ミンナのウタのレビュー・感想・評価
全114件中、1~20件目を表示
アイドルもので終わらなかった一応ちゃんとしたホラー
GENERATIONSの映画って知らなかった!そもそもGENERATIONSを知らなかった!
関口メンディーをバラエティとかで知ってるくらいで他は・・・。
なので見始めたときは、「あ、そういう感じ?見るの失敗したか?」と身構えましたが、
(そういうのにありがちな)演技が変とか展開が無理やりとかもとくになく、
メンバーそれぞれのキャラも立ってて、むしろ良い味だしてました。
「見ないほうがいいっす」とかああいう霊感有りキャラはホラー的には良いですね。
肝心のホラーとしては、若干チープな演出もあったもののまぁまぁ怖い部分もあり
それなりに楽しめました。
ただ、さながただやばいやつだっただけってこと?ちょっとバックボーンが薄すぎ?それにしては力ありすぎない?
さな家でおかあさんの同じ行動繰り返しみさせられるのが一番怖かった。
ああいう、明らかにおかしなことがおきている、その違和感がどんどん強くなってくる演出はホラーでは大事ですよね~。
あとちょいちょい呪怨オマージュみたいなのありましたが、
地味でわかりにくいし余計な情報になるしで、
呪怨知らない人にはマイナスポイントになりそう。
全ホラー映画社会風刺に見える病気
主人公の心の闇が深く、回想のシーンで主人公の人格や過去が深く掘り下げられていくことで徐々に明らかになっていく謎と倍増する恐怖。遺物にも仕掛けがあったり、一筋縄ではいかないのでミステリー系が好きな人にも刺さるのかもしれない。知らんけど。
本当に作れそうだけど思いつかない呪物が完成されたのを見てゾッとした。ワンチャン存在するのではないかな。
加虐性(?)サイコパスって多様性に入るのか、先天的な殺人衝動についても考えさせられた。呪いを解くより、呪いを見出した人が抱える問題について知り、一緒に考えてあげることの必要性を叫んでいる作品だと、こじつけて終わる。
呪音 シミズのホンキ
中田よ、清水よ、今度こそ信じていいんだな?
…と言い続けて何度裏切られてきた事か。
中田は“森”で迷子になり、清水は“村”は作品によりけりだったが、“島”で遭難。だって、古い因習が残る島ってのは良かったんだけど、VRって…。地雷臭しかしなかった。
で、本作。
GENERATIONSとやらが本人役で主演。PVかよ、MVかよ!
メルヘンチックなタイトルもこれまた不発だった『こどもつかい』を思わせ、嗚呼、今回もまた地雷臭しかしねぇや。
とりあえず見てみるか…そんな程度で見てみたら、
どうした、どうした!?
やっぱり不発…じゃない。久々に良くて、どうした、どうした!?
清水ホラーとしてもJホラーとしても、近年出色の出来だったのではなかろうか。
ゾクゾク怖さも充分。賛否はいつもながら分かれているようだが、個人的には話も『リング』みたいにシンプルで悪くなかった。
清水崇、久々に本領発揮。何だかんだ、あなたの恐怖劇場をお待ちしてましたぞ。
今大人気。7人組のダンス&ボーカルグループ“GENERATIONS from EXILE TRIBE”。
ラジオ番組の収録中、パーソナリティーを務めるメンバーの一人が謎の少女の鼻歌を聞いたと述べ、その後行方不明に。
謎のカセットテープ。それを機に、他のメンバー、マネージャー、調査を依頼された探偵も同じ謎の歌を聞き、奇怪な現象、人影が…。
調査を進めていく内に、30年前に不可解な死を遂げた女子中学生の事件が浮かび上がり…。
ホラーは見せない事、恐怖を想像させる事。
それから、もう一つ。音。本作、音が何と怖い事か!
本作のキーアイテムであるカセットテープ。
そのカセットテープから聞こえる雑音交じりの音。音だから見えないから想像させるから、これも想像させる恐怖。
不思議と日常音だけでも不穏。突然、耳をつんざく音、奇っ怪な音? 声?
怖さ倍増は逆再生。あの不気味さと言ったら…!
カセットテープというアナログアイテムが『リング』のビデオテープとも被った。
それから秀逸な恐怖シーンだったのは…
探偵がホテルで家族に電話をする。娘が電話口でうんざりな感じ。
女の人なんか連れ込んで。鼻歌まで歌って。
部屋には探偵一人。自分には見えない/聞こえないのに、他者には何かを通して見える/聞こえるってホラーの常套手段だが、怖い。
音だけじゃなく視覚的な恐怖描写も勿論。
調査の中で辿り着いた女子中学生宅。今はもう廃屋の筈が、一人の少年の姿が。連られるように中へ。中に入った時点で違和感。
母親らしき女性が対応。何かヘン。同じ言動を繰り返す。以前にも『呪怨』で似たようなシチュエーションあったような…。すると突然…!
そりゃあ勝手に家に上がり込んだのは悪いけどさ、その後楽屋にまで押し掛けて来る執念深さ…!
この母親はサブキャラ。恐怖と呪いの根元は、女子中学生。
清水ホラーはホラーキャラも出たがりさん。今回も。終盤姿を現した時の強烈インパクト!
さな。伽椰子さん、俊雄くんに続く清水ホラーキャラ誕生!
そういや、“としおくん”もカメオ出演していたね。
さながカセットテープに込めた願い…呪い。
恐怖と呪いの連鎖が拡がっていく。
呪いには発端あり。その多くは悲しき過去…。
本作も例外に漏れず。さなの死のシーン、何と衝撃で悲劇的な事…。
GENERATIONSの演技は未知数なので、マネージャー役の早見あかりと探偵役のマキタスポーツが引っ張る。マキタスポーツは最初はステレオタイプな中年男だなぁ…と思っていたが、そこは巧みに。
GENERATIONSも奮闘していたと思う。映画やドラマにも出ているしね。メンバーで顔と名前がはっきり分かるのはメンディーくらい。何かのドッキリバラエティーでビビりらしいけど、あれは素かね?
まあ勿論、手放しで絶賛という訳ではない。
難もあるし、賛否も分かる。最大の謎は、GENERATIONS本人役での出演の怪。別に本人役でなくとも良かった気がするけど、何故に…? 大人の事情…? 現実とシンクロのメタ的構造…?
しかしながら今回は、よくやった!…と素直に声を贈りたい。
カセットテープの呪いの恐怖もまだ続きそう…。
清水監督は新作を発表すると続けざまに次回作も発表するが、現時点ではまだ次回監督作の予定はナシ。
更なる呪いや恐怖を生み出そうとしているのかな…?
この調子で、次も期待してますぜ。
問題は中田だな…。
GENERATIONS頼みのPV+ホラー映画
この数年に公開された日本製ホラーでは雰囲気を醸し出している。
何せTVCMが恐いとクレーム入れられて、別バージョンに変えられると言った念の入れようである。
これがヤラセであれ、なんであれ上手い宣伝であることは間違いない。
『ミンナのウタ』が恐いホラー映画と多くの人に認識させたのだから…
新しいホラーコンテンツとして、高谷さなが流行るかと言えば、従来の呪い的な力で他者を縛り、死に導いていく様に目新しさはないのでまず流行らない。
演出的に驚くシーンはあっても、後々思い出して恐れを持つ程でもない。
でも見慣れてないライトユーザーにはそこそこ恐い程度の内容でないといけないからこの位が丁度良いと思う。
特にさなと両親の寸劇(電源コード引っ張るシーンは滑稽)は何で引っ張る選択肢になるん?と突っ込んでしまう
ここしばらく、アイドルとホラーのセットには大分食傷ぎみであった。
『クロユリ団地』『シライサン』『人形霊』『○○村シリーズ(笑)』の雰囲気だけ映画が横行していたから、これもそうか?と呆れていた。
ホラーに主演するアイドル達は新人か流行りのピークが過ぎ、演技力を売りに出来るほどの集客力も持ち合わせてない事が多い印象。
今作に出演したGENERATIONSの演技力がそれらと比べてどうか?と言われれば、酷すぎないが上手くもない。ダンスパフォーマーである彼らの演技に過剰な期待をする方が悪いので仕方ない。本人役で出ているからイメージを崩す事は出来ないので普段以上の事は出来ないし、彼らが死ぬ様な事はあり得ないから、手緩い終わり方にならざるを得ない。
後はマキタスポーツ(探偵)を介してわざわざGENERATIONSを紹介してくれる。「GENERATIONSってなんだよ?」と言わせてるシーンはEXILEに興味のないホラー映画ユーザー向けのジョークでしょ。
作中の端々でGENERATIONSのウタが流れ、歌詞も出たりするので、こういった部分は差し込まれた違和感を感じた。ラストもライブが始まりそうな雰囲気で…GENERATIONSのPVかいな?となる
しかしながら、EXILEと言う多量のファンを抱えた人気コンテンツとホラー映画の融合は作品の集客も計算出来るし、興行としても良い結果だったのではなかろうか?当然EXILEのファンがホラーファンって訳じゃ
ないから普段見ていないホラー映画を見てくれる機会になっているだろうし新たなホラー映画ファンの開拓になったと思う。
少数派のホラー映画ユーザーにEXILEがハマるのかは疑問なので、このコラボではこの作品自体が一番恩恵を受けたのではないだろうか?
おまけの恐怖演出
ジェネレーションズの恐怖演出つきPV?
さなが抱える異常さは勿論、母親も異質といえば異質。しかし、さなが抱える闇の伏線は回収できても、何で母親が出てくるのかさっぱり。
母親はさなに対する懺悔から生霊としてさなの霊につきまとっているのか。
呪怨の俊夫は必要だったのだろうか?
ますます恐怖演出を掻き立てるために用意した鉄板ネタのイメージしかない。
こんなにアイドルがいい方向に働いたホラー映画は初めて観た。
ジェネレーションズがジェネレーションズとしてつまりメンディーがメンディー役でお化けに怯えるこの映画、
エグザイルグループどちらかと言えば好きじゃないのに
見終わったらジェネレーションズのちょっとファンになってしまいそう。
興味が薄れる前に次の展開にテンポよく進んで見やすいし、
何より唐突な音や暗さの虚仮威しに頼っていない。
ジェネレーションズの演技がかなり自然でよかった。
上手い人もそうでない人もいるのかもしれないが、
自然だった。
特にリハーサル中のトラブルとか本当にこんな反応するんじゃないかな、というリアルさがあった。
リーダーだけ演技っぽさを出してキャラを自然体から演技寄りに少し立てていて、そこもよかった。
中務君が美味しい役だった。
マキタスポーツと早見あかりの配役配置も確実でよかった。
ジェネレーションズなんて知らない、という立ち位置でマキタスポーツが現れるのだが、
関口メンディーだけ「ああメンディーね!!メンディーは知ってる!」みたいな反応だとリアルだった気がする。(個人的な見解です。)
先生はちょっと、面白かった。
ジェネレーションズがカンフル剤になっている清水崇監督ホラー。
こんなにアイドルが、いい方向に働いたホラーは初めて観た。
まさかのオクス駅お化けより好きという結果に。
同時期に上映していた オクス駅お化け と 禁じられた遊び がやり尽くされたジャパホラって感じで期待外れだったのだけれども、
ジェネレーションズが足りなかったんだな、と思う。
怖いか、怖くないかで言えば、コワイ
さすが、清水監督、という感じ。問題の家の内部がやや「呪怨」の家に似てるのも、ご愛嬌。
あの流れなら後味の悪いラストでもよかったのに、それができなかったんだよね。ジェネレーションズ?彼らをフューチャリングしたから、なのかな?
ラスト前まではよかったし、怖かった。でもラストで話しを完結させるためにちょっと無理矢理感がしたよね。寄り添ってあげてメンバーは解放されたけど、ラストに
ちらっ
でしょ?これ、普通の役者がやってたらラスト解決しないで、ていうジャパニーズホラーの良い所出せたと思うんだよね。あのグループを悪くいうつもりはないけど、「この人たちでないと成立しない」って訳じゃないのがね、、、
マキタスポーツは好きな役者だけど、今回の役はマッチしてなかったかも。校長先生とマキタスポーツの年齢差もね。マキタスポーツの方が生徒って😅
有名人が本人役で出てるホラーって危険な香り満載だから避けてたけど、観るべき価値はあったと思う。そういう理由で見逃している人いたらもったいないなあ
魂の歌
怖くないなぁ。途中で眠たくなっちゃった…。
全体的に恐怖演出が少なめで物足りなさを感じました。サナちゃんの人格はもうちょっと深掘りして、「分かった」方が怖くなるでしょうし、弟やお友達との関係性を活用してもっと怖くできたのではと思います。
サナちゃんママだけが唯一効果的でした。
取ってつけたようなラストもね、もうお腹いっぱいです。
前情報なしで観て楽しめた
アマプラで久しぶりにホラー(死霊館シリーズ)を観て、
何だか火がついて上映中のホラーを観てきました。
なかなかに楽しめました。
昨今のJpopシーンに疎くて、実在のアーティストグループと知らず鑑賞。
けれど何故か関口メンディーさんだけ知っていて本人役と気づきました。
前半、もっと怖くできそうなところを押さえた演出に見える時が多々あり、
なんでだ?と思ってました。
怖くなりそうなのにカメラワークとか演出で
すっと怖さが引くところがあり、
もっと怖くできたのになと思ってしまいました。
それで十代などの若者が対象で怖すぎNGなのかな?とも考えましたが
アイドルグループの出演で、そこのファン層も見るから
演出に少し都合がはいるのかな?と思いました。
けれど後半に入るにつれ、どんどん怖さが増してきました。
追い詰められていくメンバーの様子も良かったし
ダンスグループサイドから、さなサイドの方に話が深まったら
流石の役者さんの演技にゾクゾクきました。
特に前述の演出でちょっと油断していたら、
個人的に一番ビビったシーンで背筋がガチで凍り
思わず目を瞑ってしまいました。
(お母さんですw この女優さんに賞あげたいw)
ラスト、あっさりみんなが戻ってきて、
やっぱりアイドルだけにエグい終わりにはしないのかなと思ったり。
【無事帰ったと思ったら、メンバー全員であの歌を歌いだす】という
全員やばいエンドかもと思ったんですが、
客の中にさなが紛れてるのを見て
「取り憑きすぎてファンになってる!」と一人吹き出してしまいました。
けれどエンドロール後の展開が来て
やっぱりただでは終わらなかったと理解し、納得して帰りました。
けれど、なんだか綺麗な演出だったので怖さはなく、
やっぱりファン層を配慮してグループが関わるシーンは
エグさや気持ち悪さは押さえたのかなと思いました。
ホラーガチ勢むけより、程よくデートにも使える映画という印象。
それでも、それなりに怖く楽しめたので、気分転換のための映画として満足の時間をすごせました。
良作ジャパニーズホラー
呪怨シリーズで有名な清水崇監督作品で、GENERATIONSのメンバーが主役と若干商業臭さのあるキャスティングに感じましたが、良い意味で期待を裏切られました。
前半のGENERATIONSのメンバー紹介の流れにハズレ映画かと一抹の不安を感じましたが杞憂に終わり、ストーリーが進行するにつれて引き込まれていきました。
特にホラー映画で大切な恐怖を煽る演出は決してチープなものではなくしっかりと作り込まれており、演者の演技も悪くなく作品としてキレイに仕上がっています。
近年のジャパニーズホラーは微妙な作品が多いと感じておりましたが、期待以上に楽しませてくれる良作です。
GENERATIONSによるGENERATIONSの為の映画
ファンの方なら、好評価になるだろうな
という映画。
純粋にホラー作品として見ると、
ただただ不気味な雰囲気を出してる
だけでその中に、
物語の背景、メッセージ性をあまり
感じなかった。
ファンじゃないなら正直観るのは
オススメしない。
昔よくあった、アイドルを主体とした
アイドルによるアイドルの為の
映画の再来のようだった。
久々に清水 怖かったぞ
這いつくばる先生を上から見下ろす薄笑いを浮かべたサナがじめっとした怖さで最高だった。
サナの生い立ちがもっと知りたくなるね。サナはどうやってあのサナになったのか、サナの家庭を軸にもっと深堀りしたくなる感じ。
お母さん役の人もとても良かった。
監督、続編作ってくれんかな。
見終わった後も、あれ?この話どうなったのかなとか、あのテープに繋がるサナのやってきた事を勝手に想像してジワジワくるよ。見終わってあの鼻歌とともに思考に侵食してく感じ!
絶賛!さすが清水監督!久々に質の良い邦画ホラー。そして流石大御所俳優マキタスポーツ
近年のジャパニーズホラーは、ホラーに飽き足らず他のジャンルを取り入れる傾向にある。たしかに今の時代、特に若年層にとっては、多様な笑い要素が求められるのかもしれない。しかし、かといって、昨年の小芝風花主演リング最新作だとか、同年の「カラダ探し」などはホラー以外の要素が強すぎてしまい、ホラーらしさを感じにくくなってしまったため、昔のような本格的なホラーを望むいわゆる「ホラーマニア」にとっては、少々残念と感じてしまっていた。「リング」シリーズの中田監督の新作「恐怖の村シリーズ」も、ミステリーの要素が強すぎて、かつ内容が難しく、疑問をホラーをあまり感じられなかった。しかしながら、本作はここ最近のいわゆるジャパニーズホラー映画と比較すると、割としっかり驚くシーンや怖いと感じるシーンが、組み込まれていたように感じ、久々に邦画ホラーでビビることができたように思う。著者が強く気にかけていた、最近の邦画ホラーの「ホラーどこいったの?」感も感じることは少なく、しっかりとホラー映画の雰囲気を終始感じることができ、しっかりと 1本のホラー映画としてまとまっていたように思う。かといって、マキタスポーツ演じる探偵のちょっとしたボケがいい具合に入っており、時よりシアター内の空気を和ませてくれ、クスッと笑えるようなシーンで緊張が解れたりも。飽きさせない工夫のようにも感じ取れる。GENERETIONSなど、若い出演者陣が多い中で、大御所俳優であるマキタスポーツさんがその偏りを緩和させてくれ、非常に良い味を出していたし、やはりさすが大御所俳優、演技力がずば抜けて高い(もちろん若手俳優もいい演技でしたが)また、ストーリー性も割とよくできていて、なかなかに面白いと感じることができ、楽しめたと思う。ただやっぱり、初期ホラーの雰囲気にはなっておらず、もはや初代の「リング」や「呪怨」のようなじわじわとしたべったりとしたホラーは戻ってこないのかもしれない。ただ、そういった作品よりも今回のような風作の方が、今の世代に合っているのかもしれない。そして、ホラー苦手のGENERATIONSファンさえもをホラー界に引き込もうとする企画者の狙いw あとホラーだからか夜遅い時間帯の上映回も多く、雰囲気合っていた
見終わった後にもゾクゾクが…
GENERATIONSが鈴木監督とタッグを組んで、しかもそのまま映画の役どころも、GENERATIONS本人の役で興味をそそられ、職場の後輩と観に行ってきました!
ラジオ局に届いた、一本のカセットテープの歌が、次々と怪奇現象を起こしていくというお話。
最初に小森君が突然いなくなり音信不通に。
ライブを控えてるので、とにかく早く小森君を見つけたいと、探偵に依頼。まさか霊の仕業だとは思っていないなか、色々調べていくと
『♪ららら〜ら ららら〜ら…』と次々とハナウタを口ずさみはじめ、少女の霊が現れたりと、不思議なことが起こり始める。
何度も同じ事が繰り返される不気味なシーンや、突然バッッとくる、驚きの怖さのシーンや、鈴木監督らしい怖さがちゃんとありました。
一回だけ「ぅわっ!!」て声出してしまいましたw
そして私的には一番ゾクってきたのは、映画観終わってトイレに入った時に、自分が自然にあのハナウタを口ずさんでしまってた事です!
鈴木監督の思惑にまんまとやられてしまいました!!
今更ながら見てきました。
今更ながら見てきました。
監督の村シリーズも全部見ておりますが、
新作の度に思うことが「監督丸くなったなぁ」という印象です。
昔の呪怨や輪廻などの絶望感がないというか...
今のご時世だと過度に後味悪い感じにするのは難しいのかもしれませんが
後味の悪さが足りない気がしました。
ベーシックを忠実に取り入れた、真摯なホラー映画
GENERATIONSの小森隼が、ラジオパーソナリティを務める局の倉庫で30年前に届いたカセットテープを見つけたことから、メンバーが次々に怪奇現象に巻き込まれていく和製ホラー。
近年、『怖いホラー映画』といえば台湾、韓国の印象が強く、「日本の近代ホラーは気を衒って滑ってるんだよな…」と思っていた筆者なのですが…
ちゃんとあるじゃん!怖い和製ホラー!と思える良作でした。
シーンに緩急をつけて、視聴者の気が抜けたところを狙って驚かせにくる演出や、実在する都市伝説を引用してリアリティを出す工夫、『ミンナのウタ』というタイトルの見事な伏線回収など、見応えのある仕上がりになっています。
気を衒うのではなく、昔からあるベーシックを忠実に取り入れていくような、真摯に作られた作品。
また、怨霊のバックボーンについては、和製ホラーに有りがちな「こんな可哀想な思いをしたから呪いに転じてしまったんだ…」と同情を誘うものではなく、「こいつ生前からヤバい奴じゃん…」と思わせる内容になっていて潔さを感じます。
ただ、残念な点を挙げるとすれば、終盤に出てくる怨霊のビジュアルが、今までのストーリーに出てきた要素を盛り込み過ぎてて、「なんやねんこれ…」と一気に我に帰ってしまった点でしょうか…笑
最後まであの不気味さを持続してくれていたら、完璧に近いホラー映画だったなと思います。
これからの和製ホラーに期待値が高まる、そんな作品でした。
全114件中、1~20件目を表示