劇場公開日 2023年11月10日

「Wガッキー(言わねーよ)初共演だが・・・」正欲 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0Wガッキー(言わねーよ)初共演だが・・・

2023年11月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

2023年映画館鑑賞70作品目
11月23日(木)フォーラム仙台
会員料金1500円

原作未読
原作は『桐島、部活やめるってよ』『何者』の朝井リョウ
監督は『あゝ、荒野 前編後編』『前科者』の岸信幸
脚本は『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『あゝ、荒野 前編後編』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』『とんび』『アナログ』港岳彦

期待外れ
群像劇
寺井の息子がYouTuberになる話はまだマシ
桐生中心の話と神戸中心の話が脚本として完全に破綻しているように感じた
まるで下北沢の下手な演劇を観ているかのようだった
ご立派な御託の数々も言葉が全然入ってこない
しかもマシな方だった小学生YouTuberの件も尻切れトンボ
原作は高い評価のようだがそうなると脚本家が酷いのか
どうしたの港岳彦
行き詰まってぶっとび系のクッキーやグミを食べながら脚本を書いたのか
ぶっとぶのは若い頃の宮沢りえだけでいい
多様性をテーマにしたらしいがテーマがデカすぎて消化しきれずそのまま表現してしまった吐瀉物みたいに思えてならない
多様性はいいがLGBTQと不登校YouTuberと少年愛を一緒にしてはいけない
それらを材料にごった煮を作ったら闇鍋みたいになったよう感じ
多様性がテーマなら子供からお年寄りまでなるべくわかりやすい言葉や表現でより多くの人たちに理解してもらえなければ映画を作る意味はない
2023年自分が映画館で観た作品の中では最低最悪の駄作である
テーマの良さで正当化できるものではない

新垣と磯村が着衣で正常位の真似事をするシーンがある
1500円払って自分はなにを観せられているのだろうか自問自答した

ひとりぼっちで可哀想だから声をかけたって大人同士の会話でありえるだろうか
それなら自分にも声をかけてほしいな徳永えり
声をかけるのは犬とカラスくらいだよ

配役
息子のYouTuberとしての活動に反対する地方検事の寺井啓喜に稲垣吾郎
イオンモールの寝具店で働いている桐生夏月に新垣結衣
夏月の中学時代の同級生だが3年生の時に転校し再会後結婚することになる会社員の佐々木佳道に磯村勇斗
ダンスサークルのトップダンサーの諸橋大也に佐藤寛太
男性恐怖症の大学生の神戸八重子に東野絢香
啓喜の妻の寺井由美に山田真歩
啓喜とコンビを組む事務官の越川秀己に宇野祥平
夏月と佳明の中学時代の同級生の西山修に渡辺大知
夏月の同僚で妊婦の那須沙保里に徳永えり
少年愛のため逮捕されてしまう矢田部陽平に岩瀬亮
ダンスサークルのリーダーに高見優芽に坂東希
夏月と佳道の中学時代の担任に山本浩司

野川新栄