ビー・ジーズ 栄光の軌跡

劇場公開日:

ビー・ジーズ 栄光の軌跡

解説

時代の変遷を生き延び数々の名曲を作り続けた兄弟グループ「ビー・ジーズ」の軌跡を描いたドキュメンタリー。

英国マン島に生まれたバリー・ギブと双子の弟ロビンとモーリスの3兄弟によるビー・ジーズは、少年時代から2003年にモーリスが他界するまで半世紀以上にわたるキャリアを築き、ジャンルと時代を超えて多くのアーティストに影響を与えた。貴重な写真や未公開映像を通して名曲誕生の瞬間を振り返るとともに、エリック・クラプトン、ノエル・ギャラガー、クリス・マーティンらビー・ジーズを敬愛するアーティストたちが彼らについて語る。

監督は、「インディ・ジョーンズ」シリーズなど数々の名作を手がけたプロデューサーで、「生きてこそ」などの監督作でも知られるフランク・マーシャル。

2020年製作/111分/G/アメリカ
原題または英題:The Bee Gees: How Can You Mend a Broken Heart
配給:STAR CHANNEL MOVIES
劇場公開日:2022年11月25日

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映画レビュー

4.5グループの来歴をよく知るファンより、ライトな洋楽好きの方が満足度高そう

2022年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

1970年代から洋画や洋楽に触れてきた世代のうち、イギリスの映画「小さな恋のメロディ」に挿入された「イン・ザ・モーニング」「メロディ・フェア」「ラヴ・サムバディ」でビー・ジーズに出会ったという人がかなり多いのではないか。わが家では兄が購入したサントラのLPをよく聴いていて、私自身も映画のラストに流れるCSN&Yの「ティーチ・ユア・チルドレン」とともに、美しいコーラスワークとアコースティック寄りのポップサウンドに酔いしれたものだった。

そんなわけで、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の大ヒットとディスコブームの到来に合わせて日本でも流れまくった「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーヴァー」のディスコサウンドとファルセットボイスには面食らったし、当時愛聴していた60年代のビートルズやストーンズ、クリームやフーに比べたらちゃらちゃらして軽薄な印象も抱いていた。

だからこのドキュメンタリーを観て、あのサウンドの変遷は、エリック・クラプトンに勧められてマイアミに行き、現地やニューヨークの音楽シーンから受けた影響が曲作りに反映されて生まれたものだったと知り、なるほどなあと感心した次第。グループのファンにとっては周知のエピソードも多いのだろうと推測されるが、私を含めビー・ジーズの代表曲なら聞き覚えがあるという程度のライトな洋楽好きの方がより楽しめるドキュメンタリーではなかろうか。

「ステイン・アライヴ」の歌詞について、ニューヨークでのサバイバルを歌っているとの証言があったけれども、ソロで成功した末弟のアンディ、そしてメンバーである2人の弟モーリス、ロビンが死去し、映画のラストでただ一人生き残ったバリー・ギブがソロコンサートで「ステイン・アライヴ」を歌うパフォーマンスには思わず涙が出た。

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高森 郁哉

4.0ビー・ジーズがますます好きになりました。

2023年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

私自身、コアファンと言うほどのものでは無くビー・ジーズのメロディが心地よくて聞いていたと言う位のレベル。自分で選んで初めて観た「小さな恋のメロディ」で聞いた曲からファンに。映像を観てすべてが知らないことばかりで驚きっぱなしだった。無名から世界的なグループに成長する中で、何度も何度もグループの危機が内部から、そして外的な要因から襲ってくる。もう、これでビー・ジーズも消滅か?と思われてもその度に復活してきた。子どもの頃から自分たちは三つ子のようだと自負する3兄弟の関係が、離れてもまたくっ付きあって再結成できたのだろうと感じた。最後にバリーは「弟たちが戻ってきてくれるなら、成功はいらない。」と話すが、年齢を重ねた今だからこそ、尚更そう思えるのだろう。寂しさがヒリヒリと切なく感じた。笑われそうですが、私の葬儀の葬送曲として「イン・ザ・モーニング」「若葉のころ」「メロディ・フェア」を用意済みです。実際に使ってくれるかは疑問ですが。

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しのぶ

3.0懐かしい

2023年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ビージーズと言えば、小さな恋のメロディ、サタデー・ナイト・フィーバーがすぐに脳裏をよぎる。

サタデー・ナイト・フィーバーが一世を風靡し、日本でも新宿あたりのディスコではビージーズ、アラベスク、ビレッジ・ピープルが夜通しかかっていた。横須賀に寄港したエンタープライズからの船員などを見ることも出来た。

当時は分からなかったが、ディスコ全盛と同性愛者の運動がつながっていたことを、この映画を見て初めて知った。ビレッジ・ピープルとかがもてはやされていたので、言われてみればだけど。

その後、ビージーズがディスコ排斥運動の対象になった事は知らなかった。随分と苦労した様子。日本ではディスコからクラブへと移っていったが。バブルの崩壊ともに下火になってしまった。

いずれにしても、音楽以外は私にはあまり縁の無い世界であった。

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徹2001

3.5あの時代を共にした

2023年2月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

世代だけど、知らなかったことばかり。
曲はどれもよく耳にしたけど、大ファンというわけではなかったし。
しかし、パワフルな時代だったなぁ、と改めて思った。
自分はそこに参加していたわけではないけど、同じ空を見て、空気を吸っていたわけだから、それだけでも感慨深い。

それにしてもものすごい楽曲の数!
紆余曲折の人生、最後まで生き抜いたお兄ちゃん。
弟達全員を見送るとは、なんとも切ない。

ディスコが流行り過ぎてあんなことになるのもすごい。
流行のパワー、あそこまで溜まって爆発するものは今はないんじゃないかな。
ちなみに、ジョン・トラボルタはグリースの方が好きだった。←聞かれてない

ドキュメンタリー映画だから生の?声を聞けるのは嬉しいかもだけど、願わくばもう少しじっくり聴きたい曲ばかりだった。
やや詰め込み過ぎで、目まぐるしくシーンが変わるので忙しかった。
もちろん家に帰ってYouTubeでも聴けるのだけど。
彼らの功績を伝えるには2時間ではとても足りなかったんだろうなぁ。

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ジャーニー