夜が明けたら、いちばんに君に会いにいくのレビュー・感想・評価
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単なるキラキラ胸きゅん映画ではなく青春時代の痛みや儚さも表現している映画
胸きゅんシーンは確かにあるのですがそれらが過度じゃなくキャラクターから自然に発生したものとかんじられたのがよかったです。
明確に付き合ってると言うような台詞や描写はないけれど確かに二人は誰から見ても両思いで、でもそれぞれ恋愛だけではなく自分のことに向き合っているのがよかったです。
原作とは少し違う描写もありますが、これは実写では難しそうだなと思っていたところがうまく映像で表現されていてそうきたか!と感心しました。
原作を知らないとわからないところもありつつ原作と違う描写もあるのがなんだかおもしろかったです。
空がすごく綺麗で、開放的な気持ちにもなれるのが良いです。
映像美とサウンドの透明感がとても良い
単なるアイドルの軽い恋愛映画は嫌だなと思っていましたが、予告で映像の美しさと音楽がとても気になり鑑賞しました。
結果泣くほど心揺さぶられ、帰宅後サウンドトラックまで聴いて夜きみの世界観に浸るほど良かったです。アイドル嫌い、ティーン向けでしょって思ってる方、そうじゃないから一度観てみてください!!
久間田琳加ちゃんの演技、リアルでとても良かったです。白岩瑠姫さんはビジュアルが美しすぎるし儚さや影が表現されていました。これから演技の経験を積んで、アイドル白岩瑠姫の殻を脱ぎ捨てた演技も見てみたいです。
Gradation
昼からの仕事に備えて何か観ようと思ったら、舞台挨拶中継付きで今作があったので飛び込み鑑賞。原作は未読です。
キラキラ映画かと思っていましたが、色彩豊かで心の傷を癒しながら互いを理解していくという恋愛というよりかは友情が深まった感じの作品でした。
普段の生活の中で溜まるストレスや厄介ごと、それらの鬱憤を晴らすように茜と青磁がカラフルな世界を、自分だけの世界を知って笑顔になっていくシーンが青春映画でもキラキラ映画でもない後味になっていて斬新でした。これは酒井監督が登場人物や原作を尊重しているからこそ成せるものだなと思いました。
青磁が描く空の絵、朝焼け、青空、夕焼け、星空、飾られている絵の全てが美しかったです。心込めて描かれているのが伝わってきますし、実際の空と遜色の無い出来だったのも良かったです。
屋上をペンキで塗りたくるシーンは体験できない青春を体験した気分になれました。衝動のままに描いて、2人ともカラフルに塗れて、それでもたくさん気持ちを吐き出してスッキリしていて、そんな2人の笑顔は最高に眩しかったです。
お父さんと呼んでしっかり家族になり、朝食も一緒に食べるというのも些細な変化ではありますが、大きな一歩を踏み出したなと思いました。
ラストは唐突に5年後に飛んで、茜が家族と仲睦まじく過ごしているのが分かったところで、口笛に呼び寄せられながら行った場所で青磁と再会するといったラストは原作と違うみたいですが、これはこれで爽やかな終わり方で良かったなと思いました。
トータルで見ると結構あっさりしていたので、胸キュンなシーンはそこまで多くないですし、ややぶつ切りだなというシーンも多々存在していました。そこは勿体なかったなと思いました。
役者陣の演技がとても良かったです。初々しい感じ満載で観ていてドキドキもワクワクもさせられました。
白岩くんの見た目チャラ男だけど友達想いなところがとても素敵で、舞台挨拶の中で監督が気遣いをする場面で本当に紳士的な行動(体調のすぐれない茜の口元に手を回して袋で受け止めたり、観覧車に乗るシーンで手招きして乗りやすくする)をアドリブでやっていたみたいなので、根っからの良い人なんだな〜ととても晴れやかな気分になれました。
久間田さんの苛立ちを隠しながら、自分を隠しながら生活している感じがすごく上手く体現されていましたし、それらを一気に爆発させるシーンは本当に爽快でした。あまり出ている作品を観る機会が無かったのですが、とても良い女優さんでした。次回作以降も追いかけていきたいです。
箭内夢菜さんのザ・親友で優しさ全開!な感じも最高でした。舞台挨拶の際にイッテQメンバーの話をされたタイミングで出川ガールという事に気付いたので、数年でここまで急成長するんやなぁとしみじみ思いました。
上杉柊平さんのダラッとした教師役もピッタリはまっていてとても良かったです。
舞台挨拶でも和気藹々としたムードで進められており、主演2人が人見知りだったけれど役を演じる事によって互いを知っていったことや、屋上のシーンで高所恐怖症の監督が端っこに行くことを拒んだエピソードや、クールな上杉さんのお茶目な部分などなど、ほんわかした裏話が沢山出てきて30分の舞台挨拶がとても楽しかったです。
酒井監督の作品は初鑑賞でしたが、とてもカラフルで男女の絶妙な距離を描くのが上手いなと思いました。有名作でもある「美しい彼」もこのタイミングで観てみようかなと思います。
鑑賞日 9/2
鑑賞時間 9:00〜11:30(舞台挨拶中継付き)
座席 P-10
いい意味で裏切られました
原作小説の映画は原作と内容が変わっていて、重要なシーンが変更されているとがっかりすることがあるのですが、「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」は映画の特徴を上手く使った作品だなと思いました。私は原作小説を3周ほど読んでから映画を見たのですが、主軸は変えずに原作と違った進み方をするのでいい意味で裏切られました。
例えば、原作ではずっと茜のマスクは白の不織布マスクですが、映画では青磁からもらったマスクは色がついていたり、茜が青磁の前ではマスクを外せる設定になっているのは映像で伝える映画ならではだと思いました。
また、私が原作でいちばん好きなシーンである青磁が傘に絵を描いて茜にサプライズする(茜が青磁を好きになる)シーンは、青磁が茜のマスクに絵を描くようになっていて、後の夜学校の屋上でペンキで遊ぶシーンで使われていました。
最初の出会いのシーンから最後の主題歌「Gradation」が流れるまで全ての映像が美しかったです。JO1白岩瑠姫くんのおかげで夜きみに出会えて良かったです。
世代問わずささるはず
とても綺麗な世界
青春の危ういほどの美しさを思い出す作品
茜と青磁
夜きみとっても良かったです
映像と音楽の美しさストーリーの純粋さに心を掴まれる
出会いから嫌悪感をむきだしにする青磁に戸惑い傷つく茜。自由奔放で強引な青磁に助けられたり絵に向ける純粋さを知り少しづつ茜は青磁に心を開きマスクもせず本音を言える唯一の存在となっていく。過去の自分が青磁にとって大きな存在であった事を知った時ふたりの心は重なり合い鮮やかに色づき一気に時が進みだす感じがしました。その情景とテーマ曲Gradationとがピッタリとシンクロして感動的でした。細かな部分までこだわりいっぱいで繊細で純粋なストーリーでした。小説を読んでいましたが映画でも感動出来ましたぜひ何度も観に行きたいと思います。
とにかく美しい!
過去最高作品になりました!
とにかく映像、音楽が美しく、主演のお二人の演技が素晴らしくて拍手喝采を贈りたい映画です。
原作を読んでいたので、最初のセリフから、想いが伝わり泣けました。
何回も何回も見返したい映画です。
すでに2回観ました!明日も観に行きます。
勇気が貰える
映像と音楽の繊細さ、美しさ。原作のイメージを忠実に再現している
単なるラブストーリーと舐めてはいけない
ノーマーク作品でしたが、たまたま舞台挨拶中継つき上映があり、暇だったので鑑賞してきました。
ストーリーは、周囲に気を遣って本音の言えない女子高生・茜と絵を描くことが好きで自由気ままな同級生・青磁が、互いの生き方に反発しながらも徐々に惹かれあい、距離が縮まっていく中で、本当の思いを打ち明けられるようになり、互いの中にある大切なものを確かめ合っていくというもの。
最初に謝っておきます。高校生のベタなラブストーリーだと舐めていてごめんなさい。もちろんメインはラブストーリーですが、同時に茜の成長の物語でもあり、家族の絆の物語でもあります。それらがうまく溶け合った展開が、実に心地よく爽やかです。
青春ラブストーリーというと、イケメン男子がなぜか地味め女子のことが気になってグイグイ距離を詰めていくという、ありがちな展開が思い浮かびますが、本作の二人は違います。外見ではなく、互いの生き方への憧れやリスペクトから、しだいに惹かれあっていきます。異性というより人として相手を見ている点が、とてもいいです。二人の表情、さまざまな空の描写、屋上を自分色に染め上げるシーンなど、随所に絵画的な美しさも感じます。一方で、恋愛脳に支配されたかのようなイチャイチャシーンは排し、ラストの幕引きは実に鮮やかです。
話の運びも、とてもスムーズでテンポがよく、無駄もないです。冒頭での青磁の大嫌い宣言、義父をお父さんと呼べない茜、屋上への梯子を上る茜を引き上げる青磁、残り時間を意識した青磁の言葉、体育でのサッカー、茜が語る小学生時代の思い出、青磁がいちばんきれいだと感じるもの、一緒に朝焼けを見たいという二人など、丁寧な布石はわかりやすすぎるきらいもありますが、終盤で一気に収束していく過程はとても心地よいです。
主演は、白岩瑠姫くんと久間田琳加さん。白岩くんは初主演にしてはまずまずの演技ですが、それをうまく支えていたのが久間田さんの自然体の演技です。二人のおかげで、作品世界に気持ちよく浸れます。脇を固めるのは、箭内夢菜さん、吉田ウーロン太さん、上杉柊平さん、鶴田真由さんら。
上映後の舞台挨拶中継では、監督やキャストの楽しい話を聞くことができました。中でも、主演の二人が人見知りで、互いに目も合わせられないままクランクインして、最初に撮ったシーンが二人で茜の家に行くシーンだったというのには驚きました。また、屋上シーンが印象的な本作ですが、監督が高いところが怖くて、役者に端に行かないように声をかけ続けていたそうです。あと、白岩くんは、セリフと劇中ダンスを覚えるだけでなく、撮影中に本業の新曲ダンスも同時練習していたそうです。プロの仕事ぶりに頭が下がります。
2人の世界は広かった✨
白岩瑠姫くん演じる青磁くん、久間田琳加さん演じる茜さん。
最初に茜のことを「大嫌い」って言う理由が途中に分かるんですが、分からない間は青磁くんが嫌な人かいい人なのか本当にわからない展開です。
私は原作を読んでいたので大まかかなストーリーは知っていましたが監督が原作を読んで脚本に凄くこだわって作り上げた世界観だと知り 改めてもう1回見に行きたいなぁと思いました!
青磁くんが見ている世界は誰しも見てる世界ではあるものの 見方によってはこんなにも違うんだと自分にも置き換えて考えさせられました。
ただのラブストーリーではなく学生時代を経験した大人だからこそ懐かしさや自分のことを思い出し実感できます。
正直 泣かないと思っていましたが最後の最後 茜と茜の両親のシーンで涙が出てエンディング曲のGradationでさらに泣きました。
夜きみは映像の美しさ、音楽の美しさも全てオススメです!
全てが美しい映画
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