健康でさえあれば

劇場公開日:

解説

ジャック・タチ作品にも大きく貢献したフランスのマルチアーティスト、ピエール・エテックスが監督・脚本・主演を務めたオムニバスコメディ。

なかなか寝付けない男が読み始めた吸血鬼の本の世界が現実と影響しあう「不眠症」、映画館にいた男が幕間に流れるCMの世界に入り込んでしまう「シネマトグラフ」、近代化が進む都市で人々が受ける弊害をシュールな笑いで描いた「健康でさえあれば」、不器用なハンターと都会の夫婦、偏屈な農夫が田園で織りなす騒動を描く「もう森へなんか行かない」の4編で構成。

エテックスの盟友で後に「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」などを手がける名脚本家ジャン=クロード・カリエールが共同脚本を手がけた。日本では「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」(2022年12月24日~2023年1月20日、東京・シアター・イメージフォーラム)で劇場初公開。

1965年製作/67分/フランス
原題または英題:Tant qu'on a la sante
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2022年12月24日

スタッフ・キャスト

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(C)1973 - CAPAC - Les Films de la Colombe

映画レビュー

3.5【フランスのマルチアーティスト、ピエール・エテックスの監督・脚本・主演作である4編で構成される。センス溢れるオムニバスシュールコメディ。この監督作は初めて観たけれども、好みだなあ。】

2024年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

<構成>
1.『不眠症』
  なかなか寝つけない男が夜に奥さんとベッドに入り、一人「ドラキュラ」を読んでいる。画面はドラキュラのシーンに成ったりしながら、ラストは奥さんの歯が牙になっていて、漸く寝た夫の首筋に・・。

2.『シネマトグラフ』
  映画館で、映画の席を確保するのに苦労する男が、映画のCMの世界に入り込む・・。

3.『健康でさえあれば』
  忙しくせわしない、近代化の弊害をシュールに描く作品。

4.『もう森へなんか行かない』
  都会の夫婦が田園にやって来てピクニックをしようとするが、下手くそなハンター、偏屈な農夫が織りなす田園での可笑しな遣り取りを描く。

<フランスのマルチアーティスト、ピエール・エテックスの監督・脚本・主演作は、初めて観たが、面白いなあ。
 少し、インテリジェンスを感じさせるシュールなコメディがクスクス可笑しい。
 ちょっと、嵌りそうである。>

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NOBU

4.04つの短編映像の連なり。 "不眠症 / Insomnie" ある紳...

2024年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

4つの短編映像の連なり。

"不眠症 / Insomnie"
ある紳士、夜に寝付けず、読書をしだしたところ
その吸血鬼の物語と現実が錯綜してくるお話。

"シネマトグラフ / Le cinématographe"
テレビCMのなかに、主人公がいきなり飛び込んで
巻き込まれてしまうような動画。
宣伝文句?決めセリフ?が、わざとらしいような、滑稽なような。

"健康でさえあれば / Tant qu'on a la santé"
街の中で、駐車する路肩の場所の奪い合い、騒音や渋滞などをめぐり
人々が振り回される様子。

"もう森へなんか行かない / Nous n'irons plus au bois"
ピクニックに出かけたご夫婦、その近所の農家さんや猟師さんの、ドタバタ騒動のお話。

クスリと笑える滑稽さが詰め込まれて、
飽きずにあっという間の鑑賞体験でした。

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woodstock

3.0一つ一つは面白いのだが、連続で観るとだんだん飽きてくる。

2024年8月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

一つ一つは面白いのだが、連続で観るとだんだん飽きてくる。

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Mr. Planty

4.01.不眠症 不条理過ぎる。流れる様なドタバタがなくなっている。 2...

2024年6月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 1件)
マサシ

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