サイレント・ナイトのレビュー・感想・評価
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滅びを受け入れたグダグダな大人たちの最後のパーティー
この映画に出てくる大人たちは、おそらく人類滅亡の危機に瀕しても、きっとなんとかなる、誰かがなんとかしてくれる、偉い人たちの言うことを聞いていれば大丈夫と手をこまねいていたはずで、これほど消極的な市民をメインに据えた映画も珍しい。監督としては社会批判の気持ちも強く、ダメな大人へのアンチとしての子どもの目線も描かれてもいるのだが、どうしても怠慢でグダグダな大人どもの情けなさに注目してしまう。
映画としてコメディにもシリアスにもなっていないのは、どっちに振り切ることもできない人たちの話だからで、100%いい意味で誰のことも好きになれない。好きにはなれない、が、でもこの人たちのことは絶対に知っているし、むしろ親近感すら覚える。特にキーラ・ナイトレイが演じた役のナチュあるな主体性のなさは、本作の核ではないかと思う。
作品としては結構な批判にもさらされたようで、インタビュー記事を読むと監督が反省を述べたりもしているが、ちゃんとビジョンを持ってやり通していると思うので、その果敢な姿勢を支持するし、何目線かわからないけど、監督にももっと自信を持っていただきたい。
悔いのない人生にするよう、日々を大切に生きること
ジャケ買いですね。これは。実はもう1枚あるポスターの方がCoolです。
俳優陣が超豪華で、これだけでも楽しめます。
主人公宅で開かれるクリスマスパーティーに
続々と友人&その家族が集まってくる冒頭はふつうにホームコメディ的な
導入なのですが、会話から少しずつ不穏な空気感が出てきます。
それが、人類滅亡まであと・・・日ということで、少しずつ全貌が
明らかにされていきます。
人類最期の日が近づくにつれ、
人間の本性が出まくる展開で、このあたりが非常にブラックユーモア満載。
笑えたり、リアルすぎて笑えなかったり、ですが、
これが人間だよなぁと思うと、妙に納得してしまう展開でした。
どういうオチなのかなというのは、割と中盤あたりから気になっていた
のですが、ある事件をきっかけにラストが読めてしまいました。
そうきたか〜というオチであって欲しかったですが、そうではなかった(笑)
ディカプリオの「ドント・ルックアップ」ほどの衝撃はありませんでしたが
これはこれでちょっとした安心感を得られたので、良かったですね。
命のあり方について色々と考えさせられる作品。
特に最期の日がわかっている場合、どのように時間をつかうのか、を
考えてしまいました。
この映画から得た示唆は、
悔いのない人生にするよう、日々を大切に生きることです。
くよくよしている時間はないなと思いました。
よくこんなツマラン映画作れたね
誰が金出してくれんの?ゴチャゴチャグニュグニュ言いたいこともまとまらず、あの分かったような最悪映画おとなの事情に憧れたのかな?無理やりトラブル多発の状況をこねくり出して、しかもそれは途中でほっぽりだして、世界終末の話に切り替える。ほら!みんな!びっくりしたでしょ!と言わんばかりだけど、流れとか展開とかって言葉知ってる?まあとにかく人生の2時間をこんな映画にくれてやったことが悔やまれる。
くっそつまらない
毒ガスで明日世界が終わるみたいな設定は興味深かったのに本当に誰にも共感できない人たちのくだらない言い争いが冗長に続き見せ場もなくびっくりしてしまったため、時間の無駄と判断し、早回しにして終わりました
最後子供が生きてたってのは面白い点だったけどそれでどうにか⭐️半分くらいの評価
見る価値もなく時間の無駄なので同じクリスマスを題材にしたベターウォッチアウトのがまだマシ
深い話のようでそんなに深くない
地球終末を迎える人たちのお話。
深い話のようでそんなに深くない。
みんな大人しく政府の言うとおりに受け入れる。
そんなもんかなー もっとジタバタしそうですが。
最後の日を友達とパーティーで過ごすかなー
キーラ・ナイトレイは「エンド・オブ・ザ・ワールド」でも
地球終末を迎えたけど、「エンド~」の方が良かったよね。
ラストはそうなるとは思ったけど深くないねー
自分で考えることをやめた人のアホさがわかる映画
鑑賞後の気持ち
アホだなーって終始思ってた。
鑑賞後の心の変化
「みんなのため」とか「あなたのため」とか言うセリフは時として凶器になるんだと思った
鑑賞後の行動の変化
本当に相手のことを思うなら相手の選択を尊重するべき。相手は自分の考えを持つ人間だから
好きなシーン
なし
嫌いなシーン
全部
観ながら考えさせられる
前情報ナシ、サイトで見付けて何となく鑑賞。設定の割に現実感も、緊迫感も、希望も、絶望も、恐怖も、何もかもが不足していて薄っぺらい。ボーっと観ていられるだけに、自分ならどうするかちょっと真剣に考えてしまった。
最後死ぬと分かるならどうしますか? ?点
DVD観てたら面白そうだったのでジャケ写で見ようと思って借りましたが、面白くなければすごくも無い映画でした。
ジャンルとしてはブラックコメディらしいですが、ブラックジョークすぎる笑
前半はダラダラ展開が無さすぎで退屈しますが後半からやっと展開します。
あなたなら政府のゆう通りにしてピルで死ぬのか?それとも自分の頭で考えるか?
そんな考えさせる映画です。
最期の時を何でお前らで過ごすんだ、とか、 そもそもガスって何だ、と...
最期の時を何でお前らで過ごすんだ、とか、
そもそもガスって何だ、とか、
そういう仮定を飲み込んだら、とても面白く見れる映画でした。
親としての顔、友としての顔、恋人としての顔、生き物としての顔…。
憎み合い、愛し合い、手を繋ぐ人たち。
死という課題の上に乗っかった、人間模様を楽しめました。
ちょっとコメディ入ってるから見やすいのもとても良かったです。
観終わった後、すごく傷付いてた
映画館で観てさえいなければ、多少没頭せずに面白かった!で終わらせられる映画だったはず…
中盤まできちんと「何か来る」系のゾクゾク感が表現されていて、終末とは思えない軽い台詞回しがむしろリアルに感じられました。
予告の段階から「有毒ガスが発生して、政府は自殺を推奨している」という状況は知っていましたが、知らない体での少しずつ風呂敷を広げていく感じも面白かったです。
いろんな角度から、ひとつの問題について丁寧に書かれていて、大人たちの関係性や様々な家族の形があり、疑心暗鬼にさせてくれる映画でした。
終盤の両親が急いで自殺薬を飲むシーンが、とても胸が痛かったです。あえて軽い感じで撮られているのも相俟って、胸糞に持ってこようとしているのだろうかと感じました。
ただ、今後この映画が胸糞映画としてひとまとめにされるとしても、自分はそれ以上のメッセージを見つけられた気がします。ライトで胸糞なタッチにしなければ、表に出せなかったのかもしれない。好きな映画でした。
何の前情報も入れず適当なクリスマススリラーみたいな映画かと思ったら...
何の前情報も入れず適当なクリスマススリラーみたいな映画かと思ったら割とディザスターだった
ガスやピルは結局、あれは何なのかわからなかったけど、
ネット上にある情報は陰謀論なのかもう何が真実なのかわからないし、こんな自然災害?来たら国だって無理ゲー
理不尽な事故で死ぬかもしれないし、寿命かもしれないし、結局なんでもいいと思った
何を選択するかは自分で決めるしかない
いつ何で死ぬかわからないから、他の人の事など気にする暇があったら、自分の愛する人や大切な人のために時間を使おうってことなのかな、と。
でもそこらへんがけっこう適当で最後まで普段と同じく仲のいい友人たちと美味しいものを食べたり踊ったり歌ったり映画見たりジョーク交じりに語り合ったりして結局ダラダラ過ごした
というかこれしか出来ないよね?
っていうかこれハッピーエンドじゃね?
息子がコーラ冷えてないって親父がツカツカ一階まで何回もいく姿はちょっと滑稽だったけど、そう言うことなんだと思う
そんなコメディみたいな日常の一コマが大切なんだ
キティちゃんの内蔵飛び出し~は絶対フラグだと思ってたのにー(笑)
ETを見ていたジョジョラビット君なんだけど、これってハッピーなの?
そのローマングリフィンデイビス君がまだ15歳ってのが一番信じられない
ジタバタしない。
あんまりここまでハッキリと終末の人間を扱う映画も少なかった様な気がする。イギリス映画特有のブラックというか皮肉というか山盛りで面白いんですが、少しこじんまりとしてしまった作品。
アメリカだと「Don't Look Up」見たくなるのかな?
人類最後の時を何とかみんな理性的にポジティブに受け入れようとしてます、たぶん自分もそうすると思う。
最後の日は好きな人と好きな物食べて好きな音楽聞いて死にたいよね。
まあ、ギリギリになってエゴ吹き出しちゃうんですが、ギリギリのスラップスティック感や落ちもイギリス的で良かったと思う。
ブラックが過ぎる🤣
世紀末を思わせ、
ネットやTVなどの報道に翻弄される
まさに現代人を嘲笑したような作品だった。
ロシアがウクライナに侵攻するのを知ってて、
あのセリフを子どもに言わせたのか?と
思うほどのタイミングで怖ってなるわ😨
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先にみた#ザメニュー よりも、こちらの方が
より激しいブラックジョーク感満載に感じた
とはいえ、イギリスのジョークはよくわらかん🤣
Fu*kを連呼する子どもたち🖕
そんな汚い言葉を使うなという親たちも
ガンガンにF*ckの連発、これも何かのジョークですか😅
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人類滅亡の前日、誰とどう過ごすのかって
結構重要な場面で、学生時代の同級生と
酒を飲んで騒いでパーティする🎄🎅
大人はいいよね、酒を飲んで踊って恐怖心を
ほんの少しだけでも緩和させる術があるから。
そこに同じように、いや大人以上に死に
怯える子どもたちの気持ちを考える大人は
ここには誰もいない。これも何かのジョークか🎄🎁🎅🌟
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誰からも連絡してもらえなかった「リジー」
あのシーンは必要だったのかね🤔
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ラストは、予想通り。
なんのひねりもない、つまらん。
グリフィン・ファミリー大集合だけど…
過去イチhappy感が無いクリスマス作品であり
過去イチあたふたしなかった終末作品でした
神経質過ぎる美しき母親役キーラ・ナイトレー
ずっと少年でいてっ!と願いたい程可愛いローマン君❤️
鑑賞料金より高い交通費を使ったけど
この2人を拝めただけでも劇場に駆けつけた甲斐はあったかなぁってだけ…
上映館が少ないのも…否めないわ💦
大したことないが意外と奥深い
人類が滅亡してしまう夜を過ごす映画と言えば今年観た「ドント・ルック・アップ」を思い浮かべてしまう。基本的に地球や人類が滅びそうなとき、必死に生き残ろうとする姿を描く映画が多いので、本作みたいな映画はとても貴重。
とはいえ、全人類が死んでしまう毒ガスって?どこから発生したの?住んでる場所に来る時刻とかどうやってわかるの?苦しまずに死ぬピルはどうやって開発したの?とか、いろいろと考えてしまうことはあるが、そのあたりは一切説明はない。もう潔いくらい。そして、主人公たち以外が死ぬ場面をほぼ見せないのも不思議な感じ。本当に毒ガスが来るのだろうか?って思ってしまう。
家族が苦しむ姿は見たくない、苦しませたくないって思いから安楽死するピルを全員で飲もうとするのだが、そこに反抗する者も出てくるという流れはいい。観ている側としては状況説明がほぼない状態だから息子の主張も一理ある(というかそうなんじゃないか?とさえ思える)。そこがポイントなんだな。どのように最後を迎えるのかってことか。
そして自分が思うような死に方ってできないのかもしれないってことも考えさせられた。家族も一緒にとなると尚更だ。そのバタバタした感じも興味深い。
そんなことを総合的に考えると、最後の時を誰とどのように過ごすか?ではなく、周りの人の言うことを鵜呑みにしていいのか?がテーマな感じがしてしまう。そこまで面白い映画ではないけど、意外と奥深いぞ。
さくっと観られる終末映画
気が向いたときだけ、ぼちぼちメモしておこうかな。
あまり見てこなかったタイプの映画だったけど、「世にも奇妙な物語」でも観ているみたいに、誰かに感情移入することもなく、この映画のコンセプトを楽しめた。
もうすぐ毒ガスで全滅する運命が分かっている英国が舞台。一つの家に友人家族が何組が集まって、わいわいがやがや、クリスマスの晩餐をする。パーティーの後は、ガスで苦しむ前にピルを使って自害する予定、というストーリー。この家族たちが非常識だったり強欲だったり臆病だったり自己中心的だったり、普通に一長一短というか長より短が目立つ人々で、そこがこの映画にはいいんだなあと思った。ヒロイックにならないところが。
普通の人たちなので、ピルを飲む準備が上手にできなかったり、今さらそんなこともういいじゃないというレベルのケンカをしたりする。だからこそ、最後の最後には、折り合いが悪そうだった母の亡きがらを抱いて死ぬ娘の姿とかに、ちょっとぐっとくるのかな。逆に、自分が死ぬことの怖さで頭がいっぱいのお父さんとかがいるのも真実味がある。
『ジョジョ・ラビット』のジョジョ役のローマン・グリフィン・デイヴィスくん、お芝居めちゃくちゃ上手。この子と双子くん、3人とも監督の息子さんなのだそうな。リリー=ローズ・デップも今回はいい役をもらっている。
ただ、女性同士のカップルの描かれ方はかなり微妙。アレックス(黒人女性)が優しくておおらかだけど軽度の知的障害者みたいに見える。会話における反応という反応が鈍い。おまけに最後はアルコールを摂取し過ぎてピルを吐きもどしてしまい、パートナーの手をわずらわせる。この映画、どのキャラクターのことも突き放したように描いてはいるけど、この二人は特に冷遇されている気がして、そうするぐらいなら登場させないほうがいいよと思った。
【良かった点】 ありそうでなかったシチュエーションで、話自体は楽し...
【良かった点】
ありそうでなかったシチュエーションで、話自体は楽しめた。言葉の端々に今日が最後の一日感が感じられ不穏な雰囲気を醸し出す演出は面白い。ニュースや国の言うことを鵜呑みにし、もしそれが間違っていたら?という当たり前の疑問を忘れている社会に対するカウンターも孕んでいて、ラストカットは唸った。
【良くなかった点】
基本ワンシチュエーションで話が展開していくので、同じことの繰り返しを何度も見せられているように感じてしまった。中盤の中弛みは不可避で若干の睡魔にうなされた。
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