正欲のレビュー・感想・評価
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価値観が揺さぶられた
原作未読だったので、予想を超えた展開にびっくりした。自分はマジョリティでマイノリティのことは理解しきれないところがあるのだなと実感し、映画を通じ得難い体験をした。
欲とは今日を生きること
なかなかの問題提起
どうして欲の多様を主題にしてる映画をハッピーエンド?というか、そのままで良いよと描けないのか。
主体はマジョリティ目線。
欲とは?生まれもっての本能
性欲・食欲・睡眠欲
3大欲求だけで終わらない人間の欲だけれど
集団に認められたい帰属意識・自己承認欲求
やっぱり自分の存在を肯定してもらいたい。
桐生夏月・佐々木佳道
2人が繋がれたことが幸せなんだからそれで良いのではないかな。
どんな性・生でも、まずは2人の世界。
わかってもらえる人を人は必要として、それが生きる意味になるのだと信じている。
「明日、死にたくない」より
「今日、今を生きたい」が欲の本質なのではないか。
原作もだが映画はもっと説明があとづけ
もう少し夏月と佳道
水に対する思いを、そしてふたりが出会えた歓び理解しあえる絆をしっかり描いていて
絆を訴えて続けた神戸八重子
諸橋大也との関わりのシーンが意味深い。
新垣結衣・磯村勇人・稲垣吾郎
もったいない使い方。
水の魅力ならシェイプオブウォーターの様に本能に投げかけた映像を
年齢制限Gに引っかかるけど
新垣結衣ちゃん
やっぱ水と融合するシーンは服ない方が納得できる。
別に裸見たいわけじゃないけど
すごく良かった
2023年に見た映画では一番刺激を受けた作品です。もともと直近で見た「月」での磯村勇斗さんの演技に惹かれてこちらも鑑賞しました。原作は知りませんが感想としてはすごく良かった。どの役者さんも演技力があり安心して最後まで見ることができました。この物語のテーマとなる性的趣向は一般社会からしたら少し理解し難い複雑なもので、最近よく映画やドラマで扱われるジェンダーものとはまた違った側面での視点を見せてくれた作品です。私自身30代で独身で物語の中で描かれてる周りは普通に結婚してみたいなあの感じ、すごくわかります(苦笑)
あと、自分にも分かり合える理解者がいてくれたらなーといつも思います。
はい、すみません。話が少し逸れましたが、映画のラストはその後2人がどうなったのかは描かれていません。どうかまた互いに理解し合える2人でただ幸せに暮らしていてほしいと思います。初めて見た役者さんですが、佐藤寛太さんも難しい役どころをしっかり演じていました。同じ大学のオドオドした女の子も印象深い演技でした。そして何より磯村勇斗さん、月に続いて、この正欲と次々と難しい役どころに挑んでいて本当に素晴らしい役者さんだなと思います。ガッキーも吾郎ちゃんも久しぶりに見れて良かったし、いい演技をしてました。主題歌のvaundyも良く、しばらくはこの曲ばかり頭の中で流れてます。
原作未読。結構はしょってる?
人物の描き方が浅い所があったような。原作未読だから、興味深く鑑賞できたけど、もっと各人物に深掘りできる物語があったんじゃないのかなあって。例えば女子大生のトラウマとか。
稲垣&新垣の対峙のシーンが山場なんだろうけどそこにたどり着くまでの展開が急すぎたような印象。
これはドラマでやった方が良かったんじゃないかなあとも思った。1人1話くらいで。そしたらもっと味わい深かったかもなあ。
でも「可愛い」イメージの新垣がシリアス面を発揮できたのは良かった!あと、稲垣の理解が足りない父親役もいいね。「十三人の刺客」の殿役といい、悪役あってるよね。しかも正義に負けない「パーフェクトヒール」になれそうな予感!今後の活躍に期待だなあ。もっと出てほしいよ。
あ、稲垣の部下の人、「オカルト」の爆弾魔の人だよね!メジャー作品にも出てるの見ると嬉しいな!
性欲を描けていないような
朝井リョウの原作は読んでいました。
小説は深い印象を残す作品だったのと、試写会に参加した友人がすごい作品だった、絶対に観た方がいいと言っていて、期待しすぎたのかもしれません。
まず、水に性的興奮を覚える人たちの描き方が美しすぎました。
水を見ているとき、噴き出した水を浴びているときの顔は、恍惚とした表情のようではあるものの、あれは性的興奮を覚えている顔ではないです。
役者が悪いのではなく、あえてそういう演出にしているのだと感じました。
性欲は正欲ですが、人間の動物な面が剥き出しになる本能的なもの。
映像だからこそ、そこをきっちり描いてほしかった。
よかったのは大学生パート。佐藤寛太の匂い立つ色気が印象的だったのと、東野絢香がとてもいい演技をしていました。いちばん伝わってきた。
稲垣吾郎が主演だけど、印象としては新垣結衣が主演という雰囲気。この2人の演技はどちらもいまひとつ。
カレンが制作なので、朝井リョウ原作作品に、飯島さんが吾郎ちゃんを主演させたかっただけなのかな。
生欲だと思ってた...
原作は未読です。
欲といのは、どのような形であれ、
皆が持っているものであって、
水が好きなのは性癖であって…
で、このタイトル、生きる欲で「生欲」だとずーっと思ってた...汗
だから、そんな変わった癖(ヘキ)を持った者や
または、男性との距離に不安を感じてしまう者や、
いろんな理由で生き辛いと思ってしまう者たちが
生きようとする欲の話という理解でいた...。
率直に思ったことは、
水で快感を覚えることは、何一つ後ろめたいことではなく、
夏生や佳道の人間性が、なぜ、あんなに暗くて、
コミュニケーションスキルがなくなってしまったのかが、
良く判らなかったのです。
こんな私、誰も理解してくれないからって理由が、
仏頂面で仕事する理由にはならないし、
それとも、昔、それが原因で虐められたりしたのかな。
そこが描かれていないので、佳道はまだしも、
夏生は、とても自意識過剰で自分本位で甘やかされて育てられたのかしら?
などなど、彼ら二人への共感が薄れてしまいました。
個人的には、水を見たり触ったりしたら、わたし快感なんだー!
と言われても気にしないし、別に言うことでもないだろうしね。
それより、公園の水、無駄遣いしないでって、ツッコミ入れてました 笑
もうひとつ、別にセックスしなくても生きていけるだろうけど、
でも、そこには興味あるんだね?
その感覚は、歳の割には幼いのね。
(窓ガラス割るのも、あの歳でやりますか???)
じゃあ、もし、セックスを実際に経験したら、
快感を覚えるかも知れないということ?
などなど、この二人のパートには、疑問符多めでした。
その反動か、神部八重子のパートが一番、胸に響いたし、
東野さんと佐藤さんの演技が素晴らしかったです。
神部八重子さんの男性が苦手だけども、
性別的に男性である“人間”を好きになってしまったという事実は、
とてもしんどいよね、でも、ものすごく生きようとしてるよね、
と守ってあげたくなりました。
ということで、原因は様々だけど、
生き辛いと思っている人たちを理解するという問題提起にはなっているのかな…
原作を読んでみたほうが良いのかな
もっと個々のキャラが深く描かれているのかしら?
にしても、「生欲」のが合ってない?
逮捕?
最後の逮捕はラストカットを撮りたかっただけなのではという違和感は拭えなかった。
この映画に小児愛的な要素が必要だったとは思えず、それだったら全員の設定を小児愛にして、一線を越えない人と一線を越えてしまった人の構造にした方がわかりやすかった気がする。
性的マイノリティの孤独ってなにか。
遺伝子を残せないこと?普通との比較?共感されないこと?普通で相手がいない孤独な人と水をみて興奮する人なら後者の方が幸せという見方もできる。
とりあえず原作に興味持ったのでポチりました。
そしてみんな思っただろうけどガッキーがまた戦略的な結婚をしてしまった。
普通は罪なのか
思ってたよりは見れた😐
ガッキー推しだけど内容的にも絵的にも個人的にはそそらないから鑑賞するか迷ったけどガッキー愛に押されて鑑賞。
予想してたよりは見れたし性的嗜好ではないが自分も考え方とかが他の人とは違うところがあり、おそらく少数派だから今作を見てて色々と考えさせられるところはあった。
で、正解があるようでないし、無いようであるって感じで難しいなぁと感じた
途中ガッキーの行動に恐怖もあったけど意外にブレーキかかったなぁ
もっとぶっ壊れてくれても良かったのに…
言われてるように今までにガッキーだけど自分が求めてるものとは違う
ただガッキーが出演してなかったら絶対に見てないしなぁ
序盤がとにかくテンポ遅く長く感じ、逆に後半はもっと見ていたかった
あとあれだけで逮捕されるのおかしくないかな〜?よく分からんけど
ガッキー愛で★プラスかな
「水フェチ」の映画(← つまらなかった。時間のムダ使いは一人で、どうぞ~)
「水フェチ」って実際いるの?
水に浸かったり、水しぶきや水の掛け合い、水に濡れた衣服に性的刺激を求めるマイノリティ。
一方、不登校の小学生は大人に手伝ってもらいながらのYouTube投稿。そして、視聴者の要望に応えて、水を使った投稿をしようと父親の手を借りようとする。
その母親は、子どもに寄り添い過ぎて、夫と大喧嘩。
この映画は、簡単に言えばマスターベーション的な社会を描こうとしているのだろうが、もっと掘り下げて共感させる映画に出来なかったのだろうか?
社会や他者に関心をなくし、しかも命の温かみもない「水」に強い性的関心を示す若者たち。結局は彼らは自分たちの欲求する狭い世界で生きている。まさに、他者に交わることなく、自己完結したマスターベーション世界の住人たちだ。
こんな人間たちが、社会の中で他者と協力し助け合い、ともに生きることなど出来る分けがない。だから、映画に「自殺」「無気力」「虚無感」が出てくる。
不登校は、学校や社会の生きにくさを告発する意味では、ある面、意味もあるだろうが、自分たちの主張ではなく、視聴者におもねり流されてテーマを決め、しかも大人たちに手伝ってもらって、自分たちの生き方を貫いているような気になっている。・・中途半端なんだよね。
しかも実際、完璧な不登校や引きこもりって出来るのかな?結局は自分に関わる衣食住すべては、他者との関わり中で得ていることを、彼らは自覚していない。
つまり、彼らは家族や社会から与えられ、また奪って生活している存在に過ぎない。・・結局は彼らも、社会や他者に関心はなく、その不条理と戦う勇気やパワーもなく、せいぜい、自分たちのYouTube登録者数が上がることにしか関心がない。・・彼らも「水フェチ」と同じ種類の人間予備軍に過ぎない。・・「水フェチ」よりは重症ではないけどね。
人とのつながりが切れた人間の行き着く先は、結局は、狭い部屋に閉じこもり、何も成すことなく死んでいく人生か、自ら暗闇にダイビングしていくか、小児性愛者などのような、他者への感情に鈍感な犯罪者への道だろう。
活路は自分自身で見つけ出さなければならない。映画の登場人物たちは、自らの力と理解ある大人たちの力を借りて、この迷路から抜け出すことが、唯一の生きる道につながるだろう。
迷い道
こういう内容なのか・・・
共感は出来ないけど理解はできたと思う
本当に様々な人がいるんだと思えた
普通とは何なのか…
自分だって普通ではないのかもしれないしね
なんとも言えない余韻の残る作品でした
新垣結衣さんと磯村勇斗さん初め、登場人物の絶望的な眼に吸い込まれるように見入ってしまって観終わってから「終わった・・・」とホッとする自分もいたりして。
東野絢香さんは役作りであんなに痩せちゃったのかな?
ものすごく演技が上手ですごいと思う反面、心配な気持ちもして複雑でした
原作未読です
その先を見せてほしい
言ってることはその通りだけど、しかしこんな初歩的なことから語って教えてあげないといけないくらい、他者が他者であることをみんな理解できないのかなと思わざるを得なかった。
最後に次のステップへのヒントでもあればよかったけど、多数派に「あんた方は間違ってる」と言って映画は終わってしまう。
たとえば、新垣結衣が徳永えりに「嫉妬してんだろ」と言われるシーン、それは「嫉妬」ですらない、とにかくあんた方多数派の「普通」が限りなく関係のない事象でしかないから、それをうるさく言われたり、当然の前提として話されたりするのが鬱陶しいってみんなわからないってこと??
まあ、そんなか。
「みんな違ってみんないい」の本当の意味をわかってる人の方が少ないですよね。
Wガッキー(言わねーよ)初共演だが・・・
2023年映画館鑑賞70作品目
11月23日(木)フォーラム仙台
会員料金1500円
原作未読
原作は『桐島、部活やめるってよ』『何者』の朝井リョウ
監督は『あゝ、荒野 前編後編』『前科者』の岸信幸
脚本は『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『あゝ、荒野 前編後編』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』『とんび』『アナログ』港岳彦
期待外れ
群像劇
寺井の息子がYouTuberになる話はまだマシ
桐生中心の話と神戸中心の話が脚本として完全に破綻しているように感じた
まるで下北沢の下手な演劇を観ているかのようだった
ご立派な御託の数々も言葉が全然入ってこない
しかもマシな方だった小学生YouTuberの件も尻切れトンボ
原作は高い評価のようだがそうなると脚本家が酷いのか
どうしたの港岳彦
行き詰まってぶっとび系のクッキーやグミを食べながら脚本を書いたのか
ぶっとぶのは若い頃の宮沢りえだけでいい
多様性をテーマにしたらしいがテーマがデカすぎて消化しきれずそのまま表現してしまった吐瀉物みたいに思えてならない
多様性はいいがLGBTQと不登校YouTuberと少年愛を一緒にしてはいけない
それらを材料にごった煮を作ったら闇鍋みたいになったよう感じ
多様性がテーマなら子供からお年寄りまでなるべくわかりやすい言葉や表現でより多くの人たちに理解してもらえなければ映画を作る意味はない
2023年自分が映画館で観た作品の中では最低最悪の駄作である
テーマの良さで正当化できるものではない
新垣と磯村が着衣で正常位の真似事をするシーンがある
1500円払って自分はなにを観せられているのだろうか自問自答した
ひとりぼっちで可哀想だから声をかけたって大人同士の会話でありえるだろうか
それなら自分にも声をかけてほしいな徳永えり
声をかけるのは犬とカラスくらいだよ
配役
息子のYouTuberとしての活動に反対する地方検事の寺井啓喜に稲垣吾郎
イオンモールの寝具店で働いている桐生夏月に新垣結衣
夏月の中学時代の同級生だが3年生の時に転校し再会後結婚することになる会社員の佐々木佳道に磯村勇斗
ダンスサークルのトップダンサーの諸橋大也に佐藤寛太
男性恐怖症の大学生の神戸八重子に東野絢香
啓喜の妻の寺井由美に山田真歩
啓喜とコンビを組む事務官の越川秀己に宇野祥平
夏月と佳明の中学時代の同級生の西山修に渡辺大知
夏月の同僚で妊婦の那須沙保里に徳永えり
少年愛のため逮捕されてしまう矢田部陽平に岩瀬亮
ダンスサークルのリーダーに高見優芽に坂東希
夏月と佳道の中学時代の担任に山本浩司
小説は前に読んでいた
ガッキーがキラキラしてなくてあんな何してもかわいくなっちゃう人が愛想が悪いとあんなにも可愛くなく見えるのかとビックリ。ガッキーの努力は凄い。
内容は映画向きではなかったかな。
活字の方が伝わってくるものあったかも。
毒にも薬にも成らない正論映画。
いろいろ自分と重なる
人生なんか生き辛えなって思ったことがある人は共感できるけど、人生それなりにハッピーに生きてきた人には合わんかも。
世の中はその人にとっては普通でも誰かにとっては普通ではない。それでも世の中には一般的といわれている感覚や習慣、概念などいろいろあると思う。
世の中の所謂「普通」ではないと感じている人が一番その「普通」を理解して縛られながら他人と比較して生きていると思う。「普通」になれるのならそう生きていきたいと思っている。
この物語では自分が「普通」でないことを理解し、生き辛さを感じながらもそれを共有できる仲間に出会えている。そこがとても羨ましく感じた。
私は今まで男の人も女の人も恋愛的な意味で好きになったことがない。友人以上の関係を求めたいと思ったことがなく、ずっと友人でいたいと思っていた。でも世の中は当たり前に誰かを好きになって結婚して子供を産んで、それが「普通」の人生の歩み方なんだと思う。これからの未来を考えると自分が孤独になり、取り残されていくような感覚になるのかなと思う。映画のように自分の思いを共感して理解してくれる人と出会えたらいいな。
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