劇場公開日 2023年6月2日

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怪物のレビュー・感想・評価

全961件中、301~320件目を表示

5.0予想を裏切らない展開

2023年7月6日
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是枝監督作品にハズレなし!
坂元裕二脚本に名言あり!
坂本龍一音楽が追い討ちをかける彩り。

劇中の効果音?楽器の音とか叫び声とか
もとても怪物を表現していた。

俳優も子役もみんな現実かと思うくらい
素晴らしい演技だった。

隣にある現実かも。

わたしも怪物。(I'm monster.)
あなたも怪物。(Your monster too.)

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acorn

4.0大人の型抜き

2023年7月6日
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怪物では大人が子どもに対して「こうなってほしい」「こう育ってほしい」「こうだからダメだ」みたいにある種の押し付けを行う。それは私たち観客も同様で、お母さんの視点、先生の視点、校長の視点、子どもたちの視点を知るにつれて、誰が悪者なのか...怪物であるのかを探ってしまう。どの作品においても、こんなストーリーになってほしいと望んでしまう。少なくとも私はそのように捉えている。それは見えているものからしか、考えることができない、相手を思うことができない人間の性だと思う。大人になると視野が広がったようで、実は狭くなってしまってるのかもしれない。

何気ない一言でも、子どもたちにとっては視野を狭めてしまう一言である。だからといって大人は慎重になりすぎる必要はない。ただ、子どもの考えや価値観をみんなの幸せの一つとして受け入れてあげる。

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エレベーターガール

4.0小説みたい

2023年7月6日
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誰一人怪物なんていないともいえるし、誰もが怪物であるともいえるのだなあと思いました。視点を変えれば誰もが怪物に見える。これはただのフィクションではなく、現実社会でも日常的に起こり得る話なのではないかと思いました。

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ダイチャン

0.5ラノベの悪影響

2023年7月5日
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各登場人物の人間性を無視した行動を取らせることで、観客をミスリードし、早とちりした観客があとからこういうことだったのかと気づいていく構成だが、まあ無理矢理な展開で深みもなく、あり得ない行動に辟易する

坂本龍一まで担ぎ出せる金満映画。最初にコンセプト描いたやつが戦犯だな。

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Yoichiro

3.0凝った構成ですが、エンディングは、、、

2023年7月5日
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凝ったストーリーで、物語前半の伏線を後半怒涛の回収を行います。でも最後は、、、で何。小学校のイジメ、親による児童虐待、重いテーマを扱ってますが、何も解決しないまま終わりですか。観客には真実が明かされますが、教師、保護者は全く勘違いしたままで終わってます。これから明るい兆しがあるのかなみたいな終わり方ですが、個人的には解決の兆しを見せてほしかった。

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みすたあ

4.0居心地の悪かった作品

2023年7月4日
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悲しい

難しい

まるで、様々なぼろ布を繋ぎ合わせたキルトの様で、個々の視点が変わる度に振り回され動揺し、何が真実なのかが視えなくなる。担任教師以外の校長を取巻く教師の保護者やマスメディアへの恐怖心から来る人間性の劣化…
タイトルの“怪物”とは何か?!を考えさせられたなんと無く後味のスッキリしない作品でした。
また、作品(映画・主題曲)そのものが坂本龍一氏へのレクイエムとも感じた作品。

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BUDDY

2.0脚本の出来、シンプルに悪いのでは??

2023年7月4日
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ぽんすけ

4.5構成力◎

2023年7月3日
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笑える

知的

子役の僕ちゃんの演技がうますぎてビビる。
人の見方によって他者の不安定な心情を読み切れない状況が生まれる事を解りやすく映像化している。
結局瑛太が1番不幸。
ちょい役の高畑充希は存在感なし。

面白かった!

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tsigaa

4.5没入

2023年7月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

最後まで没入しました

ただ最初の
母親と先生の対峙の時に
飴を舐めるのと
軽く鼻で笑うとこは
あまり好きじゃないなぁ〜

ラストはきっと…

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H1DE!

3.0見終わり感がなぁ。。。

2023年7月3日
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全体的には飽きずに見れて面白い。
子役を筆頭に皆んな良い演技。

テーマも『真実は視点と切り取り方、捉え方によって変わる』と言う、現代社会で誰もが発信出来る故の危うさを上手く描いていると思いました。
上手さはあるけど、特に感動は無い。

安藤サクラの毎作品ある、
『え、え、え・・・』とやるヤツが苦手。

特に2週目からは答え合わせの様な感覚になって、
飽きずに見れる。
1週目が各ポイントで違和感を持たせる為に、
過度な芝居になってるのが若干気になる。

あと、実際ある問題なのだろけど、
子供の性の話しは苦手だなぁと……
事の発端というかベースにあったのが、
それかぁ。。。。。
と見終わりでモヤモヤモヤ

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run

4.0観客の心の中にも怪物は潜んでいるのかも知れない。

2023年7月3日
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3部構成になっている。
最初のパートでシングルマザーの安藤サクラがこどものいじめ問題で学校に乗り込む。担任や学校の対応は責任逃れのようでイライラする。

ところが次のパートで担任や学校側の目線になると、まるで違って見えてくる。担任はそんなに悪い先生ではないし安藤がモンスターペアレントのように見えてきさえする。見る視点により色々に見えるということだ。だから物事は色んな方向から見る必要がある。

そして最後のパート。子供の目線だ。こどもが嘘をついていた。先生のせいにしたのは誤魔化したかったからではなく母を気遣ってのこと。結局、校長が1番の理解者だった。

思い込みでものを見るという事はかくも怖いことなのか?観客の心の中にも怪物は潜んでいるのかも知れない。

黒澤明監督の🎦羅生門にそっくりだった。🎦羅生門も心に訴える怖い映画だった。ホラーという意味ではないですよ、念のため。

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snowwhite

4.0怪物とは?って思いながら

2023年7月3日
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映画のタイトルの怪物とは何のことだろう?って思いながら鑑賞。
見終えたあとに答えを委ねられ、考えさせられるやつでした。
それゆえ、見たあとにあー!面白かったー!みたいな感じにはならないけど、
映画は面白かったです。ずっと集中して見れました。
坂元裕二の脚本はやはり面白い。
子供、保護者、教師、全ての視点から世界を見て、やはり物事には死角、見えない景色があるものだと考えさせられる。
場合によっては自分も怪物になり得ることを知る。

本当に表面だけでは分からないことがきっとあるんだろうなって…
こんなん、リアルな人生においては難しすぎる問題であることは確かなこと。
ただ、それぞれが表面に見える物事だけで決めつけてはいけないということ
自分で確かめることの大切さだけは忘れてはいけないなと思いました。

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Yuune.

3.5子どもがキラキラしてる、のは素晴らしい。

2023年7月3日
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悲しい

映像も綺麗。展開も気になる。その都度描写に釘付け。俳優人たちの演技の不気味さ、不可解さなども注目して惹き込まれていきます。全体的に評価が高いのはとってもうなづけるのです。ただ…いつもわたし是枝監督の作品は、テーマの取っ掛かりは、本当にずば抜けていると思うのだけど、展開やら落としどころには…正直いつも何とも言えないモヤモヤを感じてしまう。今回の作品も前半はおお!となるものの、中盤辺りからの展開ごとにご都合主義の発展?おいおいそりゃ無理がないかい?と突っ込みたくなる衝動が頭の中でざわざわ渦巻く感じになっていく。これはこれでいいのでしょうけどね。最終的にはミステリーに誘導されてから、少々肩透かしをくらった感。

ただ毎回この方が作る作品として思うのは、子どもの描き方が上手い!いつだって子どもたち目線のキラキラした世界の映り方がうつくしい。心が曇ったり、戸惑ったり、動揺が隠せない衝動が突発的に行動へ出てしまうところ。言葉を上手く表現できないで自分の中のもどかしさみたいなものと戦っている感じ。中ぶらんな年相応の成長が見事に描かれている。うんうん、わかるわかる、苦しいよね、みたいな共感が自然体でじわーっと心に沁みてく感じ。それを観るだけでも十分な評価を得られるんだろうな。

なんだかんだ管を巻きましたが、それでも再度見てみたい衝動に駆られる気持ちもあるから、やっぱり引き込む力は十分にある作品。坂本龍一さんの音楽がまた素晴らしかったです。

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ゆうき

4.0かいぶつだーれだ。

2023年7月3日
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悲しい

難しい

子が担任から体罰を受けたと学校に乗り込む母親、その担任の先生、そしてその子供の群像劇。
三人の目線から”かいぶつ”とは何なのかを考えさせられる話。

人間味の全くない対応をされて、隠蔽することしか考えていないような学校に憤慨する母親。
新任で右も左も分からず身に覚えのない体罰を言われ、弁明もできないまま暴走する先生。
クラスでイジメがあるけど立場が危うくなるから何も言えず、しかも誰にも言えない秘密を抱える少年。

多様性という言葉が広く聞くようになった最近。
相互理解が大切だ!と頭では分かるけど、映画を見て、三人のような当事者の立場になったら難しいと思う。無自覚の偏見や差別を抜くのは困難。
観てるときに自分自身が”かいぶつ”になっていたくらいだし。

本当のことを互いに言い合い、理解し合えたたら誰も傷つきはしなかった。
でも言えない空気感。言ったら壊れてしまう信頼や世間体。ほんの少しのすれ違い。それが募りに募って、嵐のような”かいぶつ”となって全てを破壊した。

だから最低限できること。
それは相手の話をフラットに聴き、そして自分の先入観に自覚することだと思った。めっちゃ難しいけど。
ゲーテの言葉で「世の中のいざこざの原因となるのは、奸策や悪意よりも、むしろ誤解や怠慢である」がこの映画にぴったり。

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パンダマン

5.0誰でも得られるものこそが”幸せ"?

2023年7月2日
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あき

5.0人は主観でしか物事を見れない。

2023年7月2日
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23

4.0怪物とは何か、、

2023年7月2日
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はぎの

3.0物語り過ぎない群像劇の成功作。

2023年7月2日
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支持。
人物、心情、テーマを描くに羅生門な構成が活きた。
出番の少ない脇(獅童充希ら)ほど濃く出る配役演技演出が巧いから物語り過ぎない群像劇が成立する。
そして田中裕子の不気味な深み凄味。
誰も知らないと本作で是枝がこのことを撮る動機の強さが分かる。
背後に留まる音楽も良し。

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きねまっきい

4.5今まで斬り込まなかった所へ焦点をあてた作品

2023年7月2日
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怪物=モンスターとは何かをあらためて認識させてくれる作品
いろんなモンスターがでてきますが、人によって感じる感性が違う映画だと思います。
坂本龍一さんの遺作でもある作品
是非とも劇場にて御覧になってください。

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流浪の旅人ぱぱや

5.0トンネルを抜けるとそこは

2023年7月2日
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カンヌ常連となりましたねぇ、是枝監督。坂元裕二さん、受賞おめでとうございます。お二方とも、今後も日本映画界を引っ張っていってくださいませ。

羅生門形式とたくさんの方がレビューで書かれていて、観て納得。人は自分の目で見たこと、他人から聞いたこと、様々な情報から主観を形成する。主観は一度作られると、そうそう変わらない。それをうまく使って、主観と客観のズレを描きながら、物語を進める手法が素晴らしいと思った。作中の人物みんな、傷を抱えていて、悪意があるわけではないのに、物事が悪い方へ転がってしまう。そして、そのしわ寄せは、弱い立場である子どもに向かってしまう。とても悲しいお話だった。

小さな仕込みも散りばめられ、後から考察したり発見したり、複数回の鑑賞でも、見応えを感じられると思う。そして、坂本龍一のピアノが優しく、泣けてしまう。亡くなって3ヶ月になるが、喪失感が増してくる。ファンでもなんでもないのだけれど、やはり同時代を生きる中で、すごい人だったんだろうな。しばらくは、ふと涙が出ることがありそう。

明るい太陽の下で、笑って自由に生きられる、そういう未来が子どもたちに訪れますように。

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ぷにゃぷにゃ