劇場公開日 2023年11月10日

正欲のレビュー・感想・評価

全374件中、181~200件目を表示

4.0自分は何者か

2023年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

自分もこの映画のように明日も生きたいか、生きる意味はとか考えてしまう時がある。周囲に合わせて会話するのも面倒くさい時もある。自分は普通じゃないのかもと時々思う。
「私を束ねないで」「皆んな違って皆んないい」など頭の中をよぎった。原作を読みたくなった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Olivia

3.0正しさとは。

2023年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

2022.01.08に原作を読了。原作の感想は「読み進めるにつれ、加速度的に他者と他者が繋がっていく群像劇。マジョリティに属さない、彼岸にいる、目立たぬよう、日々の生活を紡いでいる人々。多様性の受容が謳われる昨今、それでも受け入れられない選択肢がやはり存在するのは皆が気付いている。陽の当たるところ、当てても大丈夫なところだけにスポットが当たり、ヌメッとした得体の知れない何かは、多くの者に見えないまま。私自身も仕事はしているが、彼岸に生きていることを自覚しているので、かなり胸締め付けられた。」というものだった。

映像となった「正欲」を拝見し、普通を語る者の無自覚さ、能天気さに絶望的な気持ちになる。と同時に、なんやかやで日常生活を営めている私も、所謂普通さの何割かは有しており、無自覚に世間の常識を振りかざし、無意識に他者を傷つけているかもしれない。いや、おそらくそうだろう。
「普通」「常識」という言葉で一般化して理解しようとすること全てが悪いとは思わないものの、そのことに自覚的であるべきだな。そんなことを思う。

そして、一人じゃないって尊いし、大事なことだな。一人でも理解してくれる人、パートナーさえいればどれだけ心強いか。「いなくならないから」と言ってくれる人が、私も含めた全ての人の傍らにありますように。

あと、演出だとは思うのだけれど、検事がカチャカチャとスプーンで音を立てながらオムライスを食べる様がかなり気になった。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
Nori

4.0あなたにここにいてほしい

2023年11月22日
iPhoneアプリから投稿

岸善幸×新垣結衣×稲垣吾郎「正欲」、「LGBTQ +」の“+”についての映画でもあるんだけど、そこは主題ではなくて、人はそれでも繋がりを求めるべきなのか他者を理解しようともがくべきなのかという映画だったな。この映画は食事シーンが多いんだけど、新垣さんと磯村さんの朝食のシーンが素敵でした。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ピンボール

2.0ちょっと良くわからない

2023年11月22日
Androidアプリから投稿

水フェチの何が悪いのか?別に公言してもひかれはしないのではないか?

終始淡々としていて何度か眠たくなってしまった。
最後の結末も中途半端な感じで結局良くわからない映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
れもん

4.0恋愛映画

2023年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
ジラ

3.0思想のように

2023年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 4件)
ユート

4.0正欲

2023年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

原作を読まないで、予備知識なく観る。正欲ってどんな意味なのかな?と思ってた。吾郎ちゃんファンとして舞台挨拶ライブビューイング目当てではあったが、それぞれの演技にビックリした。特にガッキーと磯村くんが今まで見てきた表情と全く違う。また大学生役の2人もとてもいい演技だった。吾郎ちゃんの相反する正義の中で生きてきた哀れみたいなラストがあってこの映画が深く心に刻まれる。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
のんたん405

4.0惜しい、今年公開じゃなければ。

2023年11月21日
iPhoneアプリから投稿

新垣結衣を中心に、「普通」ではない感情をもった人間たちが描かれる。

名前のない欲望を持つ彼らは、それを共有するコミュニティの形成すら困難になってしまう。だからこそ、誰よりも一人でいることに恐怖する。誰かと居られることに安堵する。

欲望を共有できる喜びを、映像を通して観客に訴えかけてくるようだった。

ただ、いくつかの描写の甘さはある。まず劇中ではYouTubeだとかYouTuberだとかの単語が頻出するものの、実際のページで表記されているのはnowtubeなので一々違和感がある点。加えて、群像劇の割にはいまいち展開の起伏がないという点。あと、ちょっと新垣結衣は可愛すぎて、一人ぼっちの役には合ってないんじゃないか、という点である。

そして、この映画最大の問題点は同年に「怪物」という名作が公開されている事だ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
たく

5.0いのちのかたちが違う

2023年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

誰も一人でないと良いね。

あっちゃいけない感情なんてこの世にない。

普通でないと自認する人たちの何気ない言葉がドーンと響きました。

何となく昔から「普通」という言葉が好きではない私には心地よい映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
Eiji

3.5常識・既成概念で差別する「普通の人々」

2023年11月21日
iPhoneアプリから投稿

原作を読んでないからあくまでも映画からの印象ですが。
ガッキーと磯村勇斗くんの「水フェチ」は、ある種の性的マイノリティであり、と同時に誰にも理解されない孤独に悩む人間。
彼らが、自分を理解してくれる人と共にいたいという感覚を表現したものとして、『流浪の月』に近い内容でありました。
ただ、『流浪~』と違うのは、主人公が被害者・容疑者側(ガッキーたち)ではなく、吾郎ちゃん演じる検事の寺井なんですよね(クレジットの順番的に)。

この検事を通して、常識・既成概念と言われる一般性にがんじがらめになっていることに自覚がなく、自分の考えと違うもの全てを「嘘」「まやかし」と切り捨て、理解しようとしない、「普通」の人間を描くことが主眼なのかと。

「普通」って実は、最も他人を理解しようとしない概念と思考法ではないか?
「他人の自分との違いを知ろうともしない」態度を、「常識」「普通」「良識」だとするなら、家族という一番近い存在すら理解できず、失うことになる。
この「普通」の残酷さ、無能さ、許容力の無さにより、世の中の不幸を招いているのではないかという提示をしているように思えました。
さらに踏み込んで、(ベストセラーとして話題になったときに目に入った書評で触れていた)容疑段階で佳道(磯村勇斗)を関係のないネットやマスコミが叩く、検事側に立った「正義の娯楽」をする人の悪意までを描くかといえば、それはなく。

たぶん、俳優陣からいって、マイルドな表現にしつつ、その「人の愚かさ」を一人に託したのかなと。
結果……

映画賞狙いっぽくて、エンタメからは遠い感じの"文芸作品"臭が強かった印象。
海外、特にフランスとかには受けそう。

付け加えると、不機嫌で無愛想なキャラなので、起用した意味がないだろう、どうなるんだろうかと思いきや、後半で横浜に移ってからはもうガッキーの美しさ全開。
その点は安心して観にいってもらえればと。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
コージィ日本犬

3.5多様性と性欲と正しさと

2023年11月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
烏丸沙鴎

3.5息苦しさ

2023年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

萌える

原作既読だったので設定の意外さに驚くことはなく、忠実に映画化されていたと思う。
普通ってなんなんだろう?多数派の自分が知らぬ間に少数派にいることもある、多様性の難しさを感じる作品だった。理解しがたい感情や欲求を抱えてどうにか生きていこうとする「普通」の人を稲垣吾郎が演じているのが意外だった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ヘルメット

4.0いのちの形

2023年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

原作者の朝井リョウはやはり着眼点が凄いと常々感心させられる。
世の中は少しずつ多様性を認める風潮にはなってきたが、本当に万人が生きやすいと思える環境にはまだなっていない。
どこか形だけの、よそよそしさを感じさせる包容力を持った社会。
本当に皆が多様性を受け入れているのか。形だけ理解しようとしているだけではないのか。
この作品はそんな世の中の違和感やひずみのようなものを上手く捉えている。
と同時に、時代が変わっても決して受け入れられないような部分も人間にはあるのだと教えてくれる。
人は誰しも多かれ少なかれ秘密を持って生きているとは思うが、特に特殊な性癖やフェティシズムは隠しておきたいと思うだろう。
誰からも理解されることはない。
どころか知られた途端に誹謗中傷を受けるような。
どうして自分だけがこんな生きづらさを感じなければならないのだろう。
どうして自分はこんなに孤独なのだろう。
世界が全て敵だと思い、心を閉ざして生きてきた、そんな人の前に、もし自分と同じ趣向を持った人物が現れたら。
自分はこの世界に居ても良いのだと肯定された時、人は世界と繋がることが出来る。
その形は様々だ。
夏月が発した命の形が違うという言葉がとても印象的だったが、形は違っても自分と似た命を持った人間は必ず存在する。
画面を通して息苦しい生き方しか選べなかった人たちの、世界と繋がった瞬間の喜びが痛いほどに伝わってきた。
同時にその息苦しさを理解しようとしない無神経な人たちが放つ言葉に傷つけられる彼らの心の痛みも。
検察官の寺井が不登校の息子に、逃げると生きづらいままだと突き放す場面が印象的だったが、彼の言葉は正論のように聞こえるだけで、自分の生き方を肯定したいだけの言い訳にも聞こえる。
何故なら逃げずに立ち向かっても、生きづらさを感じている人はたくさんいるからだ。
実は普通に楽しそうに暮らしている人も、そのように見えているだけかもしれない。
自分は幸せだと思いたがっているだけかもしれない。
だから、自分よりも不幸そうな人を見つけて、善意のふりをして悪意をぶつける人がいるのだろう。
普通とは何か、まともとは何か。
その境目はどこにあるのか。
観ていて色々と考えさせられ、苦しくなる場面もあった。
そして寺井が言うように、社会には本当にヤバい奴がいるのだということも事実なのだと思った。
夏月や佳道や大也や八重子の、息苦しさを感じる彼らの虚ろな目と、それでも世界と繋がろうと賢明に生きる姿が強く印象に残った。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
sankou

4.5どんな欲があってもいい、公共の福祉に反しない限り。

2023年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 6件)
のりたまちび

3.0欲とは…

2023年11月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

色々と語れるほど見解は持っていないが、常識とは、普通とは何か?よく良く考えさせられた…。
がしかし、原作は読んでいないが、物語として あの終わり方は余韻を残して観客に考えさせているのか?物足りない気もした。
敢えて言えば、自分は普通の部類だと思うが、最後にガッキーが言った『居なくならないから』というのは、どんな人にせよ、必要な(言われたい)言葉だと感じた。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
PIXY

4.5”寺井が最初に置かれた理由について”

2023年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 9件)
szmushi

4.0原作既読

2023年11月20日
iPhoneアプリから投稿

と、言いつつ、ちょっとストーリー、忘れてしまってたのですが、あ、そうだった!思い出した次第。

私は、ゴローちゃん演じる検事にも共感できるし、ガッキーにも、磯村くんにも、共感できました。

フェチとゆうか、性的嗜好に目が向きがちですが、それは飽くまで一つのたとえであって

自分が正しいと思う世界が全てではないよ、というメッセージだと受け取りました。

無意識的にも社会のマジョリティと思ってるのか否か、明日も生きたいと思っているのか否か、によって、感じるものは違うかもなと思いました。

ダイバーシティって、色々矛盾もはらんでるし、難しいと改めて自覚する映画でした。

コメントする 2件)
共感した! 21件)
Sakiko

3.5女子大生役の東野綾香さん良いですね

2023年11月20日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 7件)
ハム正子

3.5周りに理解してもらえづらい人たち同士が、 出会って、気持ちが通じ合...

2023年11月19日
iPhoneアプリから投稿

周りに理解してもらえづらい人たち同士が、

出会って、気持ちが通じ合えて、

って、素敵ですね

コメントする (0件)
共感した! 4件)
jung

3.5わかってるつもりがわかってないことを知る

2023年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

性欲について話すことは暗黙の了解でなんとなくタブーと思っていた
だから特殊な嗜好性があっても他人にバレなければそこまで苦しまなくてもと
思ったのですが

登場人物は人に欲情しない、水に反応する人たちで
それぞれの社会状況で苦しみながら生きている
それが死を考えるほどのことなのだと、そこまでの何が問題なのかわからなかった

人と自分は違うという思いと、一般的な人の体験談に全く共感できないことが
ここまでの孤独感を生むとは思わなかった

私がいかに無意識の連帯感の後ろ盾でいわゆる普通に生きてるのか考えた
性格的な面で言って細かく言えば誰でも他人と自分に違いなんて山ほどあるのだが・・・

映画の中では
性のことは逆に表立って他人に話さないから隠しやすいと思ったりするのと同時に
性は根源的な欲だから、ここが大きくずれて共感できる人がいないからあそこまで追い込まれるのか

変わった嗜好性が強い人には何らかの対処法があったほうが良いだろうし
今はSNSがあるのでそれが救いだなと

ただ心配してた通り、結末は後味悪く、こういう人がいてそうなるよねっていう
最後の子どもの目にカメラが寄っていって、それが怖かった

嗜好性の境目の難しさ
欲の止め方
解消法

結局、人は誰かと寄り添わないと生きてる意味ってないのかもしれない
パートナーという意味でなくても、理解者の気配を感じるだけでも
踏ん張れるのかもしれない

もし理解者が親だったとしても主人公のガッキーはあそこまで孤独だったのでしょうか
誰かがわかってくれたら良いということでないのか
その性的嗜好を他人が理解してくれているということに孤独を消せるのか

理解と想像力
色んな人がいることをわかっているようでわかっていないことを
考えさせられた作品でした

コメントする (0件)
共感した! 5件)
らら