ブルックリンでオペラをのレビュー・感想・評価
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結局、人生には刺激が無いと
これすっごい映画だな笑笑 オシャレなパッケージによらず、かなり奇天烈😁 邦題の「ブルックリンでオペラを」はビックリするほど的外れ。タイトルからのギャップで楽しめたところもあるけど、「それでもやってくる」とか「愛に来て」とか原題を活かしたタイトルの方が良かったんじゃないのかな? まあそれはいいとして、主要キャストであるアン・ハサウェイ、ピーター・ディンクレイジ、マリサ・トメイのそれぞれの良さがすっごく詰まっていて、一癖も二癖もあるストーリーながらに、3人の見事な演技にひたすら魅せられる作品だった。 自分のことばかりのエゴイストな主人公たちが、どうしてか憎めない。恐らくその理由は、誰もが抱えている身勝手な心を、彼らはきっぱりと表に出しているからなのだと思う。いくら家族と言えど、他人の人生を踏み荒らしてまで自分を押し通すのは最低だし、そんなのは人間のやることじゃないけど、猪突猛進の心で生き、守るのではなく背中を押してくれる人のそばにいるのはめちゃくちゃ大事なことなのかも。三者三様、自分のやりたい!を突き進んでいく生き方が、とんでもないことしてるなと半ば呆れつつ、どこか羨ましくも思えた。
肩の力がぬけるストーリー
主人公たちのラストが、 あれ?っと思うほどあっけない結論になっているが ふたつの無関係そうだったストーリーが 最後にしっかり交差して それぞれが、今の時点で 納得できる結論に至っていて 爽快感もあり、とても良いストーリー展開だった。 気軽に楽しめつつ 人生の教訓にもなるような話。
日本語タイトルに騙されました
日本語タイトルから連想したイメージと全く違っていた。でもそれは良い意味で裏切られた感じだ。特に最後の結末は想像していなかっただけに、どんでん返しとは違う意味でサプライズ感があった。まさか主人公があんな選択する結末になるとは。でも、個人的にはこういう展開の映画好きです。あの女船長、ちょい役かなと思っていたら、主人公の次ぐらいに重要な役柄だったのですね。
アンは実は脇役、でもやっぱり華がある
原題"She Came to Me" 、何も想像できない。英語ポスター、地味なデザインで大きめの3人の写真。これもつまらない。それに比べて日本版は素晴らしい。ポスターは全体がPOPな黄色に上部に鍵盤、イラストの街並みと主要3人と犬。アン・ハサウェイのイメージに合う街と重要なアクセントになるオペラを盛り込み、ラブコメをイメージする。しかし自分がイメージするラブコメではない、さらに上をいく映画であった。 ①スランプの作曲家スティーブンとタグボート船長カトリーナの話と、②子供の恋愛と娘の父との闘い、③その2つが融合する。そこにオペラテイストが加わる。 ネタバレあります ①船長との出会いを元にこっそりオペラを作るが、バレて恋愛依存症の船長はストーカーまがいに?でもタグボート船長って変わった設定。しかしそれがのちに生きる。 ②18歳の男性と16歳の女性の本気の恋愛。しかし娘の父は南北戦争再現ごっこをする堅物が許すはずがない。本気の恋愛でも法的には犯罪。母もショックではあったが、父にバラしてしまった負い目もあり娘を理解してくれる。 もっとネタバレ ③ここはアメリカ。州によって法律が違う。結婚していれば問題ない州も。タグボートで脱出。宣教師資格も24時間で取れる。ここでもオペラできました。 それぞれの立場で将来を考え、最適解を探す(父以外)。観客側も若い恋愛や他人対する気持ちや依存症などいろいろ考えてもいい。オペラも短いながらしっかりと舞台演出の見応えがあった。 ………… アン・ハサウェイはメインキャストではあるが、なんか出番が地味? でもこれでも良いんです。アンは脚本が気に入ったが、今のアメリカでは小規模作品の制作が難しいらしい。その為製作に加わって実現できたわけ。(パンフインタビューより) でもアンはいるだけで華があるよな。作品の格がグッと上がる。 ……………… エンドクレジットで流れる曲は、Bruce Springsteen の書き下ろし"Addicted to Romance"(歌は夫妻)。この曲も素晴らしい。やっぱりブルース。74歳現役です。
タイトルが良くない
自分は邦題から、おしゃれで、ハートウォーミングな、日曜日の昼間にちょうどいい映画な雰囲気を勝手に想像してしまったので、期待とは違くて笑 ブルックリン感はあんまりない。(ブルックリン感とは?笑)
「迷うって素敵」
今年57本目。 アン・ハサウェイが旦那さんに犬の散歩で外に出掛けて欲しい時に「迷わなきゃダメ」。見た事ない道通るって凄い大事。また旦那さんがオペラの練習の時に歌い手に、演じる彼女は現実を見てないそこを表現して欲しい。セリフの端々に哲学を感じて好き。人生で一番凄いオペラでした。 作品がアメリカの南北戦争の文化紹介や、話がある事をきっかけにこう言う終着点なんだと自分の感情の喜びが何層にも重なって"映画"見たと思いました。
良かったです。
今の現代人を反映した映画だと思いました。主な登場人物全員が何かしら悩みを抱えている。現実は映画のような思いきったことはできないかもしれないが、人はいろんな事を抱えながら、生きていくんだなぁと想いました。見て良かったです。
近代オペラらしい
アンハサウェイいくつになっても美しい。潔癖症の精神科医の難しい役柄を最後まで見事に演じる。オペラの作曲家スティーブンはいろいろ謎のモテる男。船長のカトリーヌ役のマリサ・トメイもとても魅力的で素晴らしい。娘のお母さんの移民的な状況と高卒で法廷速記社でバリバリのネオコン野郎の義父、いろいろアメリカの側面を映しだしてます。最後は大円団でメデタシですが、現代オペラってあんなミュージカル的な感じなんですか?
アンハサウェイ
ニューヨークで繰り広げられるちょっと大人なお洒落な作品。アンハサウェイの魅力が活かされ作品全体を覆っていてアダルトでユニークなものに仕上がっていた。ハッピーエンドは欠かせないわけだが、それが何とも素晴らしい終わり方で、こう言うエンディングをやれるのもアンハサウェイの都会的な大人の女性ならでは出来る事なのかも知れない。
想像の斜め上を行く
コロナとハリウッド映画人のストライキの影響によるハリウッド大作の弾不足だろうか。4月に入って観たい映画がとても少ない。 仕方なく小規模公開の作品にも目を向けたところ、アン・ハサウエイの名前が目に留まった。しばらく見ていないし、「これだ」と思って観賞。 【物語】 現代オペラ作曲家のスティーブン(ピーター・ディンクレイジ)は、精神科医パトリシア(アン・ハサウェイ)とニューヨーク・ブルックリンで暮らしていた。夫婦仲は良好だったが、スティーブンは曲を掛けない大スランプに陥っていた。ある日、スティーブンは気晴らしに愛犬と街に出た。 ふと立ち寄ったバーでタグボートの船長カトリーナ(マリサ・トメイ)に声を掛けられる。話の流れで彼女の船に乗り込んだスティーブン。しかし、思いもよらぬ展開が彼を待ち受けていた。 【感想】 広告を観たときにアン主演かと思い込んだのだけど、ダブル主演でもなく主演は完全にピーター・ディンクレイジでした!(笑) 勝手な思い込みではあったが、改めてポスター画像を見てもそう見えちゃうよなあ・・・ というところで、まず減点。 作品的にはかなり風変りな作品と言える。宣伝文句に「ハッピー・ストーリー」の文字が有るが、これもそれを鵜呑みにして観賞したら、「え?」となること間違いない。 確かに、スティーブは居場所を見つけてこれから幸せになるかも知れないが、「ハッピー・ストーリー」から想像する展開とはかなり違う。 そんな感じなので、「意外性のある展開が面白い」とも言える。 一方で正直「何言いたいのがわからない」とも思ったけど、その割にはイライラすることもなく、ほんわかした空気も味わえた。 多くを期待しないで観れば、不思議とそれなりに楽しめます。
アン・ハサウェイのお陰で何となく見れる
タイトルに惹かれて見に行きました。ごちゃごちゃした人間関係さに不自然を感じ、ラストのメインを占める若者の駆け落ち、修道女への出家などが唐突すぎて良い話だがあまり感動できない。挿入シーンのオペラやアン・ハサウェイの存在感はさすがかな。
若者の船出
それぞれに様々な迷いや悩みを抱える大人たちが、この先を真剣に考える若者を協力し合って後押しする作品。 デフォルメされた大人たちは今を生きる人間を象徴しているようにもみえました。 気持良い空気が漂う作品でした。 久々にスクリーンで観たマリサ・トメイさんがカッコ良かったです。
人生前向きになる映画なのかもしれない
小さいおじさんの話。
小さいことに関しては作中で一切触れられていない。
おじさんは才能ある音楽家だが自信を無くして引きこもり気味。
このおじさん、なぜか美人の精神科医を妻にしている。
髭もじゃで潔癖症の女が好むようには見えないのだが。
犬の散歩に行って色情船長とセックスして帰ってくるのだが、
それがそのままオペラになる。ここ笑うところ。
その後船長ともめてしまうが、息子がヤバい家の娘と恋仲になって娘の父とトラブルに。
船長とのごたごたもあって妻は離脱。
おじさんと息子たち、船長に船を出してもらって逃走成功。
この逃走劇もオペラになる。ここまた笑うところ。
映画を見終わって、一体何の話だろうと思ったね。
みんなで逃走するところはちょっとワクワクもしたけど、妻は離脱してるしなあ。
ふと思ったのは、妻と結婚した話はオペラにしてないんだなってこと。
ドラマチックな展開であったに違いないのにね。
この映画のテーマは、人生とはオペラだとかオペラになるような人生を楽しもうぜみたいなことなのかなーと思ったりする。
経験したことを最大限に使って次の面白いことを引き寄せよう、というのもあるかな。
前向きでいいんじゃないの。
それで妻の行動原理だけがどうにもよくわからなかったのだが、潔癖症で慈善活動が好き、燃えるようなセックスナイトはお断り、この辺から考えるに、おじさんとの結婚も慈善活動の一環なのかなと思う。
おじさんが一人でやっていけるようになったことで離婚して修道女になりたいと言い出したんだろう。
なるほど妻と離婚する話ならオペラになるかもしれんね。
ジャンル不明映画😂
ラブコメ(?と言ってもいいのかなコレは😅)あるあるだけど、“原題と邦題のギャップがすご過ぎ”パターンwww まぁ、確かに『She came to me. 』をまんま訳したら『彼女の方から来た』と、さもホラー映画のタイトルか何かになってしまうから全然違うアプローチで挑むのは理解できるけど、それで『ブルックリンでオペラを』???取り止めもなくいきなり??オペラムービーかと誤解しちゃうよ〜😂 ストーリーは予告から受けた印象の斜め上をいく感じ。まぁ、ディンキー主演って時点で予想通りの展開にはならんのでしょう。 見どころは…… ・ディンキーとワンちゃんのお戯れ ・垢抜けアンハサ ・いい歳して恋愛依存症の船長(←ってなんじゃい!) 子供達の意外に真剣な恋愛、ってとこは正直要らなかったかも(小声)
オペラ作品が直喩なのに、才能があると言えるのかは微妙
2024.4.12 字幕 MOVIX京都
2023年のアメリカ映画(102分、G)
スランプ中の現代オペラ作家が思わぬ出会いに翻弄される様子を描いたヒューマンコメディ映画
監督&脚本はレベッカ・ミラー
原題は『She Came To Me』で、劇中オペラのタイトル「彼女は降りてきた」のこと
物語の舞台は、アメリカ・ニューヨーク
現代オペラ作家として人気を博しているスティーブン・ローデム(ピーター・デインクレイジ)は、潔癖症の精神科医パトリシア(アン・ハサウェイ)と結婚し、彼女の連れ子であるジュリアン(エヴァン・エリソン)と3人で暮らしていた
ジュリアンにはテレザ(ハーロウ・ジェーン)と言う年下の彼女がいて、すでに大人の関係になっていた
テレザの母マグダレナ(ヨアンナ・クーリグ)は法廷速記者のトレイ(ブライアン・ダーシー・ジェームズ)と恋人関係になっていて、結婚はしていないものの、テレザの養父的な存在になっていた
ある日、パトリシアから「行動パターンを変えなさい」と言われたスティーブンは、愛犬リーバイの行くままに町を散策することになった
リーバイは港町の方に向かい、スティーブンは海沿いのバーで一服することになった
バーテンダー(トミー・ブック)と何気ない話をしていたスティーブンだったが、そこにカトリーナ(マリサ・トメイ)が話に入ってきた
彼女は曳き船の船長で、今は休暇を楽しんでいると言う
カトリーナは「船を見に来ないか?」と言い、スティーブンは赴くままに彼女の船に足を入れる
そして、船室の誘惑に耐えきれず、体の関係を持ってしまうのである
物語は、スティーブンとカトリーナ、パトリシアの三角関係と並行して、テレザとジュリアンの許されざる恋を描いていく
テレザは16歳で、ニューヨークでは未成年と性的関係を持つことは犯罪だった
トレイは立腹し、裁判を起こすとイキリだし、そこでスティーブンは「結婚すれば良いのでは」と助言を与える
だが、ニューヨークは16歳の結婚を認めておらず、そこで彼らは「デラウェアなら親の許可があればOK」と言う情報を見つけ、そこに向かうことになった
だが、トレイは法廷速記官として、方々に顔が効く存在で、そこでスティーブンは陸路を行くことを諦め、カトリーナに助けを求めることになるのである
映画は、スティーブンのスランプが「カトリーナとの一夜」「ジュリアンとテレザの恋愛」に触発されて作品を生み出す過程を描き、それによってパトリシアとの関係が破綻する様子を描いていく
パトリシアとの破綻はカトリーナの存在が大きいものの、不倫が問題というよりは、かねてから聖職に興味を示していたパトリシアが目覚めたという感じになっている
この流れが結構雑多な感じがするので、映画的には群像劇だったのかな、と感じた
いずれにせよ、思ってたのと違う系の映画になっていて、もっとオペラが前面に出ている作品なのかと思っていた
オペラは要所を締めるものの、物語の核は「それぞれのキャラが生きたいように生きる」という感じになっていて、一応はハッピーエンドのように結ばれていた
トラブルから着想を得たオペラ2作品はそのまんまという感じで、メタファーなどではないところは何とも言えない部分がある
スティーブンは人気作曲家ということだが、才能があるのかどうかはわからず、演じた人々の力量に依るという感じがしたので、それで良かったのかも微妙かなあと感じた
主役夫婦のふたりが好きで鑑賞
アン・ハサウェイとピーター・ディンクレイジが好きで見に行った。 2人をまとめて見られるなんてお得ラッキーと。 期待した程にはふたり一緒の見せ所がなくて、若いカップルや曳舟船長の話が長かった。 ストーリーは悪くないんだけど、恋愛感情が軽く扱われてる気がした。 大人達、相手を見限るの早くない?若いふたりはお互いを信じてるけど。。この子達も30歳くらいになったら別れたりして?(本人達の雑談通りに)とか思っちゃう。 個の時代なんですね。みんな、思い思いに生きてる。その時合う相手と一緒にいる。それも良いけど。私はもっと真摯な恋愛感情を、映画では見たいなー。 ピーターの「シラノ」のひたむきな愛に感動したから、そう思ったのかも。
Crush
アン・ハサウェイとピーター・ディンクレイジが出ているという情報頼りに鑑賞。
オペラを作る話かな〜くらいで観にいきましたが、嫌がらせなのか寂しがりなのか前日に誰もいないのを確認して取った席のホント隣に爺さんがいてムキーッ!てなりました。もっと席空いてるじゃないっすか…。
モヤっとした気持ちで観ましたが、映画はそのモヤつきを晴らすかのごとくぶっ飛んだ作品になっていました。
オペラがメインかと思いきや、子供たちの婚姻問題に徐々に物語がフォーカスしていき、それをどう解決するかを軸に周りの人物が右往左往していくので、とっ散らかっている感じがずっとありました。
人物関係が浅く掬っただけで進んでいくので母娘関係の市民権がーとか、裁判だーとかが取ってつけただけの様にしか思えず、修道女になりたい理由も突発的なのが訳わからんまま進んでいくのがかなり気になりました。
ただ脱出させるために協力的に動く人物たちや、船の上でのハッピーな雰囲気は好みでした。
序盤のスティーブが船曳きの女性とイチャっとした話からオペラが生まれた過程まではいいコメディだなぁ、この後どういう展開になっていくんだろうなと思っていたのに、重めの話、しかも日本住まいなのもあって州によって結婚できる年齢が違うというのもピンとこなかったのも後半ハマれなかった要因だと思います。
ストーカーのやり方が常習犯のしれだったのは面白かったです。
役者は抜群に良かったと思います。お目当てだったディンクレイジは渋さとコミカルさがうまく噛み合っていて、哀しげな表情とかがたまらなかったです。
アン・ハサウェイは文字通り体を張っていて良かったです。絶叫しまくるシーンはホラー映画の怪物くらい迫力があって笑ってしまいました。
邦題を考えた人はちゃんと本編を観たのか?と疑いたくなりましたし、原題を直訳した方がカッコは悪いですが様になっていたよなぁと思いました。
まだオシャレなコメディに肌は合わないみたいです。
鑑賞日 4/13
鑑賞時間 12:50〜14:45
座席 H-3
生きることは予想外
上手くいかないこともあるけれど 物語を彩るのは 過去に何かうまくいかなかった経験を持つ 大人たち。 そして、今も上手くいっていない。 でも、あることがきっかけで 人生が回り始める。 その回り始めたことで、 滞っていたことが動き出し、 成功する。 その成功も 上手くいったところと 予期せぬところが。 未来のある若者にも、 些細なことから、トラブルが降りかかる。 でも予期せぬことが 布石になって、 そのトラブルが 回避され、 再び成功する。 結果、今、 上手くいってなかった大人たちの人生も それぞれ進み初めて終わる。 今のアメリカも垣間見える。 興味深い映画。
色んなエピソードがうまく組み上がる
アン・ハサウェイが主人公かと思ったら、ピーター・ディンクレイジとマリサ・トメイがメインなのかという驚きがあったね。 オープニングは良く分からないんだよね。二つの家が並行で語られる感じなんだけど「なんで?」って感じで。そのうち分かるけど。 それで、ひたすら色んなことが起こるね。 ピーター・ディンクレイジとマリサ・トメイが出会ったり、アン・ハサウェイの息子の恋人の母親が家政婦だったり。 南北戦争の再現劇にはまっているお父さん役の人の位置づけが良く分かんなかったんだよね。あれは、ちょっと、人種差別的ってことの表現なのかな。そうでないと強引に訴えたりしない気もするし。 そして「さあ、どうする」となって、これまで振っていたエピソードを回収して、ラストだった。 エピソードの散りばめ方や、回収の仕方は、すごくうまいの。 でも、それだけの話しといえばいえるかな。 そしてアン・ハサウェイはへんてこな役がめちゃくちゃ似合うね。 キャメロン・ディアスばりに色々やって欲しいな。
米国ニューヨーク、ブルックリン。 現代オペラ作曲家のスティーブン(...
米国ニューヨーク、ブルックリン。
現代オペラ作曲家のスティーブン(ピーター・ディンクレイジ)は、5年も新作が書けていない大スランプの真っ最中。
精神科医で再婚相手のパトリシア(アン・ハサウェイ)は「いつもと違う行動を」と薦め、愛犬とともの散歩に送り出した。
たまたま入った昼間のバーで、曳き船の女船長カトリーナ(マリサ・トメイ)と出逢い、彼女の船を案内してもらうことに。
ところが、彼女は恋愛中毒症候群。
スティーブンをベッドに誘った・・・
といったところからはじまる物語で、この物語と並行して、パトリシアの息子の恋愛模様が描かれる。
パトリシアは医学生時代に大恋愛の末に妊娠、息子を生んだ。
息子は18歳、優秀な学生で大学進学目前。
息子の彼女は16歳。
彼女も優秀で、飛び級で大学進学しようというところ。
彼女の母親も、高校生のときに妊娠、出産をして、結局、離婚。
若い時の恋愛は、人生を棒に振ることになるのが身に染みている。
若気の至りの大恋愛、中年になってからの巻き込まれ型恋愛、さらにさらに「あるお人」との恋愛・・・と米国型恋愛のトライアングル。
レベッカ・ミラーのオリジナル脚本、これがいける。
恋愛シーンはスタンダードサイズ、一般シーンはスコープと画面サイズを変化させる演出は、ちょっとやりすぎな感じがしないでもないけど、まぁ許容の範囲かなぁ。
旧式ハリウッド映画だと、若いふたりの大恋愛はショットガン・マリッジ(女性の父親がショットガンで交際相手の男に結婚を迫るというもの)が定番だったけれど、最近ではそうはいかない。
若気の至りの結婚は、破滅への道・・・
さらには、犯罪者の烙印まで押されかねない・・・
と展開する後半は、かなりのドタバタ感がありますが、まぁ面白いですよ。
アン・ハサウェイ、マリサ・トメイ、ピーター・ディンクレイジと俳優陣も好演。
特に、マリサ・トメイの上手さが光ります。
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