岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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露伴先生!!
賛否両論ある様なのでどんなものかと観に行きました。賛でも否でも、ルーヴルが舞台で露伴先生が高橋一生さんなら、満足できそう!と思いましたが、やはり期待してしまいました、、、。
確かにルーヴルは素晴らしかったです。荘厳なルーヴルらしいルーヴルを堪能できたのは体感的には5分位でしたが…
露伴先生ルーヴル似合ってる…✨✨
高橋一生さんの演技も見事でしたし、いずみ君もキャラが立ってて巻き髪も黒リボンもレザーファッションも良かったし。なのに、NHKのドラマの時ほど気持ちが入ってこないというか…。
当方、原作は読んでます。アニメも観ています。
露伴先生のドラマはNHKでやるたびに観ていて、どこからきても、免疫がありますが…。
まず…ヘブンズ・ドアーで顔が本になるところ、こんなだったっけ?
もっと、なんかこう…
出た!ヘブンズ・ドアーだ!
とゆー痺れる感動が、今回は無かった…。
ルーブル地下で幻影を見てしまう所も、一番の見せ場じゃないのかな?
もっとCGを駆使して、カメラワークも引き&寄りで、盛り上げて欲しかった。なんだか劇団員の一人芝居をそこここでやっているような、、、💦
ルーヴルを舞台にしてお金が無かったのかな、という話もあるみたいですし、そこなんですかね。
とはいえ、露伴先生やいずみ君の衣装も相変わらず良かったのと、
もしかして1番の立役者はいずみ君だったかも!?って位、今回に限らずドラマの岸辺露伴を引っ張ってきたのは彼女じゃないかな。
露伴先生のステキなルーヴルポストカードも貰えてホクホクでした(*´∀`*)
そうは言っても高橋一生さんの露伴先生につられて実写の上映を見に行くのは誘われても答えは1つ。
「だが断る。」
高橋一生の演技の幅とルーブルの臨場感を楽しむ
2020年、NHKでドラマ版第1期の配役を知った時、高橋一生が岸辺露伴?顔が似てないような?と浅はかな私は思った。
それが、始まってみればあのオーラ。彼の演技力と年季の入った原作愛で、実写露伴としての存在感十分。それだけでなく脚本やロケ地、美術からキャスティングに至るまで、制作陣のひとかたならぬ気合を感じるシリーズだ。
満を持して映画化された本作。大筋は原作通りだが、オリジナルエピソードもある。特に、原作では言葉での説明中心になっていた仁左右衛門と奈々瀬の生前の物語を、しっかり時間をかけて描いていたのが印象的だった。奈々瀬が若き露伴の前に現れた理由がより理解しやすくなっていて、いいアレンジだったと思う。
脚本を手がけた小林氏によると、ここは原作者の荒木氏が漫画を描いた時にページ数の問題があって描けなかった部分で、荒木氏の希望を踏まえながら書いたそうだ。
高橋一生は、いつもの貫禄の露伴ぶりだ。ドラマを3期見てきてつい慣れっこになっていたが、長尾謙杜の露伴が出てきた時に、露伴オーラの標高差のようなものをすごく感じてしまった(ファンの方、すみません)。若い頃の役なのでその分演技が違うものになるのはわかるが、印象が薄かった。同じ場面に白石加代子がいたので余計に食われてしまった感がある。それで回想パート中ちょっと眠くなってしまい、直後の高橋露伴とルーブルでバチっと目が覚めた。
高橋一生が仁左右衛門も演じたのは驚いたが、どちらもエネルギーがいりそうなふたつの役柄を、さらっと演じ分けているのはさすがだ。黒い樹液に染まってゆく仁左右衛門は鬼気迫るものがあった。
原作では登場しない泉京香が自然に物語に絡んで、好ましい化学反応を起こしている。彼女は露伴の世界観と現実世界の一般人の感覚をつないで、露伴がいる場の空気を適度に攪拌するサーキュレーターのような役目を果たしていて、実写露伴には必須の存在だ。飯豊まりえが、何もかも絶妙。
フランスロケは、期待よりちょっと尺が短い気もしたが、やはりスクリーン映えする。
2024年のオリンピック開催を前に、撮影規制が強化される直前だったそうだ。また、今年の初頭までロケをおこなっていたようだが、直後から現地では年金改革反対デモが激化している。ぎりぎりのタイミングで撮れた貴重なロケ映像だ。
大昔だが、ルーブル美術館に行ったことがある。時間帯にもよるかもしれないが館内は混んでいて、特にモナリザ前はかなりごった返していた。観光地のようなものなので仕方ないが、一度は静かな館内を歩いてみたいと誰もが思うことだろう。
人払いをした館内は、たまにEテレなどのアート系番組で見られることもあるが、やはり大きなスクリーンで見ると臨場感が増して、見ているだけで楽しかった。
地下倉庫での怪異のシーンは、先祖や肉親の姿におののく描写がほとんどキャストの演技だけで、彼らが見ている幻についての映像表現が少ないことと、原作の描写のグロテスクさがかなり薄められていたせいか、少々盛り上がりに欠けた。
こういった見せ場に、映画ならではの特別な、ドラマを凌駕する高揚感がない。もともとドラマの方のクオリティが高いので、出来が悪いということとは違うのかもしれないが、ドラマを超えた何かを期待し過ぎたのだろうか。
とはいえ、大画面で見るルーブルの美しさと、高橋一生による露伴と仁左右衛門の演じ分けは一見の価値あり。
後悔…
ドラマ版を観ていなくても分かる内容だったが、この世界観が好きでないときつかった。ヘブンズドア後に顔に本ができる描写、蜘蛛のシーンの多用が単純に気色悪かった。ストーリーも長く感じ、黒の持つ悍ましさの迫力が映像でそれほど伝わってこなかった。
落ち着いて見ましょう。
始まってオークションがあり、
古物商に行き主人とのやりとりも聞き、
小説家なのに漫画も描くのか、今だけかな?
とか考えていたが、
幸田露伴のことを調べて小説家と確認して
尚、首を傾げていた。
突然、岸辺だ❗️と気づいた。
解説見たらTVドラマの映画版だと。
な〜んだ、そういうことか。
相棒の名前にもクスッとなる。
泉鏡花ならぬ泉京香。
飯豊まりえがおちゃらけ編集者。
青年時代の慕う女性が木村文乃。
年齢差に驚き。
ルーヴルに行くのはオリンピックを見込んで。
セーヌ川も出て来た。
ストーリーはというとまぁよくあるヤツで。
ラスト辺り、仁左衛門の話、
木村文乃が妻となって納得。
しかし、上手く行くかに思えたのに
弟の裏切り。
血肉分けた方が恨みがキツいのか⁉️
怨念こもる作品となったのか⁉️
現代に戻り、ファンタジー❓
ルーヴルに日本の絵画
冒頭からもう和風
何か伝えたげな黒髪の女性
で、どう繋がるんじゃと
疑問だらけからスタート笑
最も黒い黒で描かれた絵
これを露伴に教えた奈々瀬は
露伴を何かに引き込もうとしてたように思える
けど、露伴の漫画を切り捨てることで縁を経っていた。
その後、夢のように消えて
露伴も現実だったのか曖昧な思い出を
急に引き寄せられるように思い出していく様が
あり得そうであり得ない、奇妙な
病みつきになっちゃう感じがたまらない笑
モーリスと山本仁左衛門の関係性が
全然浮かんでこなかったけど
ルーヴルに行って出会う東洋美術専門家が繋げてくれた。
どういうこと??って思うことが多かったけど
紐解かれればスッキリ!笑
山本仁左衛門と露伴が関係あるのかと思いきや
奈々瀬の方だったとは笑
山本仁左衛門の恨みは相当なのかもしれないけど
伴侶までもを苦しめるなんて皮肉だね。
奈々瀬もまだ10代の露伴ちゃんを巻き込もうとしたり‥
哀しきかな。
でも10代の露伴ちゃんだったら、耐えきれなかったんだろうな〜
非道なのは変わりないけれど時期が来たという感じ。
山本仁左衛門と岸辺露伴の2役を
演じきった高橋一生さんはすごいね♡
同じ顔なのに別人^^
流石です
あ、蜘蛛のようにって表現があったけど
あれはよく分からなかった。
蜘蛛になる要素全くなかったから謎は謎のまま
あと、樹液が黒い理由も不明
神木に蜘蛛が憑いてたんかね?
神木に憑いてるのに邪悪な蜘蛛だったの?
まぁ、蜘蛛って良い意味では使われないし
山本仁左衛門の恨みも重なって
黒黒しいものにはなりそうだけれど‥
まぁ、そこら辺は原作見ないと分からないのかもね。
楽しかったから、まぁ良し!
その黒の中に何を見るか
まさに超タイムリー!…な本作。
だから見たという訳ではなく、どんな作品なのかなと気になっていた。
と言うのも、実は当初は知らなかった。漫画が原作である事。それがあの『ジョジョの奇妙な冒険』である事。漫画には疎いもんで…。
NHKで実写ドラマ化。その劇場版。
ジョジョの実写化と言うと、嫌でも“あれ”を思い出す。意気揚々とシリーズ化も見据えたものの、三池崇史に駄作が増えただけのコスプレ映画。
しかし本作は、それとは全く違う。パッと見の印象からも分かる。だって当初は、フランス・ルーヴルでも撮影を敢行したヒューマン・サスペンスと思ったほど。
勿論原作漫画にも登場。主人公は、岸辺露伴。
人気の漫画家。性格はクールでミステリアス。
スタンド能力は、“ヘブンズ・ドアー”。相手を本にし、その記憶を読む。
人の顔に本を取っ付けた特殊メイク(…?)はちと珍妙だが、ジョジョらしい奇妙な能力は健在。
尚、ジョジョ未見者でも分かるように、“スタンド”という言葉や幽霊体のような像(ヴィジョン)は無く、“能力”とされている。
新作構想の過程で知った、フランス人画家が書いたある絵。
オークションで落札し、競い合った相手に盗まれ掛けるが、手に入れる。
露伴はその絵にある思い出があった。
青年時代、祖母の下宿で漫画修行をしていた時出会った一人の女性。奈々瀬。
彼女から“この世で最も黒い絵”について知らされる。
奈々瀬とその絵に取り憑かれ、奈々瀬をモデルに絵を書くも、何故か奈々瀬が発狂してその絵を破き、ほろ苦く儚く狂おしい慕情の日々を思い出す…。
フランス人画家が書いたのは模写で、オリジナルは江戸時代に日本人絵師が書いたもの。
それがフランス・ルーヴル美術館にあると知った露伴は、担当編集・京香と共に現地へ赴くが…。
“世界で最も濃い黒”は何かで聞いた事あるが、光なども一切反射せず、まるで見る者を吸い込んでしまいそうな“黒い絵”。
そこには邪悪な何かがあり、その“黒”に憑かれた者は幻覚を見、怪異な死を遂げる。
各々が抱える後悔や罪…。その魔手は露伴にも…!
その絵が引き起こすルーヴル美術館での奇怪な事件。
アダルトな雰囲気すら漂う青年露伴と奈々瀬の過去。
黒い絵、著者である絵師、奈々瀬、過去の悲劇、そして露伴も絡む関係…。
ミステリアスでアダルトでドラマチック。本当にあのコスプレ駄作とはまるで違う!
『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』以来邦画2度目となるルーヴル美術館での撮影が本作の格調を高める。
秘密倉庫や贋作犯罪グループは勿論創作だが、ミステリーやサスペンスのムード充分。
高橋一生の佇まい。
彼が“陰”なら、飯豊まりえは“陽”。軽妙なやり取りも。
ドラマ版とこの映画版。なるほど、これがきっかけで…と、今見るとやはりついつい思ってしまう。
キャストの“話題”はこの二人かもしれないが、一際印象放つのは木村文乃。
あの色気×妖艶さ! 悩める青年時代にあんな年上女性と出会っていたら、露伴でなくとも生涯忘れられない。
エンタメではあるが、独特の美意識や作風漂う。
すんなりとした分かり易さでもない為、好みは分かれそう。
非常に良かったとまではいかないが、つまらなさや期待外れ感は無かった。寧ろ、
その“黒”の中に何を見るか…?
後悔、罪、自分を押し潰すほどの恐ろしさ…。
ただそれだけではない。
深い黒の中に、見える筈のない一つの光。
様々な思い入り交じった忘れ得ぬ輝き。
それがあの時から今も、自分を包み込む。
その余韻に浸る。
高橋一生 江戸時代へ行く。 おまえの次のセリフは『この程度ならテレビドラマで十分じゃあねえかこのダボがあぁあーッ‼︎』という!
この程度ならテレビドラマで十分じゃあねえかこのダボがあぁあーッ‼︎ はッ!
人の心を本にして読む事が出来る漫画家、岸辺露伴の奇妙な冒険を描くサスペンス・ホラードラマ『岸辺露伴は動かない』の劇場版。
”この世で最も黒く、邪悪な絵”を求め、ルーヴル美術館へと取材旅行へ出掛けた露伴。彼はそこで己の過去と向き合うことになる…。
○キャスト
岸辺露伴…高橋一生。
泉京香…飯豊まりえ。
ルーヴル美術館のキュレーター、辰巳隆之介を演じるのは『バトル・ロワイヤル』や『コード・ブルー』シリーズの安藤政信。
露伴が青年時代に出会った謎の女性、奈々瀬を演じるのは『イニシエーション・ラブ』や『ザ・ファブル』シリーズの木村文乃。
手首の角度は直角90°を保つ。各指は曲げずに真っ直ぐを保つ。ふううう〜〜〜〜〜〜。ううう〜〜〜〜〜。ふう〜〜〜〜〜〜。
手のひらを前へ……。ひじも真っ直ぐ手首の角度は直角を保ったまま…。一本ずつ折る。1、2、3、4、5。
再び一本ずつ指を開く。2、3、4、5。
以上。レビューを書く前の『準備体操』終わり。
ま……知ってるヤツが多かろーが少なかろうがどうでもいいことだが。彼の名は岸辺露伴、マンガ家だ。
「露」ははかなきものーーそして「伴」はともにすごすーーという意味。生年は1979年で国籍は日本。そしてあまり重要な事柄ではないし必要な時もたいしてない行動なのだが……。人を『本』にしてその人物の『人生』を文字で読む事が出来る能力を持っている。
初登場は荒木飛呂彦原作の大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない(1992-1995)。そこから派生した不定期連載のスピンオフシリーズ「岸辺露伴は動かない」(1997-)では主人公を務めている。
「ジョジョ」の最新シリーズである第9部『The JOJOLands』(2023-)では、実に28年ぶりに本編に復帰。舞台はハワイ、富を集める「溶岩」の破片をめぐり、”ジョディオ・ジョースター”とかいうクズ系のクソガキと出会うことになるのですが…。まだ読んでいない人は書店まで走るんだよォ!
本エピソードの原作は2010年に発表された同名漫画。これは「BDプロジェクト」というルーヴル美術館が展開する企画の一環として制作されたもの。BD=バンド・デシネとはフランスの漫画のことなのだが、芸術性が高くフルカラーで描かれているのが特徴。
BDを通してルーヴル美術館の魅力をより広い層に知ってもらおう、という理念の元に行われているこのプロジェクトでは、他に谷口ジローの「千年の翼、百年の夢」(2014)や松本大洋の「ルーヴルの猫」(2016-2017)などが生み出された。
ちなみに、本作が制作されるにあたりその原画が4点、ルーヴル美術館に展示されたのだが、これは日本人漫画家としては初の快挙である。
この原作はBDの慣習に乗っ取り、読み切りかつオールカラーという形態で描かれている。素晴らしいのはその色使い。第一幕は露伴の想い出/イエロー、第二幕はパリ/ピンク、第三幕はルーヴルの地下倉庫/ブルーという具合に、物語の進行に合わせて基調となるカラーがごく自然に移り変わる。そしてクライマックスで、青い空、赤いワンピース、小麦色の肌というそれぞれの基調色をフィーチャーした奈々瀬の一枚絵がどジャアァぁぁぁ〜〜〜〜ンと描かれる。グレートですよこいつはァ!
ヴィジュアルのカッコよさと詩情溢るるストーリー。はっきり言って、原作は荒木飛呂彦史上最高傑作、いやさ漫画史上最高クラスの大傑作であると評価しているのですが、そいじゃあこの映画版はどうなのかというと…。
監督:渡辺一貴、脚本:小林靖子というテレビドラマ版と同じ座組で作られている本作。なるほど温度感はドラマ版と同じで、漫画のエッセンスを上手く実写に落とし込んでいます。衣装デザインもドラマ版から引き続き柘植伊佐夫が担当しており、黒を基調にしたキャラクターのファッションはおしゃれで、それでいて原作の世界観を壊していない。
本作はまさにドラマ版のファンが「安心」して楽しむ事が出来る映画であると言えるでしょう。
「安心を求める事こそ人間の目的だ」と言い放つDIO様ならばこの映画に納得するかも知れません。しかし本作の主役は岸辺露伴。『自分を乗り越える事』を追求する向上心の塊のような男を主人公に据えて、こんな保守的な映画を作ってはいけない。
ルックのテレビドラマっぽさは非常に気になるところである。これがカメラのクオリティによるものなのか、グレーディングによるものなのか、その辺の事は全くわからないのですが、映し出されている映像がまんまドラマ版と変わらない。映画なのだから、もっとリッチで迫力のある画作りが出来ないものか。
また、原作ではルーヴル所蔵の彫刻へのオマージュを露伴のポージングにより捧げている。そこは映画でも上手く取り入れて欲しかった。特に露伴が奈々瀬の記憶を読み取ろうとするシーンの「アモルの接吻で蘇るプシュケ」(アントニオ・カノーヴァ作)をオマージュしたポーズは絶対にやるべきだった。アモルとは愛の神エロスのラテン語名。ここは先人へオマージュを捧げるとともに、露伴青年が奈々瀬に抱くリビドーを象徴する大切なシーン。本作ではここを省いてしまった結果、2人が醸し出すエロチックな雰囲気が全然上手く表現出来ていなかった。
エロスの観点からもう一つ。露伴が間違えて女湯の扉を開けてしまうというシーン、原作ではちゃんと奈々瀬の裸体が描かれている。17歳の露伴青年が彼女の裸を見てしまう。この部分を絵として見せるだけで、露伴が彼女を意識するようになるという展開に圧倒的な説得力が生まれるというのに、それを省くなんてヌケサクかオメーはよォォォォ!
テレビアニメ版『ジョジョ』(2012〜)でも脚本を務める小林靖子。彼女の仕事っぷりには敬意を表しているのだが、本作における改変はいただけない。原作は120ページほどの読み切り漫画のため、当然それをそのままやるのでは尺が足りない。そこでモリス・ルグランという画家による複製画と、辰巳という悪役を登場させて物語を水増しすることに。
これらのオリジナル要素は苦肉の策であったのだろうが、正直お話の展開的に必要だったのかというとかなり疑問が残る。邪悪な絵が2枚も出てきてしまった事で物語がごちゃごちゃしてしまっているし、辰巳に関しては後半ぽっと出てきたと思ったらすぐ死んじゃうので、何しに登場したのかさっぱりわからん。
どうせオリジナル要素を追加するのなら、パリパートを充実させるべきでしょう。この映画、せっかくルーヴル美術館で撮影しているのにほとんどパリの街並みが映らない。観客は当然そこが観たいのに。これじゃ別にフランスを舞台にした意味ないじゃんねぇ。
パリで繰り広げられる呪いの恐怖、そしてその事件を追う車椅子に乗る謎のフランス人。その男の名はジャン=ピエール・ポルナレフ…くらいのサプライズは見せて欲しかった。まぁ低予算の上に円安×パンデミックの関係でなかなか難しかったのかも知れないけど。バキンは鳴き声だけの登場だったが、犬を雇う金すらなかったのだろうか…?
そしてもう一点。奈々瀬にまつわるエピソードがものすごく野暮。
原作では、青年露伴が出会った女性「藤倉奈々瀬」の正体は、実在の女性なのかそれとも幽霊なのか、曖昧な形でぼやかされている。そしてあの夏以来、露伴は彼女と再会し言葉を交わすこともない。奈々瀬は露伴におけるメーテル。「あなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影」なのだ。
それをあんなふうに再会させて、しかもヘブンズドアーで記憶を読ませるなんてあまりにも野暮。奈々瀬はあの露伴が「やめておこう 心の中をのぞく事はしたくない」と唯一踏み止まった女性だったのに…。あの感動的な独白をよく無視出来たな…😓
彼女の正体はわからないが、露伴は自分なりの答えを導き出す。それで良いじゃあないですか。何でもかんでも答えを明示すればいいってもんでもないだろうに。
セリフの改変もスゲー嫌だった。「本当に……。本当にあたしを許して…何もかも」というミステリアスな別れのセリフだったから良かったのに、それを「何もかも、すべて忘れて」という安直なセリフに置き換えるというのは…。観客にわかりやすくしようしようとしすぎ。
原作の後書きで、荒木飛呂彦はBDについて「日本の場合は読者に受け入れられなけらばいけないっていう目的があるけど、それを無視して、むしろ逆走してる」と語っている。「我が道を行かなきゃダメっていう突き抜け感」こそがBDなのであり、おそらくそこに荒木先生も目線を合わせこの作品を描いている。つまり「分かりづらさ」こそがこの物語のアイデンティティ。整合性とか伝わりやすさとか、そんなもんはアリーヴェデルチ!!
終盤突然始まる江戸時代パート。ここで素朴な疑問があるのだが…。このことはギアッチョさんに語っていただきましょう。
👓『山村仁左右衛門を演じるのが高橋一生』……ってよォ〜〜〜。『奈々瀬と山村奈々瀬』が同一人物ってのはわかる。スゲーよくわかる。彼女は呪いを解くために露伴の前に現れとるからな…。
だが『高橋一生』ってのはどういう事だああ〜〜〜〜〜っ⁉︎
露伴は奈々瀬方の子孫であって仁左右衛門とは血が繋がってねーだろがよーーーーーーッ!ナメやがって このキャスティング超イラつくぜぇ〜〜〜〜ッ‼︎
血が繋がってねえのに顔が一緒だってのも意味わからねえし、『黒い絵』の呪いで露伴の前に姿を現すのもおかしいじゃねぇか!チクショーーッ!!
さすがギアッチョ。全くもってその通り。こういう詰めの甘さ、こんなもんでよかんべ精神が癇に障るんだよねぇ。
と、原作愛ゆえに長々と述べてしまった。本作がもしもテレビスペシャルだったのならここまで文句もつけなかったと思うのだが、映画という土俵でやる以上はドラマとは違うものを作らなければダメでしょう。チケット代取ってんだからさ。
まあとはいえ、なんだかんだでドラマシリーズは楽しんでいるので、今後もどんどん新エピソードを作り続けて欲しい。
そして最後に。高橋一生さん、飯豊まりえさん、ご結婚おめでとうございます🎉ハッピーうれピーお幸せにねーー✨
すみません。私には合わなかったみたいです。
鳴り物入りで映画化された割にはストーリーもありきたりだし、スケール感も無くがっかり。もっとスタイリッシュでお洒落な映画だと思っていたのですが…。荒木飛呂彦の漫画を映画化するならそのアプローチは絶対必要だと思います。
役者が大根なのは日本人の宿命だから諦めるとして、フランス人達も大根ってのはなんなんですかね?三流の役者しか現地調達できなかったのか?時間が無かったのか?まあ監督の演技指導がダメなんだろうな。幻覚をみて錯乱する辺りの演技で一気に冷めてしまった(甲冑の騎士が襲ってくる所は「ヤングシャーロック」のオマージュなのか?)。錯乱シーンを役者の演技だけに頼って演出するとこんな無様な感じになる。
全体に監督の力量不足なのが明白。ダラダラしてるんで1時間半程度にまとめてほしい。
多分TVドラマシリーズの延長での制作だったので、制作陣は映画を撮ってるという意識が足りなかったんじゃないか?俺は「映画」を観たかったのだが。
不気味
ドラマも、いつもミステリアスな物語だけど今回は死人が沢山出てたってのもって、かなり不気味な物語だったな。
仁左衛門も一生さんが演じてたけど、狂気に堕ちていくとこなんか露伴と同じ人が演じてるとは思えないぐらい、流石だなって、、、一生さん好きなんで露伴と二度美味しかったね
あの絵を観ていて何もならない泉が相変わらず別の意味で流石だな(笑)
最後で、そこまでの怖さが中和された感じもあったけど、やっぱり過去作と比べると飛び抜けて不気味だったかな
このシリーズば続けていってもらいたい作品ですね
べっとり絡みつく過去
NHK総合で鑑賞(地上波初放送)。
原作マンガは未読。
普段俺様キャラな岸辺露伴にも、年上女性に一目惚れしたかわいらしい初恋の過去があったとは。露伴のキャラクターを掘り下げるだけでなく、それが本編の謎に密接に関わって来るストーリーテリングが上手くて引きつけられました。
ルーブル美術館ロケ、かなり贅沢で映画向きだなと思いました。建物の広大な佇まいや豪華な美術品の数々、内装の豪奢さは、是非ともスクリーンで観てみたかった気もします。
邪悪な黒い絵の謎へ導く導入も巧み。不可解な死の連鎖が起こり、その不気味さが魅力的でいつの間にか物語の世界に入り込んでしまい夢中になっていました。黒い絵に秘められた過去が壮絶で、人間って醜くて尊い生き物だな、と…
過去って、忘れようとしてもついて回るし消し去ろうとしても無理。べっとり絡みついて離れない。まるで幾重にも張り巡らされた蜘蛛の巣のように。黒い絵の顔料が蜘蛛に化身したのも納得です。黒い絵を見ると、過去の罪や後悔に自分自身が殺されそうになるわけですが、私にも大なり小なり身に覚えがあり、黒い絵絶対見ちゃダメ勢。過去に苦しみながら生きねばならないのか。しかし過去を清算することは出来る。露伴が己の過去と向き合い、葬り去るべきものではないと悟ったように。
[余談]
木村文乃の放つ、アダルティーな存在感が素晴らしかったです。まさしく理想的な「年上のお姉さん」。悶絶です。
最も黒い絵と女性
女性から聞いた最も黒い絵をみにルーヴルへ行く話
黒い絵は神木からでる黒い樹液で描かれたもので絵をみた者の後悔を引き出し現実となる。岸辺露伴は自分の記憶を一時的に消して後悔から逃れる
映画初見でも楽しめるようになっている。最も黒い絵がルーヴルにあると女性は言っているがその時点では祖母の家にあるため矛盾か起きている。
絵はそんなに黒くない
主に何故か好感が持てないのが致命かな。間延びな推理ホラ-作品。
あ~ 今日は適当に観ちゃったんだけども。
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く 」行きましたわ。
劇場入ってビックリ、
メッチャ人多くて 本当に満員御礼でしたわ。
感心の高さを感じました。
ジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦氏原作の
漫画ベースの実写化ですね。
NHKで『岸辺露伴は動かない』をやっており
その延長でこの作品となってるのね。
主人公の岸辺露伴ですけど、
あんまり好かれる性格じゃないね。でもこの知性ある意識高い系が
ウケルのでしょう。
だから青年期役のひ弱なイメ-ジが合わず、ガッカリ感が多いのでは
ないでしょうか。
京極さんみたいな作風で、
絵画に絡む謎解き推理、ちょいと不思議な世界。
山村 仁左右衛門が描いた この世で最も黒く、最も邪悪な絵がテーマ。
山村 仁左右衛門の妻の旧姓が”岸辺”・・・ははぁ~んって繋がりの展開。
ホラ-、リングの呪いの絵って感じ。
観たら死ぬ!みたいな。
後半は どう見ても安物のホラ-としか思えない出来を感じちゃう。
良くわからん感情は、
青年期に出会った 藤倉 奈々瀬。
漫画が出来上がって、露伴が彼女の姿を探していて
サンダル?有るのを見て 彼女が帰ってきたと喜び
彼女も急いで彼に会い 嬉しくて抱き合う?場面。
あそこの あの時点での感情としては
観ていてオカシイですね。
あんな馴れ馴れしくは成らないと思うけどな。
その後、漫画に出てる自分の髪色見て
こんなの違うとハサミで絵を切りつけるのだが、
見ていて危ない娘やないかい。
アブネ-雰囲気が漂ってるよ。
そうゆう作品なんだろうけども、
現代じゃないな。
感覚が明治か大正時代的と思うわ。
そんなこんなで
もう一つ 深くは楽しめませんでした。
ご興味ある方は劇場へ。
ヘブンズ・ドアー!
『ジョジョの奇妙な冒険』を含め原作は一度も読んだことがありません。その当時、荒木飛呂彦先生の独特な絵があまり得意じゃなかったのが理由ですが、『魔少年ビーティ―』などは連載時リアルタイムで読んでいてその世界観は大好きで短く終わったのを残念に思った記憶はあります。
ただ『岸辺露伴は動かない』のドラマはNHKの予告CMを観て気になり、調べたら荒木先生のジョジョのスピンオフであることを知り、小林靖子さんが脚本に加わっていることもあり、今までのシリーズはリアタイで全部観ていました。特に飯豊まりえさん演じる泉京香のキャラが大好きでその流れで今作も楽しみにしていました。
さすが映画版だけあって実際のルーブル美術館でロケ、その圧倒的な美しさに息を飲みますし、岸辺露伴の世界観にピッタリだと思います。露伴先生いわく「人間の手には負えない美術館」らしいですが、死ぬまでに一度体感しておきたいと思いました。
若かりし日の露伴先生もステキでしたが、その露伴少年を惑わせる木村文乃さんのモナリザを連想させる美しさには目を奪われたし、若い頃に少し仲良くなった年上の女性のことをなぜか思い出しました。
原作を読んでない私にとっては岸辺露伴=高橋一生さんであり、年一で良いからこれからもこのシリーズには続いていって欲しいなとあらためて思いました。
ルーヴルに行った意味とは、、、?
ジョジョのスピンオフを原作として、NHKでドラマ化していた作品の映画化。
ドラマは短編集といった形で1話完結のものでしたが今回は2時間に拡大。
フランスのルーヴル美術館に行く話ではあり、映画っぽく海外ロケで金かけてそうではあるが、全体としては低予算ドラマ感があるので、それほど豪華な感じはしない。
淡々とドラマが続き、終わるといった感じ。
黒い絵の話としては面白かったけど、ルーヴルじゃないと成立しないのかというと疑問。
トータルとしてはまあまあ。
規模のでかい民話みたいな。
岸辺露伴は動かないシリーズにはよくある(六壁坂とか)民話系の話。ある地方のある物に宿る物語みたいな。
岸辺露伴の先祖が描いた絵を露伴にどうにかしてもらおうというもの。規模はでかいが、結局は先祖のケツ拭きだ。
ワクワクしたのはルーブルへ行くまでだった。点と点が線になって、ルーブルに行けばその答えがわかるという展開はアツい。しかし行ってからは少しダレたかな…と。地下倉庫ら辺、黒い絵画と対面の場面はそんなに惹かれなかった。物語を収束していくように作るのは美味いが、2時間となるとやはり…という感じか。原作マンガは言うまでもなく、ドラマはすごく面白い。ワクワクもするし、根源的な恐怖やどうしようも無い規模の敵をうまくかわす(岸辺露伴は基本的に闘わない)のも良いのに、2時間画面に向かって見ると、ダレてくるし、ちょっとな〜と。
しかし、岸辺露伴の旅館はグッチ編でも言ってたし、ほかの設定も所々使われててファンなら「ほほう」とはなる。
期待し過ぎた節はあるし、風呂敷を広げすぎた感じはある。なんならルーブルじゃなくて地方の美術館でもまぁいいんじゃないとは思ったくらいだ。
黒と後悔とは
エレガントブラック!
スタイリッシュで和洋な美しいホラーでした。NHKで過去ドラマ作見てから、本作を見て良かった。はやく漫画も読んでみたいです。
黒と後悔というと、最初に思い浮かんだのがパンドラの箱、中身を見てパンドラが黒い涙を流した、というトゥームレイダー2、それと壺の黒い液体を飲んで遺伝子改変した、プロメテウスという映画、どちらも漆黒と後悔がテーマですが、何か関係あんのかな?パンドラの箱の蓋を閉じた後は希望しか残って無かったという、、
さて、黒の美しさ、邪悪さ、というのは優雅な響き。ラストに奈々瀬にヘブンズドア、まさか露伴先生がその希望だったなんて、切なくつとも美しい!
完成度の高さと俳優陣の演技と雰囲気は好きな作品
原作は未読、NHKのテレビドラマ版『岸部露伴は動かない』は全話鑑賞済み、アニメ版はネットフリックスで何話か鑑賞。『ジョジョの奇妙な冒険』第四部のアニメは全話鑑賞済み。大爆死した山崎賢人主演の実写映画『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章』も鑑賞済みです。
高橋一生が演じる岸部露伴の再現度の高さが非常に話題になった、NHK制作のテレビドラマ『岸部露伴は動かない』の劇場版です。申し訳程度に初見の方への説明はありますが、基本的にはテレビドラマを鑑賞済みの方やジョジョについて最低限の事前知識を持った方をターゲットにしているように感じました。
公開前はかなり大きな期待をされていた本作でしたが、私の観測する限り、あんまり高い評価は受けていないように感じます。私も鑑賞して感じましたが、映画ならではの盛り上がりとかそういうのがあんまり無くて、悪い意味でテレビドラマ版と変わらないと感じました。作品自体がストーリーの盛り上がりの起伏が少なく、雰囲気と演技と会話の間で魅せるタイプの作品なので、ドラマの1時間弱の尺がちょうど良かったんだと思います。
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人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品『岸部露伴は動かない』の実写映画。リアリティにこだわり、精力的に取材を行う漫画家、岸部露伴(高橋一生)。他人を本にして過去の生い立ちや秘密を読むことができる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を持つ彼は、取材先で不思議な事件を見つけては首を突っ込んでいた。露伴の幼少期、祖母の家に居候していた女性から聞いた「邪悪な黒い絵」の噂。その絵がルーブルに収蔵されていることを知った彼は、新作漫画の取材旅行のためルーブルを訪れる。
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これはテレビドラマ版を鑑賞していた頃から思っていたんですが、スピンオフ元である『ジョジョの奇妙な冒険』はテンションの起伏の激しいバトル漫画ですが、本作『岸部露伴は動かない』は大きな盛り上がりどころが無い、淡々とした作品なんですよね。終盤に向けてじわじわと盛り上がっていくような感じ。1時間弱のドラマならめちゃくちゃ楽しめたんですけど、2時間近い映画作品になってしまうと、その淡々とした盛り上がりが「冗長」と感じられてしまいました。
ラストのオチもなんだかイマイチに感じます。幼少期の露伴少年が密かに思いを寄せていた祖母宅に下宿していた女性が、露伴が探していた日本人画家・山村仁左右衛門の妻の幽霊的な何かで、旧姓が「岸部」だったというオチ。おそらく露伴の遠い親戚にあたる人なのだと思いますが、それなら回想で山村仁左右衛門を岸部露伴役の高橋一生が演じているのは、違和感ありませんか?仁左右衛門と奈々瀬の間に子供いませんでしたよね?ということは、山村と露伴は血の繋がりは無いのだから、同じ俳優が演じるのはおかしいです。誰か他の俳優さんを使った方が良かったと思います。
上記のような不満点はありつつ、良い意味でも悪い意味でもテレビドラマ版とあんまり変わらない内容だったので、テレビドラマ版のファンの方はそれなりに楽しめるかと思います。本作独特の雰囲気だったり言葉遊びだったり、俳優陣の素晴らしい演技は映画でも健在です。
ジョジョ好きの方・テレビドラマ版のファンの方は、ぜひご覧になってみてください。
呪われた黒い絵の秘密
元が漫画のキャラだから魔術のような特殊能力があっても良いでしょう。
映像もファンタジーというより妄想の世界、250年も前の大名お抱え絵師が描いた妻の絵が人を自死に追いやるホラーサスペンス。
その絵がルーブルに秘蔵されているので尋ねるのだが出発は半分を過ぎてから、一応ルーブルらしき観光映像はでてくるが物語は地下倉庫でのドタバタがメインでした。バックヤードで贋作を作っていたなんてエピソードは撮影協力したルーブルが知ったら怒るでしょうね。
高橋一生さん、青年時代はなにわ男子の長尾謙杜が代役でしたが一生さんなら代えなくてもできたでしょうにと思ったら、謎の絵師の二役でした。
まあ、訳の分からない設定なので退屈はしませんでしたが、ありそうな昔話、面白いかといえば微妙ですね・・。
邪悪の黒って、マルコムXが聞いたら、怒るだろうなぁ。
イヴ・クラインの『青のモノクローム』が大塚国際美術館に展示されている。
その映画と思ってこの映画を見た。
『何もかもすべて忘れて。』
この映画を見たのも忘れることにする。
追記
しかし、日本の演者はこんなわけがわからない映画に出て恥ずかしくないのか?
嘘を真の如く描き、哲学を語るべからず。だから、所詮、漫画であり、絵画や芸術とは一線を欠く事になる。
日本芸術の自虐的な思い下がりだと思う。所詮、日本芸術の元祖は、作者不明の『鳥獣戯画』なのだ。
日本芸術を語るのに何故かルーブルって、どこまで脱亜入欧なのだろう。
中世以降のヨーロッパ芸術を語るのはイタリアの美術館やスペインのプラド美術館へ行くべきだ。ロンドンのナショナル・ギャラリーとかね。ルーブル美術館は『モナ・リザ』だけじゃん。
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