだけで、実力が分からない。子分に弱い者いじめをさせて、それをニヤニヤ見ているだけのガキ大将という感じで、あまり活躍しない彼が主人公である意味を見出せない。
光秀に信長を討たせる策も壮大な策略を張り巡らせているわけでもなく、猿芝居と謎に有能過ぎる、羽柴勢からすればポッと出&使い捨ての曽呂利が都合よく活躍する流れだ。
また、ギャグシーンとして捉えらるべき箇所が自分は笑えなかった。面白くないという意味では決してない。むしろ、ビートたけし氏の笑いは大好きだ。だけれど、序盤から見せられる生々しい描写や緊迫した雰囲気の中であれを見せられても笑える準備が自分には出来ていなかった。周囲の観客はクスクスと時には大きくハハハハッと笑い声が聞こえたけど、自分には信じられなかった。例えば神妙な切腹シーンであるにも関わらず、秀吉や秀長が待てないで先に行ってしまう。という笑いだが、理屈は分かるものの、腹から、そして斬られた首から血が噴き出しているのに観客が笑っていたのは、中々衝撃的だった。俺がピュア過ぎるのか?
信長があっさり討たれて以降、流れるように後処理を追うことになる。光秀が茂助に首を差し出すシーンは潔くサッパリしていてかっこよかった。まあ、騙されそうになるが、彼も彼でエグい人間性だが。
曽呂利の最期について、間宮(大竹氏)が反撃を全く警戒していなかったのがアホすぎる。
最期のシーン。首実検の場面だが、映画内でも目の前に相対し、おそらくそれまでも何度も関わりがあったであろう光秀の首を、劣化、汚れているからといって3人とも誰も分からないということがあるのだろうか。秀吉が「光秀が死んだことが分かれば首なんてどうでもいい!」とタイトルを回収するが、この首を見逃せば本当に死んだかどうか分からないと思うのだが。。対比として描いているのだと思うが、光秀はだからこそ信長の首にこだわっていたはずだ。大義が立たないからと。
で、よくあるここで終わりかい!パターンで終了。
戦国ものの映画は沢山あるが、この規模の映画での世界観や表現は唯一無二に近い。「まあこのジャンルだとこういう線引きだよね」という固定概念をぶち壊して、しかも今の時代にここまで見せてくれるのは本当に凄い。そこが素晴らしいし、この監督だから通ったし、出来たんだと思う。
信長が、百姓から昇ってきた秀吉に特別な愛情()を注いでいてもおかしくはないと思うのだが、なぜそういうシーンは無かったのだろうか。笑
映画館で観るのは長すぎて
森昌行プロデューサーを欠いた北野作品
死と隣り合わせにあるような北野ブルーの乾いた砂漠のような美しい情景は何もなかった。
監督自ら語っているように、NHK大河ドラマでは見られない本物の戦場を撮りたかったとのことで殺戮シーンが頻繁に登場したが、蝋人形でつくられた首がこれでもかとこれでもかと落ちるほどリアルな死から遠ざかっていった。戦国版『おっさんずラブ』はただ気持ち悪いだけで『戦場のメリークリスマス』のような美しさは感じられなかった。
ビートたけし演じる羽柴秀吉は呂律が回っておらず、まったくもって台詞が聞き取りにくかった。織田信長があれだけ尾張弁で暴れ回る中、同郷の秀吉が東京下町言葉で「バカやろう」を連発するのには興醒めした。
また無駄な登場人物が多く、とくに信長の息子宛の書状を所持している甲賀の里の盲目の切支丹・多羅尾光源坊という存在などは全く無用だったのではと思われた。
とにかく構成と編集が甘く北野武監督映画は森昌行プロデューサーあってのものなんだなとつくづく思い知った。
次回の北野作品に期待したい。
確かに映画通を自認する人達にとって、世界の北野と云う映画界のブラン...
確かに映画通を自認する人達にとって、世界の北野と云う映画界のブランドを否定することは極めて難しいことなのかも知れない。もし作品がつまらないと思ったとしても、特に北野武映画通を自認する人達は自分があの、世界の北野武の作品を理解出来ない凡庸な人間と見られるのを恐れ彼の作品に高い評価を付け続ける。目を覚まして欲しい。どんな権威が撮ろうとツマラナイ映画はツマラナイのだ、これは間違いなく駄作である。作品の中で映画「パピヨン」のパクリを臆面も無く平気で使用する北野はすでに老いており、もう昔の輝いていた頃の北野武で無いことにはっきりと気付くべきだと思う。
北野映画難しかった。。
これぞ戦国!
戦国時代を描いた映像作品って結構ありますが、わたしがイメージする戦国に一番近い映画でした。
大河ドラマもあれはあれで面白いけど、綺麗すぎるって北野武監督の話は完全に同意でしたのでどんなものかと思ってましたがわたしの織田信長もこのくらい傍若無人なイメージ、いや映画は想像以上でかなり面白かったです。あれはみんなに恨まれる。信長を取り巻く、明智も秀吉も家康も三者三様に非道で面白い。非道といっても当時はそれが正道なのでなにも問題ない。衆道も描かないと戦国時代の映画としてはパーツが足りなかったんだなぁとこの映画で納得してしまいました。惚れた腫れたで物事が動くのは現代でも同じですね。
北野武監督の映画で笑ったことはなかったのですが、この映画ではちょいちょい笑いました。映画をとりまくあの死生観に反して、秀吉トリオがどうでもいいことでちちくりあってるのをみると笑えます。あと信長の手のひら返しも笑った。緩急が絶妙。
ひとつ不満が。完全にわたくしめの好みですが、私の好きな前田利家がどうして信長の周りにいないのか。信長公のエピソードを後生に広めたのは利家と言われてるくらいなのでいてもおかしくないと思うのですが。柴田勝家もいなかったので信長を慕う家臣は話の本筋ではなくなるのでいれなかったのでしょうか。信長と利家エピソードも北野武監督目線で見たかったです。
総じてとっても面白く興奮した映画でした。
ちょっと、SEデカすぎじゃない?
まず、最初に思ったこと。「音バン」で迫力出すのはなあ、、、画面で出さないと!迫力は!
信長と光秀は好演だったね。他にも光る演技はあった!
そして、信長の前で披露された能がまあ、素晴らしくって。もちろん、ほんの数場面なんだけどね。所作のせいなんだろうけど、所々「無重力感」が感じられて、すごいな、と思った。
全体的に「笑いどころ」を散りばめすぎかなあ。特にセリフぽくない、素のやり取りのところが結構「楽屋ネタ」風でさ、「大作」の風格が損なわれちゃったよね。
タイトルの「首」に関わるエピソードが後半なもんだから、ちょっとぞんざいになったかなあ。大事に大ごとにしておいてのあのラストならまあ、落ちるけど、そもそもこの映画で「落ち」は必要か、ってことだよね。
初期の「キタノ映画」にあった殺伐さやノワール感が最近作ではなりを潜めてて、「お茶目さ」を随所に出していく路線、うまく行ってないような気がする。確かにそういう「おふざけ感」は「ソナチネ」とかにもあったけど、あれはそう言う場面だからこそで、いわゆる「リアリティ」なんだよね。
それと必要以上に「男色感」を出しすぎなんじゃないかなあとも。そうだったのかもしれないけどさ、それを全面に出すリアリティ感はこの映画のテイストのメインなのかな?という疑問。
俳優たけしは結構頑張ってて、いい味出してだけど、実際の人間関係における年齢バランスはどうなの?ちょっと秀吉やるには老齢過ぎたんじゃないかなあ。
武士のカッコよくないところにフューチャーして、新たな一面をだそうとしたのかもだけどねえ。
あと、引きのアングルがあまりなくて「壮大さ」が感じられなかったのも物足りなかったかも。
原作、脚本、監督、編集とギャラが集中してるよねえ、、、、
次回作、あるのだろうか?ネタ的、年齢的に、、、
視点は興味深い…が…ある意味未完成か…?
男だらけの戦国武士の間には、当然ホモセクシャルもあったはず…確かにそうだ!
しかし…その発想を「軸」にするのは…さすがに無理があった😰ムダに思えるシーンが散見し、物語そのものに入っていけない。正直、気持ち悪い。役者も乗ってないのが、伝わってきます。
次々と続く合戦シーン…そこまで…必要か?ブレる「軸」…無理に登場する「軸」
北野監督としては珍しい…「あがく」感じ…を感じました。
我々が学習してきた歴史…着飾った歴史の裏には、生々しい…教科書には書けない…その当時の当たり前の「実情」があり、その「実情」を描くことが…歴史を冷静に見つめ直す基点になる…。そんな気概を感じながら観ていました。しかし…。
監督の意図するもの…それが何なのか?…どんどんぼやけてくる。どんどん観ている者が冷静になっていく。入ってこないストーリー。必要とは思えない「笑い」。
北野監督の良さがあまり出なかったのでは…。カンヌでのスタンディングオベーションが…なんか「儀式的」で、しっくりこなかったように感じた理由がわかった気がします。
編集の技術を超える…聴衆のニーズの多さ…監督の意思…。結局…まとめきれなかった!…という印象が強い。
北野映画ファンとしては不完全燃焼という…感想を拭えない。
ただ…各武将が着ている衣装が美しい。それと能「敦盛」を演じているシーンは、芸術そのものだったのは…さすが北野映画だなと感激しました✨
こんな映画撮る監督クビだよ!
狂気の世界観!クセが強過ぎて力尽きました^^;
北野監督作品、初視聴。
さすが役者さん達が豪華!
武将から百姓に兎に角人が多過ぎて目が回るほどに騒がしい!
ギャクとバイオレンスと男色と…ふんだんに練り込まれていて混沌とした狂気のブラックコメディ映画。
あまりにもクセが強く、観終わった後はゲッソリ…
作品の持つ凄まじいパワーに完全に精気を吸われました(^^;;
これを構想した北野監督の頭の中はどうなっているんだ?!
これのよさがわからなかった
R15で悩んだけど、、笑えるとかもあったし、キャストとも気になったから見てみました。
、、うーん😓
これ、いいのか?
私には良さがわからんかった💦
首はめっちゃ飛びます、グロいしえげつない。
それはまあ想定内。確かに狂気ですね。
笑い、、?まったく笑えなかった。
なんかふざけたことはたまにしてるけど、、違和感あって白けるし興醒めした。
座頭市はよかったのにな
まー、監督は自分を監督できないんだから、出演しない方がいいと思う。演技も浮いてみえた。
寺島さん、浅野さん、桐谷さんはかっこよかった!
信長は怖すぎた。加瀬さんやばい、、
刀でまんじゅう突き刺して、それを荒木に食べさせるシーンは目を覆います。方言はよかったけど、あそこまで残酷?あれで人ついてくる?
光秀もなんかなぁ、、何したいの?って思った。
秀吉が本能寺の変を知って、中国地方から姫路城に向かい、山﨑の合戦に参加したのは有名な話だけど、知ってるからわかるけど、知らない人から見たらなんでそんなに必死になってるのかと思いそう。ゲロ吐くとかいる?
あと、おっさんずラブ、まじいらねー😱
圭くんや鋼太郎さんみたいな可愛さとかなんもないし💦
信長と蘭丸は有名だけど、あの信長はなんかやだー。
光秀と荒木もやだー。あのシーンいらんでしょ。
こういうのは美しく作ってほしい。きもいだけ。
こういう時代劇ってなんでいつもえらい年上がやるんだろうね?
もっとリアリティのある年代でやってほしい、、
足りないのは、森さんなのかもしれない。
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