バッド・デイ・ドライブのレビュー・感想・評価
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お父さんがんばった!!
長年仕事にかまけてきて家族と溝が出来てしまったお父さんが、
仕事(パートナー)に裏切られ、命をも脅かされ、それにご立腹されたお父さんが家族との絆を取り戻すお話。
「冷め切った家族関係→家族との絆を取り戻す」は、ストーリー的な展開としてのオマケに感じましたが、それでも、この展開が無いと落とし所がないし、あって良かったと思う。ないがしろにしていた子供に対して、真正面から向き合い、窮地の状況にも関わらず、正直に対話をして必死に守ろうとする姿は、胸を打たれました。そして、それに応える子供たちが可愛かった(T^T)
見所は「乗車してしまった車に仕掛けられた爆弾」へのヒヤヒヤ感。おなじ状況におかれた同僚を目の前で爆破されたり、大事な旧友をも人質にされ救助できたと思った束の間爆破されてしまったり…、どうにも出来ない、どうしたらいいの?と引き込まれました、見事でした。
好みの問題だと思うけれど、犯人がいただけませんでした。ある程度年齢を重ねた方の「強欲」が、すごく残念に思えてしまい、引いてしまいましたね。犯人の背景とか、もう少し描写があれば違うのかもしれないけども、うーん。
もしこれが、若い人の「強欲」なら許せる気がするんです。まだ色んなことへの経験が足りないことによる、過ちというか間違った選択というか、自分本位になってしまうのも、理解できるというか。
年配者には遠慮して欲しいっていう意味じゃなくて、若い人に比べて豊かな経験があってもいいのに、他者を傷つけてでも欲に走ってしまうという浅はかさを感じてしまいます。重ねた年齢ではなくて、それは個性なんでしょうか。そう思うと年齢差別して観てしまってるのかもしれないけれど…。
作品自体は、シンプルにまとまっていて無駄がなくて、とても見やすいです。良い映画が観れました^^
ハリウッド的お約束も含め、B級サスペンスと割り切るならありか
2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」がオリジナルで、ドイツの「タイムリミット 見知らぬ影」(2018)、韓国の「ハード・ヒット 発信制限」(2021)、そして2023年の本作と、本家の公開からわずか8年の間に3度もリメイクされるという、かなり珍しいケースでは……と、ここまで書いて思い出した。今年6月に日本で公開された韓国映画「告白、あるいは完璧な弁護」もやはりスペイン製サスペンスの4度目リメイクだったか。近年のスペイン発脚本のオリジナリティが各国の映画界から高評価されているのかも。
金融業界で働く主人公の車に爆弾が仕掛けられ、運転席にかかる重量に反応する起爆装置のせいで車から降りられない主人公が、正体不明の犯人からの指示を受け市街を走らされたり大金を振り込むよう求められたり――という大筋は同じ。韓国版リメイク「ハード・ヒット 発信制限」のレビュー枠で、キアヌ・リーブス主演作「スピード」のアイデアをスケールダウンしたような話といったようなことを書いたが、本作「バッド・デイ・ドライブ」でもその印象は変わらない。
この3度目リメイクでは、脅迫犯の設定がオリジナルから変更されている。ここから本格的なネタばらしになってしまうことをご容赦願いたいが、犯人捜しのサスペンス映画で、ビッグネームのベテラン俳優が主人公に近い関係(仕事仲間とか味方とか)だが一見重要そうでない人物を演じている場合、実は真犯人だったり黒幕だったりするというパターンがよくある。1980年代から洋画を観てきた映画ファンなら、冒頭で主演リーアム・ニーソンがビデオ通話で話す相手がマシュー・モディーンの時点で「お、怪しい(笑)」となるのではないか。ノオミ・ラパス主演作「アンロック 陰謀のコード」のレビュー枠でも「昔『サスペンスドラマに本田博太郎が出てきたら大体犯人』というジョークがあったが、本作のキャスティングもそれに近い。」と書いたが、「バッド・デイ・ドライブ」もまさにそう。ハリウッド的お約束とも言える変更点であり、この分かりやすさや安心感もB級ならではと割り切れるならありだろうか。
これも「ハード・ヒット 発信制限」のレビュー枠で指摘したことだが、運転席にかかる重量が軽くなると起爆するはずの装置のいい加減さが、本作でも改まっていない。ラスト近くで橋の欄干から車が横向きで宙づりになった時点で、主人公の体重がかかるのは座面からシートベルトおよびその固定部分に移っている。座面の荷重が軽くなったら起爆するという前提が、座面を離れたら起爆するという設定に都合よく変わっていると書けば伝わりやすいだろうか。ついでに、あのシーンで主人公がシートベルトを外して真下に落ちるはずなのに、別角度の引きのショットではニーソンが数メートル斜め横に(うまく爆発を避けるように)落ちていくのも物理法則を無視していて雑だけれど、こんなところもB級らしさとして楽しむのが大人のたしなみかもしれない。
犯人はバカですか?
犯人はバカですか?
ラストで主人公に挑発されたとはいえ、爆弾を仕掛けたクルマにのる?
運転席だけでなく、クルマごと吹っ飛ばすことは知ってるでしょ?
で、乗った挙げ句、主人公が急発進させ、それを止めようと「爆発させるぞ!」って脅す意味が分からん。
犯人ごと吹き飛ばす?
バカじゃね?
主人公に顔を見せるのはともかく、乗ったらダメでしょ。
安心して観れるニーソンのアクション映画
冒頭でニーソンがどんな人物かを描いていて、
車に乗ってからノンストップでの怒涛の展開に突入します。
映画の尺も91分であり、実にギュッと濃縮され且つスピード感のある
進行で実に面白かったです。
シンプルにハラハラドキドキしますし、
そのシチュエーションでのニーソンの演技も素晴らしかったですね。
※子役も素晴らしい演技をしていました
オチや車からどう脱出するのか・・・は、だいたい予想がついちゃいますが
実際にそうなるのかを予想しながら観るのが楽しいです。
ベルリン
まずまず面白いですかね。展開上どうオチを持っていくのか 結末を知りたいため最後まで見ることになります。まあ犯人はバレる少し前にあいつかなと思ったらそうでした。また結末もああするだろうなというかそうするしかないのでだいたいわかりました。でも良くできている方だし面白いですよ。舞台はフランスかなと思ったらドイツ ベルリンでした。
哀愁漂う、リーアム・ニーソンも好きだと感じた作品でした
大好きな俳優リーアム・ニーソンが主演を務める映画。
リーアム・ニーソンが演じる平凡なビジネスマンが、ある日子どもを学校へ送り届けるため車を走らせていると、非通知の電話があり車に爆弾をしかけた、降りると圧の変化で爆発する、また警察に通報したら遠隔操作で爆破させることもできる、指示に従わなければ爆破すると言われ、相手の指示通りドライブを続けるが、行く先々には主人公の同僚が同じように爆弾を車に仕掛けられてて爆破されてしまう、最終的にはマスコミと警察から主人公が容疑者として追われることになってしまうといった内容。
冒頭からスリリングな展開で、しかも自分だけでなく子どもたちもある意味人質に取られたような状況のなか、犯人も誰なのか分からないという状態で、どんな結末を迎えるのかとラストまで目が離せないほど集中して鑑賞しました。
この出来事を通して、家族とは何かもテーマとして投げかけられているように感じ、今迄とは違うリーアム・ニーソンの演技に目が離せませんでした。(今迄演じたことのない主人公だったようにも感じた)
なかなか面白い作品で、上映時間も程よい感じだったので自分は好きな作品でした。
黒幕は意外な人物だったので、驚いてしまった💦
一級品ではないが
例によってリアム・ニーソンパパが大活躍するお話。
どうもこの人はパパ役が十八番のようだ。
ストーリーの厚みと空間の彩りに欠ける気がするが、一部の設定を除けば、1時間半の視聴時間なりの満足感はある。
一番の出色はテータム・オニールの子供の頃にそっくりな娘役の女の子の演技が抜群に良かった。
舞台がアメリカでなくドイツなので、ちょっと変わったアクション映画を観たい人には向いているかもしれない。
おじいちゃんのアクションにしては頑張った
もうちょっとミステリの部分に工夫が欲しかった。
子どもたちが乗り込み爆弾が仕掛けられたところまでは
どうなるんだろ?どうやって解決するんだろ?
とワクワクしてたけど、
物語が進んでいくとよくある展開が繰り広げられて、
何の捻りもない結末にガッカリ感は否めなかった。
リーアムニーソンも年取ったなぁと感慨深く
家族を見つめるつぶらな目は愛嬌があり
哀愁が漂っておりました。
それなりにおもろい
このシチュエーション、B級映画にありがちだよね
車に爆弾が仕掛けられて電話がかかってくる
まー得てしてこのシチュエーションなだけで面白いんだけど、だいたい冗長なシーンが出だすとつまらなくなるんだけど今作は無駄がない、次から次へとドラマが展開、子供が一緒にいることで親子のドラマも含まれて、より面白みが増す
リーアムニーソンといえばなにか特殊な能力を期待してしまうが今作は普通のお父さん、いやでもこのドライビングテクは普通のお父さんではないな笑
違和感があるところをリーアムニーソンだからいいでしょで許せちゃう笑
まあ、警察の無能っぷりもなかなかでした
犯人探しもちょっと一捻り、ありがちですがおおーってなりましたお前か!
解決策もよかったし尺もちょうどよくナイスな一作
謎解きではないのにねぇ
オリジナル版を見てないので
比較はできない。
が、何を楽しめばよいのかよく分からん。
という映画でした。
カーアクション?
密室会話劇?
真犯人を探せ?
どれもいまいち。
子供がキーポイントかと思ったら
そうでもないしねぇ。
そもそも密室劇風なプロットなら
登場人物が極端に少ないから
犯人候補は、奥さんか同僚のどっちかしかないよね。
奥さんだとあまりにも救いようがないから
同僚のアンダース一択だね。
というわけで
ハラハラもドキドキもワクワクもほのぼのも
しない映画でした。
いつもの怒れるオヤジが・・・
スペイン映画のリメイクです。
ほとんどが車の中というワンシチュエーションサスペンスです。
いろんな国でリメイクされているだけあって
筋書きとしては面白い。
いつもの怒れるオヤジのリーアム・ニーソンが
車の中で右往左往となってしまって人をボカスカ殴れない。
そういう意味では不完全燃焼。
でも考えてみたらリーアム・ニーソンも72歳。
怒れるオヤジも卒業しないといけないですね。
強いパパ
リーアム・ニーソン主演のワンシュチュエーションサスペンス。
「ランナウェイ・カー」のリメイクですね。
割にあっという間で観に行けなかったんですけど、いつの間にやら配信されてました。
物語はシンプルながら掴みが上手い。
ただいくつかリメイクされているので、どれかしら皆観たことがある気がします。なのであまり展開に驚けないのも確か。
こう「あれ、どっかで観たことあるような…」ってなるんですよねw
ではあるものの、リーアムの魅力はよく出ていましたし、よくまとまっていたと思います。
何しろリーアムらしく、強いパパっぽいのが面白かったです。
3番煎じ
座席に爆弾を仕掛けて脅迫、どうも観たような記憶、「タイムリミット(2018)」とそっくりだと思ったら原作はアルベルト・マリーニ、どちらもスペインの「暴走車 ランナウェイ・カー(2015)」のリメイクでした。最初に観たタイムリミットの印象が強すぎてどうしても2番煎じにしか思えず評価するには至りません、ただ、最後の脱出シーン、そんな手があったのかと思ったがよく考えてみると車が横転した時点で体重のベクトルが変わり起爆するはずですよね。
仕事仲間も家族も不信感のせめぎあい、子供を出汁に怖がらせる手口も非道で稚拙、一件落着でホットはしたが爽快感の無いスリラーでした。
リメイク
この作品は「トータルリコール」のようにリメイクされた作品
前作との違いは犯人 ミステリー要素の作品だけに、リメイクを見る人に推理させたいのだろう。
前作では叔父にあたる人物が犯人だったが、遠隔起爆が犯人の置いた携帯電話であることを主人公が気づかないことで、長々と犯人の指示に従わされることになっていた。
今回の作品ではそのあたりがもう少しスマートに描かれていた。
しかし、犯人が一人で一夜のうちに4台の車に爆弾を仕掛けるのは到底無理だ。
この部分がまったく描かれていないところが、今回の作品の特徴でもあるが、そもそもこの原作の問題だろう。
この事件の背景に描かれるのが投資と嘘、お金 顧客からの指示に秒で付き合わなければならない投資会社の社員 良い顧客が付けば利益のバックも相当になる。
そこに潜む家族との時間を犠牲にすること。
冒頭主人公が会社と対応するシーンがあるが、妻との約束も反故にするほど忙しい。
我々日本人が知るアメリカ人の家族サービス精神は、すでに過去のもののようだ。
だからこのような作品が登場するのだろう。
ただ、リメイクするほどの作品かどうか、私には理解しにくいところもある。子供たちを車で送迎する途中見知らぬスマホからの着信と座席の下の爆弾でこの作品がリメイクモノと気づいた。すぐ消したくなったが早送りしながら要所要所だけを見たのは、前作との違いを確認したかったからだ。
しかしカーチェイスと爆発シーンは日本は30年遅れているような気がする。
特撮技術では40年 アニメ作品は断然日本が勝っているだろうが、娯楽作品のストーリー性はまだまだハリウッドが上だろう。
ただ、
TVと違って、映画に興味がなくならないのは、作り手も役者も原作も「本気」をぶつけているからだろう。その動作ひとつの表現に意識を注ぎ込むことに目が離せないのだ。
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