FALL フォールのレビュー・感想・評価
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充電とは
「電波塔に取り残される」というシチュエーションで、ずっと展開していくのは勇気があってすごい。
ちゃんと見ていられる内容だったけど、途中で不倫が発覚したりなどドタバタ劇が始まって急にB級感が出てきた。
特にスマホはずっと見てられるのにドローンの充電は切れる、というのはさすがによくわからない・
思ってたよりドキドキできた
どうかなと思ったけど、思っていたよりもドキドキできた。
そしてツッコミ所満載。
わざわざ死体にスマホ詰めなくても、ドローンにスマホ括り付けて降下させればいいんじゃない…?
というか、細身の女の子の体程度じゃまたスマホ壊れちゃうんじゃないかな…?
あと脱水やら大腿壊死で重篤な状態なはずなのに、お決まりの毛布姿で救急車から駆け寄ってくる主人公に笑ってしまった。
狭い限られたスペースで何時間も演技した俳優さんに拍手…!
ものすごい臨場感とスリルがあった!
空の孤島で極限状態に 置かれたときにみせる人間の強さ
極限状態に置かれたとき、人間はどうサバイバルするのか?このようなテーマの作品は結構多いと思いますが、本作は一味変えてきてますね。陸の孤島、海の孤島はあれど、“空の孤島”はなかなか少ないのでは?本作は地上600mの古びた鉄塔の頂上に取り残された2人の女性の生き残りを賭けた戦いを描いた作品です。
主人公のベッキーはフリークライミング中に旦那のダンを事故で失い、1年近く立ち直れずにいた。自殺まで考えた時、スリル動画を製作する友人のハンターから電話が鳴る。それは立ち直らせるために地上600mに達する老朽化した電波塔の頂上へ登って撮影する企画に参加しないかというものだった。立ち直るきっかけをと思い、ハンターと一緒に鉄塔に上るベッキー。やっとの思いで頂上に昇り、お互いはしゃぎまわるが、帰る際に梯子が崩壊。2人は地上600mに取り残されてしまった・・・というストーリーです。
まず驚くべきは“高さに対する恐怖”が存分に味わえること。それも鉄塔を登っていくところから古びた梯子やゆらぐボルト、目がくらむような高所からの俯瞰。恐怖と戦うベッキーと恐怖を楽しむハンターのギャップが、観てるこっちにざわざわ感を漂わせる。
次に見応えがあったのは、梯子が落ちて取り残されたから始まるサバイバル。何もなく、広さは2畳あるかどうかで物資は非常に限られた中で知恵を絞る2人。正直序盤は「大変やなぁ」と薄く感じる程度で、高さが良い感じのスパイスとなって観る分には良いがそこまで。しかし一番の見ごたえは終盤の、生き残るために力を振り絞る姿。一度は死ぬことは考えたベッキーだったが、
極限状態に置かれて、全力で生き残ることに力を注いでいる姿に見入ってしまう。
やはり人間、いや動物の生存本能の高さはすごい。どんな脅威にも立ち止まらない姿は見応えがある。それも高さという新たな恐怖と隣り合わせで観るので、目が画面から離れない。やはり「生きたい」のだ。
それでも、まあ安直的な部分も多分にある。どう考えても違う方法があったやろ、リスクに対する手段があまりにも雑な部分や、ベッキーとハンターとの関係に「そんなんいるかー?」と蛇足に感じる展開。そこは個人的に純粋にスリラーで良かったのではないか?これがマイナスポイントなんですが、全体的には見応えあったので良しかと。
今までとは違った“孤島”で、生存本能むき出しで戦う姿は、結構グッとくるものがある。生々しい部分があるため苦手な人はいるかと思いますが、これは一見の価値アリかと。
ストーリーは若干荒い
縮み上がります。。。
昔から高い所は大好きなんですが、家族が全員高所が苦手なためしばらく観覧車にさえ乗れていません。
そんな中、こちらでのアクセスランキングで1位になっていたのと、その設定に強く惹かれ観ることにしました。まず予告編を観ただけでキ〇タマが縮み上がりゾクゾクが止まりません。昔からいわゆるパニックムービーはたくさんあれど、このシチュエーションをひらめいた時点で半分成功したも同然ではと思います。
本編を観始めると当然予告編以上のドキドキ感!!!
2人が登って行けば行くほどこちらも心拍数が上がっていくのが感じられ、登り切って以降も悪い予感はほぼほぼ的中していきます。
あんな場所に一緒に取り残されてしまった相手と自分の旦那との裏切りを気付きそこからも二人っきりってどんな気持ちだろう。それにしてもダン、あんなにキュートな2人を両方いってたとは…など自分の思考もだんだんおかしくなっていく中で、ハンターの度胸と体力と運動神経すげえなって思っていたんですが…。
あんなに苦労して充電したドローンも案の定だった途端、序盤の『適者生存』というワードが意味を持って来ます。ハンターの死に気付くことやハゲワシを食料と捉えること、ハンターの遺体を利用することで伏線回収されるとは…。
その辺まで脱出とはいかなくともいろいろうまくいき過ぎる部分がいかにも映画っぽいなあと思いましたが、その裏切り方もある意味映画っぽいというか何とも言えない気持ちにさせられます。
ラストは意外にあっさりした印象ですが、父娘の絆が復活して良かったです。
余談ですが。。。
まさに今日、カラオケ行きたいねと娘と話していたら家族皆ならいいけど、二人ではイヤって言われて若干拗ねてたんですが、劇中のようにいつでも娘を信じて、受け入れてやれる父親でありたいと思います。(二人ではイヤな理由は自分の歌声をじっくり聞かれたくないからだそうですが…)
あと…ソケットにプラグ当てたら充電できるっていうのはマジなのか気になりました。
好評価なのが私には信じられません。
昔、シルベスター▪スタローン主演のクリフ・ハンガーをロードショーで鑑賞してがっかりした以上に残念な思いでいます。
本作はロッククライミングの全くのど素人が興味本位で登ったら降りられなくなった、という設定でしか理解しようのない話。少しでもクライミングをしたことがある人なら、もう少し賢明な行動ができたはず。映画の設定の諸条件の下でも、下りることができたと思われます。
途中から私生活の話になったり、妄想を見たり、唐突に結末に至る展開など、どれもこれも不満が残ります。期待していただけに、最後まで見続けるのが苦痛でした。とても人に勧めることはできません。
めまいのする高さがリアルに表現できているのがすごい!
地上600メートルの高度に取り残されるサバイバル映画。
映像そのものは美しいのだが、なにをどうやったらこんなにリアルになるのかというほど怖い。手の平と足の裏に脂汗をかきながら観た。
画面のひとつひとつに緊張感がみなぎっている。
「人生はあまりにも短い。だから一瞬一瞬を大切に、人生をかみしめて生きるべきだ」というメッセージそのままに、画面から目が離せない。
主人公のベッキーはロッククライミングを楽しんでいるときに、夫のダンを落下事故で失う。これは夫がfallするというだけでなく、ベッキーの人生がまたfallする瞬間であり、タイトルとの紐づけがうまい。
ベッキーは失意の中で酒におぼれ、友人も遠ざけて、生ける屍のように暮らす。どん底まで落ちた彼女がトラウマから立ち直る物語であることがわかる。父親が心配してベッキーに連絡を取ろうとするが電話に出ない。だから父親は直接会いに来るのだが、それでもベッキーは受け入れようとしない。
1年が過ぎたころ、親友のハンターが現れる。
ハンターは冒険の様子を動画配信することで収入を得て、旅を続けているという(フォロワー6万人という設定になっている)。地上600メートルのB67テレビ塔に上るために、一緒にきてほしいというのだ。
最初は渋るベッキーだったが、ダンが言っていた「生きることを恐れるな」という言葉を思い出して、ハンターとともにテレビ塔に上ることにする。
B67テレビ塔は取り壊しが決まっている過去の遺物であるという説明があり、その頂上からダンの遺灰を撒くという目的を設定するところで、ベッキーが過去と決別するためには塔に上る必要があることが示唆される。
そして、ふたりは上りはじめるが…。
といった物語。
600メートルのテレビ塔からどうやって生還するか、というのがストーリーの軸だ。
それから、600メートルという高所でスマホの電波が届かず、他人とのつながりが断たれる。これは2022年頃、コロナの時期に断絶がキーワードになっていたから、その要素が取り入れられているのだろう。
さらにはハンターが危険行為を動画配信して収入を得ているというのも当時のトレンドで、高いところにのぼる配信者が落下事故で死亡したというニュースなどもあった。
このように時代性をうまく取り入れており、最終的には「人生を噛みしめて生きろ」という強いメッセージにつながる。
残念なのは、キャラクターが駒として使われており、人間的な深みがないところだ。いろいろとハードなシチュエーションがあるにもかかわらず、それについてはあまり掘り下げない。
また、1年間酒浸りの生活をしていたにもかかわらず、「明日テレビ塔に上ろう」と誘われてリハビリもせずに行ってしまうというのも無謀だ。
このように、突っ込みどころはいろいろあるのだが、とにかく映像がすさまじい。サバイバル映画をあまり観ないので説得力はないかもしれないが、高所恐怖症を刺激されて本当に怖かった。
このわかりやすさとリアリティが要因だと思うが、4億7,900万円の製作費で、27億円の興行収入をたたき出している。成功した低予算映画と言っていいだろう。ちなみに低予算の名作を調べたら「ロッキー」(3億円)、「アメリカン・グラフィティ」(2億円)、といったものが出てきた。
億単位の製作費がかかっている時点で、「映画はアイデアさえよければなんとか作れるものだ」とは言いにくいのだが、本作を観ているとアイデアやセンスといったものは非常に重要だと、あらためて思った。
興味をそそる雰囲気はあるけど…
かなりの恐怖とスリルを味わうことができるけど、あまりにも暑そうでヒヤッとはしない一作
ポスターからも明らかなように、超高層のタワーに挑んだクライマー二人が次々と降りかかるアクシデントを乗り越えて生還を目指す、サバイバル映画というか、長尺のアトラクション作品です。
地上約600メートルという高さが絶妙で、スカイツリーの高さやそこから見える展望を思い浮かべて、そこまで最低限の命綱だけで登っていく、ような状況です。しかも主人公(グレイス・キャロライン・カリーとバージニア・ガードナー)がアタックするのは高層ビルとかじゃなくて、半ば朽ちた細長いテレビ塔。落下の恐怖に加えて、崩落の恐怖もいや増します。
もちろん見どころは、登頂に挑む二人の高さから見る絶景、なんだけど、カメラが下に向くたびに、平衡感覚を失って、画面に吸いこまれそうな感覚に陥ります。
もちろんこの映像を十分に堪能したいのなら、できるだけ大画面での鑑賞がおすすめですが、恐怖の閾値をあっさり超えそうなので、そこまで大画面で観たいか??と思ってしまうほど。2Dならまだしも、4DX版が登場した暁には、ショック死する人も出そう!
基本的にはテレビ塔に登って、登頂部について、降りようとしたら大変な目に遭う、という展開なんだけど、途中で意外な展開があるので、そこを見逃してると話がこんがらがるかも。ちょっとこの設定いる?とは思いました。
酷暑を乗り切るために、スリル満点の本作で少しでもヒヤッとしてもらえれば……、と言いたいところですが、砂漠のような気候の描写があまりにも暑そうで(二人の皮膚も重度の日焼けでボロボロになっていく)、むしろ肌に突き刺すような暑さを体感することになるかも……。
自撮り棒の新しい活用法ね……
高所600mからの脱出
夫を亡くしたベッキーが友人のハンターと高さ600mのテレビ塔に登り取り残される話
適者生存で覚醒したベッキーがハンターがすでに死んでことに気づき携帯を死体に埋めて電波が入る地上に落とし連絡をとって脱出する
テンポがよく、ハラハラさせられる。意外な展開やビックリポイントが設けられており映像の変化が少ない割に飽きない作りの作品だった。
馬鹿と煙は高いところへのぼりたがる(ことわざ)
恋人をロッククライミングの事故で失っているというのに懲りもせず600mの老朽化したテレビ塔に上って梯子が崩れ頂上に取り残されるという、高所恐怖のホラー映画。
怖がらせるのだけが目的でシチュエーションをつくっているからお粗末、動機もリアリティもいい加減。趣味や生き方は人それぞれ、自業自得というのは言い過ぎがもしれませんがスリルがエンタテインメントという方は要注意ですね。
緊張感はホラー並み
高所がダメな人は絶対見ていられない映画ですね。あんな高所で立っていられるだけでも鳥肌が立ちました。何度となく上空からの俯瞰映像が出てくるので下手なホラーより汗かきます笑)
とまぁシチュエーションは間違いなく面白いのですがそこまでのプロセスや展開がちょっと甘くて勿体ない気がしましたね。ヒューマンドラマも取って付けた感が否めませんでした。
またどうやって解決するのかとオチをかなり期待していたのですが意外とあっさり終わってしまったのも肩すかしされたようで物足りなかったです。最後もハラハラドキドキで終わって欲しかったな。
でも設定自体は面白かったので更にパワーアップしたパート2が見たい気がします。やるなら3Dで是非。
極限の状況下でのサバイバル!
本作は、高所恐怖症の人には特に緊張感のある映画です。
極限の状況下でのサバイバルをテーマにしています。
地上600メートルのテレビ塔のクライミングに挑戦し登頂を果たした2人の女性。
しかし、その喜びは一瞬で、上り降りするための唯一の手段であった梯子が突然崩れてしまう。
助けを呼ぶ手段もなく、彼女たちは生き残るための方法を必死に探し始める。
映画のリアルな描写に釘付けにされました。
2人が直面する困難と、それに立ち向かう姿勢はとても印象的で、
彼女たちの友情や生き延びるために試行錯誤、
力を合わせてチャレンジを繰り返しているところが物語により良い深みを出していると感じました。
極限状態で自分達に何ができるのか、
1日1日をさらに大切に行動し、
今できることを全力でやる毎日を過ごしたいと改めて考えさせられた素敵な映画でした。
全382件中、101~120件目を表示