生きててごめんなさい

劇場公開日:

生きててごめんなさい

解説

「余命10年」「新聞記者」の藤井道人が企画・プロデュースを務め、現代の日本の若者たちが抱える病みをテーマに描いたドラマ。綾野剛主演ドラマ「アバランチ」などを手がけた山口健人監督がメガホンをとった。

出版社の編集部で働く園田修一は、日々の仕事に追われ、小説家になるという夢を諦めかけていた。修一と同棲生活を送る清川莉奈は何をやっても上手くいかず、アルバイトをクビになり、家で過ごすことが多かった。ある日、修一は高校の先輩の相澤今日子が勤務する大手出版社の新人賞にエントリーすることになる。一方、莉奈はふとしたきっかけから、修一が担当する売れっ子コメンテーター西川洋一の目にとまり、修一とともに編集部で働くことに。西川や社員たちが莉奈をちやほやする光景に修一は嫉妬心を募らせ、莉奈に対する態度が冷たくなっていく。

修一役をミュージカル「刀剣乱舞」の黒羽麻璃央、莉奈役を「少女邂逅」の穂志もえかが演じるほか、松井玲奈、安井順平、冨手麻妙、八木アリサ、飯島寛騎らが顔をそろえる。

2023年製作/107分/日本
配給:渋谷プロダクション
劇場公開日:2023年2月3日

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(C)2023 ikigome Film Partners

映画レビュー

4.5生きててごめんなさい、なんて思ってません

2024年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

莉奈は、不器用で怠惰で、依存的で、そしてしたたかな女。穂志もえかが演じるから受け入れられるけど、見た目ふてぶてしい感じの女性が演じたら、きっと違う印象になるのでしょう。
自己肯定感がしたたかな生き方を支える。修一は出版社から公園管理の比較的堅い仕事に転職して、彼をゲットしたらまさしく力強く生きていける。親から見放されても、友達がいなくても、生きづらさを抱えていても、ちゃんと生きていける。イキゴメのハンドルネームなんて彼女のある意味隠れみの。弱さをまとって、しぶとくいきていける彼女、けっこう嫌いじゃありません。

作り込まれた脚本、伏線回収の巧みさなど、製作人のしたたかさにも感服しました。

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マツドン

4.0【”イキゴメサン”生きるのが不器用だが、誠実なる心を持った若き男女の心の変遷を綴った恋物語。前半は観ていてキツイが、後半の展開及びラストシーンが特に秀逸であると思った作品でもある。】

2024年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■居酒屋でアルバイトをしていたリナ(穂志もえか)は、内気で客の会話を邪魔しないようにした行為が故に、逆に客を怒らせてしまい、首になってしまう。
 その現場にいたシュウイチ(黒羽麻璃央)は、その姿を見てリナを追いかける。
 そして二人は、共にアパートで暮らしはじめる。
 作家を目指すシュウイチは、小さな出版社で働いているが、売れっ子コメンテイターのニシカワ(安井順平)の担当となるが、その編集担当に殆ど原稿を書かせるやり方に戸惑い、不満を募らせる。
 ある日、高校の先輩で憧れの作家の編集を担当しているアイザワ(松井玲奈)と出会い、彼女が勤める出版社の新人賞にエントリーするが、原稿は遅々として進まない。
 そんな中、偶々ニシカワとの打ち合わせに顔を出したリナを見たニシカワは、彼女に自分のアシスタントにならないかと、言われる。

◆感想

・リナもシュウイチも不器用だが、誠実なる心を持った真っ当な人間だと私は思う。

・リナは他人に遠慮しながら生きて居るが、新しく働き始めたペット店の横に捨てられた犬を見過ごせず、助けようとする優しい心を持っているし、シュウイチもニシカワの仕事の仕方に納得せずに、自分の意志を貫く姿を見ても、不器用だがキチンと生きようとする性格が垣間見える。

・そんな二人の仲が、リナがニシカワに気に入られた事で不協和音を発し始め、シュウイチはリナから”私のどこが好きなの。”と涙を流しながら問われた時に”可哀想なところ。”と答えてしまい、破局を迎えてしまう。不器用である。

■一年が過ぎ、シュウイチはニシカワとの仕事でミスを犯し、会社に多額の借金を負わせ首に。新人賞の作品も、寝過ごして納期を守れずアイザワに詰られる。
 一方、リナはシュウイチとの暮らしの中で呟いていた言葉をブログ”イキゴメ”に上げていたが、フォロワーが沢山いたために、それをまとめた本が売れて、一躍”イキゴメサン”と言う名前で、デビューするのである。
 リナの才能が開花した瞬間であり、リナとシュウイチの関係が逆転した事も鮮明になる。

<再後半、シュウイチはリナの出版インタビューの場に足を運びそのたどたどしい受け答えを嬉しそうに観ている。
 そして、且つて二人が一緒になるきっかけとなったリナがアルバイトを首になった居酒屋で久しぶりに対面で相手の状況を探るように話し始めるが、彼女はシュウイチが”気になる人は居る・・。”と話した事で、途中で店を飛び出す。
 シュウイチが仕事を首になった原因と、自身の成功とのギャップに耐えられなくなったのかな、と勝手に思う。リナは優しいのである。
 だが、シュウイチは走り去ろうとするリナの後を追って店を飛び出すのである。
 リナは踏切を渡る際に泣きながら、”これはさ、一緒に渡って良いやつ?。”と言って、シーンは暗転するのである。
 今作は、生きるのが不器用だが、誠実なる心を持った若き男女の心の変遷を綴った恋物語だと思う。
 前半は観ていてキツイが、後半の展開及びラストシーンが特に秀逸であると思った作品でもある。>

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NOBU

5.0タイトルはそそるがあれでいいのけ?

2024年5月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

知的

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786

3.5最後だなー

2024年5月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

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しげき